
せっかくローストビーフを作ったのに、タレを買うのを忘れちゃった!
記念日やちょっと特別な日に食卓を彩るローストビーフの決め手は何といってもおいしいタレですよね。
手作りのローストビーフだと、タレを買うのを忘れてしまったり、ボトルで買うと余らせてもったいないことになってしまったりすることがあると思います。
そんな時には家にある調味料で手軽に代用してみませんか?
この記事では「ローストビーフのタレがない!」を解決する簡単でおいしい代用案をご紹介していきます。
時間がなくてもパパっと作れるタレから、かけるだけでローストビーフの旨みを引き出せる調味料がすぐに分かりますよ♪
ぜひ、最後までお読みください。
ローストビーフのタレがないときに代用できる調味料


まずは、かけるだけ・つけるだけでおいしい調味料をご紹介していきます。
シンプルにそのままの調味料を使用するので、調味皿に何種類か用意してみるのもおすすめです。



食べる人の好みに合わせて色々試せるので楽しいですし、見た目にも手抜き感がなくなりますよ。
- さっぱり食べたいときに代用できる調味料
- こってり系で食べたいときに代用できる調味料
- かけるだけでおしゃれに仕上がる調味料
さっそく順にご紹介していきます。
さっぱり食べたいときに代用できる調味料
まずは、ローストビーフをさっぱりと食べたいときに代用できる調味料の紹介です。
- 塩
- レモン
- こしょう
- わさび
- ポン酢
- ドレッシング
レモン・こしょう・わさびは塩と一緒に組み合わせることでワンランク上の味わいになります。
ポン酢はそのままでもおいしく食べられますが、こしょうと合わせると味にキレが出ます。
ドレッシングは和風の醤油ベースやレモンベースのものを選ぶとさっぱりと食べられますよ。



塩は、あれば岩塩や粗塩を使うと肉の旨みをより引き立ててくれます
こってり系で食べたいときに代用できる調味料
次に、こってり系で食べたいときに代用できる調味料を紹介します。
- 焼肉のたれ
- ステーキソース
- マヨネーズ
- みそ
焼肉のたれやステーキソースはもともとお肉に合うように作られた調味料なので、ローストビーフにももちろんぴったりです。
みそは、そのままだと少し塩味が強いので、マヨネーズと一緒につければマイルドでコクのある味わいになります。



薄切りのローストビーフに対して焼肉のたれやステーキソースは味が濃いので、かけすぎには注意しましょう
かけるだけでおしゃれに仕上がる調味料
次は、もし冷蔵庫にストックがあったら試してほしいおしゃれ調味料の紹介です。
- バルサミコ酢
- 赤ワインソース・デミグラスソース
- ハーブソルト・マジックソルトなど
バルサミコ酢は甘味があり、まろやかな酸味がローストビーフとの相性抜群。
赤ワインソースやデミグラスソースは肉料理のためのソースなので、ローストビーフのタレとしても優秀です。
ハーブソルトやマジックソルトはかけるだけで彩りもよく、ハーブが肉の臭みを消して旨味を引き立ててくれます。



おしゃれ調味料ならローストビーフの特別感も一層高まりますね
家にあるもので簡単に作れるローストビーフのタレ代用レシピ





せっかく手作りのローストビーフだから、タレも手作りにしたい!
簡単にできるレシピを知りたいな
ここからは少しだけ手間を加えて、混ぜるだけで簡単においしく作れるローストビーフのタレ代用レシピをご紹介していきます。
- ハズレなしの和風タレ
- 子どもも喜ぶ洋風タレ
- 大人向けのお酒のつまみになるタレ



