
来年のお正月はお家で過ごすので、必要な食材を準備しておきたいな♪
年度の抱負や健康、家内安全などの願いを込めて家族みんなで囲う、日常とはまたちょっと違う特別感を味わえるお正月。
久しぶりに家族がそろう時間でもあるからこそ、「せっかくなら、喜ばれるような、お正月らしい食材・飲み物(甘酒)を用意したい!」と思う方も多いのではないでしょうか。
ただ、そもそも「米麹と酒粕の違い」、「どこで売ってるか?」、「子ども飲めるかどうか?」など、意外と知らないことも多い甘酒。
- 甘酒はどんな飲み物か?
- 「米麹」と「酒粕」の違い、栄養素
- 子どもと一緒に飲める甘酒
- どこのスーパー・コンビニ・ドラッグストアに売ってるか?
- 甘酒を使ったアレンジレシピ♪
そこでこの記事では、子どもと一緒に楽しめるおすすめ甘酒の選び方や、どこで売っているか(スーパー・コンビニ・ドラッグストアなど)をわかりやすく紹介します!
次のお正月準備の際に、ぜひ参考にしてみてください!
甘酒とはどんな飲み物?知っておきたい入門知識


甘酒の歴史
甘酒の歴史はなんと遡ること、約1,300年前の「奈良時代」。
甘酒は当時、「醴」や「醴酒」と表記されていおり、高級酒の1つである「御酒槽(ごしゅそう)」として親しまれていました。
実際に、日本最古の国家歴史書として名高い「日本書紀」にも、第15代天皇である応神天皇が口にしたといわれています。
奈良時代においては、天皇への献上品とされるほど、特別な高級酒として親しまれてきた甘酒でしたが、江戸時代以降からは、甘酒売りが町で盛んにおこなわれるようになり、次第に庶民の間でも日常的に広く飲まれるようになりました。
まさに甘酒は、昔から日本のお祝い事や季節の文化、さらには日常生活まで幅広くとともに歩んできた伝統的な飲み物であったことが伺えます。



今は冬のイメージで定着している甘酒は、実は夏の栄養ドリンクだったのですね!
- 奈良時代以降に、祝いの場を彩る甘い飲み物として広まったため
- 栄養価が高く、お正月の無病息災・長寿を願う「縁起物」としての意味を持つため
- 甘酒の原料である「お米」の豊作を祈り、神様にお供えするため
これまでお正月に何気なく取り入れてきた甘酒も、こうした歴史ある背景がわかると、楽しみ方が一段と広がりそうですね♪
■参考:農林水産省 / マルコメ / OH!!!~発酵、健康、食の魔法!!!~
甘酒は2種類ある!「米麹」と「酒粕」の違い
では、甘酒の歴史が分かった上で、次は「米麹」と「酒粕」の違いについてみていきましょう。
大きく分けると材料とアルコールの有無に違いが表れています。
米麹 | 酒粕 | |
---|---|---|
材料 | 米・米麹・水 | 酒粕・水・砂糖 |
アルコール | × | ○ |
地域性 | 醤油・味噌などの発酵文化が根付いた地域に多い | 酒造メーカーが所在する地域に多い |
このように、同じ「甘酒」といっても、米麹と酒粕ではまったく異なる個性があります。
味わいはもちろん、材料やアルコールの有無、また身近なスーパーで見かける甘酒はどちらの種類なのか?など、自分にぴったりの甘酒を調べて選んでみるのも楽しいですね。
甘酒に秘められている栄養素
次は、栄養素についてみていきましょう。
甘酒は古来より、「飲む点滴」と称されるほど、栄養素が高い飲み物として親しまれてきました。
こちらの表を見ると分かるように、甘酒で補える栄養素は、かなり豊富であることが分かります。
種類 | 効果 |
---|---|
ブドウ糖 | 疲労回復 脳・筋肉への主要な成分として効率よくエネルギーへ分解 |
アミノ酸 | 健康維持 体内で生成することのできない、9種類の必須アミノ酸 |
ビタミンB群 (ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6など) | 生活習慣病の予防・倦怠感改善 |
オリゴ糖 | 腸内環境・虫歯予防・肌の調子を整える・アレルギー症状の緩和・コレステロール上昇の抑制 |
食物繊維 | 整腸・血糖値上昇の抑制・血液中のコレステロール濃度の低下 |
初詣の参拝の際に、何気なく飲んでいた甘酒には、こんなにも栄養素が含まれていたことに、驚かれる方も多いのではないでしょうか♪
かといって、体に良いからとの理由で飲みすぎると、糖質の摂り過ぎになってしまう可能性もあるため、適量を意識したいところです。



