かおり今度、家族でアメリカ旅行に行くのだけど、ニューヨークではコーヒー1杯でも高いイメージ…
“コーヒー片手に街を歩くニューヨーカー”
ニューヨークを想像したとき、そんな光景を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
せっかくニューヨークに行くのなら、そんなコーヒーの街で思い出の1杯を飲みたいものです。
そこで一番気になるのが、コーヒーの価格と相場ですよね。ホテル代や交通費は事前にわかっても、現地の物価は予想しづらいもの。
でも、大丈夫ですよ!
この記事を読むとニューヨークのコーヒー価格の相場がわかり、旅の不安が軽減され、素敵な思い出作りをそっと後押ししてくれるでしょう。
日本でも馴染みのあるコーヒーチェーンの情報や比較、値段をおさえるためのコツもありますのでぜひ参考にしてくださいね。
ニューヨークのコーヒー相場とは?


平均価格は1杯いくら?
さっそくですが、ニューヨークのコーヒー1杯の平均価格はいくらなのでしょうか。
3つのチェーン店と、個人経営のカフェに分けて価格をみてみましょう。
- スターバックスコーヒー
$3~8程度 (約420~1,120円) - マクドナルド
$2~4程度 (約280~560円) - ダンキンドーナツ
$2~5程度 (約280~700円)
- 個人経営のカフェ
$3.50~7.5程度 (約490~1,050円)
※価格はマンハッタン中心部を基準とした目安です。
日本円は2025年12月現在の為替で円換算しています。
日本と同じく、チェーン店と比べると個人経営のカフェは少しお高めな印象ですね。
日本との価格差を比較
では、日本の価格と比較してみましょう。
- スターバックスコーヒー
約320~380円 - マクドナルド
約150~200円 - ミスタードーナツ
約280~320円
※ダンキンドーナツは日本にほぼ展開がないので、参考にミスタードーナツを載せています。
- 個人経営のカフェ
約350~500円



あら、確かに日本の方が安いけど想像していたほどの差はないわ。



そうなんです!
円安の影響で割高になるとはいえ日本国内も物価高が続いているため、体感としては意外と大きな差を感じにくいのが実情です。



なるほど…。嬉しいような、悲しいような。
エリア別に見る価格帯の違い


マンハッタン中心部は高め
ここまで見てきて、ニューヨークのコーヒーが1杯あたり日本の約2倍の値段だとわかりました。中心部になると、上記したように$5~7(約780~1,085円)程度の価格帯も珍しくありません。しかし、これはあくまでマンハッタンの価格です。
いわゆる“高級エリア”と呼ばれるところ。
ではどうすれば、価格を抑えてニューヨークでコーヒーを楽むことができるのでしょうか?



朗報です。マンハッタンだけがニューヨークではありません!!
郊外・ブルックリン・クイーンズは少し安め
マンハッタンから地下鉄で30分前後の距離にあるブルックリンやクイーンズなどの郊外には、ローカル感のあるカフェが多くコスパ◎!
高級オフィスが立ち並ぶマンハッタンに比べ、ブルックリンやクイーンズなどのベッドタウンでは日常利用に適した価格帯のコーヒーを飲むことができます。
冒頭に話したようにニューヨークの中心で“片手にコーヒーを持って颯爽と歩いてみる”のもいいですが、
ベッドダウンで“ゆったりとした街並みを見ながら心の旅にひたる”のも良いものですね。
チェーン店vs個人カフェの特徴


チェーン店のメリット・デメリット
ニューヨークでも、より価格を抑えてコーヒーが飲めるのはチェーン店だとわかりました。
ここで、チェーン店のメリット・デメリットをみてみましょう。
- 値段の予想がつき、事前リサーチが可能
- 注文方法に馴染みがある
(カウンター注文・タッチパネル注文・モバイル注文など) - 日本と同じメニューがある
- スターバックスコーヒーなどでは、現地限定グッズが手に入る!
- 大量生産が前提のため、コーヒーの質が平均点
- 観光客も多く騒がしい
- 地元の人・食材とのかかわりは少ない
ここで知っておくべきことが、同じチェーン店でも地域によって価格が違うという点です。
日本のチェーン店は基本的に、東京などの都市部と地方との価格差はありません。しかし、アメリカでは地域によってコーヒーの値段も変わってきます。
値段の予想がつきやすいとはいえ、観光地では高くなりがちです。事前リサーチをする際は、そこに注意して行いましょう。
個人店ならではの魅力
価格は気になるけれど、せっかくなら日本にはないお店でコーヒーを楽しみたい!そう思う方も多いですよね。
次は、個人店ならではの魅力もあげていきましょう。
- 店主こだわりの味が楽しめる
- 建築物・店内装飾・コーヒーカップなどの全てが非日常
- 席数が限られているため、静かな時間が過ごせる
- 現地の人々の様子・文化を感じられる
- 注文は画面タップではなく、バリスタとの会話から



一緒に行く子どもにも、現地の人とのコミュニケーションのチャンスがあるといいな、と思っていたの。個人店も良いかも!



