たなばたバスの読み聞かせで楽しむ方法を教えます!子どもが夢中になるアイデア3選

読者様

今年のたなばた会は何をしようかな?

たなばたの季節になると、保育園では「たなばた会」が開かれます。

この日を楽しみにしている子どもたちもたくさんいます。

でも、たなばた会のたびに「どう盛り上げよう?」と悩むことありませんか。

子どもたちの笑顔を引き出したいのに、気づけばアイデアがマンネリ気味……なんてこともありますよね。

そんな悩みを解決するのが、「たなばたバス」の読み聞かせのアイデアです

この記事でわかること
  • 「たなばたバス」が読み聞かせにぴったりな理由
  • 子どもが夢中になって楽しめる3つの読み聞かせの工夫
  • 「たなばた会」の準備や進行のポイント

たなばたを「特別な思い出」に変えるヒントは、読み聞かせのひと工夫にあります。

子どもたちの心に残る時間を一緒に作りましょう。

目次

「たなばたバス」とは?読み聞かせにぴったりな理由

たなばたが近づくと保育園のなかに星の飾りや願いごとが飾られて、楽しい雰囲気に包まれます。

たなばたの季節にぴったりの物語が、絵本「たなばたバス」です

「たなばたバスってどんなお話?」「どうして読み聞かせに向いてるの?」と気になる方もいるかもしれません。

ここでは、「たなばたバス」の魅力をわかりやすくご紹介します。

絵本「たなばたバス」のあらすじ

「たなばたバス」は、ユーモアたっぷりの絵本で知られる藤本ともひこさんの作品です。

たなばた飾りのついたバスとねすみたちが、雨で会えなくなった織姫と彦星を助けるために大活躍するという物語です。

「たなばたバス」あらすじ

天気予報が大雨のたなばたの日、ねずみたちの所にたなばた飾りのついたバスがやってきます。

バスがもっていたのは空から降ってきた短冊。

短冊には、雨で彦星様に会えない織姫様の「晴れますように」という願いが書かれていました。

「織姫様が彦星様に会えないなんてかわいそう!」と、ねずみたちはバスに乗り込み空へ出発します。

空の上は雨雲でいっぱいでした。

ねずみたちは腕を広げてぐるぐる回り、雨雲を吹き飛ばそうとしますがうまくいきません。

そこで、たなばた飾りでバスの鼻をくすぐると……バスが大きなくしゃみ!

