家計の中でも食費は大きな割合を占めています。
節約するには、まず食費を削りたいとお考えの人も多いと思います。
外食やお惣菜を買うのを控えるのは、まず思いつくことことかもしれません。
しかし、自分で料理をするとなると、なるべく格安の食材を選び、しかも時短と両立するのはハードルが高いのではないでしょうか?
しかし、ご安心ください!
この記事では、格安な食材を使い、時短でできるレシピをご紹介します。
食費が節約できるコツも併せてお伝えしますので、給料日前のピンチも乗り切れますよ。
格安食材を使った時短レシピをマスターして、楽しく節約ライフをおくりましょう。
ぜひ最後までお読みください。
食費を格安で抑えるための工夫


給料日前になると、いつも食費がピンチ!なんとかならないかしら。



工夫次第で、食費を抑えることができますよ。
そもそも、食費はどのくらいが適正なのでしょうか?
家計に占める食費の割合は、世帯人数にかかわらず、平均すると支出割合の25%です
(2022年総務庁家計調査による)https://www.stat.go.jp/data/kakei/2022np/index.html
また、理想的な食費とは、実は支出の合計の15%と言われています。
計算して、食費が上回るようなら少し工夫が必要かもしれません。
食材の買い方、調理の仕方を工夫することで、無理なく食費を抑えていきましょう。
食材の買い方
どんな食材を買ったらよいかも大切ですが、買い方も工夫すれば節約効果は高まります。
ここでは4つの工夫をご紹介します。
安いときにまとめ買いをする
スーパーの安売りなどがあれば積極的に利用し、冷凍するなどしておきます。
旬の食材を取り入れる
旬の野菜、魚は栄養価も高く、価格も抑えられていることが多いので、積極的に使っていきましょう。
使いまわしできる食材を買う
例えばキャベツなら、サラダの他に回鍋肉、ロールキャベツなど様々な料理に使いまわしが効きます。
まとめ買いはできるだけ日持ちするものを買う
じゃがいも、にんじん、玉ねぎなど、まとめ買いする場合は日持ちのできるものを選ぶと、腐らせてしまうことが少なくなります。
調理の仕方
調理の仕方についても、少しの工夫があるだけで節約につながります。
主に4つのやり方をご紹介します。
傷みやすいものから使っていく
ほうれんそう、もやしなど、賞味期限の早いものから使っていくと腐らせてしまう失敗を減らせます。
まとめて冷凍、下ごしらえでフードロスを減らす
すぐに使わないものは、食べやすい大きさに切って、1回分ずつに分けて冷凍してしまいましょう。
また、肉などは下味をつけて冷凍しておくと、時短に繋がります。
作り置きをする
比較的時間のある日にまとめておかずを作り、翌日以降も食べられるように作り置きしておきましょう。
そのままでもよいのですが、カレーをドリアにしたり、きんぴらごぼうを肉巻きにしたり、飽きさせない工夫もできるといいですね。
調味料を上手に使う
カレー粉、オイスターソース、白だし、塩だれ、焼肉のたれなど、調味料を上手に使いましょう。
いつもは塩コショウで作っている野菜炒めも、カレー粉を入れるだけで味変ができます。
手に入れやすい格安の食材とは


