おせちのお煮しめの日持ちは何日?おいしく保存する方法を解説!

筆者

おせちはお正月にかかせない料理ですよね

おせちは新年の神様へお供えし、家族の健康や繁栄、無病息災を願う、日本の伝統的な料理です。

その中でも定番なのがお煮しめですね。

主婦A子さん

伊達巻きや栗きんとんはお店で買うけれど、お煮しめは毎年自宅で手作りしています!

お煮しめといえばなんとなく保存がきくもの、と思われる方が多いかと思いますが、手作りの場合実際どれくらい日持ちするのか気になりますよね。

この記事ではお煮しめの保存期間、また保存方法やそのコツなどを詳しく解説していきます。

コツを抑えて準備すれば、失敗や食中毒などを防いで最後まで美味しくいただくことができます。

また記事後半ではアレンジレシピも紹介しているので、お煮しめの味に飽きたお子さんでもきっと喜んで食べてくれるはずです。

ぜひ最後までお読みください。

目次

おせちのお煮しめ、どれくらい日持ちする?

自宅でお煮しめを手作りする場合、あらかじめだいたいの保存期間や保存方法を知っておくと安心ですね。

手作りお煮しめがどれくらい日持ちするのか、冷蔵・冷凍、また常温の場合について以下で詳しく解説していきます。

冷蔵保存の場合の日持ち目安

まず、手作りおせちのお煮しめを冷蔵保存する場合の目安は、約4~5日ほどです。

そのため大みそか頃にお煮しめを作り、お正月三が日にかけて食べきると良いでしょう。

ちなみにお煮しめは煮汁をじっくり煮詰めて調理しますが、筑前煮など汁気(煮汁)を多く残すものはあまり日持ちしないので注意しましょう。

冷凍保存できる?味や食感の変化

お煮しめは食材自体に水分を多く含むものが多いため、冷凍すると食感や風味が変わってしまいます

どうしても冷凍したい場合は、鍋に煮汁がたくさんある状態で火を止めて、ファスナー付き保存袋に入れて冷凍すると良いでしょう。

具材が煮汁に浸かっている状態で冷凍した場合の保存期間は、約1ヵ月が目安です。

ただし、なるべく味や食感の劣化が少ないうちに早めに食べきるのがおすすめです。

冷凍保存する場合、具材によっては注意が必要になりますので、以下を確認してみてください。

  • こんにゃくや根菜類など…冷凍により食感が変わってしまう
  • 仕上げに使う絹さややいんげんなどの彩り野菜…お煮しめと一緒に保存すると味や色が悪くなる

そのため、これらの具材は別にして冷蔵保存するとよいでしょう。

常温保存は危険?気をつけたい点

主婦B子さん

寒い時期だし、お煮しめは常温保存しても大丈夫だよね?

主婦C子さん

保存容器に移し替えるのは面倒…

こんな風に思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、お煮しめを常温保存するのは基本的にはおすすめしません