簡単なので、家族の好みに合わせていくつか用意すれば喜ばれること間違いなし♪
それでは順にご紹介していきますね。
ハズレなしの和風タレ
最初にご紹介するローストビーフのタレ代用レシピは、家族みんながおいしく食べられること間違いなしの和風タレです。
- (1)定番和風タレ
-
醤油+みりん+酒+砂糖
(+お好みでにんにくチューブ) - (2)コク旨みそタレ
-
みそ+酒+みりん
(+お好みでしょうがチューブ) - (3)さっぱり香味タレ
-
ごま油+塩+ねぎ
(+お好みでレモン汁)
(1)定番和風タレ(3人前)
- 材料
-
- 醤油 :大さじ4
- みりん:大さじ4
- 酒 :大さじ2
- 砂糖 :小さじ2
- (お好みでにんにくチューブ:小さじ1)
- 手順
-
- 材料を全て小鍋に入れてよく混ぜる
- 軽く煮立ててアルコールを飛ばせば完成!



もう少し甘めが好きなら砂糖を小さじ3に調整してもOK!
(2)コク旨みそタレ(3人前)
- 材料
-
- みそ :大さじ2
- 酒 :大さじ2
- みりん:大さじ2
- (お好みでしょうがチューブ:小さじ1)
- 手順
-
- 材料を全て小鍋に入れてよく混ぜる
- 軽く火にかけてみそが溶ければ完成!



混ぜるだけでもおいしく召し上がれますが、火にかけてみそを溶かすと香りが立って肉の旨みを引き立ててくれますよ♪
(3)さっぱり香味タレ(3人前)
- 材料
-
- ごま油:大さじ2
- 塩 :小さじ1/2
- ねぎ(みじん切り):大さじ4
- (お好みで最後にレモン汁:小さじ1)
- 手順
-
- 材料を全て小鍋に入れて弱火にかける
- ねぎの香りが立ってきたら火からおろして完成!



レモン汁を加えるときは、粗熱が取れてから入れましょう
子どもも喜ぶ洋風タレ
次にご紹介するローストビーフのタレ代用レシピは、小さなお子さまでもおいしく食べられる洋風タレです。
- (1)甘酸っぱい洋風タレ
-
中濃ソース+ケチャップ
- (2)オーロラソース風タレ
-
マヨネーズ+ケチャップ
(+お好みで牛乳) - (3)甘じょっぱ系タレ
-
はちみつ+醤油+酒+水
(1)甘酸っぱい洋風タレ(3人前)
- 材料
-
- 中濃ソース:大さじ2
- ケチャップ:大さじ3
- 手順
-
- 材料を全て混ぜれば完成!



ケチャップを多めにして甘酸っぱく仕上げることで子どもウケ◎。
大人向けの味わいにするなら中濃ソースをウスターソースに変更してもおいしいです♪
(2)オーロラソース風タレ(3人前)
- 材料
-
- マヨネーズ:大さじ3
- ケチャップ:大さじ2
- (お好みで牛乳:小さじ1)
- 手順
-
- 材料を全て混ぜれば完成!



マヨネーズとケチャップだけでも甘酸っぱくておいしいですが、牛乳を加えるとさらにクリーミーでまろやかになります
(3)甘じょっぱ系タレ(3人前)
- 材料
-
- はちみつ:大さじ1
- 醤油 :大さじ2
- 酒 :大さじ1
- 水 :大さじ1
- 手順
-
- 材料を全て小鍋に入れてよく混ぜる
- 軽く煮立ててアルコールを飛ばせば完成!



酒を加えずに「はちみつ+醤油+水」を混ぜるだけでもOK!
甘じょっぱくて照り焼き風の味わいです
はちみつはポツリヌス症の危険性から1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけないのと同じように、ローストビーフも消化や安全面から乳児には不向きです。
子ども向けタレは「幼児食以降」を想定して掲載しております。
大人向けのお酒のつまみになるタレ
続いて紹介するローストビーフのタレ代用レシピは、お酒のつまみにもなる大人向けタレです。
- (1)ピリ辛クリーミータレ
-
わさび+マヨネーズ
- (2)シンプル香味タレ
-
オリーブオイル+塩+黒コショウ
- (3)大人のコク旨タレ
-
バルサミコ酢+はちみつ+醤油
(1)ピリ辛クリーミータレ(3人前)
- 材料
-
- マヨネーズ:大さじ3
- わさび :小さじ1
- (お好みでレモン汁:数滴)
- 手順
-
- 材料を全て混ぜれば完成!



