
年賀状を書くのが遅くなり、投函するのが12/31になってしまいました……
日々の家事に加え、大掃除や行事の準備……忙しい年末、年賀状を書くのが遅くなるときもありますよね。
年賀状を書くのが遅くなってしまうと、年末ギリギリにポストに投函することになるでしょう。
では、12/31に年賀状を出すと、実際いつ頃届くのでしょうか?
この記事を読むと、実際に年賀状はいつ頃届くのかや、マナー上の問題がわかります。
- 年賀状を31日に出しても元旦に届くのか?
- 年賀状が1日に届かないとマナー上の問題はあるのか?
- 年賀状をなるべく早く届けるための注意点
- 31日に出しても1日に届ける方法
- 届くのが遅くなってしまうときの対処法
また、年賀状を出すときの注意点についても説明していますので、なるべく早く年賀状が届くよう工夫することも出来ます。
いつ頃届くのかやマナー上の問題を知ることで、忙しい年末の中、年賀状の不安を解消することが出来ますよ。
是非、この記事を読んで年賀状の不安を解消し、楽しい年始を迎えてくださいね。
年賀状を31日に出しても元旦に届く?





年末の忙しい中、年賀状を出すのが遅くなってしまいました……。
年賀状を出すのが遅くなってしまった……1度は経験した方も多いのではないでしょうか。
では、12/31に年賀状を出した場合、実際に届くのはいつ頃になるのでしょうか?
日本郵便の公式な投函締切は?
例年、年賀状の受付期間は12/15〜1/7となっており、この期間に出された年賀はがきには消印がつきません。
1/1の元旦に届けたい場合は、12/25までに年賀状を投函しましょう。
Q.年賀状の引受は何日からですか?
A.2025年(令和7年)の年賀状の引受開始は2024年12月15日(日)からになります。
一通でも多くの年賀状を元日にお届けするためには、できるだけ2024年12月25日(水)までに差出しをお願いします。
また、懸賞応募のためのご利用など、年賀状としての取扱い(元日にお届け)を希望されない場合は、料額印面下部の「年賀」の文字を二重線等で抹消して差出しをお願いします。
年内に出された年賀はがきは郵便局で保管され、翌年のお正月に配達してくれます。



12/14より前に投函すると普通郵便として通常の配達になってしまうので、注意してください。
投函日と届く目安
年賀状は投函した日によって、いつ頃届くのでしょうか?
届く目安を表にまとめました。
12/26 〜 12/27 午前中 | 近接都道府県なら三が日 投函した郵便局と同じ地域や近接する県、同じ県内だとまれに 1/1 |
12/27 午後 〜 12/28 午前中 | 同一都道府県なら三が日 投函した郵便局と同じ地域や近接する県、同じ県内だとまれに 1/1 |
12/28午後 〜 12/30 午前中 | 同一市町村内なら三が日 投函した郵便局と同じ地域や近接する県、同じ県内だとまれに 1/1 |
12/30 午後 〜 12/31 | 1/3 以降 投函した郵便局と同じ地域だとまれに 1/1 |
1/1 | 1/4 以降 |
郵便局から発表されているものではなく、あくまで目安なので参考程度にご覧ください。
12/31に投函した場合は、近い地域だとまれに1/1に届く可能性もありますが、基本的には1/3以降の配達になります。
集荷時間がカギ
ポストに投函したとしても、その日の集荷時間を過ぎてしまっていると、当日の集荷はされません。
元旦に確実に届けたい場合は、12/25の午前中に投函するか、最寄りのポストの最終集荷時間よりも前に投函してください。



12/31に投函する場合も、最終集荷時間よりも遅くに投函してしまうと1/1の集荷になってしまうため、注意してください。
1/2は年賀状の配達がされない
12/31に投函したものは1/3以降に配達されます。



なぜ1/2ではなく、1/3以降なんですか?



実は、2017年から1/2の配達が取りやめになったのです。
郵便局は2017年から1/2の配達を取りやめています。
※1 1月2日については、一通でも多く元旦に年賀状をお届けする取り組み、短期外務アルバイトの確保難、年賀の取扱物数の減少等の理由から年賀状の配達を休止させていただきます。
そのため、12/31に投函した年賀状は1/3以降の配達になります。
年賀状が1日に届かないとマナー上の問題はある?


