知ると便利!マイナカードを利用して住民票をコンビニ交付するときに確認すること

読者さま

入籍に戸籍抄本がいるのよね。
平日は仕事で役所に行く時間がない……
本籍が県外だけどコンビニでも交付できるのかな……

入籍するとき、申請を出すときなど住民票が必要になることありますよね。

でも、仕事があると平日役所に行くのに時間を確保できなかったり、行っても待ち時間が長かったりしませんか。

コンビニではマイナンバーカード(以下、マイナカードと省略)を使って、住民票などの書類をコンビニで交付することができます。

しかし、日常的に利用しないと利用時間や受けとれる書類はなにか、などわからないことが多いですよね。

本記事ではマイナカードの基礎知識コンビニで交付できる書類と必ず確認すべき注意点コンビニ交付の手順を解説しています。

読み終えるころには、日本国内どこにいても空いた時間で必要な書類が受けとれる知識を身につけることができますよ。

どうぞ最後までお読みください。

この記事でわかること
  • マイナカードの基礎知識
  • コンビニ交付するときの注意点
  • コンビニ交付の手順
目次

覚えておくと便利なマイナカード基礎知識3つ

「マイナンバー」は日本国民すべての人が持っている個人の番号です。

「マイナカード」はマイナンバーが記載されている写真付きのプラスチックカードをいいます。

コンビニ交付を利用するまえにマイナカードの覚えておくべき基礎知識を3つご紹介しましょう。

  • 利用できること
  • マイナカードとパスワードの更新時期
  • パスワードの間違いに注意

利用できること

マイナカードは以下の内容で利用できます。

マイナカードでできること
  • 本人確認の身分証明書
  • オンラインでの確定申告
  • オンラインでのワクチン接種証明書の申請
  • 住民票などの各証明書のコンビニ交付
  • 健康保険証としての利用
  • 公金受取口座を登録することで給付金の受取がスムーズになる

