デコパージュのやり方は簡単!プラスチック小物のデコパージュ方法を基本から解説します!

家にある小物を簡単にアレンジできるデコパージュ。

皆さんもSNSやネット記事で、デコパージュされた小物を見かけたことがあるのではないでしょうか?

読者さま

私も挑戦してみたい!だけど、簡単にできるのかな?

読者さま

デコパージュってプラスチックにもできるの?

実は、デコパージュは身近にあるプラスチック小物と、お気に入りのデザインの紙か布があれば簡単にできるんです。

この記事では、デコパージュの基本とプラスチック小物へのデコパージュのやり方を解説します。

この記事を読んで、家にあるプラスチックの小物を、お気に入りのデザインでデコパージュしましょう!

ぜひ、最後までお読みください。

目次

デコパージュの基本

まず、デコパージュの基本について、下記2点を解説していきます。

  • デコパージュについて
    →デコパージュとはどのようなアレンジ方法なのか?を解説します。
  • デコパージュできるもの・できないもの
    →デコパージュ出来る素材と、出来ない素材について解説します。

順番に解説していきますね。

デコパージュについて

デコパージュとは、紙や布に描かれたデザインを、対象の物に貼り付け、上からコーティングする技法のことです

大まかな手順は以下のとおりです。

STEP
対象の物とデコパージュしたいデザインを用意する。

デザインは薄い布や薄い紙を使用します。
はさみを使って、小物に合わせた形や好きな形に切ってきましょう。

STEP
専用の糊を使い、対象にデザインを貼り付ける。

対象のものとデザインをしっかり貼り付けます。

STEP
しっかりと乾燥させる。

専用の糊がべたつかなくなるまでしっかりと乾かします。

STEP
デザインの上から専用のコーティング剤を塗る。

専用のコーティング剤を塗ることで、保護とツヤ出しをします。

STEP
しっかりと乾燥させて、完成!

専用のコーティング剤がべたつかなくなるまで、しっかりと乾かしましょう。

筆者

ざっくりと手順を説明しましたが、このようにとても簡単にできるんですよ!

デコパージュできるもの・できないもの

簡単にできるデコパージュですが、デコパージュに向いている素材と向いていない素材があります。

デコパージュしたい対象の物とデザイン、それぞれについて解説しますね。

<デコパージュ対象の向いている素材・向いていない素材>

向いている素材
 木材、撥水加工がされていない布製のもの、プラスチック、ガラス、金属、石鹸 など

向いていない素材
 撥水加工されている布製のもの、表面に油分を含んだ素材のもの、柔軟な素材(シリコンやナイロンなど)のもの など

上記のとおり分けましたが、ほぼすべての物がデコパージュすることができます

上記で向いていない素材として挙げたものは、デコパージュを施すことはできますが、デザインが剥がれやすいものです。

撥水加工されているものや表面に油分が含まれているものは糊が定着しにくいため、デザインがはがれてしまう要因になります。

また、柔軟な素材のものは、デコパージュした表面をよく動かしてしまうため、摩擦やひび割れを起こしてしまう恐れがあります。

<デコパージュのデザインで向いている素材・向いていない素材>

向いている素材
 紙ナプキン、包装紙、薄めの布、薄めの紙 など

向いていない素材
 厚い素材、撥水する素材、糊で貼りつけが難しい素材 など

デザインとしては、専用の糊やコーティング剤がしみこみやすい薄い素材が向いています


撥水加工された布や厚めの素材だと、デザイン全体に糊やコーティング剤が染みこみにくくなります。

その結果、貼ることができなかったり、すぐに剥がれてしまう原因になってしまうため注意が必要です。

デコパージュに使う道具と注意点

ここからは、プラスチックのデコパージュで使う道具と注意点について解説していきます。

デコパージュで使う道具

デコパージュに使用する道具は以下の6点です。

(1)デコパージュするプラスチック
(2)デコパージュしたいデザインの紙や布
(3)はさみ
(4)平筆
(5)デコパージュ専用の糊
(6)デコパージュ専用のコーティング剤

