
3歳でも作れる笹飾りってどんなものがあるんだろう…
七夕には、短冊や笹飾りを作る風習がありますね。
SNSで見かけるかわいい工作をしてみたい!でも、どうやって子どもと作ったらいいのか分からない…
季節のイベントを大切にしたいけれど、準備や作り方が分からない人も多いのではないでしょうか。
今回は、3歳のお子さんでもできる笹飾りのアイデアをご紹介します!
親子で笹飾りを作って、楽しい七夕を迎えましょう。
- 3歳児でも楽しめる笹飾りの工作5選
- 笹飾りの材料と準備のポイント
- 親子で楽しむ工作の進め方
- 飾り方の方法と工夫
- 七夕行事を楽しむ方法
ぜひ、最後までお読みください。
3歳児でも楽しめる笹飾りの工作は?


笹飾りといえば、短冊、お星さま、ちょうちんなどイメージしやすいのではないでしょうか。
楽しく作るには無理のない、簡単なものを選びたいですね。
3歳児でも安心して取り組める工作アイデアなら、季節の行事がもっと楽しく思い出深いものになりますよ。
3歳児に向いている笹飾りの特徴
3歳児は手先、指先をうまく使いこなせるようになってくる時期ですが、個人差も大きいです。
自分でやりたい思いも強いので、「できた!」を積み重ねていくことが大切です。
簡単に作れるものを選んで、達成感を味わえるようにしましょう。



今回は、貼る・ちぎる・折る方法で作ります。
おすすめの笹飾り5選
1.折る・貼るだけ!簡単な「お星さま」
用意するもの
- 折り紙(3枚)
- のり
作り方
①折り紙を半分に折って、三角形を折る
②三角形を3つ準備する
③画像のように置き、下にある2つの三角形を挟んで組み合わせる


④下の2つの三角形は、はずれないようにのりをつける


⑤●のしるしのところが重なるように置く


⑥のり付けして外れないようにしたらできあがり


折り紙の大きさを変えたり、色を変えることでオリジナルの星が作れますよ。
2.折り紙1枚で作る「ちょうちん」
用意するもの
- 折り紙 1枚
- のり
- はさみ(大人が使いましょう)
作り方
①折り紙を半分に折る
②重なっている方を上向きにして、それぞれ1cmくらい外側に折る


③下の、色のある部分をだいだい1cm間隔ではさみで切る
④折り紙を開いて、両端を重ねて、のりでとめる





のりで貼ってみたけれど、乾く前に開いちゃった…



両端がうまくとめられないときは、両面テープやホチキスでとめるといいですよ
3.どんどんつなげよう!「輪つなぎ」
用意するもの
- 折り紙
- はさみ(大人が使いましょう)
- のり
作り方
①折り紙を半分に3回折る
②折り紙を広げて、折りすじに沿ってはさみで切る


③切りはなした折り紙の上(●の部分)にのりをぬる


④輪っかにして貼り合わせる
⑤次のパーツを輪っかの中に通す
⑥同じようにのりをぬって輪っかにする


⑦好きな長さになるまでつなげたら、完成
作る前に折り紙を8等分に切っておくと、子どもだけでも作ることができます。
4.アレンジ無限大!「短冊」
用意するもの
- 折り紙
- はさみ(大人が使いましょう)
- のり
作り方
①折り紙を3等分に折る
②折りすじに合わせて、はさみで切る
③上を1cmくらい折る
④のりではったら完成


上を折らなくても、マスキングテープで補強するのもおすすめです。
作った星をはってアレンジするのもいいですね。
子どもが自分で短冊に願い事を書きたいときは、折り紙よりも画用紙がやぶれにくくオススメです。
5.紙コップで作る「ふきながし」
用意するもの
- 紙コップ
- 折り紙
- のり
- スズランテープ
- 両面テープ
作り方
①折り紙をちぎる
②ちぎった折り紙をのりで紙コップに貼る