これまで投函した日に対して、いつ頃年賀状が届くのかを説明してきました。
そもそも、1/1に年賀状が届かないと、マナー上の問題はあるのでしょうか?
結論から言うと、1/1に届かなくもてマナー違反にはなりません。
詳しく説明していきます。
1/1に届かなくてもマナー違反にはならない
年賀状は1/1に届かなかった場合でも、マナー違反にはなりません。
なぜなら、年賀状は松の内の期間までに届けば問題ではないからです。
「松の内」という言葉を初めて知る方もいると思いますので、次で詳しく説明します。
年賀状は松の内までに届けば問題ない
松の内は家の前に門松をおいておく期間のことで、この期間がお正月とされています。
関東、関西の地域によって松の内の期間が違います。
関東 | 関西 |
---|---|
1/7 | 1/15 |
この期間のうちに年賀状が届けば、マナー上の問題はありません。
ただし、元旦に届かない場合に注意することがあるので、次で説明します。
1/1に届かない場合は、「元旦」と書かない
「元旦」つまり1/1を過ぎて届く年賀状には「元旦」の文字は使えません。
「元旦」という意味合いをそのまま使いたい場合は、「一月」や「正月」などに変更しましょう。
特に、仕事関係や目上の方に年賀状を送るときは注意しましょう。
年賀状をなるべく早めに届けたい時の注意点





マナー上の問題はなくても、なるべく早めに届いてほしいです。



その場合は、次に紹介することに注意してみてください。
年賀状をできるだけ早く配達してもらうためには、投函するルールを守りましょう。
投函するときは、次の事に注意してください。
- 郵便番号は指定された枠に書く
- 住所を省略せずに正しく読みやすく書く
- 送り先の相手の名前を正しく書く
- 異物を貼り付けたり、加工して曲がっているものは送らない
- 複数枚出す場合は輪ゴムで止める
- 年賀状専用の投入口にいれる
- 【裏技】郵便局で直接提出する
郵便番号は指定された枠に書く
郵便番号は指定された番号枠に書きましょう。
番号枠からずれていると、違う郵便番号として認識されてしまう可能性があるので、注意しましょう。
住所を省略せずに正しく読みやすく書く
住所は正しく読みやすく書きましょう。
読みにくい文字で書いてしまうと、間違った住所に届けられたり、宛名不明で返送されてしまう可能性があります。
また、住所を省略せずに書くことも、早く正確に届けてもらうことに繋がります。
マンション名や部屋番号なども省略せずに書きましょう。
送り先の相手の名前を正しく書く
送り先の相手の名前が正しくないと、送り先とは別の場所に届いてしまう可能性もあります。
住所と同じく、名前も正しく書きましょう。



「崎」「埼」「﨑」など、間違えやすい漢字にも注意してください。
異物を貼り付けたり、加工して曲がっているものは送らない
年賀はがきに異物を貼り付けたり、加工して曲がっていると、機械での処理が出来ない可能性があります。
また、定型外郵便物の扱いになってしまうと、追加料金を払わないと配達出来なくなることもあります。
複数枚出す場合は輪ゴムで止める
年賀状を複数出す場合は、上下と裏表を揃えて、輪ゴムでまとめてから出しましょう。
見た目で年賀はがきだということがすぐわかったり、郵便局の機械による仕分け作業では、上下や裏表を揃えてから機械に通すため、あらかじめ上下、左右を揃えておくと、時間短縮になります。
ただし、切手を貼った年賀はがきも一緒に出す場合は、切手を貼らない年賀はがきとは別々に分けて、輪ゴムで止めてください。
年賀状専用の投入口にいれる
年賀状の受付期間中は、普通郵便とは区別し、年賀状専用の投入口がある場合があります。
その場合は、年賀状専用の投入口に入れましょう。
普通郵便の投入口に入れても問題はありませんが、普通郵便から年賀状用へ移動する手間が増えてしまうため、時間がかかってしまう可能性があります。
Q.年賀状をポストの年賀状専用の投入口ではなく通常の郵便物の投入口に入れてしまった
A.郵便局において仕分けをする際に、普通の郵便物の中に年賀状が混入していないか確認しています。
ただし、より早く確実にお届けするためにも、年賀状専用の投入口へお出しください。
これらをしっかり守って投函することで、配達の時の確認をスムーズに行ってもらえます。
その結果として、早めに届く可能性が高くなります。
【裏技】郵便局で直接提出する
ポストに投函するよりも、郵便局で直接提出したほうが早く配達される可能性が高くなります。
ポストは集荷の時間が決まっているため、投函した時間によって、年賀状がすぐに郵便局に届かない可能性があります。
郵便局の窓口に直接年賀状を出しに行くことで、集荷時間に関わらず、年賀状を出すことができます。
郵便局内に年賀状専用のポストがあるところもあります。
郵便局に持ち込むときは、営業時間に気をつけてください。
31日投函でも1日に間に合わせる裏技





