iPhoneの指紋認証(Touch ID)は、パスワードを入力しなくてもロック解除や決済ができる便利なものです。
しかし、いざというときに指紋認証がなかなかできず、困った経験はないでしょうか?

冬場によく反応しなくなるから、指紋認証できないのは手荒れのせいかな?



指紋認証できないときは、どんな対策をしたらいいのかな?
この記事では、iPhoneの指紋認証の指紋認証の仕組みと手荒れが与える影響、指紋認証トラブルへの対処法などをご紹介します!
手荒れを防ぐための対策やケアのポイントなどもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
- 手荒れでiPhoneの指紋認証ができない理由
- 手荒れによる指紋認証トラブルの対処法
- 手荒れを防ぐ生活習慣とアイテム
手荒れでiPhoneの指紋認証ができない理由





そもそも、指紋認証ってどんな仕組みなのかな?
手荒れによって指紋認証ができなくなるのはなぜなのでしょうか?
まずは、iPhoneの指紋認証の仕組みについて確認していきましょう。
iPhoneの指紋認証の仕組みとは
私たちの指にある指紋には、隆線(凸部分)と谷線(凹部分)が存在しています。
一方、iPhoneの指紋センサー部分の内側には、たくさんの電極が埋め込まれています。
指が指紋センサーに触れると、センサーに直接触れた凸部分の表面のかすかな汗に電気が反応し、電荷が集中。
その電荷の分布を、事前に登録された指紋データと比較することで、認証がおこなわれるというわけですね。



指紋が偶然に一致する確率は数十億分の一といわれていることから、指紋認証は高いセキュリティを保てるのですね!
手荒れが指紋認証に与える影響
では、手荒れは指紋認証にどのような影響を与えるのでしょうか?
手荒れにより指紋認証ができなくなる原因として、考えられるものは以下の3つです。
- 手が乾燥して水分がなくなるため
- 手が荒れて傷がついたため
- 乾燥で指紋が変形してしまったため
順番に見ていきましょう。
手が乾燥して水分がなくなるため
前の章で、「指紋の凸部分にかいたかすかな汗に電気が反応する」という指紋認証の仕組みをご紹介しました。
手荒れにより指が極端に乾燥していると、電気が反応する水分がなくなってしまうことで、指紋認証に失敗してしまうのです。
この場合は、指に息を吹きかける、手を洗ってから余分な水をふき取る、などして指に水分を含ませることで成功しやすくなることがあります。
手が荒れて傷がついたため
手荒れで指先に傷がつくことでも、指紋認証ができなくなる場合があります。
傷によって指紋が隠れてしまうことで、センサーが事前に登録した指紋と同じものかどうか判断できなくなってしまうのです。
この場合はすぐに改善するのが難しいので、保湿クリームを塗るなどして指先のケアをしましょう。
乾燥で指紋が変形してしまったため
乾燥で指先の水分が抜けると、指紋の凹凸部分がハッキリしなくなったり、しわしわになってしまったりします。
その状態でセンサーにタッチしても、センサーに「事前に登録した指紋と違う指紋」だと認識されてしまうのです。
この場合もハンドクリームなどによるケアが有効ですが、過剰な油分もセンサーの誤作動を招く原因になるので注意しましょう。
手荒れ以外の原因をチェック
手荒れ以外の原因で指紋認証ができなくなる場合もあります。
代表的な原因は以下の3つです。
- センサーに汚れや傷がある
- 保護フィルムが貼られている
- アップデートなどにともなう一時的なトラブル
順番に確認していきましょう。
センサーに汚れや傷がある
指紋センサー部分に汚れや傷があると、指紋を正確に読み取れない場合があります。
センサーが汚れている場合は、メガネふきなどの柔らかい布でセンサーの汚れをふき取ってみましょう。
センサーに傷がある場合は修理が必要な可能性もあるため、メーカーや修理店に相談してみましょう。
保護フィルムが貼られている
指紋センサー部分に保護フィルムやシートが貼られていると、指紋が正常に認識されない場合があります。
一時的に保護フィルムやシートを剥がして、再度指紋認証を試してみましょう。
アップデートなどにともなう一時的なトラブル
端末のアップデートなどにより、指紋認証システムに一時的なトラブルが発生している可能性もあります。
端末のソフトウェアが最新版になっているか確認する、再起動するなどして改善するか試してみましょう。



これらを試しても改善しない場合は故障の可能性があるため、メーカーや修理店に相談してみましょう!
手荒れによる指紋認証トラブルの対処法





実際に手荒れで指紋認証できなくなったら、どうしたらいいの?



