デコパージュ初心者卒業!紙ナプキン以外で試したい素材3選

自分のお気に入りの柄で、世界に1つの作品を作れるデコパージュは魅力的ですよね。

デコパージュといえば、紙ナプキンが主流です。

紙ナプキンは次の3ステップで簡単にデコパージュできます。

基本のデコパージュ
  1. 貼り付けたいアイテムにデコパージュ液を塗る。
  2. 紙ナプキンをのせ、しわにならないよう空気を押し出しながら貼る。
  3. 紙ナプキンの上からデコパージュ液を塗り、コーティングする。

デコパージュ用のペーパーやマスキングテープなど、薄い素材はこの方法でデコパージュできます。

読者さま

紙ナプキン以外のデコパージュにもチャレンジしたいけど、複雑そう……

筆者

素材ごとの特徴をつかめば、紙ナプキン以外でもデコパージュできます!
様々な素材とアイテムで自由なデコパージュを楽しみましょう!

この記事では、デコパージュの素材として折り紙や紙袋などの紙製品、写真、布やレースなどの生地の3つを取り上げ、特徴やデコパージュ方法を解説します

デコパージュするアイテムも多数紹介しているので、何を作るか決まっていなくても大丈夫。

ぜひ記事を読みながら、アイデアをふくらませてください!

試したい素材とアイテムを決めたら、必要な道具を確認して準備しましょう。

完成後の作品を長持ちさせるためのポイントもまとめていますので、作るとき、作り終わった後にも参考にしてください。

目次

デコパージュ作品の幅を広げよう!紙ナプキン以外の素材とアイテム

デコパージュに使う素材と作るアイテムの組み合わせで作品の幅はぐんと広がります。

紙製品、写真、布・レース、それぞれの特徴を知って素材選びをしましょう。

アイテムもたくさんあるので作りたいものを探してみてください。

紙ナプキン以外でデコパージュできる素材と特徴

紙ナプキン以外の素材の特徴は以下の通りです。

デコパージュできる素材と特徴

紙製品:紙ナプキンよりも厚みがあるので、薄くする作業が必要。

写真:普通の写真プリントは厚みを薄くする。転写シールに印刷すれば、薄くする必要なく作れる。

布・レース:薄いものを使うと成功しやすい。生地がデコパージュ液を吸収するので液は多めに使用する。

素材によって必要な工程やコツが違います。

デコパージュの方法で具体的に説明しますね。

自分が使いたい素材がどの特徴に当てはまるかが分かれば、上記の3種類以外の素材でもデコパージュできますよ。

デコパージュできるアイテム

デコパージュできるアイテムもたくさんあります。

デコパージュできるアイテム

布製品:バッグ・ポーチ・上靴など

インテリア:キャンバス・木製パネル・石鹸・缶

日用品:スマホケース・コースター・トレイ

キャンバスやコースターのような凹凸のないものから始めるのがおすすめです。

慣れてきたら、靴やスマホケースのように曲線のあるものにチャレンジしてみましょう。

道具できれいな仕上がりに!デコパージュの必需品と便利グッズ

デコパージュに欠かせないのがデコパージュ液をはじめとした道具です。

どんなデコパージュにも必要な道具5つと、デコパージュをきれいに仕上げるためのグッズを紹介します。

使う素材やアイテムによって便利なものは異なるので、自分の作品に合わせて選んでくださいね。

デコパージュの基本の道具

デコパージュしたい素材と、作るアイテムが決まったら基本の道具を揃えましょう。

デコパージュに必要な道具は次の5つです

デコパージュの基本の道具
  • デコパージュ液
  • 平筆
  • はさみ
  • デコパージュ液を入れるカップ
  • 敷くもの

はさみは素材を切るときに使います。

素材に合わせて、工作用はさみまたは裁ちばさみを準備しましょう。

デコパージュ液には、1本ですべての工程に使えるオールマイティータイプのほかに、トップコートや、白色のもの、布用のものもあります。

アイテムに合わせて選びましょう。

デコパージュ液はお弁当カップなどに出し、平筆で取りながら塗ると均一に塗れます。

作業のときに敷くものは、クリアファイルのように作品とくっつきにくいものがおすすめです。

液垂れしない平面の作品であれば新聞紙を敷いてもできますが、作品に貼りついてしまう可能性があるので十分注意してください。

100均で買える便利グッズ

デコパージュの基本の道具に加えて、紙ナプキン以外のデコパージュを綺麗に仕上げるために便利なグッズも100均で購入できます。

100均で買える便利グッズ
  • へら、スポンジ
  • 歯ブラシ
  • 紙やすり
  • デコパージュペーパー、コラージュペーパー、マスキングテープ
筆者

用途を説明しますので、作りたいアイテムや素材に合わせて準備してください!