③スズランテープを切って上に両面テープを貼る


④両面テープをはがして、紙コップの内側に貼っていけば完成


ちぎった折り紙を使うことで作品に個性がでます。
織姫と彦星の顔を貼ってもかわいいですよ。
笹飾りの材料と準備のポイント


工作の材料を選ぶとき、華やかなものを選びがちですが、子どもの工作で使う材料は身近にある扱いやすいものを用意しましょう。
3歳児なら、保育園に入園して集団生活を過ごしている子が多いです。
保育園には、折り紙、画用紙、のり、はさみ、セロハンテープなどがあります。
生活で身近なものを材料にすると、子どもは安心感も感じるので工作をのびのびと楽しめるでしょう。
家にあるもので代用できるアイテム
保育園で使っているものを選びたいけれど、毎日が忙しいと材料を買いに行く時間も惜しいですよね。
季節のものは飾る期間も一時的なものなので、費用も抑えたい気持ちもあるでしょう。
お店の方が種類は豊富ですが、家にあるものでも工作に使えるものはあります。
包装紙
- カラフルで柄の種類が多いので、作品が華やかになる
- 折り紙よりも大判で、切ったり折ったりできる
- 同じ紙でも厚みがあり、強度があるため使いやすい
紙袋
- 物を入れるために作られているので強度がある
- 織姫・彦星の顔をつけて人形やりぼんをつけて吹き流しの立体飾りにぴったり
- 底を切り落とせば筒状になっているので、網飾りのように交互に切り込みを入れて天の川を作る
紙袋はストックしている人も多いと思います。
七夕の工作に限らず普段の工作にも使えるので、包装紙や紙袋は気に入ったものをとっておくのもいいですね。
100均でそろう便利グッズ
コスパがよく、気軽に買いやすい100均は便利です。
一店舗にいくだけで買いたいものがすべて買えるので、忙しい人にとって助かる存在。
季節のイベントに力を入れているので、七夕の工作に使えるものも種類が多いです。
メインに使うもの
- 折り紙
- 画用紙
- 紙コップ
- 紙皿
- 包装紙
- 紙袋
工作をするときに使う道具
- のり
- はさみ
- セロハンテープ
- 両面テープ
アレンジに使いやすいもの
- カラーペン
- シール
- モール
- リボン
- スズランテープ
一度にそろえると、日常の工作にも使えるものばかりなのでおすすめです。
七夕の工作をきっかけに、他のイベントでも楽しめますよ。
笹が手に入らない時の代替アイデア
七夕には笹も用意したいですが、手に入れるのが難しい。
用意できたとしても、本物の笹は枯れやすく、日持ちさせるために工夫が必要になります。
しかし、笹も工作で簡単に作れるんです!
作ったものなら、手入れもする必要がないのでおすすめです。
ぜひ、飾りと合わせて作ってみてくださいね。
折り紙で作る笹風
用意するもの
- 緑色の画用紙
- はさみ
- セロハンテープ
- 両面テープ
作り方
- 画用紙を細長い葉の形に切る
- 画用紙を4分の1に切る
- 4分の1に切った画用紙を折りながら丸めてテープでとめて枝をつくる
- 位置をずらしながら両面テープで枝に葉を貼って完成


笹飾りの数が多いときは、笹の枝と葉を多めに作っておきましょう。
壁面に飾ると写真も撮りやすいですね。
画用紙でリース風
用意するもの
- 緑色の画用紙
- セロハンテープ
- はさみ(大人が使いましょう)
- 両面テープ
作り方
- 緑色の画用紙をねじって輪っかを作り、テープでとめる
- 緑色の画用紙を細長い葉の形に切る
- 輪っかの上に両面テープを貼って、葉をつけていけば完成