温度が10℃以下の冷暗所で短時間であれば常温保存が可能ですが、暖房をつけた部屋などでは食材が傷んでしまう恐れがあります。

暖房をつけていない部屋でも、日当たりや、他の部屋からの暖房の影響で気温が変わってくるので注意が必要です。

もし常温保存していた場合は、食べる前に見た目やにおいなどを確認して、傷んでいないかチェックするようにしましょう。

少しでも酸っぱい臭いがしたり、糸を引いたり、カビが生えていたりする場合は絶対に食べないようにしてください。

お煮しめを日持ちさせる保存のコツ

では、お煮しめを少しでも長持ちさせるにはどのようにすれば良いのでしょうか。

たとえば筑前煮や黒豆などのお煮しめは、保存の途中で火入れをするとより長持ちします(1日1回など)。

しっかりと加熱することで菌類の繁殖を抑え、お煮しめ自体にも味が染み美味しくなるのでぜひ取り入れてみてくださいね。

では実際に保存する際にはどんな容器を選んだらよいか、また保存の手順を、調理時のポイントとあわせて解説していきますね。

保存容器の選び方と清潔管理

お煮しめの保存は、保存容器でも保存袋でもどちらでも可能です。

ただし清潔なものを使用すること。

以下に保存容器の種類とそれぞれのメリットを挙げましたので参考にしてくださいね。

保存容器の種類とメリット
  • 真空容器…すぐに空気が抜けるのでおいしく保存できる。
  • 耐熱容器…電子レンジや冷凍、食洗器にも対応。調理してそのまま食卓へ出すこともできる。
  • 耐熱袋…電子レンジや冷凍のほか、湯煎などにも対応。複数の袋を一緒に湯煎すれば、同時調理も可能。

またお煮しめを取り分ける際にも、じかに箸をつけず、取り分け用の清潔な箸を使用することも注意したいポイントです。

味付けや煮込み方で違いが出る

主婦D子さん

せっかく家族のために作るのに、すぐ傷んで食べられなくなってしまったら悲しいわ…

手作りのお煮しめを安全に食べるために、調理の時にも気をつけたいポイントがあります。

料理を長持ちさせるには、味を濃く、また甘い味つけにすることがポイントです。

そのため通常よりも砂糖、塩、しょうゆなどの量を多めにして、味付けを濃くしておくとよいですね。

日持ちのために味つけを濃い目にしておくと、日を追うごとに食材と馴染んでまろやかにさせる効果にもつながります。

また十分に加熱し、それぞれの食材にしっかりと火を通しておくようにすることもとても大切です。

加熱が不十分だと日持ちも悪くなり、食中毒の原因にもなりかねません。

家族皆が安心して食べられるように、これらの点にも注意して調理していきましょう。

冷ます・詰める・保存する手順

筆者

手作りお煮しめを少しでも長持ちさせるために、保存のタイミングにもできることがあるんです!

菌が繁殖しやすくなるきっかけの1つは、料理を保存容器に移し替えるタイミングにあるといわれています。

お煮しめを作ってすぐ、まだ熱々の状態で容器へ入れて蓋をすると、水蒸気がこもって保存容器の中に水滴ができます。

これが菌を増殖させる原因になるんです。

以下に保存容器別の使用方法と、保存方法のコツを挙げましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

保存容器別の使用方法
  • 真空容器…食材を入れたらしっかり蓋をしめ、ポンプをセットして空気を抜く
  • 耐熱容器…煮沸消毒して使用する。大きな鍋に水をたっぷり入れて底にふきんを敷き、瓶などの容器を入れて、水から煮沸させる。沸騰させたら5~10分程度してから火を止め、清潔なふきんにのせて自然乾燥させる。
  • 耐熱袋…食材を入れたらしっかり空気を抜いて口を縛る。
  • 耐熱容器ではない場合…アルコール消毒して使用する。食器用洗剤で丁寧に洗ったあと、清潔なふきんなどに逆さにして自然乾燥させる。しっかり乾燥したらアルコール度数35度以上のホワイトリカーを容器に少量流して、全体にいきわたらせるようにし、再度逆さにして自然乾燥させる。
保存方法のコツ
  • 冷蔵保存する場合…粗熱を取って、できるだけ空気に触れないよう小分けにするのが日持ちさせるコツ。
  • 冷凍保存する場合…粗熱を取って、煮汁があれば煮汁ごと冷凍用の保存容器に小分けにし、できるだけ空気を抜いて密封保存します。

