節分が近づくと、「今年の豆めきはどうする?」「どんな鬼が来るのかな?」なんて、家族の小さなお喋りがうまれますよね。そんな季節に、親子でゆっくり”鬼のお面”を作ってみるのはいかがでしょうか。

工作って難しそう。準備も大変そうだな…
「工作」と聞くと、準備や片付けのことを想像して少しだけハードルが高くなりますよね。
しかし、ご安心ください!家にあるものや100均で買えるものを使って、鬼のお面を作ることができるのです!



家にあるものを使うと、準備も片付けもとっても簡単ですよね。
しかも、作っているうちに子どもから「こんな鬼がいいな!」「この鬼、やさしそうだね」なんて、ふだん見えない想像力や気持ちがポロリとのぞくこともありますよ。
親子で一緒に手を動かして何かを作る時間は、ほんの数十分でもかけがえのないひとときになりますよね。
この記事では、誰でも気軽に始められる鬼のお面作りのアイディアをお届けします。
鬼のお面作りに必要な材料と道具


必要な材料と道具
- 画用紙(A4サイズやB4サイズがおすすめ)
- 折り紙
- マーカーや色鉛筆
- 平ゴム
- のり
- テープ
- はさみ
- 穴あけパンチ(お面に穴を開ける時に使用)



材料も道具も身近にあるものばかりですよね。
もし、これらの材料が家になかった時に代用できる材料もご紹介します!
家にあるもので代用できる材料
お面作りの材料が揃っていないときでも、あきらめる必要はありません。
ちょっとした工夫で、家庭にあるもので楽しく工作ができますよ。
- 画用紙…紙皿や紙袋で代用可。しっかりしていて、立体感もだせます。
- 折り紙…チラシのカラー部分を切りとると、ユニークな模様が楽しめます。
- 平ゴム…輪ゴムを使って、耳にかけることができます。
代用品を使えば、むしろ個性的で味のある仕上がりになって素敵な鬼のお面が出来上がりますよ。



材料がなくても、「作りたい気持ち」こそが最高のアイテムです!
時間にゆとりがある場合は、100均で材料を揃えることもおすすめします。
100均で購入できるおすすめアイテムもご紹介しますね!
100均で揃うおすすめアイテム
今すぐ材料が手元になくても、慌てなくて大丈夫です!時間にゆとりがあるときに、必要な材料を少しずつ揃えていくことも楽しいプロセスになりますよね。
- 画用紙や色紙…鬼の顔に使用。色を塗ったり、切り貼りして表情を作れます。
- 毛糸やお花紙…鬼の髪の毛や眉毛になります。カラフルな髪の毛の鬼も素敵です!
- シールやマスキングテープ…模様や装飾に使用。オリジナルの鬼のお面になりますよ。



身近なお店での買い物で、材料が揃うのは嬉しい!



普段の買い物のついでに購入できる手軽さがいいですよね。



ただ、工作中にケガをしないかが心配…
工作を楽しみたい気持ちと同時に、ケガをしないかという心配な気持ちもでてきますよね。
安心して楽しむために、材料選びのポイントと安全対策についてもお話します。
材料選びのポイントと安全対策
材料選びのポイントは、子どもの年齢や興味に合う素材を選ぶことです。
例えば2歳~3歳の頃は、指先の動きが発達する時期なので指先を使う工作も楽しめます。
折り紙やお花紙を丸めたり、シールを貼ったりすることができるので、その姿にあった素材を選ぶと”やってみたい!”という気持ちが芽生えますよね。



興味を持てる素材を考えた後は、安全面についても考えてみましょう。
材料を選ぶのと同時に、安全面について考えることが工作中の安全対策にもつながります。
2歳~3歳の頃は、まだ誤飲の心配があったり、手の大きさも小さいため大きい素材が扱いづらかったりしますよね。
誤飲防止の為には、小さすぎる部品を避けることやも口に入れても安全な素材を選ぶことなども材料を選ぶうえで大切なポイントになります。
また、角が丸くて硬すぎない素材にすると安全で使いやすいですよね。
材料を考えながら、「この素材は、見守りながら使うと安全に遊べそう」等、どうやって使えば安全に使えるかを一緒に考えると、安全面での心配もなくなります。