完成したリースに笹飾りをつけていきましょう。
リースは持ちやすいので、子どもが手にもって写真を撮ることができます。
親子で楽しむ工作の進め方





子どもにわかるように教えるのって難しそう…



工作をするとき、時間配分、道具の使い方、声掛けのポイントをおさえるとスムーズに進めることができますよ
工作は、子どもの成長を感じられるだけでなく、親子のふれあいを深めるチャンス。
小さな「できた!」が自信につながりますように。
3歳児が飽きずに作れる時間配分
3歳児は「やってみたい!」思いが強いものの、集中力は短いです。
15~20分を1区切りにするのがおすすめです。
3つの段階に分け説明します。
①導入(説明と見本)
- 作るものを見せて、どう作るかを先に話す
- できあがったものを手にとることでイメージをふくらませる
②材料選び
- 色や素材を選ぶときは、子どもに決めてもらう
- 材料の感触を楽しみながら選ぶ
- 選択肢は3つ程度の少ない方が選びやすい
③製作時間
- 難しいところは「やってあげるね」ではなく、「一緒にやってみてもいい?」と提案してみましょう。
- 「これが貼れたら完成だよ」「あと少しだね」など飽きる前に声かけをすると、ゴールが見えて集中できる時間がのびます
大人も指示は長いよりも簡潔に短く、注意されるよりもほめられる方が嬉しいですよね。
子どもたちも一緒です。
大好きな家族にほめられることで、工作の楽しさが倍増です!
安全に配慮した道具の使い方
道具は便利ですが、使い方を間違えるとけがにつながります。
特に3歳児は好奇心が旺盛で、まだ自分で危険を予測・回避する力が未熟です。
興味が先行して、つい危険なこともやってしまいがちです。
工作で使う道具と合わせて配慮するポイントをお伝えします。
- 口にいれたとしても安全性の高い、でんぷんのりがおすすめ
- のりをぬるときは、下に紙を敷き「ここでぬろうね」とスペースを明確にする
- 水でぬらしたタオルがあると、手が汚れたときにすぐにふけるので用意しておく
- 子どもの手をとって「これくらいだよ」と実際にぬる量をとって知らせる
- 一度に多く使うのではなく、少量をすこしずつ足していくを伝える
- 発達の段階をおって使えるようになるものなので、今回は大人がつかいましょう
- 悪気なく刃を人にむけたり、持ち歩いてしまうこともあるので、使ったらすぐに片づけます
- 目の前で使うときは、「座って、手はおひざにおいて見ててね」と具体的に伝える
両面テープやシールなどはのりがついていて扱いやすいですが、誤飲のリスクがあります。
リボンやスズランテープは首や手に強く巻き付けてしまうことも…
「やってみたい」思いも大切にしたいですが、「やってはいけない」ことも知らせていくことも大切です。



1日で完成させるのではなく、数日間で余裕をもって工作をしていくことをおすすめします
声かけのコツと褒め方
子どもと過ごすときに、「じょうずにできたね!」と使いがちではありませんか?
「じょうず」はたしかにほめ言葉ですが、使いすぎると、「じょうずにできないと……」と結果だけにこだわり、失敗をおそれてやる気をなくしてしまうことになりかねません。
具体的に行動や努力を認められることで、子どもたちは「ここができなかったけど、ここはよかった」と自己肯定感をあげることができます。
工作の工程が早くできたら、「昨日より早くできたね」と昨日の自分より成長していること
子どもが選んだ色に「この色もすてきだね」と感性をほめること
うまくいかなくても、頑張ったところや過程を言葉にして伝えてみましょう。
飾り方の方法と工夫





笹飾りはできたけど、家のどこに飾ろうかな…
一緒に作った工作は、いつでも見られる場所に飾ることをおすすめします。
自分が作ったものが飾られていると、嬉しいですよね。
作ったものを飾ることは、子どもにとって自己肯定感が育ち、次の意欲につながります。
どこに飾るか、子どもと一緒に考える時間も楽しい思い出になることでしょう。
家の中で飾るおすすめスポット
家の中で飾ることで笹も笹飾りもより身近に楽しむことができます。
飾りやすい場所と飾り方を合わせてご紹介します。
カーテンレール
- 麻ひもやたこ糸を飾りにつけてつるす
- 複数の飾りをつるすときは、1本のひもに間隔をあけてまとめてつけてつるす
- 笹や笹の葉、輪つなぎはカーテンレールに沿ってテープでとめると世界観がでる
玄関横、廊下、テレビ横
- 卓上サイズの笹を作って花瓶やバスケットに挿す
- 笹を壁に固定して、飾りもつけていく
- リースはフックをつけてつるす
飾る場所によって雰囲気も変わりますし、会話にきっかけにもなりますよ。
安全に飾るためのポイント
せっかく飾っても、すぐに落ちてしまったり、子どもが壊してしまうこともあります。
落ちた留め具や細かいパーツを口にいれてしまうことも防ぎたいですね。
ポイントをまとめてお伝えするので、一緒にチェックしてみてください。
- 壁に飾るときは、先にほこりや油分をふきとっておく
- 重めの飾りを平面につけるときは、マスキングテープに両面テープを重ねて強度をあげる
- 飾りの重さは分散させる
- 子どもの手の届かない高さにする
SNS映えする飾り方アイデア
布を背景にすると空間全体を優しく彩ることができます。
紺色や紫の布を背景を夜空に見立てたり、ガーゼやリネンのような柔らかく透け感があるものなら風に揺れて幻想的です。
フェアリーライトを使うとより幻想的に。
飾りは明かりに映える紺・水色・銀などの色味を合わせるとより華やかです。
布も、フェアリーライトも七夕以外でもハロウィン、クリスマスに使うことができます。
普段のインテリアとしてもおすすめです。
七夕行事をもっと楽しむために