それぞれ説明していきますね。

(1)デコパージュするプラスチック

デコパージュしたいプラスチックの小物を用意します。

デコパージュする前に、表面を綺麗に拭いて油分が残らないようにしましょう

表面がツルツルしていて貼り付くのか不安な場合は、やすりや表面の粗いもので薄く傷をつけておくと、剥がれにくくなるのでオススメです

(2)デコパージュしたいデザインの紙や布

デコパージュしたいデザインの紙や布を用意します。

どちらを使用する場合も糊やコーティング剤が染みこみやすい、薄いものを選びましょう

それぞれ好みの大きさに切っておいてくださいね。

(3)はさみ

前述した紙や布を切るために使用します。

手になじむ切りやすい大きさの物を選びましょう。

(4)平筆

デコパージュ用の糊やコーティング剤を塗るために使用します。

100円均一でも入手可能ですので、揃えておきましょう!

(5)デコパージュ専用の糊

デコパージュ専用の糊は、手芸店やネット通販、100円均一でも購入可能です。

専用の糊は、手芸店で購入できる素材に合わせたものが接着しやすく長持ちしますが、100円均一の糊でも十分作れます

ダイソーやセリアなどで購入可能ですので、探してみてくださいね。

(6)デコパージュ専用のコーティング剤

デコパージュ専用のコーティング剤も、手芸店やネット通販、100円均一で購入可能です。

中には糊としてもコーティング剤としても使用できるものがあり、とても便利ですので探してみてくださいね。

デコパージュの注意点

デコパージュを行う際に、注意点が3点あります。

  • デコパージュに使うプラスチックは良く拭いておく
  • デコパージュで使用した筆はよく水洗いする
  • デコパージュを行う前に、事前にテストをしておく

それぞれ解説しますね。

①デコパージュに使うプラスチックは良く拭いておく

デコパージュする対象のプラスチック小物に、油分が残っているままではうまく接着できない場合があります

油分が残らないようにしっかり表面をふき取り、乾燥しておきましょう。

②デコパージュで使用した筆はよく水洗いする

デコパージュで使用した後の筆をそのままにしておくと、筆が固まってしまい使えなくなってしまいます

デコパージュした後はしっかりと水洗いをして、液剤を流してくださいね。

③デコパージュを行う前に、事前にテストをしておく

事前に同じような素材を使って、テストをしておくことをお勧めします

しっかりと手順を実行しても、どうしてもはがれてしまう素材があったり、素材に合わない糊やコーティング剤があったりします。

満足いく完成品を作るためにも、事前にテストをして万全な準備をしましょう!

デコパージュのやり方

では、プラスチックにデコパージュするやり方を説明していきます。

どれも簡単にできますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

プラスチックへのデコパージュ|紙ナプキン

紙ナプキンでプラスチックにデコパージュしましょう。

<材料>
・デコパージュしたいプラスチックの小物
・使用したいデザインの紙ナプキン(小物に合わせた大きさに切っておく)
・平筆
・デコパージュ専用の糊
・デコパージュ専用のコーティング剤

<手順>

①紙ナプキンを剥がして、表面のデザイン1枚にする。
 ※紙ナプキンは通常2枚~3枚重ねになっています。出来るだけ薄くするためにデザインの紙1枚だけを使用しましょう

②平筆を使って、プラスチックの小物にデコパージュ専用の糊を均一に塗る。

③紙ナプキンを貼り付ける。
 ※少しずつ真ん中から外側に向かって貼り付けることで、空気が入りにくくなります!

④30分~1時間放置し、触って液がべたつかない状態まで乾燥させる。
 ※ドライヤーで乾かすと時短になります。

⑤デコパージュ専用のコーティング剤をデザイン部分の上から縦方向に塗る。

⑥触って液がべたつかない状態まで乾燥させる。
 ※ドライヤーで乾かすと時短になります。

⑦デコパージュ専用のコーティング剤をデザイン部分の上から横方向に塗る。

⑧触って液がべたつかない状態まで乾燥させて、完成!
 ※ドライヤーで乾かすと時短になります。

プラスチックへのデコパージュ|布

布を使ってプラスチックにデコパージュしましょう!