対処法を3つ、ご紹介しますね!
- 一時的な代替手段をとる
- 指紋を再登録してみる
- 指の保湿をしてケアをしてみる
ひとつずつ確認していきましょう。
一時的な代替手段をとる
一時的に、指紋認証以外の認証方法を使用するという方法があります。
iPhoneでは、指紋認証以外にも顔認証(Face ID)やパスコードをセキュリティ対策として設定することができます。
これらの設定は併用することでよりセキュリティが強化できるので、指紋認証ができなくなった場合に備えてあらかじめ複数の認証方法を設定しておきましょう。
指紋を再登録してみる
どうしても指紋が読み取りにくい場合は、思い切って指紋を再登録してみましょう。
指紋は最大で5つ登録できますので、違う指を登録する、同じ指を複数登録しておくなどの対策が可能です。
おすすめは、乾燥した状態の指紋と通常の状態の指紋を両方登録しておくことです。
乾燥した状態の指紋を登録しておくことで、手荒れのときでも指紋認証の成功確率がぐっと上がりますよ。
指の保湿をしてケアをしてみる
手荒れによる指紋認証トラブルを防ぐには、そもそも手が荒れないのがいちばんです。
指の保湿をしてケアをし、手荒れを改善しましょう。



手荒れを防ぐ方法については、次の項目で詳しく解説していきますね!
手荒れを防ぐ生活習慣とアイテム


日常的に手荒れを防ぐためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?
ここからは、日々の生活の中でできる対策とおすすめのアイテムをご紹介していきます。
仕事や家事中でもできる予防対策
手荒れを予防するためには、以下のような方法で日常生活におけるダメージをできるだけ抑えること、保湿をしっかりすることが大切です。
水仕事の際はゴム手袋を着用する
食器洗いや洗濯などの水仕事は手荒れの大きな原因となります。
洗剤は洗浄力が強いため、肌に必要な皮脂膜まで洗い流してしまう可能性があるからです。
水仕事の際はゴム手袋を着用し、手を洗剤の刺激から守りましょう。
また、熱いお湯は皮脂を落としすぎてしまうため、手洗いには水のほうがおすすめです。
こまめにハンドクリームで保湿する
手の乾燥を感じたとき、水仕事をした時などは、すぐにハンドクリームで保湿をおこないましょう。
家事や仕事の合間に使える、べたつかないタイプのハンドクリームがおすすめです。
台所をはじめ、職場のデスク、バッグの中、洗面所など複数個所にハンドクリームを備えておくと、すぐに使えて便利ですよ。
夜間に集中ケアをする
手荒れが特にひどい時には、夜間に集中ケアをおこなうのも有効です。
寝る前にハンドクリームをしっかりと塗り、綿やシルクなど通気性のよい素材の手袋を着用することで、手を乾燥から守りつつ快適に眠ることができます。
睡眠を妨げないよう、脱げにくく締め付けの少ない手袋を選ぶのがポイントです。
市販のおすすめ保湿アイテム



手軽に買える保湿アイテムはないかな……?
ここからは、ドラッグストアなどでも買うことができる市販のおすすめ保湿アイテムをご紹介していきます!
ニュートロジーナ インテンスリペア ハンドクリーム


