
アクアリウムって癒されるけど、お金がかかりそう



今は100均からもアクアリウム用品がたくさん出てるんですよ!
優雅に泳ぐ魚に、幻想的に波打つ水草。
水族館のようなアクアリウムがおうちにあったら素敵だと思いませんか?
最近はホームセンターなどでもアクアリウムの設備が買えるようになりましたが、すべて揃えようとするとやはりそれなりに予算がかかってしまいそうですね。
初心者にとっては、お金をたくさんかけて、もし飼育に失敗してしまったら?と考えるとなかなか始めるのに勇気が要ってしまうのではないでしょうか?
しかし安心してください!
この記事では、100均でも手に入るものを使って、手軽にアクアリウムが作れる方法をご紹介します。
まずは、気軽に始めてみて、飼育に慣れてきたら本格的なアクアリウムを作っていくのもいいでしょう。
あなたのアクアリウムデビューを応援します。
どうぞ最後までお読みください。
アクアリウムとは


アクアリウムとはなんでしょう?
水族館とはどう違うの?
普段はあまり言葉を意識して使っていないと思いますが、まず初めにアクアリウムの定義や種類をお話ししましょう。
アクアリウムの定義
最近アクアリウムという言葉をよく耳にするようになりました。
アクアリウムとは、魚や貝、海老などを飼育する意味で使われると思われますが、実際は飼育することばかりでなく、水草や背景も含めた環境を作ること自体をアクアリウムと呼びます。
アクアリウムは英語で「Aquarium」と表記されます。
「Aqua」が「水」を表し、「rium」はラテン語が変化した「~に関するもの」という意味です。
アクアリウムの種類
アクアリウムは環境や飼育するものによっていくつか種類が分かれます。
以下の3つのポイントをご確認ください。
淡水か海水か
淡水は、川に住む魚を飼うもの、海水は海に住む魚を飼うものです。
淡水魚はカルキを抜くだけで水の準備ができ、初心者にも育てやすい利点があります。
一方海水は、淡水よりも維持管理は難しいものの、華やかな熱帯魚など見栄えのよいところが特徴です。
生物メインか水草メインか
魚、海老などの生体を育てて餌をやったり泳ぐ様を鑑賞するのを楽しむか、生体はあまり置かずに水草をメインに育てるやり方があります。
陸上部分があるか
水槽の位置を低くして、陸地を作るアクアリウムの一種で、テラリウムとも呼ばれます。
最近注目されている分野です。
自分にあったスタイルを見つけて、あなたの個性の光るアクアリウムを作りましょう。
アクアリウムを作るのに必要なもの


