新年度を迎え、新しい仕事内容にも慣れたことだし、日々の生活に少し余裕が出てきたから、キャリアアップのために資格を取ってみようと思っているあなた。
この秋は、資格取得に向けた勉強の秋にしてみませんか?
- 秋から勉強を始めても間に合う資格3選
- 資格試験勉強で重視するべきポイント3選
- 資格試験に合格する効率の良いおすすめの勉強法8選
秋は、暑さも和らいで過ごしやすく、勉強を始めるのにちょうどいい季節です。
この記事を読んで、あなたが受けたいと思っている資格試験の勉強をすれば、合格すること間違いなしです。
資格試験に合格すれば、念願のキャリアアップも夢ではありません。
さあ、今日からさっそく始めてみましょう。
秋から勉強を始めても間に合う資格試験3選
新年度を迎え、新しい仕事にも慣れてきて、日々の生活に少し余裕が出てくるのが秋ごろです。
秋は、読書の秋・スポーツの秋などのように〇〇の秋といいますよね?
今年は、ぜひ資格取得に向けた勉強の秋にしてみましょう。
そこで、秋から勉強を始めても間に合う資格試験3選をご紹介します。
- 日商簿記3級(試験日:2月・6月・11月)
- 社労士 (試験日:5月)
- ウェブデザイン技能検定3級(試験日:12月)
日商簿記3級(試験日:2月・6月・11月)
日商簿記3級は、簿記検定の中で最も基礎的なレベルの資格で基本的な経理知識が身につきます。
2月の受験に向けて秋から勉強を始め、1日2〜3時間程度の勉強時間を確保できれば、3か月で合格を目指せます。
合格すると、年度末に向けての企業の決算準備期間に間に合い、勉強したことが大いに役立ちます。
簿記は、経理業務に携わらなくても、ビジネスシーンにおいて必ず役立つ基本スキルの1つです。
社労士(試験日:5月)
社労士は、人事や労務管理を行う専門家をいいます。
社労士の勉強を秋に始めると、5月の試験に向けて余裕をもって準備ができます。
試験は実技と学科があり、合格率は30%前後と低いので、試験範囲の網羅は必須といえます。
ウェブデザイン技能検定3級(試験日:12月)
1か月程度の勉強で目指せるのが、ウェブデザイン技能検定3級。
なんと、ウェブ業界では唯一の国家資格で、その入り口となるのが3級です。
試験は、ウェブデザインの入門的な内容で合格率は60%〜70%です。
ウェブの作成や運営に関する業務に携わる人には、必須の資格といえます。
資格試験の勉強で重視するべきポイント3選
資格取得に向けた勉強を始めようと決心してみたものの、何から手をつけたらいいか分かりませんよね?
そこで、まず資格試験の勉強で重視するべき3つのポイントをお伝えします。
- 満点・完璧を目指さない
- 分からなくても立ち止まらない
- インプットとアウトプットのバランスを重視する
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。
満点・完璧を目指さない
資格試験の最大の目標は試験に「合格すること」です。
しかし、中には資格試験の最大の目標を「資格の知識を完璧に理解して合格すること」にする人がいます。
その場合、勉強時間をどれだけ確保しても、全く足りないまま本番を迎えることになります。
資格とは、特定の分野の知識を「漏れなく」持っていることではなく、「一定以上」持っていることをいいます。
どの資格試験にも合格基準というものがあります。
資格によっては、合格基準となる得点や得点率が発表されています。
合格基準となる得点は、ある特定の教科・科目(あるいは全科目)に設定された合格最低点のことをいいます。
合格得点率は、合格確率が約50%前後の割合になる点数、または得点割合のことをいいます。
資格の知識を完璧に理解して合格することよりも、合格基準となる得点や得点率をしっかり把握し、合格点が取れるように勉強をすることが大切です。
分からなくても立ち止まらない
資格試験の勉強では「分からなくても立ち止まらない」ようにしましょう。
「完璧に理解して合格する」ことを目標にしていると、分からない問題や解説が出てきたとき、分かるまで考え込んでしまいます。
その問題や解説が分かるまでに一体、どれくらいの時間が必要になるのでしょうか?