これで、材料選びと安全対策はばっちりですね!
子供と一緒に簡単!鬼のお面の作り方


今回ご紹介する鬼のお面は、画用紙で作るかわいいお面です。
貼ったり描いたりするだけの簡単なステップなので、子どもたちも楽しみながら参加できますよ。
- 好きな色の画用紙を使って、顔の形を切る(サイズは子どもの顔より少し大きめが◎)
- 折り紙をちぎって、鬼の髪の毛を作る
- 目・口・眉・角のパーツを画用紙や折り紙を使って切る(目は丸シールを使ったり、口や眉はマーカーで描いたりしてもOK)
- 鬼の顔に、のりを使って顔のパーツや角を貼る
- ちぎった折り紙を鬼の頭に貼る
- お面に穴を開けて、平ゴムを開けて通す
とっても簡単に作れますよね。これだけでもかわいい鬼のお面が作ることができるのですが、少しアレンジを入れて作ってみるのもおすすめです!
アレンジ例もご紹介しますので、良かったら試してみてくださいね。
アレンジ例やデコレーションアイデア
工作はアレンジを加えると、素敵な作品がたくさんできます!
今回は簡単なアレンジ例やデコレーションアイディアをご紹介します。
- 紙皿を土台にして、立体的なお面に変身
- 毛糸やお花紙を使って、鬼の髪の毛をアレンジ
- 布やフェルトのワンポイント使いで優しさアップ



順番にご説明しますね。
紙皿を土台にして、立体的になお面に変身
鬼の顔の土台を画用紙から紙皿に変えるだけで、立体感がでて顔らしさがアップします!
紙皿だけでなく、ティッシュの空き箱や紙袋も素敵な鬼のお面の土台に変身しますよ。
廃材をつかって遊ぶ楽しさも味わえるので、おすすめです。
毛糸やお花紙を使って、鬼の髪の毛をアレンジ
折り紙をちぎって貼るだけでもかわいい鬼になるのですが、毛糸やお花紙をつかうことで華やかさがアップします!
丸めたお花紙や毛糸を髪の毛として貼ることで、かわいい鬼やおもしろい鬼に大変身できるのです。
お花紙や毛糸は感触的にも気持ちよく、触って遊ぶ楽しさも味わうことができますよ。
布やフェルトのワンポイント使いで優しさアップ
鬼=怖いというイメージが強いですよね。怖くてお面を作りたくないな…という気持ちがでてくるかもしれません。
けれど、大丈夫!布やフェルトのワンポイント使いでとっても優しい鬼のお面に変身することができるのです!
優しい色の布やフェルトを眉毛や口に使うことで、表情に柔らかさがプラスされます。
怖い鬼が苦手でも、布やフェルトを使った鬼なら大丈夫になるかもしれませんね。



アレンジも加えたら素敵な鬼のお面になりそう。



自分だけの鬼のお面が出来あがるので、達成感もアップしますよね!
うまく作るためのコツと注意点



私は工作が苦手で…うまく作れるかしら。
できれば、鬼のお面をうまく作りたい…。みなさん、思うことですよね。
実は、鬼のお面をうまく作るちょっとしたコツがあるのです。何だと思いますか?
それは、子どもが”できること”を中心に工程を組むことです。
工程が難しいと、大人でも嫌になって作るのを諦めてしまいますよね。それは、子どもも同じです。
けれど、子どもができることをたくさん工程に入れてあげるとどうでしょうか?



自分でできる嬉しさが増えて、”もっとしたい!”という気持ちにつながりますよね。
実は、お面を上手く作るコツ=子どもが楽しむ気持ちなのです!
難しい工程を入れないように注意しながら、親子の会話も楽しんでお面作りができたら素敵ですね。
節分をもっと楽しむ!鬼のお面作りの魅力


そもそも、どうして節分に鬼のお面を作るのでしょうか。その理由について簡単にお話しますね。
節分にお面を作る理由
鬼の面の役割は、家や庭の鬼や邪気を払って福を呼び込むことです。
鬼は恐ろしい存在とされていますが、節分の風習では、鬼は善悪の識別や病気退散を象徴する存在として大切にされています。
また、鬼のお面には縁起を担う意味もあるのです。鬼のお面の模様は、豊穣や家族の安全を象徴しています。
そのため、お面を家や庭に飾ることで、幸せを招き、家族の結びつきを強めるとされているのです。
鬼のお面は、節分という行事にとって大切な役割を果たしているのですね。
親子で作るメリット
親子で一緒に鬼のお面を作る時間は、笑顔と発見がいっぱい詰まった特別なひとときになります。
実は、その特別な時間で得られるメリットがあるのです。