へらやスポンジで空気を内側から外側に抜くと、しわやよれのない仕上がりにできます。

歯ブラシは厚みのある紙製品をデコパージュするときに使います。

紙を薄くするために、裏側を擦り落とすときにあると便利です。

紙やすりはスマホケースなど、プラスチックのアイテムにデコパージュするときに使います。

表面をざらつかせることでデコパージュがはがれにくくなりますよ。

デコパージュペーパー、コラージュペーパー、マスキングテープなどは、そのまま簡単にデコパージュできる素材です。

紙ナプキン以外のデコパージュにプラスするだけで作品を華やかにできますよ。

素材やアイテムも充実しているので、100均だけですべて揃えられます。

紙ナプキン以外のデコパージュを成功させる方法とコツ

素材ごとに以下の3つに分けてデコパージュの方法とコツを紹介します。

  • 折り紙・紙袋
  • 写真
  • 布・レース
読者さま

3つだけだと少ない気が……

筆者

安心してください!
折り紙・紙袋のデコパージュ方法は紙製品全般に、写真のデコパージュ方法はオリジナルの印刷物全般に応用できます。

この3つの素材のデコパージュを押さえておけば初心者は卒業です!

折り紙・紙袋のデコパージュ

折り紙や紙袋は、デコパージュペーパーや紙ナプキンに比べて厚みがあります。

そのため、デコパージュ液で表面をコーティングし、裏面をはがし薄くしてからデコパージュします

折り紙・紙袋のデコパージュ方法
  1. デコパージュしたい大きさに紙をカットする。
  2. クリアファイルの上で、柄のある表面にデコパージュ液を塗り、乾燥させる。
  3. 手順2を2~3回繰り返す。表面にフィルムのような薄い膜ができているのが目安。
  4. 十分乾いていることを確認し、30分~1時間水につけて裏面の紙をふやかす。
  5. 水から出して軽く水気を取り、指の腹や歯ブラシで裏面の紙を擦り落とす。
  6. 紙が乾燥したら基本のデコパージュと同様に、アイテムにデコパージュ液を塗り、その上に紙を配置する。
  7. 乾燥し貼り付いたら、紙の上からも再度デコパージュ液を塗り、乾燥させる。

デコパージュ液で表面をコーティングしているため、紙ナプキンよりも破れにくく失敗が少ないです。

折り紙と紙袋だけでなく、たいていの紙製品はこの方法でデコパージュすることができますよ。

写真のデコパージュ

写真をデコパージュする方法を2つ紹介します。

1つは写真をそのままデコパージュする方法。

もう1つは写真を転写シールに印刷してデコパージュする方法です。

写真をそのままデコパージュする方法は、自宅にプリンターがなくてもコンビニ印刷でできます

写真のデコパージュ方法1 写真をそのまま使う
  1. 写真の裏の厚紙をはがす。薄くし過ぎると破れるので無理にはがしきらない。
  2. 写真の表面に一筆で薄くデコパージュ液を塗り、十分に乾燥させる。
  3. 手順2を2~3回繰り返す。
  4. 十分乾いていることを確認し、30分~1時間水につけて裏面の紙をふやかす。
  5. 水から出して軽く水気を取り、指の腹や歯ブラシで裏面の紙を擦り落とす。
  6. 写真が乾燥したら基本のデコパージュと同様に、アイテムにデコパージュ液を塗り、その上に写真を配置する。
  7. 乾燥し貼り付いたら、写真の上からもデコパージュ液を塗り、乾燥させる。

写真にデコパージュ液を塗るとき、何度も筆で往復するとインクがにじむことがあります。

なるべく1筆で薄く塗りましょう。

転写シールを使う方法は素材が破れにくく、工程もシンプルなため初心者でも成功しやすいです

転写シールは使用するインクに合わせて選びましょう。

透明のものと白いものがあるので、お好みで選んでください。

写真のデコパージュ方法2 転写シールを使う
  1. インクジェットプリンターで写真を転写シールに印刷する。
  2. アイテムにデコパージュ液を塗り、その上から転写シールを貼る。
  3. よく乾燥させ、転写シールの上からデコパージュ液を塗る。
  4. 乾燥させる。

インクが完全に乾いていないままデコパージュ液を塗ると、にじんでしまうので注意しましょう。

布・レースのデコパージュ

布やレースといった生地もデコパージュできます。

紙と違い破れないので、ポイントを押さえてぜひ挑戦してみてください!