行事には由来があり、由来を知ることで伝統や価値観にふれる良い機会です。
3歳の子どもたちは「なんで?」と疑問に思ったことをよく聞いてきますね。
そんな「なんで?」に向き合うことは心と脳の成長につながります。
知っていると七夕行事がもっと楽しめるポイントを3つお伝えします。
七夕の由来を3歳向けに説明する方法
七夕の由来は織姫と彦星が、離れ離れになってしまうので少し寂しいお話ですね。
子どもが理解できるよう伝えるのは難しいと思っていませんか?
3歳にすべてを説明してもまだ理解しきれないところもあるので、簡単に伝えることで十分です。



七夕のお話ってね、仲良しのおりひめさまとひこぼしさまが遊びすぎちゃって、お仕事をしなくなっちゃったんだって。
だから、神さまが2人を離ればなれにしちゃったの。
そうしたら2人が寂しくて泣いちゃったから、お仕事をがんばったら1年に1度だけ神さまが2人を会えるようにしてくれたの。
それが7月7日の七夕だよ。
年齢に応じて詳しく話していくと年々知識が深まります。
絵本も種類がたくさんあるので本屋さんで選ぶのもおすすめです。
願い事の書き方・楽しみ方
どんな願い事でも、子どもの言葉をそのまま書いてあげましょう。
「それでいいの?」と思ったことでも、大丈夫です。
なかなか教えてくれない子には「何が好き?」「何かやってみたいことがある?」と簡単な質問をしてみると答えてくれるかもしれません。
教えてくれたことを親が代筆してあげたらできあがりです。
願い事に限らず、子どもが好きなように絵をかいたり、シールを貼ったりするのもいいですね。
行事を通じた親子の思い出づくり
完成した飾りはぜひ記録に残してみてください。
七夕が終わった後でも振り返って楽しむことができます。
- 壁に飾る
- 写真を撮る
- 七夕の歌をうたうムービーを撮る
- 平面のものは額に入れてインテリアとして飾る
行事は、忙しい毎日の中で気づかない子どもの成長を感じるチャンスです。
続けることで毎年違った成長に気づくはずです。
【まとめ】季節を感じる笹飾りの工作で親子の絆を深めよう
この記事では、3歳児でも簡単にできる七夕の工作をご紹介しました。
3歳児に向いている笹飾りの特徴は、手先がまだ未熟なので、貼る・ちぎる・折る程度がベスト
次に一緒にできる工作アイデアもご紹介しました。
- 折る・貼るだけ!簡単な「お星さま」
- 折り紙一枚で作る「ちょうちん」
- どんどんつなげよう!「輪つなぎ」
- アレンジ無限大!「短冊」
- 紙コップで作る「ふきながし」
次に笹飾りの材料と準備のポイントをご紹介しました。
- 家にあるもので代用できるアイテム
- 100均でそろう便利グッズ
- 笹が手に入らないときの代替アイデア
親子で楽しむ工作の進め方はこの3つのポイント
- 3歳児が飽きずに作れる時間配分
- 安全に配慮した道具の使い方
- 声かけのコツと褒め方
飾りつけの方法と工夫もお伝えしましたね。
- 家の中で飾るおすすめスポット
- 安全に飾るためのポイント
- SNS映えする飾り方アイデア
そして、七夕行事をもっと楽しむためのおすすめをご紹介しました。
- 七夕の由来を3歳向けに説明する方法
- 願い事の書き方・楽しみ方
- 行事を通じた親子の思い出づくり
七夕の行事をとおして、子どもの成長や家族の絆が深まりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント