
節分を子どもといっしょに楽しみたいけど、ケガや誤飲が心配…。
豆まきのあとの掃除も大変じゃない?
こんなふうに悩んでいませんか?



うちもまだ小さい子どもがいるので、豆の誤飲やケガが気になり、どう楽しめばいいのか悩んでいました。
でも、安全対策を少し工夫するだけで、節分は家族で楽しめるイベントになります!
この記事を読むと、誤飲・ケガを防ぐためのポイントはもちろん、掃除しやすい豆まきのコツやアレルギーにも配慮した代用品、年齢別の豆選びなど、子どもと安心して節分を楽しむためのアイディアがわかりますよ。
今年の節分は、「大変そう」から「楽しかった!」に変えてみませんか?
どうぞ最後までお読みください。
節分の豆まき、家族で楽しむ前に知っておきたいこと


ここでは、節分の基礎知識を紹介します。
家族で一緒に楽しむためにも、節分の由来や魅力を知っておきましょう。
節分の由来と豆まきの意味
節分は、毎年2月3日ごろにある日本の伝統行事です。
節分は、季節を分けるという意味があって、特に冬から春への切り替わりの日として昔から大切にされてきました。
春は、昔の日本では一年の始まりとされていました。
季節の変わり目には、悪い気(邪気)が入りやすいと考えられていて、その悪いものの象徴が鬼とされるようになりました。
鬼って聞くと、ツノの生えた赤鬼や青鬼を思い浮かべるかもしれませんが、昔の鬼には決まった姿はありませんでした。
見えない不安や病気、心の中の泣き虫鬼やおこりんぼう鬼などを追い払うために、豆まきをするようになったともいわれています。
豆には、魔を滅する(まめつ)=悪いものをやっつける力があると信じられていて、炒った豆(福豆)をまいて悪いものを追い出すことで、家族みんなが元気で過ごせますようにという願いが込められています。
節分では、年齢の数+1の豆を食べます。これは来年も健康で幸せに過ごせますようにとの願いからです。
地域によっては、数え年か満年齢のどちらかと言われていますが、どちらでもかまわないそうですよ。
家族イベントとしての節分の魅力
節分は、ただ豆をまくだけのイベントではありません。
家族みんなで季節の行事を一緒に楽しめる貴重な時間です。
鬼のお面を一緒に作ったり、「鬼は外~、福はうち~」と笑いながら豆をまいたりするのは、子どもたちにとってもきっと楽しい思い出になりますよ。
「節分ってなに?」「どうして豆をまくの?」といった子どもからの質問は、日本の伝統や文化を自然に伝えるきっかけにもなりますね。
子どもも安心!豆まきの安全対策


節分を安心して楽しむには、安全面の配慮が欠かせません。
とくに小さな子どもがいる場合は、誤飲やケガへの対策をしっかりしましょう。
誤飲・喉詰まりを防ぐには?
炒った大豆(福豆)や落花生などの硬い豆は、5歳以下の子どもにとって誤飲や窒息のリスクが高いため注意が必要です。
日本小児学会も注意喚起をしています。
ピーナッツなどの豆類:未就学児(特に5歳以下)には避ける
引用:食品による窒息 子どもを守るためにできること|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETYhttps://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=123
まだ奥歯が生えそろっていない時期は、口に入れるだけでも危険なことがあります。
走ったり笑いながら豆をくわえることで、喉に詰まりやすくなることもあるので要注意です。
小さなお子さんには以下のような代替案がおすすめです。
- クッキーやボーロ
- お手製の折り紙豆、フェルト豆
- 節分にちなんだ絵本や歌を歌う
投げる強さ・範囲のルールを決めよう
節分の豆まきは楽しい反面、思いきり投げて誰かに当たって泣いちゃったなんてトラブルも起こりがちです。
子どもたちが夢中になるほど、ヒートアップしてケガにつながることもあります。
腰から下をめがけて優しく投げる、鬼の顔には投げないなどと、事前に投げる強さ・範囲のルールを、決めておくと安心です。
鬼役の安全グッズ活用
投げられる側になる鬼役は、けっこう大変です。
前もって投げるルールを決めたとはいえ、元気いっぱいの子どもたちが勢いよく投げる豆は、けっこう痛いもの。
鬼役にもしっかりとした安全対策をして、思いきり楽しめるようにしておきましょう。
以下のような鬼役の安全対策がおすすめです。
- 鬼の顔には投げないルールにする
- 新聞紙ボールやフェルト豆の柔らかい素材に変更
- クッション素材や段ボールで作る柔らく軽い鬼面
- 鬼役は厚手の防止やサングラス、マスクをつける
室内での豆まきにおすすめの工夫


室内で豆まきをすると掃除が大変、と感じる方も多いですよね。
片付けを楽にする工夫をしておけば、後が楽になりますよ。
片付けやすい豆・代用アイテムとは?
豆まきが終わったら、床にちらばった豆を片付けるのは面倒に感じますよね。
そこで、ちょっとだけ掃除や後片付けが楽になる工夫をしてみましょう。
個包装の福豆、福豆をラップでくるんでテープで止めたものはまいても床に散らばりません。
ほかには、殻付きの落花生や個包装のクッキーやボーロ、チョコレートもおすすめです。
フェルトや新聞紙で作った手作り豆、部屋の隅や家具の下に転がりにくい、スポンジボールなど、家にあるもので代用できるアイデアもあります。
床や家具を汚さないためのひと工夫
レジャーシートや新聞紙を床に広げておけば、豆が散らばってもまとめて一気に片付けられます。
ソファや棚には布をかけて、隙間に豆が入らないようにカバーしておきましょう。
お部屋の一角を豆まきゾーンに設定して、「ここでまこうね」と伝えておくと、子どもも分かりやすく片付けもスムーズです。
小道具や空間づくりで盛り上げるコツ
飾りつけや小道具の制作は、節分の前から一緒に準備することで、子どものワクワク感も高まります。
一緒に作る時間も、家族にとって素敵な思い出になりますよ。
紙皿や画用紙、クレヨンを使って、子どもと一緒に鬼のお面を手作りするのがとくにおすすめです。
手作りのアイテムがあると、豆まきも一層盛り上がります。
玄関やリビングに節分飾りをつけて季節感を出したり、フェルトや紙で作った恵方巻ロールで食べるまねをして一緒に楽しめます。
豆まき後の片付け・豆の扱い方


