揚げたてのコロッケ、皆さんは何を思い浮かべますか?
サクサクな衣を割ると、ふわっと甘い香りが漂い、ほっこり幸せな気持ちにさせてくれませんか?
読者さま1から作るのは時間もなくて、大変。
子どもも大人も大好きなコロッケですが、1から作るとなると調理に手間がかかります。



冷凍コロッケを使えば、短時間で美味しいコロッケが食べれますよ!
冷凍コロッケを使うことで、調理の手間を大幅にカットできます。
また必要な分だけ調理するのでフードロスにも繋がります。



手軽だけど、破裂したり、ベタっとしてうまくできないの。
この記事では、冷凍コロッケをサクサクに揚げる方法や、めんどうな油処理のいらない調理法を紹介しています。
- 冷凍コロッケの上手な調理方法
- よくある失敗の原因と対策
- 揚げる以外の調理方法
時短で簡単に調理できるコツを実践するだけで、美味しいコロッケがあなたの食卓の主役になります。
ぜひ参考にしてみてください。
冷凍コロッケ、揚げる前に解凍するべき?


「揚げたのに中身が冷たい」
「コロッケが爆発しちゃう」
これらは皆さんが冷凍コロッケを調理するときに多い悩みではありませんか。
誰でも失敗知らずで絶品コロッケを作る簡単テクニックと解凍方法をご紹介します。
解凍あり・なしで仕上がりはどう変わる?
冷凍コロッケは「凍ったまま揚げる」ことを前提に作られています。
解凍することで、多くの場合、失敗につながるリスクが非常に高くなります。特に、油で揚げる場合は危険です。
解凍すると衣より先に中の具に火が通ります。
中身が先に加熱されると急激に水蒸気が発生します。
結果ふにゃふにゃになって、最悪中身が油の中に溶け出してしまいます。
ノンフライヤーやトースターを使用する場合では、解凍するとコロッケの衣の水分が増えます。
衣の表面が湿ったまま固まり、高熱を当ててもサクサク感がなくなりもっちりとした食感になります。
そのため、冷凍コロッケは凍ったまま揚げましょう。
解凍の2つ方法と注意点
凍ったまま調理することが推奨されている冷凍コロッケですが、解凍することで揚げ時間を短縮できる方法をご紹介します。
1、自然解凍(冷蔵または常温にする)
2、電子レンジ
いずれも完全に解凍してしまうと失敗のリスクが上がるので、半解凍にすることがポイントです。
コロッケの表面を触って少し、柔らかくなる程度まで解凍します。
電子レンジでは片面、600Wで20秒ほどです。裏返してさらに10〜20秒加熱します。
フライパンや鍋に、コロッケ1個につき、大さじ1程度の油を入れて、揚げ焼きにします。
表面にこんがり焼き色がつくまで約1分焼きます。
さらに裏返して1分焼きましょう。


火力が強すぎると表面が焦げてしまうので注意しましょう。
この方法なら簡単に少量の油で調理することができます。
サクサクに揚がる!冷凍コロッケの基本ステップ


冷凍コロッケが爆発する原因はなんでしょうか?
冷凍コロッケには凍った水分(じゃがいも、具材、衣の中の水)がたくさん含まれています。
熱い油の中に入れると内側の水が一気に水蒸気へと変化します。
水が水蒸気に変化する時、体積は1700倍にもなります。
つまり、わずかの水でも内部の圧力が上がるのです。
衣に覆われているコロッケの中で水蒸気は逃げ場を失い、内圧がどんどん上がります。
一定以上になると圧力に耐えられなくなり、爆発が起こるのです。
揚げ物成功のカギはこの5つ
1、温度は、170〜180℃をキープしましょう。
高い温度で揚げすぎることも、急激に加熱されて水が水蒸気に変化し、破裂を招きます。
適温は170〜180℃です。
衣のかけら(パン粉)などを温まった油に入れてみましょう。
衣が一度沈んでからふわっと浮かび上がったら、ベストタイミングです。
衣が沈んだままは温度が低く、勢いよく跳ね上がる時は、油の温度が高いことを示しています。
フライパンにフライパンに1.5cmの深さの油を注ぎ、170〜180℃に温めます。
2、表面の霜を払い落として、優しくそっと入れましょう。
表面に霜が付いていると、油に入れた時に水分が急激に蒸発し、破裂しやすくなります。
また油が跳ねて危険です。
3、一度にたくさん入れすぎないようにしましょう。
たくさん入れると油の温度が下がり、仕上がりがベタついてしまいます。
4、衣が固まるまで触らないようにしましょう。
油の中に入れたら、すぐに箸で触らずに、様子をみます。目安は2〜3分です。
表がきつね色になったら、裏返します。
5、表も裏もこんがりきつね色になるまで揚げます。
中までしっかり火が通る、揚げ上がりまでは5分ほどです。
揚げすぎに注意しましょう。
長時間の加熱はタネに含まれる水分を水蒸気に変化させてしまうので破裂しやすくなります。
またパサつきの原因になります。
揚げ終わったら、すぐに網の上に乗せて余分な油をしっかり切りましょう。
よくある3つの失敗とその対策
1、衣が剥がれる
油の中に入れたコロッケをすぐに触ることで、破裂しやすくなります。
揚げ具合を見るために箸で触ると、衣に傷が入ってそこから破裂しやすく衣が剥がれる原因となります。
衣が固まるまで、1分30秒〜2分は触らないようにしましょう。
2、中が冷たい
油の温度が高すぎると、衣の表面が一気に濃いきつね色になってしまい、このまま揚げると焦げの原因になります。
中の具材まで熱が十分に伝わらず、冷たいままになります。
3、油を吸いすぎる原因
一度に大量の冷凍コロッケを入れると、油全体の温度が急激に下がります。
低い温度の状態で揚げると、衣が油を吸いすぎてべたつきの原因となります。
さてここまで冷凍コロッケの調理方法をお伝えしてきました。コツをご理解いただけたでしょうか。