現地でのコミュニケーションは旅の醍醐味のひとつですよね!それを踏まえると、郊外でまったりカフェ時間も楽しい思い出になりそうですね。
節約派におすすめのカフェ利用術


お得なモーニングセットを狙う
日本にも、モーニングセットを取り扱うお店がありますよね。愛知県発祥といわれる“モーニング文化”です。日本では、サラダ・ゆで卵・トーストなどがセットになってコーヒーと一緒にお得に朝食をとることができます。
ニューヨークはもっとシンプルなメニューです。
- ベーグル+コーヒー
:$5~10(約780~1,560円)
ローカルなお店なら手軽で安め。
- しっかり系朝食プレート
:$12~20(約1,870~3,120円)
コーヒー・ジュースつきも多い
- ブランチメニュー(週末など)
:$20~35+(約3,120~5,460円)
エッグベネディクトやアボガドトースト、フレッシュジュースなど
地元感のある朝を過ごしたいという方は、カジュアルにベーグルとコーヒーのセットがおすすめです!
旅の中で一日くらいは贅沢に…、おしゃれなお店でブランチを体験してみるのもありかもしれませんね。
水やチップ、カップサイズの注意点
海外では水が有料で提供されるということは、よく知られていることですよね。基本的には、目的地に着いたらすぐにドラッグストア・スーパーで買っておくことをおすすめします。
それでも必要な時はやってきます。コーヒーや食事などの商品を購入すると無料のお水【Tap water】をもらえる場合があります。これは、自分から頼まないと提供されないため「Can I have tap water as well?」と聞いてみるとよいでしょう。ただ、観光地・チェーン店では断られることもあることを覚えておきましょう。



「Water,please」と言ってしまうと有料のミネラルウォーター($2~5程度)が出てきますので注意してくださいね。
さらに、ニューヨークにはチップの文化があります。チップを抑える方法については後から詳しく説明しますが、だいたい商品の15~20%、軽いカウンター注文などでも$1~2程度は必要だと覚えておきましょう。
そして、有名な“アメリカンサイズ”についてもここで予習しておきましょう。
Small(Sサイズ)
日本:約200~240ml
NY:約300~360ml
Medium(Mサイズ)
日本:約300ml前後
NY:約470ml
Large(Lサイズ)
日本:約400ml
NY:約590ml



私は、Smallでよさそうだわ。覚えておこう
ニューヨークのコーヒー文化を楽しむ


テイクアウトとイートインの違い
先ほど少し触れましたが、アメリカの飲食を語るのに外せないのは、チップ事情です。
ニューヨークでは、チップ=サービス料の一部という考え方です。現地の文化は楽しみたいものの、できるだけ出費は抑えたいところ…。
実は、チップを抑える方法があるんです!
- テイクアウト(持ち帰り)する
チップなし もしくは、あっても少額 - チェーン店を利用する
チップ入力画面で「No Tip」や「Skip」を選べることが多い - セルフサービス店を利用する
原則チップ不要
ニューヨークではチップは避けられませんが、テイクアウトやチェーン店を利用することで出費を抑えられることがわかりました。
バリスタと会話してみる楽しさ
かおりさんも言っていたように、現地の人とのコミュニケーションが楽しみな方も多いはず。
ここではニューヨークに来たつもりで、バリスタとの簡単な英会話を少しだけ練習してみましょう!



Hi!What can I get you?
こんにちは!ご注文は何にしますか?



A small coffee, please.
スモールサイズのコーヒーをください。



For here or to go?
店内?それともお持ち帰り?



To go, please.
持ち帰りでお願いします。
ニューヨークのカフェでの会話は短くてシンプルです。完璧な英語でなくとも、単語だけでも十分通じます。
「Thanks(ありがとう)」「please(お願いします)」を使ったり、余裕があれば「Nice day today!(今日は天気がいいですね)」など、笑顔で取り入れてみることが現地の人と仲良く話せるポイントですよ!
まとめ|事前に相場を知って安心旅へ
この記事では、ニューヨークのコーヒー価格と相場をご紹介しました。日本と比べると、コーヒー1杯はおよそ2倍ほどの価格でした。
出費を抑えるために意識するポイントは以下の項目です。
- 都心部ではチェーン店を利用する
- ブルックリンやクイーンズなどの郊外のカフェを利用する
- チェーン店やテイクアウトにしてチップを抑える
- 朝はモーニングセットを利用する
- 無料でもらえることもあるが、基本的にお水は持ち歩く
連泊となる海外旅行で、節約は必須ですよね。
でも、せっかくの旅行。毎日頑張りすぎず、コーヒー1杯にも旅行という付加価値をつけてみてはいかがでしょうか。というこことで、
筆者おすすめの“NYコーヒー旅”はこちら!
- 郊外の個人カフェ店内で“ゆったりとした休息”を愉しむ
- スターバックスなどの現地限定品をゲットする
- ニューヨークの街並みをバックに、コーヒーを持った自分の姿を写真に残す
- 現地の人との会話をたのしみ、英語の苦手意識を取り払う
いかがだったでしょうか?
大都会ニューヨークのコーヒー文化は一見するとハードルが高いですが、ポイントさえ押さえれば観光客にもやさしい街です。「働く街」であることと「観光の街」であることで、単語さえわかれば注文もスピーディに完結します。
この記事を参考に、一生の思い出となるニューヨーク旅行を楽しんでくださいね!
Enjoy your trip-and the coffee!!
コーヒーと共に最高の旅を!!
ところで、日本のカフェも魅力がいっぱいですよね!
今日はそんな日本のカフェで美味しいコーヒーを飲みながら、ニューヨーク旅の計画を練ってみては?
ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。










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