ちなみに甘酒の1日あたりの摂取目安は、100mL程度といわれています
実際に、株式会社明治によると「現代日本の食生活において不足しがちな栄養は、たんぱく質、食物繊維、ビタミン7種、ミネラル5種」であることを明らかにしています。
まさに甘酒は日々忙しい中で、栄養バランスの乱れが気になる方にとっては、栄養満点の飲み物なのです。



食欲がない日や、ちょっと疲れがたまっているときにも、無理なく体に栄養を届けてくれる優しい味方なのですね!
■参考: 株式会社 明治 – Meiji Co., Ltd.
子どもと一緒に飲める甘酒とは?


子どもに安心して飲ませられるかどうか?の視点で考えると、アルコールの有無は、購入の決め手を分ける大切なポイントです。
たしかに「酒粕」には微量のアルコールが含まれていますが、加熱工程の際にアルコールは蒸発するため、実は最終的には「酒粕」タイプの甘酒にはアルコールはほとんど残らないとされています。
実際、工程図を見てみると、「酒粕」は加熱の過程を経て作られていることがわかります。


ですが、お子様は成長過程であることを踏まえると、安全第一を考えて「米麹」タイプの甘酒を購入されることをおすすめします。
具体的にどんな商品がある?
具体例として、森永製菓の商品である、「森永のやさしい米麹甘酒」を例に挙げると、こちらはアルコール分が0.00%のため、お子様や、妊娠中・授乳中のお母さまも安心して飲むことができます。
その日の体質やご体調に応じて、甘酒を取り入れて嗜めるのは嬉しいポイントの1つですね♪


冷たくして飲むのはもちろん、寒い季節には温めて飲むことで体もポカポカに。
甘酒はどこで売ってる?


では、次は実際にどこで甘酒が売ってるのかみていきましょう♪
今回は、各スーパー・コンビニ・ドラッグストア等のブランドの公式通販サイト(2025年10月時点)をもとに、甘酒の取扱状況を調査してみました。
「紙パック」タイプで手軽に飲めるものから、上品で高級感を感じられる「瓶入りタイプ」。
さらには、日常的に飲みたい方向けの大容量パックから、ちょっと試したいという方向けにぴったりの少量タイプまで、ニーズに応じた豊富なラインナップが揃っています。
*クリックすると各サイトの甘酒検索ページ(若しくは、ログイン・TOP画面)にジャンプします
身近なスーパーで買える甘酒(イオン・イトーヨーカドーなど)
イオン | ○ | イトーヨーカドー | ○ |
---|---|---|---|
ライフ | ○ | 西友 | ○ |
ダイエー | ○ | コープ | ○ |
ヤオコー | ○ | 東急ストア | ○ |
やまや | ○ | 成城石井 | ○ |
ベルク | ○ | オーケー | ○ |
業務スーパー | ○ | ツルヤ | ○ |
コストコ | ○ | 万代 | ○ |
ゆめマート | ○ | スーパーサンエー | ○ |
富澤商店 | ○ | 無印良品 | ○ |
●地元/生産地での甘酒が欲しい方……
→地域に根ざしたスーパーがおすすめ♪
(例)ツルヤ:地元/長野県産のお米100%を使用した、 米糀甘酒を購入することができます。
●自分で甘酒やみそを作ってみたい方……
→材料そのもので売ってる商品がおすすめ♪
(例)業務スーパー:水に戻すことなくそのまま使用できる米麹で、たっぷり大容量の1㎏タイプです♪
旅行先や帰省の際に、地域限定の味に出会えるのも楽しみのひとつですね!
実際の販売状況は店舗によって異なりますので、お近くの店舗や公式通販ページでチェックしてみてください♪
コンビニ・ドラッグストアでも買える?
お仕事帰りや、散歩などのちょこっとした寄り道として行きやすい、コンビニ・ドラッグストア。
身近に売ってるからこそ、朝ごはんやおやつの時間、さらには夜のリラックスタイムまで、子どもと一緒に甘酒を楽しめる場面がたくさん増えそうです♪
甘酒をもっと楽しむ!子どもも楽しめるアレンジと活用法