コツは分かったけど、油の処理がめんどくさいわ。



忙しくてあと片付けが大変!



油で揚げない方法もありますよ
冷凍コロッケを油で揚げない調理法3つ


油で調理することでサクサクのコロッケを味わって頂くことができますが、
その反面油を使用して調理すると後片付けが大変になりますし、調理の際に油がはねるリスクもあります。
そこで、油で揚げなくても簡単に美味しく食べる方法をご紹介します。
フライパンでの揚げ焼き
フライパンで調理する前に電子レンジを使用することでグッと美味しくなります。
耐熱皿に冷凍コロッケをのせて、ラップをせずに600Wで表面が少し温まるまで2〜2分30秒加熱します。



耐熱皿は100均でも購入できますよ。
フライパンにサラダ油を入れて、中火で熱し、冷凍コロッケを並べます。
こんがり焼き色が着くまで2分程揚げ焼きをします。
これなら使用する油も少ないので、後片付けの手間も少なく調理できます。
トースター/オーブンでの調理法
アルミホイルを敷いたトースターに凍ったままのコロッケを並べて1000Wで15分焼きます。
10分程経ったら、コロッケの片面にサラダ油小さじ1(5cc)をかけます。
コロッケをひっくり返して、裏側にもサラダ油をかけます。
サラダ油の代わりにオリーブオイルでもOKです。



トースターで焼くことでサクサク感をプラスできますよ。
次にオーブンを使用する方法です。
オーブンを予熱で180〜200℃に温めておきます。
凍ったままのコロッケを並べて、10分焼きます。途中で裏返してさらに10分焼きましょう。
ヘルシー派におすすめの調理器具



健康を気づかう方やダイエッターの強い味方、ノンフライヤーをご紹介します。
様々なサイズのノンフライヤーが発売されています。
適切なノンフライヤーのサイズは「人数×1L」が目安となります。
揚げ物など大量に調理したい場合は大きめサイズを選ぶことをおすすめします。
4人家族では4.5〜6Lのサイズがあると安心です。
ここで、ノンフライヤーのメリットとデメリットを見てみましょう
- 油をほとんど使わないため、カロリーや脂質を大幅カット
- 面倒な油の処理が不要、さらにコンロ周りの掃除もほとんどいりません
- 急激な水分蒸発が起こらないので、破裂のリスクがありません
- 加熱中は放置できるので、他の家事を同時に行うことができて時短になります
- 高温の熱風で調理するので、トースターや電子レンジ単体よりも衣のサクサク感が味わえます
- 油でじっくり調理したコロッケに比べて、ジューシーさはありません
- 一度に調理できる個数に限りがあります、多く入れすぎると焼きムラの原因に
- 油で調理するよりは時間がかかります
- 本体の購入費用や設置場所の確保が必要です



より美味しく仕上げるために、コロッケ表面に少量の油をスプレーかハケで塗ることで、揚げたてのコロッケのようなサクサク感を感じることができますよ。
ノンフライヤーの特徴を知ってもらったので、おすすめの機種をご紹介します。
- COSORI ノンフライヤー L501 6Lモデル
- Xiaomi エアフライヤー エッセンシャル 6Lモデル
- 山善 エアフライヤー 4.5Lモデル 少し小さめですが、国内ブランドでサポートも安心
失敗しない冷凍コロッケの揚げ方をマスターしよう
冷凍コロッケの調理法はズバリ!!
・冷凍コロッケは解凍せずに揚げる
・揚げる油の温度は170〜180℃
・表面の霜は払う
・一度にたくさん入れすぎない
・入れたら2分はコロッケに触らない
・両面がきつね色になるまで揚げる
このコツを押さえれば、誰でも簡単に冷凍コロッケが作ることができます。
コロッケはホクホクの幸せを運ぶ黄金のシンボルです。
皆様の食卓を彩る冷凍コロッケをぜひお試しください。
最後にコロッケの具材の主役!じゃがいもの時短レシピをご紹介します。
興味のある方はぜひ参照してください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。









コメント