布を使う際は、デコパージュ液が浸透できるくらいの薄い布を使用します。

また、布の場合は下処理をする必要があります

下処理も簡単にできますので、安心してくださいね。

<材料>
・デコパージュしたいプラスチックの小物
・使用したいデザインの薄い布(小物に合わせた大きさに切っておく)
・平筆
・デコパージュ専用の糊
・デコパージュ専用のコーティング剤

<下処理>

①布の表面に薄くデコパージュ液を塗っておく。

②べたつかなくなるまでよく乾燥させておく。

筆者

下処理をしないと色ムラや色落ちの原因になってしまいます。
布を使用する際はしっかり下処理をしましょう!

<手順>

①平筆を使って、プラスチックの小物にデコパージュ専用の糊を均一に塗る。

②布を貼り付ける。
 ※少しずつ真ん中から外側に向かって貼り付けることで、空気が入りにくくなります!


③触って液がべたつかない状態まで乾燥させる。
 ※ドライヤーで乾かすと時短になります。


④デコパージュ専用のコーティング剤をデザイン部分の上から縦方向に塗る。


⑤触って液がべたつかない状態まで乾燥させる。
 ※ドライヤーで乾かすと時短になります。


⑥デコパージュ専用のコーティング剤をデザイン部分の上から横方向に塗る。


⑦触って液がべたつかない状態まで乾燥させて、完成!
 ※ドライヤーで乾かすと時短になります。

プラスチックへのデコパージュ|コピー用紙

好きなデザインが印刷されたコピー用紙を使って、プラスチックにデコパージュしましょう!

コピー用紙はデコパージュ液を塗った際に色落ちの可能性がある為、インクジェットプリンターでなく、レーザープリンターでの印刷がおすすめです

レーザープリンターでの印刷は、コンビニで行えますよ。

また、コピー用紙の場合は、紙が厚いため下処理をする必要があります

下処理の方法も説明していますので、安心してくださいね。

<材料>
・デコパージュしたいプラスチックの小物
・使用したいデザインのコピー用紙(小物に合わせた大きさに切っておく)
・平筆
・デコパージュ専用の糊
・デコパージュ専用のコーティング剤

<下処理>

①コピー用紙の表面に薄くデコパージュ液を塗る。

②べたつかなくなるまでよく乾燥させる。

③①~②を5回繰り返す。

④コピー用紙を水に1時間ほど浸し、コピー用紙の裏面を指の腹でくるくると回しながら優しく触れる。
 裏面の紙がぽろぽろと取れて、薄く透けるような紙ができれば下処理完了。

筆者

強い力で下処理④を行うと、紙が破けてしまいます。
破れないように、やさしく行いましょう!

<手順>

①平筆を使って、プラスチックの小物にデコパージュ専用の糊を均一に塗る。

②コピー用紙を貼り付ける。
 ※少しずつ真ん中から外側に向かって貼り付けることで、空気が入りにくくなります!

③触って液がべたつかない状態まで乾燥させる。
 ※ドライヤーで乾かすと時短になります。

④デコパージュ専用のコーティング剤をデザイン部分の上から縦方向に塗る。


⑤触って液がべたつかない状態まで乾燥させる。
 ※ドライヤーで乾かすと時短になります。


⑥デコパージュ専用のコーティング剤をデザイン部分の上から横方向に塗る。


⑦触って液がべたつかない状態まで乾燥させて、完成!
 ※ドライヤーで乾かすと時短になります。

デコパージュのやり方について、3点ご紹介しました。

下処理が必要なデザインの素材もありますが、基本的な手順は同じです。

お気に入りのデザインを使って、プラスチック小物を素敵にアレンジしましょう!

まとめ|デコパージュをして素敵な小物にリメイクしよう!