豆まきが終わると、楽しかった余韻のあとにやってくるのがお片付けタイム。
床に散らばった豆の処理や掃除が、ちょっとした悩みどころになります。
落ちた豆はどうする?食べる?捨てる?
豆まきが終わったあと、床に散らばった豆を見ると食べていいのかな?と迷うことがあります。
基本的に、床に落ちた豆は衛生面の観点から食べずに処分しましょう。
とくに、裸の豆はホコリや汚れが付きやすく、拾って食べるのはおすすめできません。
個包装の豆や、ラップや袋に包んだ豆を使えば、落ちても清潔に扱えます。
掃除が簡単になる道具や手順
豆があちこちに散らばると、掃除の手間が増えますよね。
でも、道具と手順を工夫するだけで、掃除が簡単になります。
小さな豆が入り込みそうな場所(テレビ台の下、カーテンの裏など)は、豆まきの前にガードしておくのも効果的です。
レジャーシートや新聞紙を敷いておくだけでも、片付けがスムーズになりますよ。
以下の掃除ステップがおすすめです。
- ほうき+ちりとりで大まかに集める
- コロコロでカーペットやソファの隙間を掃除
- 掃除機で仕上げ
子どもと一緒に片付けまで楽しもう
節分の最後はぜひ、子どもと一緒にお片付けをしてみてください。
ただの掃除ではなく、イベントの一部として楽しんでみましょう。
ゲーム感覚でやれば、ぐずりやすい年齢の子も自然と動いてくれますよ。
- 「誰が一番たくさん拾えるかな?」
- 「おうちに福が残るように、ピカピカにしておこうね」
- 「お掃除ヒーロー出動!鬼が落としていった豆を回収だ!」
アレルギー・年齢別の豆まき代替案


小さな子どもや食物アレルギーのある子には、無理に豆を使わず工夫することが安全です。
代用品を使えば、リスクを避けて節分を楽しめます。
食物アレルギー対応の代用品アイデア
大豆や落花生にアレルギーがある場合、代わりになるアイテムを使いましょう。
プラスチック豆(100均やネットで購入可)は見た目もかわいく、何度でも使えます。
紙ボールや新聞紙豆は誤飲の心配もなく、ビニールテープやシールで工夫すればかわいさも出ます。
ポン菓子やボーロ、クッキーなど万が一食べても安心ですね。
年齢別におすすめの豆や方法
子供の年齢に応じて、安全な豆や投げ方を選びましょう。
小さいうちは食べ物以外を使って、安全第一で楽しむのがポイントです。
年齢が上がっても、誤って踏んで転ばないようにするなど、安全意識を続けることが大切です。。
年齢 | 代用品例 | 注意点 |
0~3歳 | フェルト豆・スポンジボール | 誤飲に注意・まねっこ遊び中心 |
4~5歳 | 個包装お菓子・紙豆など | 食べない・片付けまでサポート |
6歳以上 | 炒り豆・殻つき落花生 | 投げる強さに配慮 |
食べない豆まきの楽しみ方
お子さんが小さいうちは、豆をのどに詰まらせる危険もありますし、アレルギーにも配慮したいですよね。
そんなときは、食べない豆まきで楽しみましょう。
節分らしさはそのままに、安心して参加できる工夫をご紹介します。
- 絵本の読み聞かせや、鬼のパンツの手遊び歌
- 鬼のお面を一緒に手作り
- 鬼役を追いかけるだけのエア豆まき
- 鬼や段ボール鬼の的に向かって、ボールを投げる命中ゲーム
まとめ|安全対策で家族の節分をもっと楽しく
節分は、日本の文化を親子で学び、楽しめる大切な行事です。
でも、小さな子どもがいると、誤飲やケガの心配、後片付けの大変さなど、不安もつきものですよね。
そんなお悩みも、少しの工夫と準備で楽になります。
- 5歳以下の子には要注意!
-
硬い豆は避けて、ボーロやクッキー、手作りの紙豆・フェルト豆など安全な代用品を使う
- 豆を投げるときのルールを決める
-
「腰から下に投げる」「顔はNG」と、家族で共有してケガを防止
- 鬼役にも配慮
-
クッション素材の鬼面やサングラス・帽子でしっかりガード
- 掃除が楽になる工夫
-
個包装のお菓子やラップで包んだ豆、レジャーシートの活用で後片付けを簡単に
- 年齢やアレルギーに合わせて柔軟に
-
豆の代わりに遊び感覚のエア豆まきや、的当てゲームなどでも十分に楽しめます
年齢別おすすめの楽しみ方
年齢 | 代用品例 | 注意点 |
0~3歳 | フェルト豆・スポンジボール | 誤飲に注意・まねっこ遊び中心 |
4~5歳 | 個包装お菓子・紙豆など | 食べない・片付けまでサポート |
6歳以上 | 炒り豆・殻付き落花生 | 投げる強さに配慮 |
節分を通して、家族の笑顔がさらに増えますように。
今年の節分は、安心・安全・楽しい時間を過ごしてみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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