保存袋を使用する場合には、金属製のバットなどの上に乗せると熱伝導率が高くなり、冷蔵・冷凍スピードを早めることができるので、食材の劣化を防ぐことに役立ちます

お煮しめを美味しく保つための工夫

お煮しめを安全に食べるのはもちろんのこと、美味しくなければせっかくの楽しみも半減してしまいますよね。

実はお煮しめを美味しく保つためには、衛生管理とあわせて、具材の下ごしらえを丁寧にし、食感を生かしながらしっかり味をしみこませることもとても大切なんです。

ここでは美味しく保つポイントを解説していきますね。

再加熱のタイミングと方法

手作りお煮しめは冷蔵庫から出したり入れたりを繰り返すと、傷みが早まる可能性があります

お正月は家族のほかにも親戚やお客様など色々な人が来て、それぞれ食べるタイミングがばらばらだったりすることも多いかと思います。

その度に料理を出したりしまったりしていると、それだけ食材が傷みやすくなってしまうんですね。

それを防ぐために、あらかじめお煮しめは小分けにして保存し、食べる分だけ取り出して加熱するようにすると良いでしょう。

冷凍保存した場合は、汁気が少なければ蒸し器で蒸すか電子レンジで加熱します。

煮汁も一緒に冷凍した場合は、汁ごと鍋やフライパンに移して弱火~中火でじっくり温めましょう。

もし時間がある場合は、前日に冷蔵庫へ移して自然解凍しても大丈夫です。

食感を保つ野菜の切り方・火加減

一見面倒で、しかもあまり影響がないように思われますが、美味しく食べるために大切なのは素材一つひとつに合わせた下準備

小さな一手間で、出来上がりに大きな差が生まれますよ。

食材ごとの下準備の参考例は以下のとおりです。

  • 人参や里芋などの根菜類…一口サイズに切ったあと、煮崩れしないように食材の角を包丁で薄くそぎ落とす「面取り」をする。里芋は面取り後、軽く塩もみして流水で洗い流しぬめりを洗っておくと、煮汁が濁らずきれいに仕上がり食感も良くなる。
  • レンコンやゴボウ…皮をむいて食べやすい大きさに乱切りにし、水にさらす。
  • こんにゃく…手綱形にし、熱湯に入れ再沸騰するのを待ってからざるに上げしてしっかり水気を切る。
  • 干し椎茸…ぬるま湯で柔らかく戻し、軸を切り落とす。
  • きぬさや…筋を取り、塩を加えた沸騰したお湯に入れ、さっと茹でる。

特定の野菜だけが極端に柔らかくなったり硬すぎたりするのを防ぐために、ある程度食材の大きさをそろえると、火の通りが均一になり、味・食感ともに全体のバランスが良くなります

火加減は中火から弱火で、ぐつぐつと激しく煮立てないことが大切。

また落し蓋などを活用することで、少ない煮汁でも全体に味が行き渡り、食材の旨味を閉じ込める効果もあります。

保存中に味が染みて美味しくなる工夫

筆者

煮物は”冷めるときに味が染み込む”って聞いたことはありませんか?

具材は加熱すると水分が抜けていき、冷やすと水分が戻ります。

この”戻るとき”に煮汁が食材の中に取り込まれ、味が染み込むんです。

そのため、お煮しめは一晩置くと味がより深く染み込み、美味しくなります。

もし味が薄いなと感じてもすぐ調味料を足さず、一度鍋に戻して軽く再加熱します。そして再び冷ますと、さらに味が染み込むのでぜひ試してみてください。

お煮しめを活用したアレンジレシピ

お煮しめも2日3日…と食べていると、だんだん味に慣れて飽きてしまいますよね。

でも残ってしまったお煮しめは、アレンジ次第でいろいろな料理にリメイクできるんです。

ここではアレンジレシピをご紹介していきます。

ぜひいつもとは一味違うお煮しめを楽しんでみてくださいね。

余ったお煮しめでリメイク料理

お煮しめで炊き込みご飯

①煮しめと鶏肉は小さく刻む。②炊飯器に洗ったお米を入れ、普通に炊くときの水量まで、水、酒、みりん、醤油を加える。③①を入れて炊き上げる。約10分蒸らしたら出来上がり。(※調味料の参考量は、お米2合に対し、酒:大1、みりん:大2、醤油:大2)

