仕事、家事、子育て――気づけば一日があっという間に過ぎてしまう。
そんな毎日のなかで、夕食づくりに立つ瞬間、「今からごはんを作るのは正直つらい…」と感じたことはありませんか?
疲れているけど外食は控えたい。
家族にはできるだけ手作りを食べさせたい。
だけど、時間も気力も残っていない――。
そんな日こそ頼りになるのが、「超時短漬けるだけレシピ」です。
食材を切って調味料に漬けておくだけで、しっかり味がしみたおかずが完成。
冷蔵庫や冷凍庫で保存しておけば、帰宅後は「焼く・蒸す・煮る」だけで夕食がすぐに出来上がります。
本記事では、ポリ袋を活用して洗い物を最小限にしながら、
「時短・節約・おいしさ・栄養バランス」を両立するレシピやコツをたっぷり紹介します。
この記事を読むと、以下のことがわかります。
- 忙しい日こそ“漬けるだけレシピ”が頼れる理由
- 超時短でできる!漬けるだけのおすすめレシピ3選
- アレンジ自在!漬けだれを変えてレパートリー無限大
- 作り置き・冷凍保存でさらに時短!
- 時短でも栄養満点!“手抜きじゃない”家族ごはんに
- 今日から試せる!“漬けるだけ生活”の始め方
- まとめ|“漬けるだけ”で叶う、ゆとりのある食卓へ

管理栄養士でもあり、1児の母として毎日料理に向き合う筆者が、実際に使っているリアルな時短テクも交えながらお伝えします。
忙しい日こそ“漬けるだけレシピ”が頼れる理由


忙しい日は、漬けるだけレシピが最高の見方になってくれます。
その理由について説明していきますね。
「切って漬けるだけ」で調理が完了!
「漬けるだけレシピ」の最大の魅力は、なんといっても“シンプルさ”。
包丁とポリ袋さえあれば調理が完結します。鍋もフライパンも使わずに済むので、洗い物も最小限。
たとえば、朝の出勤前。
冷蔵庫から鶏もも肉を取り出し、しょうゆ・みりん・にんにく・しょうがを入れたポリ袋に漬ける。
これだけで、夜は焼くだけのメインおかずが完成します。
ポイントは「もみ込み」と「密閉」。
手でもみ込むことで味がムラなく染み込み、ポリ袋をしっかり閉じておくことで食材の酸化も防げます。
そのまま冷蔵庫に入れておくだけで、仕事から帰ったときには味がしみた“プロの味”に。
忙しいワーママや共働き世帯にとって、
「疲れていても自炊したい」「惣菜に頼らず健康的な食卓を守りたい」
という想いを叶える、まさに心強い味方です。
事前に仕込めば“帰宅後5分”で夕食が完成
朝5分の“漬け込み習慣”で、夜の自分を助ける。
これが超時短生活のいちばんのコツです。
出勤前に肉や魚を漬けておくだけで、帰宅後は焼くだけ・蒸すだけ・レンジで温めるだけ。
調味料の計量も、洗い物もほとんどありません。
さらに、「下味冷凍」しておけば、1週間分の夕食ストックが作れます。
冷凍することで味がしみ込みやすくなり、肉もやわらかく仕上がるのがポイント。
忙しい平日に「今日は外食でいいか」と思う前に、冷凍庫からおかずを取り出すだけ。
それが、継続できる時短の習慣です。
家族の「今日のごはん、何?」という声にも、
“もう仕込んであるから大丈夫!”と余裕を持って笑顔で答えられるようになりますよ。
洗い物も最小限!ポリ袋調理で時短&節約
「忙しい=片付けが大変」というイメージを覆すのが、ポリ袋調理。
食材と調味料をポリ袋に入れて漬けるだけ。
ボウルもタッパーも使わないので、シンクが汚れず、食後の片付けが数分で終わります。
さらに、ポリ袋は食材を均一に漬け込めるというメリットも。
空気を抜いて密閉すれば、味がムラにならず調理の仕上がりが安定します。
ガス代・水道代の節約にも効果的。
袋ごと湯せんできる耐熱タイプのポリ袋を使えば、鍋も汚さず洗い物“ゼロ”も夢ではありません。
「家計にもやさしい」「環境にもやさしい」「自分にもやさしい」――。
そんな三拍子そろった調理法こそ、忙しい現代人にぴったりの時短スタイルです。
超時短でできる!“漬けるだけレシピ”3選


