クリスマスなどのイベントにも、食卓を華やかにしてくれるローストビーフですが、つくるのがなんだか難しそうと思っていませんか?

簡単につくれる方法はないの?



ジップロックとお湯で簡単につくれる方法をご紹介します
ジップロックをお湯につけても溶けない方法、ローストビーフの放置時間なども解説していきます。
ローストビーフのレシピだけではなく、注意点やコツも分かりますのでこの記事を読めば、家族や恋人、みんなが喜ぶローストビーフがつくれます。
フリーザーバッグの耐熱温度


最近では色々な種類のフリーザーバッグが売られていますが、すべて湯煎対応というわけではありません。
フリーザーバッグを湯煎調理で使用する際は、必ず耐熱温度などを確認してから使うようにしましょう。
- 旭化成ホームプロダクツ ジップロック


耐熱温度:100℃
- 旭化成ホームプロダクツ イージージッパー


耐熱温度:80℃
- 大日産業 フリーザーバッグ


耐熱温度:100℃
ジップロックが溶けない湯煎方法3選


ジップロックの耐熱性は、大体80℃~100℃になります。
沸騰したお湯の中にジップロックを入れ、なべ底に直接触れてしまうと、溶けてしまいます。
そこで、ジップロックが溶けないようにするための、3つのコツを解説します。
- 食専用湯煎調理袋を使用する
- 鍋底に耐熱皿かザルを置く
- 菜箸とクリップでジップロックを浮かせる
食品用湯煎袋を使用する
食品用湯煎袋は、ダイソーや無印で購入することができます。


ダイソーの湯煎調理袋の耐熱温度は110℃です。


無印の湯煎調理袋の耐熱温度は100℃です。
色々な調理に使えそうですね。
鍋底に耐熱皿やざるを敷く
鍋底に耐熱皿や、ざるを敷く方法もジップロックが直接、鍋底に触れてしまうのを避けられます。
鍋の中に入るくらいの、ちょうどいいサイズの耐熱皿や、ざるが必要ですね。
菜箸とクリップで浮かせる
3つ目は、まずクリップを菜箸に通してから鍋の上に置き、ジップロックをクリップで挟んで浮かせる方法です。
家にあるものでできるので簡単ですね。
しっかりジップロックが鍋底から浮いているかどうか、確認しましょう。
ローストビーフをお湯の中に放置する時間の目安と理由


ローストビーフを放置する理由と、時間の目安をご紹介いたします。
放置には大事な理由がありますので、ぜひ参考にしてくださいね。
放置時間の目安
ローストビーフを作る際、お湯の中に放置する時間は、お肉のグラム数によって変化します。
- 300~400g:約25分
- 400~700g:約30分
- 700g~1㎏:約40分
上記はあくまで目安ですが、放置することで、お肉の中心までゆっくり火が通ります。
放置する理由
ローストビーフを、お湯の中に放置する理由は、お肉がやわらかく、ジューシーに仕上がるからです。
また、じっくり時間をかけることで、お肉のうまみとコクも増します。
放置することにより、ローストビーフの中心部までゆっくり熱が伝わり、火入れも完成します。
お湯から出したあとも、1時間以上放置をします。
そうすることで、お肉の繊維の間に、染み出した肉汁をもう一度肉に吸わせます。
すると、しっとりしてうまみのあるローストビーフに仕上がります。
ローストビーフを適度に冷ますことで、切る際にとてもきれいに、スライスすることができます。
ローストビーフを湯煎調理でつくるときの注意点


ローストビーフをジップロックとお湯でつくるときに、注意点があります。
ジップロックの中にお湯が入り込まないようにすることです。
せっかくおいしいローストビーフをつくろうとしたのに、その過程でお水がジップロックの中に入ってしまっては台無しです。
ジップロックの中の空気をしっかり抜いた状態で、湯煎しましょう。
空気をしっかり抜く方法をご紹介します。
- 真空パック機を使う。
- 大きなボウルなどに水を入れ、その中にジップロックを下から順に浸けていき、水圧で空気を抜きながら密封するときれいに空気が抜けます。
もうひとつの注意点は、食中毒です。
ローストビーフは、特定加熱食肉製品になり、厚生労働省ホームページでは、以下の条件となっています。
56度 | 64分 |
57度 | 43分 |
58度 | 28分 |
59度 | 19分 |
60度 | 12分 |
61度 | 9分 |
62度 | 6分 |
63度 | 瞬時 |
お肉の中心温度が、58度に達してからさらに、28分間温度を維持することで、ローストビーフを安全に食べることができます。
食中毒には十分に気をつけ、おいしいローストビーフをつくりましょう。
絶品!ジップロックとお湯で簡単おいしいローストビーフレシピ


ジップロックで湯煎調理するときの、注意点やコツなどをご紹介してきましたので、さっそくローストビーフをつくっていきましょう。
絶品ローストビーフレシピをご紹介します。
材料4人分
牛かたまり肉 | 400~500g |
塩 | 小さじ1 |
ブラックペッパー | 適量 |
にんにく | 1/2片 |
●赤ワイン | 大さじ2 |
●醤油 | 大さじ2 |
●砂糖 | 大さじ1/2~1 |
●水 | 大さじ3~4 |
バター | 5g |
- 牛かたまり肉を常温に戻す。フォークで数ヶ所穴を開け、塩、ブラックペッパーをよく揉みこむ。スライスしたニンニクをのせてラップをし、しばらく置く。
- フライパンにオリーブオイルを入れ、牛かたまり肉をニンニクごと中火で熱する。ニンニクの香りが付いたら取り出し、牛肉を全面焼く。
- ホイルを2重にして包み、さらにラップで包んだら、ジップロックへ入れる。
- お湯を沸かし、中火で2分ほど茹でる。火を止め、ふたをして20~30分ほど置く。
- 取り出して粗熱が取れたら、冷蔵庫で1時間以上置く。食べやすい厚さに切る。
- ソースのつくり方~牛肉を焼いたフライパンに●の調味料を入れ、煮詰まったらバターを加えて混ぜる。



ポイントは、温度管理、放置時間、ジップロックの中の空気をしっかり抜いて密封することでしたね
まとめ
ローストビーフはジップロックとお湯で、とてもおいしく調理することができます。
フリーザーバッグを使うときは、必ず耐熱性があるものを選びましょう。
ダイソーや無印では湯煎調理袋が売っていますので、こちらを使用してもいいですね。
ジップロックがお湯で溶けないようにするコツを3つご紹介しました。
鍋底に直接ジップロックが触れないようにします。
- 食品用湯煎袋を使用する
- 鍋底に耐熱皿やざるを敷く
- 菜箸とクリップで浮かせる
ローストビーフをつくるうえで注意点がありました。
ジップロックの中に絶対お湯が入らないようにすることと、食中毒です。
- 真空パック機を使う。
- 大きなボウルに水を入れ、その中にジップロックを下から順に浸けていき、水圧で空気を抜きながら密封する。
- お肉の中心温度が58度に達してから、さらに28分間温度を維持することで、ローストビーフを安全に食べることができます。
ローストビーフをジップロックとお湯で簡単においしくつくるコツは以下です。
- ジップロックの中の空気をしっかり抜く
- ジップロックが鍋底につかないようにする
- お湯の中に放置する時間は20~30分、お湯から出したローストビーフの放置時間は1時間以上
食中毒には気をつけながら、ジップロックとお湯で簡単おいしいローストビーフをつくって、食卓を華やかに彩りましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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