出すのが遅くなってしまったけど、どうしても1/1に届けたいです……



そんなときは、速達を使う方法があります。
郵便をなるべく早く送りたいときは、速達で送る方法があります。
ただし、基本料金とは別に料金が発生します。
速達で送る方法と注意点
速達で送る場合は、早ければ翌日、遅くとも翌々日には届けることが出来ます。
ただし、スタンプやシールによって、通常配達ではないことが、相手に伝わってしまいます。
料金は2025年7月時点で基本料金+300円です。



相手に伝わっても良いので、どうしても1/1に届けたい事情があれば、速達を利用してください。
指定日配達もできる
指定日配達では、3〜10日後以内の日付を指定して送ることも可能です。
どうしてもこの日にちに年賀状を届けたいというときは、この方法がオススメです。
ただし、こちらもスタンプやシールによって、通常配達ではないことが、相手に伝わってしまいます。
料金は2025年7月時点で平日指定で基本料金+42円、土曜日、日曜日、祝日指定で基本料金+270円です。
相手の家まで直接持っていって投函する
送り先が近所の場合は、相手の家まで直接持っていって、郵便受けに投函する方法もあります。
お金はかけたくないけれど1/1に届けたい、なおかつ直接投函できる距離であれば、この方法も可能です。
ただし、郵便局から届いた年賀状が輪ゴムでまとめられていた場合は、直接投函したということが相手にわかる可能性もあります。
松の内に間に合わなかった場合の対処法





自分は出していない相手から年賀状が届きました。
もらったのは嬉しいけれど、相手に年賀状が届くのは遅くなってしまいます……
年明けに年賀状を出した場合は、1/4以降に届くことがほとんどです。
松の内の期間までに届くようにするならば、関東は遅くとも1/3まで、関西は1/7までに出すようにしてください。
また、1/3以降の年賀状の配達は平日のみであり、2021年10月以降は、土日・祝日の配達は行われなくなりました。
Q.土曜日・日曜日・休日に手紙・はがき・荷物(ゆうパック)等の配達は行われますか?
A.土曜日・日曜日・休日における普通郵便物等の配達について、1月1日を除き、原則として休止しています。
そのため、松の内の期間までに届けたい場合は、土日・祝日を除いて配達日数を計算しなければいけません。
年賀状ではなく寒中見舞いへ変更する



どうしても松の内までに年賀状が届けられません……



その場合は無理をせず寒中見舞いにしましょう
昔に比べると配達する日や曜日が減ったことから、どうしても松の内の期間中に年賀状を届けられないこともあると思います。
準備していなかった相手から年賀状が届いたら、松の内の期間を過ぎてしまったとしてもお返事を出すのがマナーです。
1/8以降は年賀はがきで出したとしても、消印有りで普通郵便と同じ扱いになります。
松の内の期間よりも後に年賀状を送る場合は、普通はがきを使い、寒中見舞いを送りましょう。



寒中見舞いは遅くとも2/4頃の立春までに届くように送るのがマナーです。
まとめ:年賀状を31日に出すのはリスクが高め!
12/31に年賀状を投函すると、いつ頃届くのかや、マナー上の問題はあるのかを説明しました。
1/1に届けたいのであれば、12/25までに投函すると確実です。
12/31に投函した場合は、近い地域だとまれに1/1に届く可能性もありますが、基本的には1/3以降の配達になります。
ポストに投函するときは、最終集荷時間を過ぎてしまうと翌日の集荷になってしまうので、注意してください。
年賀状は1/1に届かなくても、松の内の期間であれば、マナー上の問題はありません。
松の内は地域によって期間に差があり、関東は1/7、関西は1/15です。
ただし、1/1に届かない場合は、「元旦」という文字は使えないので、注意してください。
年賀状をなるべく早く届けるときは、次のことに注意してください。
- 郵便番号は指定された枠に書く
- 住所を省略せずに正しく読みやすく書く
- 送り先の相手の名前を正しく書く
- 異物を貼り付けたり、加工して曲がっているものは送らない
- 複数枚出す場合は輪ゴムで止める
- 年賀状専用の投入口にいれる
- 【裏技】郵便局で直接提出する
どうしても1/1に届けたい場合は、速達を利用する方法や相手の家に直接投函する方法があります。
ただし、速達の場合は、スタンプやシールによって、通常配達ではないことが、相手に伝わってしまいます。
相手の家に直接投函する場合は、郵便局から届いた年賀状が輪ゴムでまとめられていた場合は、直接投函したことが伝わる場合もあります。
松の内の期間中に届かない場合は、年賀状ではなく、寒中見舞いへ変更しましょう。
この記事を読んで、年賀状がいつ頃届くのがわかり、不安が解消されたと思います。
それでは、素敵な年末年始をお過ごしください。
こちらの記事では、寒中見舞いのはがきについて文例付きで詳しく説明しています。
寒中見舞いのはがきを書く際の参考にしてください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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