ここからは、実際に“漬けておくだけ”で完成する人気レシピを紹介します。
どれも筆者が試しておいしかった、失敗知らずのメニューです。



簡単でおいしいだけでなく、家族から「これ、また作って!」と言われるレシピばかりですよ。
無限★長いものめんつゆ漬け(Oceans Nadia)
シャキシャキ食感とつるんとしたのどごしがやみつきになる、長いもの漬けおき副菜。
切ってめんつゆに漬けるだけで、あっという間に味がしみ込みます。
暑い日や食欲が落ちているときにもぴったり。
長いもに含まれるムチンは、胃腸の粘膜を守り、疲労回復を助ける働きがあります。
冷蔵で2〜3日保存可能なので、作り置きおかずにも◎。
分量(2人分)
- 長芋150g
- Aめんつゆ大さじ3(2倍濃縮)
- A水大さじ1
- Aおろしニンニク1㎝
- A鷹の爪適量
作り方
1.長芋の皮を剥き、1㎝角に切る。
2.保存袋に長芋とA めんつゆ大さじ3、水大さじ1、おろしニンニク1㎝、鷹の爪適量を入れて馴染ませる。
3.冷蔵庫で2時間以上寝かせる。
- ゆずこしょうを少し加えると爽やかさがUP
- のりや大葉をトッピングして風味をプラス
出典:Oceans Nadia「無限★長いものめんつゆ漬け」
鶏のオイスターしょうゆ漬け焼き(キッコーマン公式)
しょうゆとオイスターソースのコク深い味わいが絶品のメインおかず。
下味をしっかり漬けておくことで、焼くだけでお店のような照りと香ばしさに。
このレシピは、忙しい日の“救世主”。
夜ごはんはもちろん、冷めてもおいしいためお弁当にも最適です。
分量(2人分)
- 鶏もも肉(大)1枚(300g)
- パプリカ(赤)1個
- パクチー1株(約7g)
- サラダ油小さじ1
(A)漬けだれ
- キッコーマン オイスターソース大さじ1
- マンジョウ米麹こだわり仕込み本みりん大さじ1
- キッコーマンいつでも新鮮しぼりたて生しょうゆ小さじ1
- ごま油小さじ1
作り方
1.鶏肉の余分な脂を除き、パプリカは種とワタを取って2cm幅に切る。
2.ポリ袋に調味料(オイスターソース・みりん・しょうゆ)を入れ、鶏肉を加えてもみ込み、冷蔵庫で30分以上おく。
3.フライパンに油を熱し、皮目を下にして鶏肉を焼く。まわりにパプリカを並べ、両面をこんがり焼く(片面6分程度)。
4.漬けだれを加えて全体に絡め、仕上げにパクチーを添える。
- 鶏もも肉の皮目を下にして漬けると、味がより染みる
- 玉ねぎを一緒に漬ければ、甘みが増してまろやかに
- オイスターソースがなければ、めんつゆ+みそで代用OK
鶏肉は高たんぱく・低脂質で、疲労回復に効果的。
オイスターソースのうまみ成分が、少量でも満足感を高めてくれます。
鮭の白だしゆずこしょう焼き(キッコーマン公式)
さっぱりとした味わいと香りが魅力の、「鮭の白だしゆずこしょう焼き」。
“朝漬けて夜焼く”だけで、魚の臭みが消え、上品な一品に変わります。
白だしに含まれるだしの旨味が鮭の脂を引き立て、ゆずこしょうが爽やかに香る。
この絶妙な組み合わせは、忙しい平日の食卓をワンランクアップさせてくれます。
分量(2人分)」
- 生鮭(切り身)2切れ
- エリンギ1パック
- サラダ油大さじ1
- 塩少々
(A)漬けだれ
- キッコーマン旨みひろがる 香り白だし大さじ2
- マンジョウ国産米こだわり仕込み料理の清酒大さじ1
- ゆずこしょう小さじ1/2
作り方
- 鮭の切り身をポリ袋に入れる
- 白だし大さじ2、みりん大さじ1、ゆずこしょう小さじ1/2を加える
- 軽くもみ込み、冷蔵庫で2〜3時間以上漬けるだけ
- フライパンやトースターで焼き完成
皮目がパリッと香ばしく焼き上がると、食卓にふわっと広がるゆずの香り。
ごはんにも、お弁当にもぴったりな万能おかずです。
- 野菜を一緒に漬けると、だしの旨味がしみて副菜いらず。
- 鮭にはDHAやEPAなどの良質な脂質が豊富で、脳の働きや血流改善にも◎。
- ゆずこしょうの辛味成分は代謝を高め、冷えやむくみ対策にも役立ちます。
アレンジ自在!漬けだれを変えてレパートリー無限大