→参考:長谷工ブランシエラクラブ 煮しめの炊き込みご飯 ※リンク先、ページ下部で紹介されています

お煮しめリメイク親子丼

①お煮しめの具は大きければ小さめに切る。②①と調味料を鍋に入れてしばらく煮る。③卵を溶き、沸騰している②へ回し入れ、一気にかきまぜて半熟状態で火を止める。③ご飯をよそったどんぶりの上に乗せて出来上がり。

→参考:COOKPAD なおなお1022さん リメイク☆筑前煮親子丼

子どもが喜ぶアレンジアイデア

お煮しめゴロゴロカレー

①カレールーを箱の表示通りの水量で溶かし火を通す。②お煮しめをお好きな量入れてひと煮立ちさせたら出来上がり。

→参考:株式会社オージーフーズ そのままゴロゴロ具材が嬉しい!「カレー」

お煮しめのほくほくコロッケ

①里芋、大根、こんにゃくを除いて具材をみじん切りにする。②里芋はレンジでチンして柔らかくし、つぶして塩コショウする。③②の里芋の中に①を入れて混ぜ合わせ、お好みの大きさに丸める。④小麦粉、溶き卵、パン粉の順にまぶし、180度の油できつね色になるまで揚げたら出来上がり。

→参考:COOKPAD koko195さん おせちリメイク☆残ったらお煮しめコロッケ

冷凍後でも美味しいレシピ

和風パスタ

①お煮しめの具材は1~2㎝角に切る。②パスタを茹で、ザルにあげて水気を切る。③フライパンにミートソースと①を入れて中火で1分煮る。④パスタとパルメザンチーズを入れて混ぜ、仕上げにオリーブオイルをまわし入れる。⑤器に盛り、お好みで青ねぎをちらして出来上がり。

→参考:日清製粉ウェルナ アレンジ!筑前煮のミートソースペンネ

豚汁

①熱した鍋にごま油を引き、食べやすい大きさに切った豚バラ肉を炒める。②お肉に火が通ったら、お煮しめとだし汁を入れてひと煮立ちさせる。③味噌を溶かし入れて出来上がり。

→参考:株式会社オージーフーズ 味が染みた具材で体の芯からあったまる!「豚汁」

まとめ|お煮しめを安全に美味しく楽しむために

この記事では、お煮しめの保存期間や方法、美味しく日持ちさせるコツ、アレンジレシピまで幅広くご紹介いたしました。

ご紹介した保存期間は、正しく保存した場合の目安です。

保存方法による日持ちの目安
  • 冷蔵保存の場合…4~5日程度
  • 冷凍保存の場合…約1ヵ月
  • 常温保存の場合…基本的にはおすすめしない

保存方法や調理法などを工夫することで、美味しさをキープして長持ちさせることができます。

保存のコツを守りながら、日々の味の変化も楽しんでみてください。

美味しく日持ちさせる保存のポイントと工夫
  • 保存の途中で火入れをする
  • 保存容器は清潔なものを用意し、各容器にあった使用手順を守る
  • 通常よりも少し濃いめに味付けする
  • 粗熱を取ってから保存する
  • 小分けにして食べる分だけ再加熱する
  • 食材ごとにあった切り方、下準備をする
  • 一晩置くとより味が染み込む

食べて続けて飽きてしまったら、この記事内でご紹介したようにひと手間加えて違う料理にアレンジして楽しむのもおすすめ。

お煮しめアレンジレシピ
  • 炊き込みご飯
  • 親子丼
  • カレー
  • コロッケ
  • 和風パスタ
  • 豚汁

お煮しめは時間の経過とともに食材に味が深く染み渡り、作りたてとは違った一体感のある味わいが楽しめる、日本の知恵が詰まった料理です。

この記事を参考に、冷凍や冷蔵を上手に活用して最後まで美味しく食べきりましょう。

筆者

新年に大切な家族の健康と幸せを願いながら、ぜひ安心・美味しいおせちで楽しい時間を過ごしてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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