それでは、格安な食材とはどんなものがあるのでしょうか?
代表的な格安食材を集めてみました。
安さに注目するばかりでなく、しっかり栄養も取っていきましょう。
身近で手に入りやすいものばかりですので参考にして下さいね。
もやし
安い食材の代表みたいなイメージがありますが、実は栄養も豊富な野菜です。
もやしには、たくさんの食物繊維が含まれている他、タンパク質、ビタミンC、カリウムなどが含まれており、血圧高めの人にもおすすめ食材です。
豆苗
豆苗は緑黄色野菜に分類され、タンパク質、ビタミンK、ビタミンC、βカロテンが含まれており、老化防止に効果的です。
また、食べ終わっても水をやれば育ち、2回目の収穫ができるのもうれしいポイントですね。
玉ねぎ
万能食材としてストックされていることも多いです。
玉ねぎには血液サラサラ効果が期待できる酸化アリルが含まれるほか、オリゴ糖を含み、腸内環境を整えるのに役立ちます。
キャベツ
最近は少しお値段が上がってきていますが、キャベツも日持ちがしますし、様々な料理に使えて便利です。
キャベツには豊富なビタミンCが含まれており、免疫機能を高めることができます。
また、食物繊維も多く、血圧降下が期待されるカリウムも含まれています。
豆腐、厚揚げ
豆腐、厚揚げも安い食材として知られていますが、含まれているたんぱく質は糖質、脂質とも抑えられているため、ダイエットにも効果的。
また、大豆イソフラボンが含まれており、美肌効果、血流促進効果により、女性の老化予防にも期待できます。
きのこ類
しめじ、えのきだけ、シイタケなど、きのこは天候による価格の変動が少ないので、安心して買うことのできる食材です。
きのこには、不足しやすいビタミンB、ビタミンDが豊富に含まれており、骨や皮膚の状態を保つのに効果的です。
また、食物繊維も多く含まれており、腸内環境も整えることができます。
卵
卵は、完全栄養食とも言われ、すべての必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
他に葉酸も豊富に含まれ、妊娠中、授乳中の人は特に積極的に取り入れたい食材です。
健康な人であれば、一日1~2個食べ続けてもコレステロール値には特に影響ないと言われています。
鶏むね肉
脂質、糖質が少なくたんぱく質が豊富なため、ダイエットしている人、筋肉をつけたい人にもおすすめの食材です。
また、ビタミンBも多く含まれており、疲労回復や貧血予防などに積極的に取り入れたい食材です。



安いだけでなく、しっかり栄養も取れるのがうれしいですね。
時短も叶う格安食材レシピ


せっかく食材を格安で購入しても、料理するのに手間暇のかかるものでは、つい億劫になってしまいますよね。
格安の食材を使って、賢く時短できるレシピを集めました。
もやしかき玉のあんかけ豆腐(5分)
まずは、消化にも良い豆腐のあんかけです。
5分でできて、身体も温まりますよ。
材料
- 絹ごし豆腐 150gx2パック
- もやし 100g
- 卵 2個
- 水 300ml
- A鶏がらスープの素 小さじ1/2
- A醤油、オイスターソース 各大さじ1
- A砂糖 小さじ2
- Aおろしにんにく 少々
- 片栗粉 大さじ1
作り方
1.鍋に水を入れて火にかけ、A を加えて一煮立ちさせる。もやしを加え、火が通ったら倍量の水で溶いた片栗粉を入れてかき混ぜる。
2.卵を割りほぐし、とろみがついたら加え、浮き上がってきたら火を止める。
3.豆腐を耐熱容器に入れてふんわりラップをかけ、600Wの電子レンジで3分30秒(一人分の場合は1分50秒〜2分)加熱する。2をかけ、お好みで刻みねぎを散らす。
卵と豆腐で高たんぱくなのもうれしいポイント。 豆腐は切ったりせず丸ごと温めて、あんをかけるので楽ちん!
熱々をお召し上がりください♪
温活にもおすすめです。
豆苗とちくわの梅肉和え(10分)
ちくわも安価で手に入る、高たんぱくの優秀食材ですね。
豆苗の緑色で彩りもよくなりました。
材料
- 豆苗 1袋
- ちくわ 2本
- にんにく(チューブ) 1cm
- 梅干し(中粒) 1個
- 醤油 少々
- カリカリ梅(飾り用) 数個
作り方
1.フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて炒め、豆苗、ちくわも加えて炒め合わせ、しょうゆを少々たらす。
2.梅肉を加え全体を和えて、皿に盛り付け、カリカリ梅を散らす。
もやしと厚揚げのチーズ唐揚げ(10分)
厚揚げともやしを使った、ボリューム満点のおかずです。
お肉がなくてもボリュームがでるのはありがたいですね。
材料
もやし 1袋(200g)
厚揚げ 2枚
◎ダシダ 大さじ1/2
◎ミックスチーズ 80g
◎米粉 大さじ5
サラダ油
作り方
1.厚揚げは、お湯を回しかけて油抜きをする。
2.材料を全てボールへ入れて、手でしっかり混ぜる。
3.一口大に丸めて、サラダ油を熱したフライパンで、両面こんがりと焼く。