布やレースはなるべく薄いものを選びましょう。

布・レースのデコパージュ方法
  1. 貼りたいアイテムよりも大きめに生地をカットする。
  2. アイテムにデコパージュ液をたっぷり塗る。
  3. 生地をのせて貼り、スポンジで中の空気を押し出す。
  4. はみ出た生地をカットし、ほつれないように処理する。
  5. 貼り付けた生地の上からデコパージュ液を塗り、乾燥させる。

布を使うときのポイントは、デコパージュ液を多めに塗ることです

これは布がデコパージュ液を吸収してしまうためです。

紙ナプキンでデコパージュするときの2倍量を目安にしましょう。

制作中に端が浮いてきた場合は、デコパージュ液を塗り足して貼るとめくれにくくなります。

紙ナプキン以外のデコパージュ作品を長持ちさせるポイント

読者さま

大切に使っているつもりなのにデコパージュがはがれてきちゃう……

筆者

お気に入りのデコパージュ作品、長持ちさせたいですよね。
作るときと作った後それぞれの注意点を知っていれば大丈夫です!

作るときにアイテムごとの特徴を知っていれば、丈夫な作品が作れます。

完成後も、水濡れや摩擦に気を付けて扱えばはがれやひび割れを防げますよ。

デコパージュで作るアイテムごとの注意点

アイテムの材質に合わせてひと手間加えるだけで丈夫な作品になるので試してみてください。

トートバッグ、ポーチ、上靴などの布製品には、布専用デコパージュ液を使いましょう

プラスチック製のものにデコパージュする際は、軽くやすりがけしてからデコパージュするとはがれにくくなります

スマホカバーもプラスチック製で作るときにはこの工程を入れてくださいね。

シリコン製のものにはデコパージュが貼り付かないので、スマホカバーはプラスチック製か革製を選ぶようにしましょう。

筆者

デコパージュで人気のせっけん。
実は、選び方や作り方のポイントがたくさんあります!

  • 表面に凹凸のないものを選ぶ。
  • なるべく無添加せっけんや手作りせっけんを選ぶ。
  • 表面を研磨剤入りのウールスポンジなどで軽くこすり、ざらざらにしてからデコパージュする。
  • 使用するとはがれやすいので鑑賞用がおすすめ。

アイテムに応じた下準備をして長く使える作品を作りましょう。

デコパージュした後の扱い方

デコパージュ作品は、水と摩擦の2点に注意して扱いましょう

水に濡れる可能性のあるものは防水スプレーや防水トップコートでコーティングしておくと長持ちします。

デコパージュしたせっけんを使用する場合は、水はけのよい場所で保管しましょう。

また、汚れた場合はやわらかい布でふき取るか、洗濯機を使わずにやさしく手洗いしましょう。

手洗いの際、熱湯は傷みや変色の原因になるので避けてください。

たわしや目の粗いスポンジなどで擦るとひびが入り、はがれやすくなります。

濡らさず、こすらないよう心がけるとデコパージュ作品を長く使えますよ。

紙ナプキン以外の素材とアイテムの組み合わせで自由にデコパージュを楽しもう!まとめ

この記事では、紙ナプキン以外の素材の特徴と、デコパージュ方法を紹介しました。

素材とアイテムの特徴を知っておけば、様々な組み合わせでデコパージュ作品を制作できます。

デコパージュできる素材と特徴

折り紙や紙袋:紙ナプキンより厚みがあるため、裏面を薄くする。

写真:裏の厚紙をはがしてデコパージュするか、転写シールに印刷してデコパージュする。

布やレース:デコパージュ液を吸収しやすいので、デコパージュ液の量を増やす。

キャンバスや木製ボードのようなインテリアだけでなく、実用的なバッグや靴にもデコパージュできます。

平面のものから始めて、徐々に立体的なアイテムにも挑戦してみてくださいね。

デコパージュに必要な道具は、デコパージュ液、平筆、はさみ、デコパージュ液を入れるカップ、クリアファイルなどの敷くものの5つです

これらに加えて、へらやスポンジ、歯ブラシ、紙やすりなどがあると、紙ナプキン以外のデコパージュの仕上がりを整えられます。

また、デコパージュペーパやマスキングテープなど、基本の方法で作品にプラスできる素材もあると便利です。

どれも100均で買えるので、作りたいものに合わせて購入してください。

素材、アイテム、道具がそろったら実際にデコパージュしてみましょう。

それぞれの詳しいデコパージュ方法はこちらから確認できます。

デコパージュした作品を長持ちさせるには、アイテムに合わせた下準備が大切です。

アイテムの特徴と準備

布製品:布専用のデコパージュ液を使用する。

プラスチック製品:表面を軽くやすりがけする。

スマホケース:シリコン製のものは貼り付かないので、プラスチック製か、革製のものを選ぶ。

せっけん:凹凸のない無添加せっけんを選び、表面をざらざらにする。使用するとはがれやすいので鑑賞用がおすすめ。

完成後も次のことに注意して扱えば、デコパージュのはがれを抑えられます。

  • 水に濡れた状態で放置する
  • 熱湯をかける
  • 洗濯機で洗濯する
  • たわしや目の粗いスポンジで擦る

お気に入りの作品をたくさん作って、長く楽しんでくださいね。

プラスチック小物のデコパージュに挑戦したい方はぜひこちらの記事もご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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