
暑くて料理をするのが辛い!
レシピもマンネリ気味で、「またそうめんなの!?」って
子どもに嫌がられちゃった……
夏の暑い日はキッチンに立つのも一苦労ですよね。
ただでさえ暑いのに、火を使うと汗まみれ……なんてことも。
家の中でも特に気温が上がりやすいキッチンでの時間は、なるべく減らしたいものです。
とはいえ食欲が落ちがちなこの時期は、夏バテ対策として家族の栄養バランスにも気を配りたいですよね。



時短ができて、夏バテ気味でも食べられるレシピを知りたい!
定番のそうめんがアレンジできれば、食べやすいし家族が喜びそう。



調理する人が暑さを避けられる上に、さっぱりしていて食が進むレシピがありますよ。
この記事では、夏の料理を快適にするコツをお伝えしていきます。
- 火を使わない時短レシピ
- 時短調理に役立つ電子レンジ活用法
- 時短がかなう、作りおきの保存方法
暑さが厳しい夏だからこそ、火を使って食材を蒸したり茹でたりする手間を省いていきましょう。
もっと簡単においしく、家族にも喜ばれるレパートリーが増えますよ!
暑い日に料理をするのが大変な理由


忙しい毎日の中、料理を作るのは大変です。
ましてや、暑い夏の盛りにキッチンに立って料理をするのは至難の業と言えるでしょう。
夏に料理をするのが大変なのには、以下の理由があります。
- 夏はキッチンが暑くなる
- 食欲が落ちやすい
- 子供が夏休み中のため、昼食の用意が必要
そこで、火を使わない時短レシピや作り置きが大活躍するのです!
食材には、食欲のない時でも食べられそうな夏野菜や豆腐など、サッパリしたものを選ぶと箸が進みますよ。
火を使わない!簡単時短レシピ5選


火を使わずに調理をするには、電子レンジや炊飯器を活用しましょう。
コンロを使わないので料理中の暑さが和らぐうえに、食材を茹でたり蒸したりする時間を短縮できますよ。
そんな心強い夏の時短レシピを5つご紹介します。
電子レンジでできる!蒸し鳥のさっぱりサラダ


- 調理時間 約10分
- ポイント 鶏もも肉を薄めに切ると、より短時間で加熱できます。
- 鶏もも肉 150g
- もやし 1/2袋
- 大葉 2枚
- 酒 大さじ2
- 塩 適量
- (A)しょうゆ 大さじ2
- (A)みりん 大さじ2
- (A)米酢 大さじ1
- (A)ごま油 大さじ1
- 大根 1/4本
- 鶏もも肉にフォークで穴を開け、塩で下味をつける。
- 耐熱容器に鶏もも肉と酒を加え、レンジで4分加熱したら鶏もも肉を2cm幅に切る。
- 別の耐熱容器に入れたもやしを電子レンジで2分温める。
- (A)とすりおろした大根を混ぜ合わせる。
- もやし、鶏もも肉、④、切った大葉の順番に盛り付けたら出来上がり。
鶏もも肉ともやしを電子レンジで加熱するのが時短ポイント。
ポン酢をかけても美味しいですよ。
そうめんアレンジ!ツナとトマトの冷製パスタ風


- 調理時間 約20分
- ポイント そうめんは電子レンジで茹でられます。
- そうめん 100g
- ツナ油漬け 50g
- トマト 1個
- 大葉 6枚
- (A)オリーブオイル 大さじ2
- (A)ポン酢 大さじ2
- (A)レモン汁 小さじ2
- 黒コショウ 少々
- トマトは1cm角、大葉は千切りにする。
- ボウルに(A)とトマト、ツナを入れ混ぜ合わせる。
- 耐熱ボウルに熱湯を入れ、そうめんを菜箸で30秒くらいほぐし、ラップをせずに電子レンジで加熱する。加熱時間は商品パッケージの茹で時間より1分短くする。
- そうめんを流水でもみ洗いし、水気をきる。
- ②に④を加えて和える。大葉をのせて出来上がり。
食欲のない夏にはサッパリした食材の代表格、そうめんの出番が多くなります。
いつものめんつゆ味ではなく、たまにはツナとトマトを加えた洋風アレンジでバリエーションをつけたいですね。
お子様が喜ぶ冷製パスタ風に仕上がります!
さっぱり美味しい!豆腐とアボカドの冷やし丼