この記事では、プラスチックにデコパージュする方法をお伝えしました。

それでは、今までの内容を振り返りましょう。

まず、デコパージュの基本について解説しました。

デコパージュの基本

デコパージュについて
 紙や布に描かれたデザインを、対象の物に貼り付けて、上からコーティングする技法のこと。

デコパージュできるもの・できないもの
<デコパージュ対象>
・向いている素材
 木材、撥水加工がされていない布製のもの、プラスチック、ガラス、金属、石鹸 など
・向いていない素材
 撥水加工されている布製のもの、表面に油分を含んだ素材のもの、柔軟な素材(シリコンやナイロンなど)のもの など

<デコパージュのデザイン>
・向いている素材
 紙ナプキン、包装紙、薄めの布、薄めの紙 など
・向いていない素材
 厚い素材、撥水する素材、糊で貼りつけが難しい素材 など

次に、デコパージュに使う道具と注意点について解説しました。

デコパージュに使う道具と注意点

デコパージュに使用する道具
(1)デコパージュするプラスチック
(2)デコパージュしたいデザインの紙や布
(3)はさみ
(4)平筆
(5)デコパージュ専用の糊
(6)デコパージュ専用のコーティング剤

デコパージュの注意点

①デコパージュに使うプラスチックは良く拭いておく
②デコパージュで使用した筆はよく水洗いする
③デコパージュを行う前に、事前にテストをしておく

そして、プラスチック小物にデコパージュをする方法について、3点ご紹介しました。

デコパージュのやり方 紙ナプキン

<材料>
・デコパージュしたいプラスチックの小物
・使用したいデザインのコピー用紙(小物に合わせた大きさに切っておく)
・平筆
・デコパージュ専用の糊
・デコパージュ専用のコーティング剤


<手順>

①紙ナプキンを剥がして、表面のデザイン1枚にする。

②平筆を使って、プラスチックの小物にデコパージュ専用の糊を均一に塗る。

③紙ナプキンを貼り付ける。

④30分~1時間放置し、触って液がべたつかない状態まで乾燥させる。

⑤デコパージュ専用のコーティング剤をデザイン部分の上から縦方向に塗る。

⑥触って液がべたつかない状態まで乾燥させる。

⑦デコパージュ専用のコーティング剤をデザイン部分の上から横方向に塗る。

⑧触って液がべたつかない状態まで乾燥させて、完成!

デコパージュのやり方 布

<材料>
・デコパージュしたいプラスチックの小物
・使用したいデザインの薄い布(小物に合わせた大きさに切っておく)
・平筆
・デコパージュ専用の糊
・デコパージュ専用のコーティング剤

<下処理>

①布の表面に薄くデコパージュ液を塗っておく。

②べたつかなくなるまでよく乾燥させておく。

<手順>

①平筆を使って、プラスチックの小物にデコパージュ専用の糊を均一に塗る。

②布を貼り付ける。

③触って液がべたつかない状態まで乾燥させる。

④デコパージュ専用のコーティング剤をデザイン部分の上から縦方向に塗る。

⑤触って液がべたつかない状態まで乾燥させる。

⑥デコパージュ専用のコーティング剤をデザイン部分の上から横方向に塗る。

⑦触って液がべたつかない状態まで乾燥させて、完成!

デコパージュのやり方 コピー用紙

<材料>
・デコパージュしたいプラスチックの小物
・使用したいデザインのコピー用紙(小物に合わせた大きさに切っておく)
・平筆
・デコパージュ専用の糊
・デコパージュ専用のコーティング剤

<下処理>

①コピー用紙の表面に薄くデコパージュ液を塗る。

②べたつかなくなるまでよく乾燥させる。

③①~②を5回繰り返す。

④コピー用紙を水に1時間ほど浸し、コピー用紙の裏面を指の腹でくるくると回しながら優しく触れる。
 裏面の紙がぽろぽろと取れて、薄く透けるような紙ができれば下処理完了。

<手順>

①平筆を使って、プラスチックの小物にデコパージュ専用の糊を均一に塗る。

②コピー用紙を貼り付ける。

③触って液がべたつかない状態まで乾燥させる。

④デコパージュ専用のコーティング剤をデザイン部分の上から縦方向に塗る。

⑤触って液がべたつかない状態まで乾燥させる。

⑥デコパージュ専用のコーティング剤をデザイン部分の上から横方向に塗る。

⑦触って液がべたつかない状態まで乾燥させて、完成!

手軽に道具を集めることができ、簡単にできるデコパージュ。

家にあるプラスチックの小物も、お気に入りのデザインでアレンジすると気分が上がりますよ。

自分で作った、世界に一つだけの作品は素敵な思い出にもなるはずです。

デコパージュに興味はあるけれどやったことのない方は、ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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