読者さまパキラが伸びてきたから切りたいな。
自分で選定できるのかな?
部屋の隅にひっそり置いたパキラが、いつのまにか背を伸ばし葉が増え、存在感を放っている。
伸びすぎてしまったパキラを見て「そろそろ整えたほうがいいのかな」と迷ったことはありませんか。
観葉植物の剪定はむずかしそうに思われがちですが、パキラは初心者でも扱いやすく「育てながら整える楽しさ」を実感しやすい植物です。
この記事では、切る場所の見極め方から剪定後のケアまで、初心者でも安心してパキラを剪定できるように順番にお伝えします。
どうぞ最後までお読みください。
パキラのある幸運を呼ぶ部屋づくり





パキラは育てやすく、縁起の良い植物として人気があります!
あなたはパキラの特徴や基本的な育て方をご存じですか。
よく知らないまま部屋に置いている方のために、パキラがどんな植物でどのように育てると良いかをはじめにご紹介します。
パキラとはどんな植物?
パキラは中南米原産の観葉植物で、丈夫で育てやすいことから家庭でもオフィスでもよく選ばれます。
独特のつややかな葉と、まっすぐに伸びる幹が特徴で、風水では「金運・仕事運を高める」とも言われ、縁起の良い植物として人気があります。
パキラを置くだけで部屋の空気が少し明るくなるような存在感が魅力です。
パキラの基本の育て方
パキラは日光が好きですが、直射日光は苦手です。
レースカーテン越しの柔らかい日差しがちょうど良く、土が乾いたらたっぷり水をあげるのが基本です。
根腐れを防ぐため、受け皿にたまった水は必ず捨てるなど、シンプルなポイントを押さえておくだけで元気に育ちます。
パキラを剪定しないままだとどうなる?





伸びすぎたままでは、良くないのかな?
パキラが育って伸びすぎたままだと、見た目以外にパキラの健康にもよくありません。
ここではパキラが伸びすぎたままでは良くない理由と、剪定することでどう変わるのかを説明します。
パキラが伸びすぎたままでは良くない3つの理由
放っておくと、パキラはどんどん上へ伸びます。
伸びた枝葉をそのままにすると、次のような問題が出てきます。
- 幹が細長く伸びて不安定な姿になり、倒れやすくなる
- 葉が密集し、日光がうまく全体に行き渡らなくなる
- 風通しが悪くなることで病害虫がつきやすくなる
このように、パキラを伸びたまま放っておくと、植物にとって大きなトラブルの原因になるのです。



パキラをスッキリ剪定して、トラブルを回避しましょう!
剪定するとどう変わる?
伸びすぎたパキラを剪定をすることで、コンパクトで安定した姿に整います。
新しい芽が生えやすくなり、葉のつやや生気も戻ります。
とくに、室内インテリアとして“ほどよい存在感”に調整できるのが大きなメリットです。
パキラ本来の美しい樹形を取り戻すチャンスとも言えます。
パキラを剪定する前に知っておきたいこと





剪定する前に準備をしましょう!
大切なパキラの剪定に失敗しないために、剪定する前に知っておきたいことがあります。
剪定に良い時期や必要な準備についてチェックしておきましょう。
剪定にベストな季節と避けるべき時期
パキラの剪定に最適なのは5月〜9月頃の成長期です。
成長期には新芽が伸び、切った後も回復しやすいタイミングです。
一方で、冬の12月〜2月は休眠期に入り、剪定をするとダメージが大きくなります。
寒い季節は避け、暖かい時期を選ぶようにしてください。
剪定に必要な準備
準備するものは、清潔な剪定バサミと新聞紙、必要であれば支柱や麻ひもなどがあるといいでしょう。
ハサミは事前に消毒しておくと、切り口からの病気を防げます。
作業前に植物の全体像を眺め、どの高さで整えたいかをイメージしておくと迷わず進められます。
初心者でも迷わないパキラの剪定の手順


揃えたい高さのイメージは出来ましたか?
伸びすぎている枝を見つけて、剪定をしていきましょう。
切る場所などの詳しい手順を説明していきます。



どこを切ったらいいのかな?



切りたい枝の根本から少し上を切りましょう!
パキラを切る場所はどこ?
切る場所の基本は、伸びすぎた枝の根元から少し上を目安にします。
節(葉が生えている部分)のすぐ上で切ると、そこから新しい芽が出やすくなります。
また、上だけを切ると横に枝が広がりやすく、全体的に丸みのある樹形を作れます。
剪定の実践ステップ
それではいよいよ剪定です。
次の手順でカットしましょう。
- 伸びすぎた枝をパッと見て、バランスを崩している部分を探す
- 切りたい枝を節の上でカットする
とくに太い枝を切るときは思い切りが大事ですが、1度に切りすぎると植物への負担が大きくなります。
初めて切る場合は、全体の3分の1程度にとどめると安心です。
剪定後は、切り口が乾くまで数日様子を見ましょう。
枯らしたくない人のための剪定後のケア





剪定後に枯れないようにするには、どうしたらいいの?
せっかくきれいに剪定したパキラを枯らさないようにするために、どんなことに気を付けると良いのでしょうか。
ここでは、剪定後の回復の仕組み、水やりの調整方法、樹形を整えるコツをご紹介します。
剪定後の光合成と回復のしくみ
剪定すると葉が減るため、一時的に光合成の力も落ちます。
一時的に光合成が弱まったとしても、パキラは回復力が高い植物です。
明るい場所に置いてあげることで、少ない葉でもしっかり光を浴び、新芽を伸ばすエネルギーを蓄えていきます。
水やりの調整と肥料を与えるタイミング
剪定直後は水を吸い上げる力が弱くなるため、いつもより水やりは控えめにします。
水は、土が乾いたら少しだけ与える程度で十分です。
肥料は、植物が落ち着いてからで構いません。
剪定の2〜3週間後、回復して新芽が動き始めた頃に肥料を与えると負担がありません。
きれいな樹形を保つコツ
まっすぐ伸びるパキラですが、日光に向かって曲がることがあります。
美しいバランスを保つためには、月に一度、鉢をくるりと回して全体に光を当てるようにするのがコツです。
葉の向きや枝ぶりを観察しながら、必要に応じて軽い整枝を加えるとより理想的なシルエットになります。
剪定はこわくない!今日からすっきり美しいパキラへ
パキラは、多少失敗しても育ってくれる心の広い植物と言われるほど丈夫です。
初心者でも剪定に挑戦できます。
切る場所さえ押さえれば、枝はまた伸び、美しい姿を取り戻します。
ここで剪定のポイントをおさらいしましょう。
- 剪定の時期は5月~9月の暖かい時期が良い
- 清潔な剪定ばさみで、伸びすぎた枝の節のすぐ上を切る
- 剪定後は水は控えめに、肥料は2~3週間後に与える
- 部屋の明るい場所に置く
背が高くなりすぎたパキラを整えることで、部屋の雰囲気は驚くほど変わります。
見た目だけではなく風通しが良くなることで空間が軽くなり、暮らしに心地よいリズムが生まれます。
ポイントを押さえて剪定し、あなたのパキラをすっきりと生まれ変わらせてみませんか。
さてパキラが美しく生まれ変わった部屋に、おしゃれなインテリアを増やしたいなら、こちらの記事がお勧めです。
100均でできるアクアリウムの作り方を紹介しています。


最後までお読みいただきありがとうございました。










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