くしゃみの勢いで雨雲が吹き飛び、星空が広がります。

織姫様と彦星様は無事に再会できました。

お礼に天の川で冷やしていた巨大なスイカをみんなで食べました。

筆者

ねずみたちが考えるユニークな作戦に子どもたちは夢中になりますよ。

絵本「たなばたバス」の魅力

「たなばたバス」の魅力は3つあります。

  • 明るい色づかい
  • リズミカルな文章
  • たなばたの由来を学べる

①明るい色づかい

絵本には明るい色づかいで描かれた夜空や星々がたくさん登場します。

それらは子どもたちの想像力を広げながら物語の世界へと誘ってくれます

登場するキャラクターは個性豊かで魅力的なので、子どもたちにとって親しみやすい存在です。

②リズミカルな文章

「たなばたバス」のリズミカルな文章は、読み聞かせにぴったりです。

耳に心地よく記憶に残りやすいため、子どもたちも集中して聞けます

お話のなかで子どもたちが遊びに参加できるのもポイントです。

視覚・聴覚・身体を使って楽しめる絵本です。

③たなばたの由来を学べる

「たなばたバス」は日本の伝統行事・たなばたをテーマにした絵本です。

たなばた伝説や願いごとの文化も物語に組み込まれています。

絵とわかりやすい言葉で、たなばたの由来や意味を楽しく学べます

「たなばたバス」の読み聞かせアイデア3選

ここまで読んで「たなばたバス」の世界に心惹かれた方も多いのではないでしょうか。

子どもが夢中になる絵本を使って、もっと楽しく読み聞かせる方法があります。

「たなばたバス」の読み聞かせアイデア3選
  1. パネルシアター
  2. ペープサート
  3. スクリーン投影

今回は「パネルシアター」「ペープサート」「スクリーン投影」の3つのアイデアをご紹介します

「たなばたバス」パネルシアター

パネルシアターは、舞台となるボードと絵人形があればさまざまな場所で活用できます。

子どもたちが飽きずに楽しめる仕掛けを作れるのも、パネルシアターの魅力です。

物語の場面が次々と変わる演出に子どもたちは思わず引き込まれるでしょう。

バスやねずみの表情を差し替えパーツで変えることで、物語の世界も広がります

演じる保育士の動きや表情を通して、子どもたちとやりとりをしながら進められるのも魅力のひとつです。

筆者

パネルシアターは場所を選ばずに楽しめる小さな劇場のような存在です。

「たなばたバス」ペープサート

ペープサートは紙人形の表と裏を使い分けることで、動きのある豊かな表現できる点が特徴です。

絵本や紙芝居よりも動きがあるため、子どもたちは飽きずに楽しみやすくなります。

手作りしやすく絵本の内容に合わせて自由にアレンジすることも可能です

例えば、「たなばたバス」に登場する天の川をスズランテープで作ればダイナミックな演出になります

子どもたちとの掛け合いも生まれやすく、自然なコミュニケーションができるのも嬉しいポイントです。

「たなばたバス」スクリーン投影

大きな画面に映し出される絵本の場面は、集中力を高め物語への興味を引き出すきっかけになります

物語を進めながらライトなどの小物を使用すると、より臨場感のある空間づくりが可能です。

スクリーン投影は大人数の子どもが集まる行事にも適しています。

後方の子どもたちにも見えやすく、全体で物語を共有できるのが大きなメリットです

筆者

映画館のような演出で会場全体が物語の世界に包まれます。

たなばたバスの世界へ!読み聞かせ&あそびの工夫

「たなばたバス」の読み聞かせを楽しんだ後は、絵本にちなんだあそびを取り入れてみましょう。

読み聞かせとあそびを組み合わせることで物語がより身近に感じられます

ここでは、「たなばたバス」にちなんだあそびのアイディアをご紹介します。

たなばた当日の特別なあそびをみんなで楽しみましょう。

バス型の短冊を作ろう!

あそびのねらい:季節の行事に親しみをもつ。

短冊を絵本にちなんでバスにの形にします。

バス型の短冊に願いごとや模様を描いたり、飾りをつけたりすると自分だけの特別な短冊に。

絵本の内容と行事を関連づけることで、物語の理解と行事の意味が深まります

星探しゲームで作る天の川

あそびのねらい:絵本の世界をあそびに展開し物語への関心を引き出す。

スズランテープで作った大きな天の川を部屋に飾っておきます。

あらかじめ部屋に隠しておいた星型のカードを子どもたちが探すあそびです

見つけた星はスズランテープの天の川に貼りつけていきます。

最後には星いっぱいの天の川が完成

たなばたの雰囲気をたっぷり楽しめる活動です。

星を集めてバスに乗せよう

あそびのねらい:絵本の物語に沿って体を動かすことを楽しむ。

「追いかけ玉入れ」をたなばた風にアレンジしたあそびです

星のマークがついた玉を床に置きます。

子どもたちは、ピアノの音に合わせて星集めに出発します!

歩いている途中で、絵本のなかに出てきた動きを入れるのもおすすめです

保育士の合図で子どもたちは星型の玉を拾います。

保育者が背負っているバスに見立てたカゴを追いかけながらカゴに玉を入れます。

筆者

グループをわけて競争するとさらに盛り上がって楽しいです!