もしかすると、いつまで経っても分からないままということも考えられます。
資格試験の勉強時間には限りがあります。
分からなくても立ち止まらずに、いったん飛ばして先に進みましょう。
インプットとアウトプットのバランスを重視する
試験勉強では、参考書を読んだり暗記をすることをインプット、問題を解くことをアウトプットといいます。
資格取得に向けて勉強をしようと決めると、まず参考書を買って、最初からじっくりと読み、頭にインプットをしっかりしてから、問題を解くアウトプットをしようとする人がいます。
その場合、インプットに思いのほか時間がかかり、アウトプットに費やす時間が不足しがちになります。
また、インプットに時間をかけていると、始めの頃に覚えた内容をすっかり忘れてしまうことも考えられます。
インプットとアウトプットのどちらかに時間が偏らないようにバランス良く勉強していきましょう。
資格試験に合格する効率の良いおすすめの勉強法8選
資格試験の勉強を始めるからには、効率よく勉強して合格したいですよね?
効率の良いおすすめの勉強法は以下の8つです。
- 出題範囲・科目・配点・出題数を確認する
- 過去問で試験全体の傾向をつかむ
- 参考書を「質より回数」で読み進める
- 問題集は最低3回解いてみる
- 暗記事項を整理する
- 視聴覚教材を活用する
- 重要なところのみを箇条書きでノートにまとめる
- 模擬試験を受ける
この8つの勉強方法を全て取り入れて勉強してもいいですし、8つのうちいくつかを組み合わせて勉強するのもいいでしょう。
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。
出題範囲・科目・配点・出題数を確認する
勉強を始める前に、試験の出題範囲や出題科目、点数配分と出題数を確認しておきましょう。
試験がどういった内容なのかを知ることは、合格への大きな一歩になります。
その中でも配点が高い問題や出題数が多い科目は、特に力を入れて勉強します。
反対に、配点が低い問題や出題数が少ない科目は、確保できる勉強時間によっては「勉強しない」という選択も必要です。
ここは重要であると考えられる問題や科目に時間を多く費やしましょう。
過去問で試験全体の傾向をつかむ
受験する資格の過去問があれば、最低でも3回分を手に入れましょう。
資格試験というのは、出題形式や難易度が大きく変わることは、滅多にありません。
実際に過去問を解くことは、出題傾向・難易度・時間配分をつかむための大きなヒントになり、本番でもスムーズに対応できます。
分からない問題が出てきても気にせず、過去問を解いてどんな問題・内容を問われるのかといったことを確認しましょう。
さらに手に入れた過去問の中で、最新の過去問は「先に解かない」ことがおすすめです。
最近の本番の試験と出題傾向が似ている可能性があるからです。
本番前の確認用としておき、試験日間近になってから勉強しましょう。
参考書を「質より回数」で読み進める
参考書を読んで理解を深めることは大切ですが、参考書の読み方には「精読」と「多読」の二通りあります。
「精読」は、一言一句を辞書で調べ、文章を一文ずつ丁寧に読んで理解する方法です。
「多読」は、辞書を使わず、分からないところは飛ばし、ざっと目を通すようにして読む方法です。
初めて読む参考書の場合、馴染みのない用語が多く、最初から「精読」をしてしまうと試験本番までに、読み終えられない可能性があります。
「多読」で参考書を読み、読み終えたら最初に戻り読み進めます。
すると、1回目に馴染みがなく難しいと感じた用語に対しての抵抗がなくなっていたり、理解できなかった箇所が、分かるようになっていたりすることに気づいていくでしょう。
こうして、2回目・3回目と「質より回数」で、参考書を読むと徐々に理解できるようになっていきます。
問題集は最低3回解いてみる
参考書を読んで内容を頭に入れるインプットと同時に、実際に問題を解くアウトプットをしましょう。
まず、問題集を1回目は、最初から最後まで通しで解きます。
ここで正解した問題は、試験本番でも解けるはずと考え、間違えた問題を覚えなおします。
2回目は、1回目の間違えた問題を解きます。
1・2回目ともに間違えた問題は、苦手またはきちんと理解していないので、参考書や解説を読み、復習します。
