
初めて秋の上高地に行くけど、どういう服装がいいかな?
朝晩は冷え込むって聞くし……。
せっかくの紅葉シーズンを楽しみにしていても、服装選びを間違えて寒さや雨に振り回されてしまっては、もったいないですよね。
安心してください!
秋の上高地に初めて訪れる方向けに、月ごとの気候の特徴や服装の選び方、靴や防寒対策、持ち物チェックリストまでをわかりやすくまとめました。
この記事を読めば、気温差や雨対策にしっかり備えながら、安心して紅葉や自然の美しさを楽しむ準備が整います。



ちょっとした工夫と準備で、秋ならではの上高地の魅力を満喫できますよ!
どうぞ最後までお読みください。
上高地の秋は寒い?紅葉シーズンの気候を徹底解説


秋の上高地は、色づく木々と澄んだ空気が織りなす絶景が広がる魅力的なシーズンです。
標高約1,500メートルに位置するため、朝晩は一気に冷え込み、秋の訪れを肌で感じることができます。
特に紅葉が見頃を迎える10月中旬から11月上旬にかけては、服装選びや天候の変化への備えが大切です。
- 紅葉の見頃は10月中旬〜11月上旬
- 朝晩と日中の寒暖差が大きい(10℃以上差が出る日も)
- 急な雨に要注意
秋の上高地の魅力や紅葉の見頃、気温・天候の特徴、服装や雨対策のポイントまで、訪問前に知っておきたい情報を解説します。
秋の上高地の魅力と紅葉の見頃
上高地の紅葉は、9月から木々が色づきはじめ、10月中旬から11月上旬に見頃を迎えます。
上高地では葉が赤く染まる「紅葉」よりも、黄色く染まる「黄葉」のほうが見かけることが多いです。
また、空気の澄んだ秋の夜には、満天の星空と天の川が見られる日もあります。
秋の上高地は気温差に注意
上高地は秋になると昼夜の気温差が大きくなることが特徴です。
9月の日中は比較的過ごしやすいですが、朝晩は冷え込みます。
特に10月は日中は気温が10度前後でも、朝晩は氷点下になることもあります。
天候急変・雨対策は必須
秋の上高地は天候が変わりやすい時期で、突然の雨……なんてこともあります。
標高が高いため、雨に濡れると一気に体温が奪われ、体調を崩しやすくなります。
特に10月以降は冷たい雨になることもあるため、防寒と雨対策の両方を意識した準備が欠かせません。



「晴れたらラッキー」くらいの気持ちで、悪天候にも柔軟に対応できる準備をしておきましょう。
初心者でも失敗しない秋の上高地服装選びのポイント


上高地の秋は、朝晩と日中の気温差が大きく、服装選びを間違えると寒さで旅行を楽しめなくなるかもしれません。
日中は過ごしやすくても朝夕は1桁台まで冷え込む日もあり、初心者には服装選びが悩みのタネになりがちです。
寒暖差への備えや体温調節しやすい重ね着(レイヤリング)の基本、具体的な服装例を見てみましょう。
気温差が激しい上高地はレイヤリングが基本
秋の上高地は、1日の中で寒暖差が10℃以上になることもあります。
寒暖差の激しい環境では、脱ぎ着で体温調整ができる「レイヤリング(重ね着)」が基本です。
- ベースレイヤー(肌着):吸汗速乾性があり、汗冷えを防ぐもの
- ミドルレイヤー(中間着):体温を保持する保温着(薄手のフリースやダウンジャケットなど)
- アウターレイヤー(上着):風や雨を防ぐ防風・撥水性のあるジャケット
この組み合わせであれば、朝夕の寒さにも、日中の暖かさにも柔軟に対応できます。