わさびの量はお好みで調整してください。
わさびの辛みとマヨネーズのコクがビールや日本酒と相性バッチリ♪
(2)シンプル香味タレ(3人前)
- 材料
-
- オリーブオイル :大さじ2
- 塩 :小さじ1/3
- 粗挽き黒コショウ:小さじ1/2
- 手順
-
- 材料を全て混ぜれば完成!



シンプルですが肉の臭みを消して旨味を引き立てる大人の味わいです。
赤ワインやウイスキーのお供におすすめです!
(3)大人のコク旨タレ(3人前)
- 材料
-
- バルサミコ酢:大さじ2
- はちみつ :小さじ2
- 醤油 :小さじ2
- 手順
-
- 材料を全て混ぜれば完成!



混ぜるだけでOKですが、小鍋で軽く煮詰めるととろみがでてより濃厚なソースになります。
赤ワインとの相性◎♪
ローストビーフのタレを代用するときのコツと注意点


さて、ここまでローストビーフのタレに代用できる調味料や簡単レシピをご紹介してきました。
ここからは更にローストビーフをおいしく食べるために、タレを作るときのちょっとしたコツと注意点をご紹介していきます。



ポイントを押さえれば、自分で簡単にオリジナルのタレも作れちゃいますよ♪
- 味のバランスを整えるポイント
- 肉の旨みを引き立てる調味料の選び方
- 失敗しないための注意点
順番に説明していきます。
味のバランスを整えるポイント
タレの代用で自作するときには、味の三角形を意識することが大切です。
味の三角形とは以下の3点です。
- 甘味→砂糖・みりん・はちみつなど
- 酸味→酢・レモン・バルサミコ酢など
- 旨味→だし・めんつゆ・マヨネーズ・醤油・みそなど
基本五味と呼ばれる味の基礎は「甘味・酸味・塩味・苦味・旨味」ですが、その中でも上記の3つは口の中で感じるタイミングが少しだけズレる特徴があります。
具体的には
酸味→最初に感じる
甘味・旨味→後からじんわり広がる
この「時間差で味が広がる」効果を利用して調味料を組み合わせることで、食べたときに色々な味わいを奥深く感じることができるのです。(参考:味博士の研究所)
ローストビーフのタレを代用で手作りするときは、塩味をベースに味の三角形をバランスよく配合するのがポイントになります。
イメージとしては
- 塩味で味の輪郭を決める
- 酸味でさっぱり感や味のキレを出す
- 甘味でコクとまろやかさを加える
- 旨味で味の深みを演出



選ぶ調味料にもよるのであくまで目安ですが、塩味・甘味・酸味・旨味を3:3:2:1くらいの比率で意識すると、ローストビーフのタレとしてはバランスが取れるでしょう
肉の旨みを引き立てる調味料の選び方
次に、ローストビーフのタレに合う肉の旨みを引き立てる調味料についてです。
タレで肉の旨みを引き立てる要素で大切なのは、前項で説明した塩味+味の三角形と、アクセントになる香りです。
以下にまとめたのでご覧ください。
- 塩味(ベース)
-
- 塩がおすすめ
- 塩は肉の水分を適度に引き出し、旨味を感じやすくする効果がある
- 岩塩や粗塩など粒の大きい塩を使うと旨味がじんわり広がる
- 甘味(コクと食べやすさ)
-
- はちみつ・みりん・ケチャップなど
- 肉の塩味や旨味をまろやかに包み込み、食べやすくする効果
- 酸味(後味を軽くする)
-
- 酢・レモン・バルサミコ酢など
- 肉の油っぽさをリセットして、肉の旨みを際立たせ味を引き締める
- 旨味(奥行きを出す)
-
- 醤油・みそ・マヨネーズなど
- 肉と調味料のアミノ酸同士が旨味の相乗効果を引き出す
- 香り(アクセント)
-
- 黒コショウ・わさび・ハーブなど
- スパイスやハーブが肉の臭みを消し、肉の旨みを引き立てる
- ハーブはローズマリーやタイムがおすすめ
このように、「塩味で土台を作り、甘味・酸味でバランスを整え、旨味調味料で相乗効果を生み、香りで仕上げる」ことを意識して調味料を選びましょう。