保湿力が高く、超乾燥肌用のニュートロジーナのハンドクリームです。
無香料・無着色なので、職場などでも気兼ねなく使うことができます。
ドラッグストアで購入でき、1本で約200回使えるというコスパの良さもうれしいポイント。
アトリックス ビューティーチャージ ナイトスペリア
ベストコスメ1位を受賞したこともある、アトリックスの夜美容ハンドクリームです。
濃厚なクリームに美容液成分が入ったカプセルが配合されており、お休み中の手肌にうるおいを与えてくれます。
ドリーミーアロマの心地よい香りで、寝る前にリラックスできますよ。
ユースキン ハンドガード タッチ
スキンケアメーカー、ユースキンから発売されている手袋です。
両手の親指・人差し指に電気を通す糸が使用されており、つけたままスマホなどの操作が可能です。
綿100%使用で通気性に優れ、肌触りがよいので敏感肌の人にもおすすめですよ!



素材やテクスチャ、香りなど、自分の好みに合ったアイテムを選ぶのも大切ですよ!
季節別手荒れケアのポイント
手荒れのケアは、季節によって注意すべき点が異なります。
それぞれの季節ごとに、ケアのポイントを確認していきましょう。
冬のケア
冬は空気が乾燥するほか、冷えによる血行不良も手荒れの要因となります。
乾燥から肌を守るため、水仕事のあとや寝る前にはハンドクリームで保湿をしっかりと行いましょう。
また、手袋を着用して手を温め、血行を促進して冷えを防ぎましょう。
夏のケア
夏は汗や紫外線のほか、冷房による室内の乾燥も心配な季節です。
アームカバーや手袋で紫外線を防ぎ、汗をかいたらこまめにふき取るなどして手を清潔に保ちましょう。
エアコンに当たりすぎると乾燥してしまいますので、夏場でもハンドクリームによる保湿はしっかりと。
季節の変わり目のケア
季節の変わり目は、朝晩の寒暖差により肌のバリア機能が不調になることで、乾燥や肌荒れを起こしやすくなります。
肌が刺激に反応しやすい時期でもあるので、ハンドクリームは刺激が少なく肌に優しい成分のものを選びましょう。
「ヘパリン類似物質」や「セラミド」といった、刺激が少ない成分が入ったものがおすすめです。
指紋認証は手荒れでできなくなる?iPhoneでの対処法をご紹介!まとめ


iPhoneの指紋認証の指紋認証の仕組みと手荒れが与える影響、指紋認証トラブルへの対処法などについてご紹介しました。
最後に、この記事の内容を振り返ってみましょう。
まず、指紋認証の仕組みと手荒れでiPhoneの指紋認証ができない理由は以下のとおりです。
【iPhoneの指紋認証の仕組み】
指紋の凸部分の電荷の分布を、事前に登録した指紋データと比較することで認証がおこなわれる
【手荒れにより指紋認証ができなくなる原因】
- 手が乾燥して水分がなくなるため
- 手が荒れて傷がついたため
- 乾燥で指紋が変形してしまったため
【手荒れ以外に考えられる原因】
- センサーに汚れや傷がある
- 保護フィルムが貼られている
- アップデートなどにともなう一時的なトラブル
実際に手が荒れてしまい、指紋認証ができない場合の対処法としては、以下の3つをご紹介しました。
- 一時的な代替手段をとる(Face ID、パスコード)
- 指紋を再登録してみる
- 指の保湿をしてケアをしてみる
手荒れ防止には、以下のような生活習慣やアイテムで対策するのがおすすめです。
【仕事や家事中でもできる予防対策】
- 水仕事の際はゴム手袋を着用する
- こまめにハンドクリームで保湿する
- 夜間に集中ケアをする
【市販のおすすめ保湿アイテム】
- ニュートロジーナ インテンスリペア ハンドクリーム
- アトリックス ビューティーチャージ ナイトスペリア
- ユースキン ハンドガード タッチ
【季節別手荒れケアのポイント】
- 冬のケア→乾燥と、冷えによる血行不良から手を守る
- 夏のケア→汗や紫外線、エアコンの当たりすぎによる乾燥に注意
- 季節の変わり目のケア→肌のバリア機能が落ちる時期のため、ハンドクリームは刺激の少ないものを
ぜひ、自分に合ったケア方法を見つけ、iPhoneを快適に使っていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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