特別な登山ウェアでなくても大丈夫ですが、アウトドアブランドの機能性ウェアが1枚あると安心感が増します。
温度調節しやすい服装例
基本は、「吸湿速乾性のある肌着」「保温性のある中間着」「風や雨を防ぐアウター」の3層の組み合わせです。
たとえば以下のような服装がイメージしやすいでしょう。
- 吸汗速乾性の長袖インナー
- 薄手のフリースやダウン
- ウィンドブレーカーやレインウェア
- ストレッチ素材のロングパンツ
- トレッキングシューズ



9月・10月・11月の気温や服装の目安は時期によって異なるため、月別のポイントについては次の章で解説します。
9月・10月・11月別|秋の上高地おすすめ服装ガイド


上高地の秋は、月ごとに気温や気候が大きく変化します。
9月は最高気温が20℃を下回り、10月は紅葉が進み気温も下がり始め、11月の朝晩は氷点下になる日が多いです。
快適に過ごすためには、訪れる時期に合った服装を選ぶことです。
各月の服装の目安を、出発前のチェックとしてぜひお役立てください。
9月の服装ポイント
晴れている日の昼間は最高気温が20℃前後と快適に過ごせますが、下旬になると朝の気温が5℃を下回ることがあります。
歩いて体が温まることも想定し、重ね着で体温調整ができる服装を心がけましょう。
- 吸汗速乾性の長袖インナー
- ウィンドブレーカーやパーカー
- ストレッチ素材のロングパンツ
- 朝晩の冷え対策に薄手のフリースがあると安心
10月の服装ポイント
10月は上高地の紅葉が見頃を迎える一方で、気温もぐっと下がり始めます。
日中の気温は平均13℃前後ですが、朝晩はかなり冷え込み氷点下になることもあり、防寒対策が必要です。
冷たい風や急な雨にも対応できる機能性ウェアがあると快適です。
- 吸水速乾性のある長袖シャツ
- フリースやセーター・薄手のダウンなどの中間着
- 防風・防水性のあるジャケット
- ストレッチ素材のロングパンツ
- ネックウォーマーや手袋があると朝晩も安心
11月の服装ポイント
日中は平均8.9℃と真冬並みの寒さで、朝晩は氷点下になり積雪の可能性もあります。
この時期に訪れるなら、防寒は必須です。
特に風を通さず保温性の高いアウターを選びましょう。
- フリースやダウンジャケット
- 防寒性の高いアウター(防風・防水)
- 保温性・防風性の高いボトムス
- 防寒機能付きトレッキングシューズ
- 手袋・ネックウォーマー・ニット帽で冷え対策を万全に
初心者向け|秋の上高地で失敗しない靴選び


秋の上高地を快適に歩くには、服装だけでなく靴選びもとても重要です。
舗装された遊歩道もありますが、雨や落ち葉で滑りやすくなっていることもあります。



スニーカーと登山靴、どっちがいい?