マイナカードの中にはICチップが入っているので、オンライン上でも利用することができます。

筆者

運転免許証を持たない子どもの身分証明書にもなります。

日本では令和6年12月2日から新しい健康保険証を発行しないことになりました。

現在持っている健康保険証は令和7年12月1日まで使用することができます。

令和7年12月2日から「マイナ保険証」が本格的にはじまるまえに、マイナカードを健康保険証として利用しておくと後から困ることはありません。

マイナカードとパスワードの更新時期

マイナカードを作成したらカードとパスワードの定期的な更新が必要です。

更新時期
マイナカードカード作成から10回目の誕生日まで
未成年者はカード作成から5回目の誕生日まで
パスワード設定設定から5回目の誕生日まで

更新のお知らせは、住んでいる市区町村から郵送で案内が届きます。

カードとパスワードの更新期限を過ぎると利用できなくなるので注意しましょう。

パスワードの間違いに注意

読者さま

使おうと思ったらパスワードまちがえちゃった。

パスワードは指定された回数以上まちがえると初期化が必要になります。

パスワードの種類入力間違いの上限回数
署名用電子証明書暗証番号(英数字6~16文字)5回
電子証明書暗証番号(4ケタ)3回

初期化はパスワードを発行した市区町村窓口に行かないといけないため、設定後に県外へ引越した方は窓口が遠くなってしまいます。

コンビニで書類を交付するまえに、パスワードは必ず確認しておきましょう。

コンビニ交付する前にチェックすべきこと5つ

コンビニで書類を交付するまえにチェックすべき注意点が5つあります。

  • キオスク端末がある
  • マイナカード・スマホ用電子証明書に対応
  • 交付できる書類
  • 利用できる時間
  • 利用金額

事前に確認をするとコンビニに行く手間を減らすことができるので、チェックしておきましょう。

キオスク端末がある

書類を交付することができる機械の名前を「キオスク端末」といいます。

キオスク端末はコピー機に付属しているので、必要な項目を入力することで書類が交付できるのです。

筆者

コンビニのキオスク端末は、コンサートや映画のチケットも発券できます。

コンビニ以外にも大型商業施設や市役所にも置いてあるので、自宅近くのどこにキオスク端末が設置しているのか調べてみましょう。

マイナカード・スマホ用電子証明書に対応

書類を交付するときに必要なものは、マイナカードもしくはスマホ用電子証明書を事前登録したスマホです。

スマホ用電子証明書は事前にスマホにマイナカードを登録したものになります。

政府が管理しているマイナポータルアプリをダウンロードし、マイナカードを登録するとスマホ用電子証明書が利用ができます。

コンビニで交付するときはキオスク端末の指定された位置に置くだけで交付利用ができるのです。

ただし、スマホ用電子証明書が対応していない市区町村もあるので事前にチェックしましょう。

スマホ用電子証明書に対応していない市区町村は、マイナカードで利用してください。

読者さま

マイナカードを持ち歩くのは心配だな。

スマホに登録しておくとマイナカードを持ち歩かなくてもいいので、失くすのが心配な方におすすめです。

マイナポータルのログインはこちらから確認できます。

交付できる証明書

コンビニ交付できる証明書は以下です。

  • 住民票の写し
  • 住民票記載事項証明
  • 印鑑登録証明
  • 各種税証明
  • 戸籍抄本、戸籍謄本
  • 戸籍の附票、本籍地の記載された戸籍の附票