「同じ味になりがち…」という方も、たれを変えるだけで一気に新鮮に。
3つの基本だれに加え、時短調味料や香味野菜をプラスすれば、
毎日違う味わいが楽しめます。
基本の漬けだれ3選
【みそだれ】
コクと旨味がしっかり。魚・野菜・鶏肉に合う万能味。
みそ大さじ2・みりん大さじ1・しょうゆ小さじ1を混ぜるだけ。
豆腐や厚揚げを漬けてもおいしいです。
【照り焼きだれ】
しょうゆ・みりん・砂糖を1:1:1で。
香ばしい照りと甘辛の黄金比で、焼くだけでお店の味。
【ケチャップだれ】
ケチャップ×中濃ソース×しょうゆを2:1:1で。
酸味と甘みのバランスがよく、子どもにも人気。
にんにく・しょうがを足して味変
同じ調味料でも、香味野菜をプラスするだけで味が一変します。
しょうがを足せばさっぱりとした和風に、
にんにくを加えれば食欲をそそるパンチのある味わいに。
- しょうが+ポン酢でさっぱり鶏焼き
- にんにく+しょうゆ+ごま油でスタミナ炒め
- にんにく+ケチャップでお子さんも喜ぶ洋風味
香味野菜を加えることで、調味料を減らしても満足度の高い味に仕上がります。
結果的に塩分・糖分の摂取も控えられる“健康的な味変テク”です。
“時短調味料”でプロ級の味に
めんつゆ、ポン酢、焼肉のたれ――これらの“万能時短調味料”は、
忙しい人の強い味方。計量も不要で、失敗知らずです。
- 【めんつゆ+ごま油】→ 風味豊かな中華風
- 【ポン酢+みそ】→ コクと酸味の絶妙バランス
- 【焼肉のたれ+しょうが】→ しっかり味でごはんが進む
調味料を変えるだけで、同じ食材でもまるで別料理のように変化。
“漬けるだけレシピ”は、工夫次第で毎日のマンネリを防げます。
作り置き・冷凍保存でさらに時短!


「漬けておくだけ」+「保存テク」を組み合わせれば、平日の料理時間を1/3以下に短縮することも可能です。
漬けたまま冷凍してストックするコツ
漬け込み後、空気をしっかり抜いてポリ袋に入れるだけ。
平らにならして冷凍すると、解凍時間が短縮できます。
使う前日に冷蔵庫に移して自然解凍すればOK。
焼くときは半解凍の状態で加熱することで、肉がパサつかずふっくら仕上がります。
- 冷蔵保存:2〜3日
- 冷凍保存:2〜3週間
- 冷凍前に少しもみ込むと味が均一に
- ポリ袋に日付とメニューを書いておくと管理がラク
忙しい週でも安心!週末仕込みテク
週末に3〜4種類のたれを用意し、
肉・魚・野菜をそれぞれ漬け込んでおくのがおすすめです。
「月曜はみそだれ」「火曜は照り焼き」「水曜は塩こうじ」など、
曜日ごとにテーマを決めると献立が迷わず決まります。
調味料を変えるだけで印象がガラッと変わるので、
家族から「またこれ?」と言われることもありません。
一度の仕込みで3〜5日分作れるから、朝も夜もラクになります。
時短でも栄養満点!“手抜きじゃない”家族ごはんに


時短=手抜き、ではありません。
“漬けるだけレシピ”は、調理工程を減らしながら栄養を逃さないのが大きな魅力。
栄養を逃さない漬け込みのコツ
- 野菜を一緒に漬け込むことで、ビタミン・ミネラルも同時に摂取
- 加熱時間が短いぶん、栄養素の損失が少ない
- ポリ袋で密閉することで、酸化や乾燥を防げる
特に野菜は、生のまま漬けても美味しいものが多く、
にんじん・ピーマン・玉ねぎなどは肉や魚と一緒に漬けるのがおすすめ。
「おかず+副菜」が一度に完成します。
今日から試せる!“漬けるだけ生活”の始め方


忙しい毎日を少しでもラクにするには、“仕込みの習慣化”がカギ。
「朝・夜・週末」にちょっとしたルーティンを作るだけで、生活がぐっと変わります。
平日夜がラクになる!漬け置きルーティン
朝5分でできる“明日のごはんの準備”。
出勤前に肉や魚を漬けておくだけで、帰宅後の調理が驚くほどスムーズに。
「明日の自分を助ける仕込み」として、朝時間を上手に使いましょう。
朝・夜・週末の仕込みスケジュール例
- 朝: 肉や魚を漬け込む
- 夜: 焼くだけ調理で完成
- 週末: まとめて3〜5食分をストック
このサイクルを回すことで、平日の献立ストレスが激減します。
一週間使える“漬けおき献立”リスト
曜日 | メニュー例 |
月曜 | 鶏の照り焼き |
火曜 | 鮭の白だし焼き |
水曜 | 豚のにんにく漬け |
木曜 | 長いものめんつゆ漬け |
金曜 | ケチャップ風味チキン |



冷凍ストックを使えば、買い物も週1回でOK。
時間にも心にもゆとりが生まれますよ。
まとめ|“漬けるだけ”で叶う、ゆとりのある食卓へ


「漬けるだけおかず」は、忙しい毎日の救世主。
少しの工夫で、時間にも心にもゆとりが生まれます。
“超 時短 漬ける だけ レシピ”は、
頑張りすぎなくても家族を笑顔にできる、最強の時短メソッド。
短時間で完成するのに、栄養・味・満足度はしっかり。
「もう夕食づくりに疲れた」と感じる日こそ、漬けるだけ生活を始めるチャンスです!
今日からあなたも、冷蔵庫に“漬けるだけストック”を作ってみませんか?
時短レシピを知りたい人はこちらもお読みください。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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