調味料ではありませんが、ローストビーフを焼いたときの肉汁をタレに加えると肉との一体感がさらに出るのでおすすめです♪
失敗しないための注意点



自分でタレを作るとき、失敗しないためにはどうしたらいいかな?
ここまで味のバランスを整えるためのポイントと調味料選びについて解説してきました。
ここでは前項までのコツを踏まえて、実際にタレを作るときに注意する点についてお話します。
- 塩味が強いときは旨味を足す
→塩辛さが和らぎ味に奥行きが出る - 甘味は後から少しずつ足して味をみる
→甘味は強く出やすいため、少量ずつ加えて調節する - アルコールはよく飛ばす
→酒臭さが残ると味にえぐみが出てしまう - 火をかけるときは煮詰めすぎず、弱火でじっくり火を通す
→強火で煮詰めると焦げやすく、味も濃くなりやすい - 味見をするときは肉と一緒に
→タレだけで味をみると濃く感じやすいため、肉と合わせた時のバランスをみる



自分でタレを作るときは、必ず味見をしながら少しずつ調味料を足して調整すれば失敗しませんよ♪
まとめ|ローストビーフのタレはなくても簡単においしく代用できる!


ここまでお読みいただきありがとうございました。
ローストビーフのタレはたとえ買い忘れても、家にある調味料で簡単に代用できます。
ここまでの内容をおさらいしていきましょう。
- さっぱり食べるなら
→塩、レモン、ポン酢、ドレッシング、わさび - こってり食べるなら
→焼き肉のたれ、ステーキソース、マヨネーズ、みそ - おしゃれに食べるなら
→バルサミコ酢、赤ワインソース・デミグラスソース、ハーブソルト
調味皿に少しずつ取って色々な味を試せるようにすると、飽きがなく手抜き感も薄れておすすめです。
- ハズレなしの和風タレ
→醤油、みそをベースに酒とみりんで味を整えて定番和風タレ - 子どもも喜ぶ洋風タレ
→中濃ソースやマヨネーズをケチャップと混ぜるだけで簡単洋風タレ - 大人向けのお酒のつまみになるタレ
→わさび+マヨネーズや塩コショウ+オリーブオイルで香味と辛みの効いたスパイシーな大人向けタレ
ほぼ混ぜるだけの簡単レシピなので、家族の好みに合わせて色々作ってみても楽しめると思います。
- 味のバランスを整えるポイント
→塩味をベースに、味の三角形(甘味・酸味・旨味)を意識するとバランスが取りやすい - 肉の旨みを引き立てる調味料の選び方
→塩味で土台を作り、甘味・酸味でバランスを整え、旨味調味料で相乗効果を生み、香りで仕上げることを意識する - 失敗しないための注意点
→必ず味見をしながら調味料を足す、アルコールはよく飛ばす、煮詰めすぎない、最後は肉と一緒に味を見ることに気を付ければ大丈夫
味のバランスを整える基本がわかれば、オリジナルのタレも簡単に作れるようになります。
ぜひ、試してみてくださいね。



これでローストビーフのタレを買い忘れてももう安心!



ローストビーフは簡単代用タレで特別な一品に仕上げましょう♪
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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