3回目は、1・2回目ともに間違えた問題を本番前に解きます。
こうすることで、試験直前の確認を効率よく終えることができます。
暗記事項を整理する
受験する資格によっては、考えるよりも覚えてしまうほうが早いということがあります。
暗記というのは、問題が出てくるたびに覚えるよりも、必ず覚えることとして整理しておき、一度に暗記するほうが効率的です。
必ず覚えることを紙に書き出し、移動時間や休憩時間などのスキマ時間に繰り返し暗記します。
暗記のコツは、「時間を置いて繰り返すこと」です。
記憶というのは、脳の「海馬」というところで、およそ一か月ほどかけて、情報を整理しているので、この期間内に繰り返したことが、重要な記憶として残るといわれています。
ですから、暗記した翌日・7日後・14日後・30日後と日にちをあけて暗記することで、記憶を効率よく定着させることができます。
視聴覚教材を活用する
インプットの手段は、参考書や問題集だけとは限りません。
受験する資格に視聴覚教材があれば、積極的に取り入れましょう。
文章で読んだ情報より、人から聞いたりテレビで観たことのほうが印象が強く残り、よく覚えていることがあります。
視聴覚教材は、スマートフォンやタブレットで視聴できるので、移動中や運動中などの「ながら勉強」をするのにとても役立ちます。
自宅では、参考書と問題集で勉強を進めて、外出先では視聴覚教材を使うなど、上手に使い分けましょう。
重要なところのみを箇条書きでノートにまとめる
試験対策のまとめノートを作る勉強法は、時間がかかる割にインプットされる量が少ないため、基本的にあまりおすすめできません。
おすすめは、「なるべく時間をかけずに重要なところのみを箇条書きにする」ことです。
もし、書き出すのに時間がかかるようであれば、その問題をきちんと理解していない可能性があります。
効率よくまとめるには、ノートに書きだす前に参考書をもう一度、読み直してから書き出すことです。
模擬試験を受ける
受験する資格によっては、模擬試験を実施しています。
本番と同じ難易度・試験時間・問題量の模擬試験で合格点に達していれば、本番でも合格できる可能性があります。
もし、合格点に達していなければ、点数の低かった科目・問題に絞って復習をします。
模擬試験を受けることは、自分の勉強の進み具合を知るきっかけになるので、積極的に受験しましょう。
模擬試験がない資格や受験ができない場合は、本番と同じ時間で最新の過去問を解きます。
最後まで解き切れるか確認し、時間がかかった問題があれば、その問題を繰り返し復習しましょう。
秋から勉強を始めても間に合う資格試験3選!効率の良いおすすめの勉強法も紹介 まとめ
この記事では、秋から勉強を始めても間に合う資格試験3選と効率の良いおすすめの勉強法をお伝えしました。
秋から勉強を始めても間に合う資格試験が3つあります。
どれも全ての社会人の一般常識・基礎として学んで損はない資格です。
- 日商簿記3級
- 社労士
- ウェブデザイン技能検定3級
そして資格試験の勉強で、重視するべき3つのポイントを頭にいれましょう。
- 満点・完璧を目指さない
- 分からなくても立ち止まらない
- インプットとアウトプットのバランスを重視する
重視すべき3つのポイントを頭にいれたら、次は資格試験に合格するために、効率の良いおすすめの8つの方法で勉強をします。
- 出題範囲・科目・配点・出題数を確認する
- 過去問で試験全体の傾向をつかむ
- 参考書を「質より回数」で読み進める
- 問題集は最低3回解いてみる
- 暗記事項を整理する
- 視聴覚教材を活用する
- 重要なところのみを箇条書きでノートにまとめる
- 模擬試験を受ける
この8つ全てを取り入れて勉強しても良いですし、8つのうちいくつかを試して自分に合ったものを見つけていくことも良いでしょう。
すでに使っている参考書や問題集でも、使い方しだいで勉強の効率を高めることができます。
資格取得に向けて勉強しようと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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