「飲む点滴」として、非常に栄養価が高い甘酒。
どこで売ってるかが分かったところで、これからは甘酒をもっと楽しく、美味しく、そして家族みんなで楽しめる方法をご紹介します♪
今回は、特にお子さまにも喜ばれる①スイーツ系 、また大人も楽しめる②お食事系 ③アレンジドリンク の3種類を軸にピックアップしてみました。
毎日の食卓に取り入れて、ぜひ甘酒の新たな魅力を再発見してみてください♪
甘酒×スイーツ系
【甘酒豆乳プリン】| 調理時間180分


【甘酒フレンチトースト】| 調理時間15分


甘酒×お食事系
【甘酒エビグラタン】ホワイトソースにMIX♪| 調理時間40分


【鶏むね肉の唐揚】糀甘酒でふっくらジューシー!| 調理時間30分


甘酒×他のドリンクとMIX♪
【甘酒カルピス】リンゴ入りで食感も◎ | 調理時間10分


【甘酒豆乳】| 調理時間5分


まとめ|甘酒の特徴を掴んで、子どもと一緒に楽しめるお正月を♪
「甘酒」と聞くと、旬はお正月、またお酒という名称が故、子どもは飲めないのでは…?と想像しがち。
ですが、実は甘酒が誕生した奈良時代は、高級酒で夏の飲み物であったこと。
また、アルコール度数0.00%の甘酒も売っていることが分かりました。
甘酒の特徴を振り返り、次のお正月の準備にぜひ役立ててみてください♪
- 発祥は奈良時代以降で、当時は天皇の献上品としての高級酒だった
- 栄養価の高さから、「飲む点滴」として親しまれ、当時夏バテ対策や武士がお酒を飲む前の悪酔い防止の飲み物として重宝された
- 6月下旬~9月上旬の夏の時期に多く飲まれていた
- アルコールの有無
●米麹:無し
●酒粕:有り (加熱工程の際にアルコールが蒸発するたためほとんどアルコールは含まない) - 材料が米麴 or 酒粕かの違い
- 栄養素
ブドウ糖・アミノ酸・ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6など)・オリゴ糖・食物繊維
- アルコールが含まれていない「米麹」タイプの甘酒がおすすめ♪
ドラッグストアに売ってるか?
- スーパーなど
イオン・イトーヨーカドー・ライフ・西友・富澤商店・無印良品 etc…… - コンビニ
ファミマ・ナチュラルローソン etc…… - ドラッグストア
マツキヨココカラ・セイムス etc……
- スイーツ系(参考:デリッシュキッチン・ダイエー食)
豆乳プリン・フレンチトースト - お食事系(参考:クラシル)
エビグラタン・鶏むね肉の唐揚 - ドリンク系(参考:クラシル・Food for Well-being)
甘酒カルピス・甘酒豆乳
▼お正月の準備を進めていらっしゃる方は、こちらの記事もおススメです。




最後までお読みいただきありがとうございました。
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