入籍するときは本籍地が記載された戸籍謄本が必要になります。

本籍地とおなじ市区町村に住んでいる場合は、その日のうちに交付ができるので近くのコンビニで交付したほうが便利です。

ただし、本籍地が住んでいる市区町村と異なる場合は、コンビニ申請だと5日程度かかるので2回行く必要があります。

本籍地の市区町村によって交付できる書類も異なるので、必ずコンビニ交付公式ホームページで調べておきましょう。

コンビニ交付公式ホームページはこちらからどうぞ。

利用できる時間

土日祝祭日を含む毎日6:30~23:00まで利用できます

戸籍、附票類は9:00~17:00で利用ができますが、土日祝祭日は対応できないので注意しましょう。

筆者

キオスク端末がメンテナンス中だと交付の利用ができません。

市区町村で利用できる時間は異なる場合があるため、調べたうえで期日に余裕をもって交付するようにしましょう。

コンビニ交付公式ホームページはこちらからどうぞ。

利用金額

証明書の種類によって金額は異なりますが、役所窓口で交付するより安く住民票の写しだと200円程度です。

交付する金額は市区町村で設定することができます。

極端な金額差はありませんが、コンビニ交付を住民に知ってもらうために期間限定で、10円で設定している地区もあります。

筆者

コピー機にお金を投入する種類が多いので、小銭で対応できるように準備しておきましょう。

コンビニでの交付手順

利用するコンビニや機械によって手順の前後はありますが、基本的な操作や選択項目は同じです。

画面の操作手順

コンビニに設置しているキオスク端末を利用するときの手順について説明します。

STEP
「行政サービス」を選択

セブンイレブン、ミニストップ、ローソンの端末はトップメニュー画面上に「行政サービス」が表記されています。

ファミリーマートはトップメニュー画面の右下コピー」類のボタンをおすと「行政サービス」が選択できます。

STEP
「同意する・承認する」を選択

利用するキオスク端末によっては、サービスの同意や承認を求められることがあります。

画面が表示された場合には、「同意する・承認する」を選択しましょう。

STEP
「証明書の交付」を選択

「証明書の交付」を選択します。

STEP
「証明書交付サービス(コンビニ交付)」を選択

住民票の写し以外の書類を交付するときも「証明書交付サービス(コンビニ交付)」を選択しましょう。

本籍地と異なる地域に住んでいて戸籍謄本が欲しい方」は、「利用登録申請」を選択すると事前申請ができます。

STEP
マイナカードもしくはスマホをセットする

指示された位置にマイナカードもしくはスマホをセットしましょう。

スマホ画面の指定はないのでおくだけで利用できます。

STEP
画面を確認して「同意する」を選択

利用時間や注意事項が表示されます。

内容を確認したら「同意する」を選択しましょう。

STEP
「お住いの市区町村の証明書」を選択

住んでいる市区町村と本籍地が異なる方は、もうひとつの選択「お住いの市区町村と本籍地が異なる方の戸籍関連証明書」を選択しましょう。

STEP
暗証番号(数字4ケタ)を入力する

暗証番号は3回まちがえるとロックがかかり、役所に連絡することになります。

パスワードは事前に確認しておきましょう。

STEP
マイナカード・スマホを取りはずす

認証できたらセットしたマイナカードもしくはスマホは不要になるので、取りはずします。

STEP
必要な証明書を選択する

交付したい証明書を選択します。

証明書に記載する項目が案内されるので、指示にしたがってすすめてください。

STEP
料金を支払う

画面に表示された料金をコピー機に支払います。

STEP
証明書が印刷される

印刷された証明書を確認しましょう。

インクが薄い場合はコンビニスタッフに伝えて再度印刷することができます。

STEP
領収書が印刷される

領収書を受けとり終了です。

コンビニ交付公式ホームページ内に「本籍地の戸籍証明書所得方法」がくわしく紹介されていますので、こちらも参考にしてください。

参照:コンビニ交付公式ホームページ「本籍地の戸籍証明書所得方法」

マイナカードでコンビニ交付を効率的に活用しよう!まとめ

覚えておくべきマイナカードの便利な基礎知識をお伝えしました。

マイナカードで利用できることは以下の6つです。

マイナカードでできること
  1. 本人確認の身分証明書
  2. オンラインでの確定申告
  3. オンラインでのワクチン接種証明書の申請
  4. 住民票などの各証明書のコンビニ交付
  5. 健康保険証としての利用
  6. 公金受取口座を登録することで給付金の受取がスムーズになる

令和7年12月2日から「マイナ保険証」が本格的にはじまるので、今のうちに利用できるようになりましょう。

マイナカードとパスワードは更新時期があります。

更新時期
マイナカードカード作成から10回目の誕生日の前日まで
パスワード設定設定から5回目の誕生日の前日まで

それぞれ更新時期がちがい、期限をすぎると利用できなくなるので注意しましょう。

パスワードは以下の回数上限をこえると初期化する必要があります

パスワードの種類入力間違いの上限回数
署名用電子証明書暗証番号(英数字6~16文字)5回
電子証明書暗証番号(4ケタ)3回

初期化するにはパスワードを発行した役所の窓口にいく必要があります。

コンビニ交付をするときはパスワードが必須なので事前にチェックしておきましょう。

コンビニ交付をするまえに、確認するべき点を5つ紹介しました。

コンビニ交付前にチェックすること
  • キオスク端末がある
  • マイナカード・スマホ用電子証明書に対応
  • 交付できる書類
  • 利用できる時間
  • 利用金額

利用金額以外は、コンビニ交付公式ホームページで確認ができます。

市区町村によって利用できる内容がちがうので必ずチェックしておきましょう。

参照:コンビニ交付公式ホームページ

コンビニ交付の手順は次の流れになっています。

コンビニ交付手順
  1. 「行政サービス」を選択
  2. 「同意する・承認する」を選択(表示されない機種あり)
  3. 「証明書の交付」を選択
  4. 「証明書交付サービス(コンビニ交付)」を選択
  5. マイナカードもしくはスマホをセットする
  6. 利用時間・注意事項の表示「同意する」を選択
  7. 「お住いの市区町村」を選択
  8. 暗証番号(4ケタ)を入力する
  9. マイナカードもしくはスマホを取りはずす
  10. 必要な証明書を選択
  11. 料金を支払う
  12. 証明書が印刷される
  13. 領収書を受けとる

スマホ用電子証明書は利用できない市区町村もあるため、事前にチェックしておきましょう。

近所でコンビニ交付ができるようになると、役所へ行かなくてもいいので移動時間や待ち時間もいりません。

窓口よりコンビニ交付の方が安かったり、マイナポータルを使えばマイナカードはいらなかったりするので便利です。

マイナカードを使ってコンビニ交付を便利に利用しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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