たなばた会がうまくいく!準備と進行のポイント

読者様

たなばた会がうまくいくか心配……

たなばた会に向けて出し物とあそびが決まれば、たなばた会に向けた準備を進めるだけです。

準備に追われて当日の流れがバタバタ……。

「子どもたちが楽しめたかな?」と不安になることもあると思います。

当日の不安を少しでも減らせるように準備から進行まで「迷わず動ける」ポイントをまとめました。

行事は「段取り」で決まる

たなばた会成功のヒントをお届けします。

たなばた会の準備物チェックポイント

たなばた会に向けて前日までに準備物の確認をしておきましょう。

▼準備物チェックポイント

  • 出し物で使う道具
  • 音響機器
  • 照明

当日に道具が足りなかったり、曲が流れなかったりすると慌てる原因になります。

前日までに自分の目で確認しておくことで、当日は集中して進行できます。

たなばた会当日の進行スケジュール例

たなばた会当日の進行スケジュール例はこちらです。

STEP
導入
  • たなばたの由来や意味について話します。
  • 子どもたちがたなばた会に興味をもって参加できるきっかけを作りましょう
STEP
「たなばたバス」の読み聞かせ
  • パネルシアターやペープサートを使って物語を進めます。
  • 参加型の出し物にすることで、子どもたちが最後まで集中して楽しめます
STEP
「たなばた」クイズ
  • 「たなばたバス」や「たなばた」に関するクイズをします。
  • クイズをすることで、たなばた会をさらに盛り上げましょう
STEP
「たなばたさま」の歌をうたう
  • 季節の歌をうたいながら、行事への興味関心を高めましょう。
STEP
写真撮影
  • 笹飾りを飾った笹の前でクラス写真を撮影。
  • たなばた会を締めくくります。
筆者

子どもが集中できる時間を意識して、無理のない流れを心がけましょう。

時間配分を考えて組み立てることで、当日も落ち着いてスムーズに進行できますよ。

トラブルを防ぐコツ

行事では予想外のことが起こることもあります。

慌てないためには、当日の流れを事前に職員間で共有しておくことが大切です

職員ミーティングのなかで当日の進行や動きを確認しておきましょう。

全員が流れを把握でき、何か起こったときにも落ち着いて対応しやすくなります。

担当者だけでなく、みんなで協力して進めることが行事成功のポイントです

たなばたバス&読み聞かせで心に残るたなばた会へ

この記事では、「たなばたバス」の読み聞かせで子どもが夢中になるアイデアと準備や進行のポイントををご紹介しました。

絵本「たなばたバス」はたなばた飾りのついたバスとねすみたちが、雨で会えなくなった織姫と彦星を助けるために大活躍するという物語です

「たなばたバス」の魅力は3つあります。

  • 明るい色づかい
  • リズミカルな文章
  • たなばたの由来を学べる

たなばたの時期に読みたい季節感あふれる絵本です。

たなばた会で「たなばたバス」の読み聞かせをするときは、3つの方法がおすすめです。

  • パネルシアター
  • ペープサート
  • スクリーンで投影

どの方法も子どもたちとのやりとりを入れながら物語を進めていきましょう。

参加型にすることで、子どもたちも最後まで集中して楽しめます。

「たなばたバス」の読み聞かせをした後は、あそびにも物語の世界を広げてみてはいかがでしょうか。

たなばたにおすすめの遊びはこちら。

  • バス型の短冊を作ろう!
  • 星探しゲームで作る天の川
  • 星を集めてバスに乗せよう

楽しくあそびながら、たなばたへの関心を高めましょう。

たなばた会の準備と進行のポイントは3つあります。

  1. 準備物の確認
  2. 進行スケジュール作成
  3. 職員間で共有

ポイントを意識しておくことで、当日も落ち着いて進行できます。

年に一度のたなばた行事。

準備のひと手間が、子どもたちの笑顔につながります。

短冊に願いを込めたり、星飾りを作ったりする時間も子どもたちにとって大切な思い出になるはずです

準備・進行・連携のポイントを押さえて、子どもたちと一緒に楽しいたなばた会を迎えましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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