アクアリウムを始めるには、なにが必要なのでしょうか?
魚を迎えるまでに準備するものの他、飼育するにあたって必要になってくるものをあわせてご紹介します。
100均でもアクアリウム用品がたくさん出回っています。
以下、〇のついているものが、100均で揃えることのできるものです。
最初に揃えるもの
まず初めに、飼育を始めるにあたって準備しておくものをご紹介します。
これだけ備えれば、魚を育てる環境を作ることができます。
〇ろ過器(フィルター)
水をろ過することで、魚のフンや食べ残し、水草の破片といった汚れを取り除き、常に水槽内をきれいに保つことが可能です。
たくさんの種類がありますが、初心者には扱いの簡単な外掛け式フィルターがお勧めです。
〇塩素中和剤(カルキ抜き)
カルキ抜き剤は、水道水の塩素を無毒化するアイテムです。
水道水に含まれる塩素は消毒のために入れられていますが、魚の呼吸器系に影響を与えてしまいます。
そのため、カルキ抜き剤などの中和剤を使い、塩素を無毒化することが重要です。
〇照明(LED)
照明にはLEDと蛍光灯、メタハラの3種類あります。
水草を育成する場合には強い光が必要となり、低価格帯のLEDでは十分な光合成が行えず高いメタハラがおすすめですが、通常はLEDで十分です。
〇ソイル(砂)、小石など
ソイルとは、アクアリウム用に土を高温で焼いて粒状に加工して固めたもので、水槽の底に敷く底材のこと。
水草が育ちやすくなり、生体に害のある物質を吸着し、水の状態を良く保ってくれます。
一般的なソイルの場合、寿命は半年~1年くらいとされています。
〇水草
きれいな景観のアクアリウムを作りたい場合には水草は必須アイテムです。
最近はカラフルな人工プランツも販売されており、水草の成長を待たずに景観を作ることも可能です。
〇餌
食べやすい「フレークタイプ」、水が汚れづらい「顆粒タイプ」、エサの頻度を減らせる「タブレットタイプ」などがあります。
初心者であれば、手で砕いて魚に合わせて大きさを調節できるフレークタイプが使いやすいです。
水槽
30㎝の小型のものから120㎝の大型のものまであります。
素材も、ガラス、プラスチック、アクリルなどのうち、初心者には値段も安く、平年劣化の少ないガラスを選ぶとよいでしょう。
ヒーター
熱帯魚は最適な温度が25℃と言われており、ヒーターがあると安心です。
室温で飼育可能な場合でも、旅行や出張などで長期間家を留守にするなら、水槽用ヒーターがあったほうがよいでしょう。
水温計
魚は温度変化に敏感です。
常に水温をチェックして、一定の水温を保ちましょう。
魚、エビ、貝などの生体
初心者は丈夫で育てやすいものからアクアリウムを始めましょう。
魚なら、購入しやすく環境変化に強い淡水魚がおすすめです。
お手入れの際に必要なもの
衛生的な生息環境を保つには、水の入れ換えや水槽掃除などのメンテナンスも欠かせません。
日々のお手入れに向けて、以下のような清掃グッズも用意しておきましょう。
〇メラミンスポンジ
メラミンスポンジは、水槽に付着した汚れを取るのに便利なアイテムです。
水槽の表面を傷付けずに汚れを落とせるうえに、ゴシゴシ擦らなくても簡単にキレイになるのでおすすめです。
〇ヘラ
ヘラは、おもに水槽にこびり付いたコケを除去するのに使う道具です。
水槽を長くキレイに維持したい場合には、お手入れ用品としてヘラも準備しておくと便利でしょう。
〇ブラシ
ブラシは、ろ過装置などの水槽アイテムを掃除する際に使用します。
ブラシ部分が細いパイプ用のタイプは、より細かい部分のお手入れにも使いやすくておすすめです。
〇バケツ
水槽の水の入れ換えには、バケツがあると便利です。
アクアリウムの水交換の際に、水槽から吸い出した古い水を受け取るのにバケツを使います。
〇エアポンプ
汚れた水を取り除いたり、水の入れ替えにあると便利です。
ホース
ホースもバケツ同様に、主に水槽の水交換に使用します。
100均の設備を使って作るアクアリウム


これまでアクアリウムを作るのに必要なものを見てきました。
100均で揃えることができる設備もたくさんありますね。
ここからは、実際にアクアリウムを作るやり方をご紹介します。
ボトルアクアリウムとは
ここまでで、塩素中和剤(カルキ抜き)、餌、、照明、レイアウト用の水草、砂、お手入れ用品などは100均でほぼ揃えられることがわかりました。
しかし、大事なものが二つ、魚と水槽は、さすがに100均では揃いません。
魚に関しては、例えばメダカなら1匹が100円~300円ほど。
水槽は約2000円からが相場と言われています。
魚は生き物なので100均で買えないのは仕方ないことですが、水槽は買うと高いので、なんとか安く済ませたいですよね。
そこでおすすめしたいのが、100均ショップで300円以上で売られている、梅酒などに使うガラス瓶です。
このガラス瓶を使ったアクアリウムは「ボトルアクアリウム」と言われ、狭い場所でもおけることから、近年人気を集めてきています。
魚を2匹以上入れたいのであれば、3リットル以上のものをお勧めします。





ボトルアクアリウムなら私でも気軽に作れそうです!
ボトルアクアリウムを作ってみよう
それでは、実際に100均にあるものを使って、ボトルアクアリウムを作ってみましょう。
使用するもの
- ボトル
- 魚、海老などの生体
- 石、ソイルまたは砂
- 照明
- 水草、流木などのレイアウト素材
- カルキ抜きした水
作り方の手順
1.ボトルをよく洗う。
2.ソイルを置く。
麦飯石などの大きなものを最初に入れ、一番上に細かいソイルや砂を入れます。
3.流木や小石などの大きな置物を置く。
4.底砂が隠れる程度まで水を入れる。
水はカルキ抜き剤などで水道水のカルキを抜いたものを使います(薬剤を入れすぎると魚に毒になるので、規定量を厳守しましょう)。
5.水草を入れる。
100均でも、人工水草が何種類か売られています。
大きさを見ながら好みの長さにカットして、ピンセットで田植えをするように入れていきます。
6.残りの水を入れる。
7.生体を入れる。
魚や海老などは最後にいれましょう。
できれば、ある程度ろ過バクテリアが定着するまで2週間ほど間を置ければ衰弱を防げます。
8.照明をセットする。
育てるコツと3つの注意点