メリットを3つご紹介しますね。
- 心のつながりが深まる…子どもの発想を親が受け止めることで、自己肯定感がアップ!
- 季節の行事を通して文化を学べる…お面を作ることで、節分を身近に感じることができる
- 子どもの成長の”今”を感じることができる…貼り方、色選びなどに子どもの個性を発見
ご紹介した以外にも、メリットはたくさんあります!
親子で楽しみながら、たくさんのメリットを得られる鬼のお面づくりを、ぜひやってみてください。
作った鬼のお面で節分を楽しむ3つの方法


鬼のお面が完成したら、節分を楽しむ準備はばっちりです!せっかくお面を作ったなら、色々な楽しみ方ができたら嬉しいですよね。
そこで、ここでは節分を楽しむ3つの方法をお伝えします。
- 家庭での豆まきアイデア
- お面を使った写真撮影・SNS活用
- 他の節分飾りとの組み合わせ
家庭での豆まきアイデア
家庭での豆まきは、伝統行事を身近に、そして楽しく感じることができるチャンスです。
家族みんなで楽しめるような、ちょっとユニークな豆まきアイディアをご紹介しますね。
- 豆まき的あそび…新聞紙やチラシでボール豆をつくり、鬼の的に向けて投げる遊び
- 豆まきボックスゲーム…おもちゃ箱や空き箱に「鬼の口」の絵を描いて、新聞紙やチラシで作ったボール豆を投げ入れる遊び
- 福の神が登場…「福の神役」を用意して、豆まきの最後にごほうびやおやつを配る演出で節分の思い出を特別なものに



遊びの中に豆まき要素を取り入れると、盛り上がって楽しいですよ。
お面を使った写真撮影・SNS活用



節分の写真をオシャレな感じにしてみたい。
鬼のお面をつけたそのままの姿もかわいいですが、少し工夫をするとオシャレな写真も撮影できます。
例えば、家にあるおもちゃを子どもが座っている周りに置いて撮影すれば、カラフルな色味が入ることで写真にもメリハリがつきますよ。
動物のぬいぐるみを並べて、「鬼退治!」をテーマにした写真を撮るのも素敵ですよね。



家にあるものを使って、SNS映えする写真も撮影できます!
他の節分飾りとの組み合わせ
節分といえば、鬼のお面以外にも福の神、恵方巻、季節のお花などがありますよね。
さまざまな飾りを組み合わせれば、お部屋の中が節分の“わくわく空間”に早変わりします。
鬼のお面と相性の良い飾りの組み合わせも、ご紹介していきます。
- 「福の神」飾り…鬼のお面の横に、にっこり笑顔の福の神の紙飾りを貼って対比を演出
- 恵方巻の紙工作…折り紙や画用紙で作成。カラフルな具材で見た目も楽しい
- 季節の花とのコラボ…ひいらぎや梅を飾って、節分の雰囲気を楽しむ



節分飾りがあると、節分にもっと親しみやすくなりますね。
まとめ|親子で思い出に残る楽しい節分を過ごそう!
節分は、季節の節目を家族みんなで感じることができる大切な行事ですよね。
豆まきや鬼のお面作りなど、伝統的な風習も親子で一緒に楽しめば、心あたたまる思い出に変わります。
この記事では、親子で楽しく安全にお面を作る方法をお伝えしました。
- 子どもの年齢や発達に合わせた材料選びをする
- アレンジを加えて、個性あふれる鬼のお面作りを楽しむ
- 子どもができることを中心に、工作の工程を考える
鬼のお面が完成したら、あとは節分を楽しむだけ!ご紹介した節分を楽しむ3つの方法も、ぜひ試してみてください。
- 豆まきを遊びに変えて、家族みんなで楽しむ
- 家にあるものを使って、記念写真に彩りをプラスする
- 節分飾りを組み合わせて、節分の雰囲気づくりを高める
節分に向けて親子で過ごす時間は、季節を楽しむだけでなく、子どもの成長や個性に寄り添う”福の時間”にもなっています。
福も笑顔もいっぱいの、わが家だけの節分をぜひ楽しんでくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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