スニーカーとトレッキングシューズの違いやおすすめの靴、防寒対策までしっかり押さえて、快適な足元で秋の上高地を楽しみましょう!
スニーカーとトレッキングシューズの違い
普段使いのスニーカーと、アウトドア用のトレッキングシューズでは機能面で大きな違いがあります。
比較項目 | スニーカー | トレッキングシューズ |
---|---|---|
ソールの厚さ・剛性 | 薄く柔らかいため、長時間の歩行や凸凹道では足裏が痛くなりやすい | 厚くて剛性があり、石や木の根が多い道でも足裏への衝撃をしっかり吸収する |
生地の耐久性 | 擦れやすく、木の枝や岩場で破損のリスクあり | 摩擦や引っかかりに強い、耐久性の高い素材を使用 |
防水性・撥水性・透湿性 | 基本的に備わっていないことが多く、濡れると浸水しやすい | 防水・撥水加工が施され、汗や蒸れも外に逃がす透湿性のある素材が使われている |
足首のサポート力 | ローカットが主流で、足首をサポートする機能はない | ハイカット・ミドルカットで足首をしっかり固定し、捻挫やつま先の痛みを防止できる |
秋の上高地でおすすめの靴
天気の良い日で、河童橋~大正池エリアであれば、スニーカーでもOKです。
(参考:Japan Alps Kamikochi Official website)
ただし、晩秋の上高地は、霜がおりたり、積雪や凍結で滑りやすく転倒の危険があるのでトレッキングシューズが適しています。
- 防水性があるもの(GORE-TEXなど)
- 滑りにくいグリップ付きの靴底
- 軽量でクッション性のあるソール
アウトドアブランドで、靴の履き口がローカットまたはミドルカットの靴がおすすめです。
普段履きのスニーカーと似た感覚で履けるものも増えており、見た目も普段着になじみやすいものが多くなっています。
靴下・足元防寒対策
気温が下がる秋の上高地では、足元の冷え対策も忘れずに行いましょう。
靴が濡れたまま歩き続けると体温を奪われ、疲れを感じやすくなります。
- 厚手のウールソックス:保温性が高く、吸汗性もある
- 替えの靴下を1足持参:急な雨や汗対策に備える
- 足元に貼るカイロや防寒用インソール:11月など寒い日は重宝
- 防水スプレーで靴を事前にコーティング:簡単な対策でも効果大
歩きやすさ+防寒+濡れ対策の3つを意識すると、秋の上高地でも快適に歩けます。
秋の上高地服装・持ち物チェックリスト


上高地の秋は、空気が澄んで景色も美しく、紅葉シーズンとして多くの人が訪れます。
しかし、標高が高い場所ならではの気温の変化や、急な雨・風などの自然環境の厳しさもあります。
快適・安全に楽しむためには、服装だけでなく持ち物の準備も大切です。
気温や天候急変にそなえる持ち物
上高地は山岳景勝地ということもあり、天気は変わりやすく、突然の雨に見舞われることもあります。
風が強まると体感温度はさらに低く感じられます。
急な悪天候にそなえて、軽量かつ防水性・防風性のある持ち物を用意しておくと安心です。
- レインウェア(上下セパレートタイプ):防寒にもなり、傘より歩きやすく快適
- 折りたたみ傘(風が弱いとき用):軽量タイプでOK。サッと取り出せると便利
- 防水ザックカバー or ビニール袋:荷物が濡れるのを防ぎ、快適さをキープ
- ヘッドライト or 小型ライト(念のため):日没が早まる秋には、万が一の備えとして
最低限これだけは持ちたい防寒アイテム
紅葉の見頃である10月中旬〜11月上旬の上高地は、日中でもひんやりとした空気に包まれ、朝晩は氷点下になる日もあります。
服装の工夫に加えて、防寒アイテムを「持ち歩くこと」も重要です。
- 薄手のダウンジャケット or フリース:休憩時や日陰での冷え対策に
- ネックウォーマー or スヌード:首元を温めるだけで体感温度が大きく変わります
- 手袋(風を通しにくい素材):ポケットに手を入れるより、手袋の方が効果的
- 帽子(ニットキャップや耳当て付きもおすすめ):頭からの熱の放出を防ぎ、体温低下を防ぐ
- 使い捨てカイロ(貼るタイプ+持つタイプ):冷え込む朝晩や休憩時に重宝します
持ち物チェックリストをご用意しましたので、ぜひご利用ください。
【まとめ】初心者でも安心!秋の上高地服装完全ガイド
秋の上高地は、紅葉や澄んだ空気、夜空に広がる星など、自然の魅力がぎゅっと詰まった場所です。
ただ、標高1,500メートルという環境では、朝晩の冷え込みや急な雨に備えることが欠かせません。
服装や持ち物の準備が、快適さを左右します。
しっかり準備を整えれば、どんな天気でも安心です。



訪問する時期が決まったら、月別の服装ポイントをあらためて確認し、持ち物チェックリストを使って出発前の準備を進めましょう!
自然の変化を楽しみながら、自分のペースでゆったり歩いてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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