アクアリウムは簡単に作ることはできますが、生き物を飼育するので失敗したくないですよね。
ここでは、特にボトルアクアリウムを作るにあたって飼育しやすい魚、注意点などをお伝えします。
飼育しやすい魚は?
ボトルが小さいので、大きな魚には向きません。
また、ヒーターを使わないので、寒さに弱い熱帯魚も避けたほうがよいでしょう。
ボトルアクアリウムに適した魚には、以下のものがあります。


メダカ
たくさんの品種があります。丈夫で飼育しやすいのが特徴です。


アカヒレ(コッピー)
寒さにも、水質の悪化にも比較的強いです。


グッピー
寒さに強く、見た目に色が美しく見栄えがします。


プラティ
寒さに強く、メダカの仲間ですが鮮やかな色が特徴で、女性に人気が高いです。


ベタ
優雅で美しく人気の高い魚です。
やや大型ですので大き目の容器で飼ってください。


ミナミヌマエビ
寒さに強く育てやすい上、魚の餌の食べ残しや苔を食べてくれるありがたい生物です。
飼育の注意点
水槽と違い、ボトルという小さい容器で魚を育てるのには特に気をつけるべきことがあります。
主な注意点を3つ挙げておきます。
1,水質が悪化しやすい
水量が少ない上にろ過器も付けないので、水質が悪化しやすくなります。
こまめに水を替えましょう。
水槽は週に2回程度でよいのですが、ボトルの場合は水替え、補充は毎日3分の1ほど行いましょう。
汚れや苔もたまる前にこまめに掃除しましょう。
また、生体は水約1リットルに1匹程度を目安にして、過密にならないようにしましょう。
2.水温が変わりやすい
暑さ、寒さの影響を受けやすいです。
特に夏場は直射日光が当たらないように注意しましょう。
3.蒸発が早く、水の量が減りやすい
水量が少ないので、すぐに蒸発してしまいます。
余裕を持って、こまめな水の補充を心がけましょう。
100均を使ってアクアリウムを気軽に始めよう
これまで、100均を使って気軽にできるアクアリウムについてお伝えしました。
100均で買えるガラスボトルを使って作るボトルアクアリウムであれば、気軽に始められそうですね。
アクアリウムとは、魚を飼育することばかりでなく、水草や砂など飼育する環境つくりのことを指します。
アクアリウムの種類には、淡水か海水か、生体メインか水草メインか、テラリウムにするのか等がありました。
アクアリウムを作る際に準備するものは以下の通りです。
〇は100均で揃います。
〇ろ過器
〇塩素中和剤(カルキ抜き)
〇照明
〇ソイル
〇水草
〇餌
水槽
水温計
ヒーター
生体
〇メラニンスポンジ
〇ヘラ
〇ブラシ
〇バケ
〇エアポンプ
ホース
100均を使って、手軽にアクアリウムを始めるなら、ガラス瓶を使って作るボトルアクアリウムがお勧めです。
魚などの生体を除き、ボトル、石、ソイルまたは砂、照明、水草や流木などのレイアウト素材など、100均で揃う設備があれば簡単にできてしまいます。
飼育するなら、淡水で育ち、小型で寒さに強く丈夫な生体を選ぶとよいでしょう。
おすすめは以下の生体です。
- メダカ
- アカヒレ
- グッピー
- プラティ
- ベタ
- ミナミヌマエビ
飼育するにあたっては、
- 水質が悪化しやすい
- 暑さ寒さの影響を受けやすい
- 蒸発で水が減りやすい
などの注意点がありました。
- 過密にならないようにする
- 水をこまめに入れ替える
- 直射日光を避ける
などして生体に負担をかけないようにしましょう。
注意すべきことはありますが、すべて揃えても1000円ちょっとでアクアリウムができてしまうなんて魅力的ですね。
もちろん余裕があれば、本格的な水槽やヒーターなどを購入して、美しい熱帯魚を飼ってみるのもよいと思います。
この記事があなたの素敵なアクアリウム作りの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。



あなたのアクアリウムが成功するよう祈っています
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