キャベツの卵とじ(10分)
キャベツも卵も食卓に頻繁に登る食材です。
簡単ですが、本格的な中華料理になりますのでレシピを覚えておきましょう。
材料
- キャベツ 1/4個~
- 卵 3個
- 中華だし 大さじ1/3~
- 酒 大さじ3
- こしょう 少々
- 片栗粉(とろみ用) 大さじ1/2
- ごま油(仕上げ用) 大さじ1
作り方
1.多めの油をよく熱したフライパンに、卵液を一気に入れる。手早く混ぜ、半熟で取り出す。
2.キャベツは4~5cm幅のざく切りにして軽く塩を振り、炒める。
3.調味料で味付けし、水溶き片栗粉でトロミをつける。
4.卵を戻し、ざっくり混ぜ合わせ、ごま油を回し入れる。


鶏むね肉ときのこのオイマヨ炒め(10分)
パサつきやすいむね肉も片栗粉をまぶすことで、しっとり柔らかくなります。
コクのある味付けでごはんが進みそうですね。
材料
- 胸肉 1枚
- しめじ 1パック
- Aマヨネーズ 大さじ1
- A塩こしょう 適宜
- Aお酒 大さじ1
- A片栗粉 大さじ1
- Bマヨネーズ 大さじ2
- Bオイスターソース 大さじ1
- Bニンニクチューブ 2〜3cm
- Bしょうがチューブ 2〜3cm
- 小口ネギ 適量
作り方
1.胸肉をフォークで所々刺して食べやすい大きさに切る。
しめじは手で裂く。
2.ポリ袋に入れてAを入れて揉み込む。
3.フライパンにサラダ油を入れて、胸肉に片栗粉をまぶして両面を焼く。
4.しめじも入れて、合わせておいたBをいれて炒め合わせる。
5.皿に盛り付けてネギを散らす。


格安食材を使って時短で賢く料理しよう
ここまで、格安で、しかも時短でできるレシピと調理前の準備についてお伝えしました。
まず、料理にとりかかる前に気を付けておきたいポイントがありました。
- 安いときにまとめ買いをする
- 旬の食材を取り入れる
- 使いまわしできる食材を買う
- まとめ買いはできるだけ日持ちするものを買う
- 傷みやすいものから使っていく
- まとめて冷凍、下ごしらえでフードロスを減らす
- 作り置きをする
- 調味料を上手に使う
格安の食材には、例えばこのようなものがありました。
- もやし
- 豆苗
- 玉ねぎ
- キャベツ
- 豆腐、厚揚げ
- きのこ類
- 卵
- 鶏むね肉
これらの食材を使ってご紹介したレシピは、次の通りです。
どれも時短でできあがるのがありがたいですね。
- もやしかき玉のあんかけ豆腐(5分)
- 豆苗とちくわの梅肉和え(10分)
- もやしと厚揚げのチーズ唐揚げ(10分)
- キャベツの卵とじ(10分)
- 鶏むね肉ときのこのオイマヨ炒め(10分)
この記事では、格安食材を使ったレシピを紹介しましたが、節約につながるばかりでなく、家族のみなさんが笑顔になれるように活用していただけたら幸いです。
食費の節約には、お弁当持参がマストですね。
手間いらずで見栄えもするお弁当が作りたいなら、この記事もご覧ください。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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