- 調理時間 約5分
- ポイント アボカドを切ってからレモン汁を小さじ1杯くらいかけておくと、変色を防げます。
- ごはん 200g
- 木綿豆腐 100g
- アボカド 1個
- (A)めんつゆ 大さじ1.5
- (A)しょうゆ 小さじ1
- (A)ごま油 小さじ1
- 卵黄 1個
- のり、白いりごま 少々
- アボカドの皮と種を取り除き、1.5cm角に切る。
- 木綿豆腐を1.5cm角に切る。
- ボウルに①、②、(A)を入れ、和える。
- 器にごはんをよそってから、のり、③、卵黄の順にのせ、白いりごまをふったら出来上がり。
アボカドと豆腐に調味料を加え、ご飯にのせたお手軽どんぶり。
夏は冷ややっこなどで出番が多くなる豆腐は、さっぱりしているのにボリューム満点です。
これ一杯で満腹になりますよ!
ビタミン、ミネラルを豊富に含んだアボカドと豆腐のたんぱく質で夏バテ対策もバッチリですね。
作り置きOK!なすの煮浸し(電子レンジ調理)


- 調理時間 約15分
- ポイント ピーマンやオクラ、ししとうなどの夏野菜でもアレンジできます。
- なす 2本
- 細ねぎ 少々
- (A)ごま油 大さじ1/2
- (A)めんつゆ 大さじ2
- みりん 大さじ1
- おろししょうが 小さじ1/2
- なすのへたを切り落とし、縦半分に切ってから表面に切り込みを入れる。
- 耐熱容器に(A)、なすを入れ混ぜる。
- 耐熱容器にラップをし、電子レンジで3分加熱する。
- 菜箸などで上下を返し、再度電子レンジで3分温める。
- 器に盛り付けて細ねぎをちらして出来上がり。
なすを電子レンジで加熱し、調味料を加えるだけの超時短レシピです。
作り置きしておくと、夕飯にあと一品副菜がほしいときにサッと出せておすすめですよ。
冷凍保存したい場合は、キッチンペーパーでなすひとつひとつの汁気を取ってから保存しましょう。
炊飯器で簡単!冷やし茶漬け風ご飯


- 調理時間 約60分
- ポイント 栄養価アップのために発芽米を混ぜています。白米と発芽米の割合はお好みに合わせて変更しましょう。
- 米 1合
- 発芽米 1合
- サバの水煮缶 1缶
- 冷凍枝豆 50g
- 塩昆布 30g
- (A)料理酒 大さじ2
- (A)ごま油 大さじ1
- 白だし 50ml
- 大葉 4枚
- 米、発芽米は30分水にひたしておく。
- 炊飯器に米、発芽米、サバの水煮缶の汁、(A)、2合分の水を入れてかき混ぜる。
- 塩昆布、サバの水煮を入れてご飯を炊く。
- 白だし、水500mlを混ぜ合わせ、冷蔵庫で30分ほど冷やす。
- ご飯が炊き上がったら、あらかじめ解凍しておいた枝豆を加えて混ぜ合わせる。
- 器に盛り、千切りにした大葉をのせて④をかけていただく。
炊き込みご飯は、暑さで食欲がなく栄養バランスが偏りがちな夏に頼れるレシピです。
冷やしたダシをかければ、お茶漬け風にのどごしよく食べられますね。
余ったまぜご飯は1食分ずつラップで小分けし、冷凍保存しておくと便利ですよ。
時短調理を叶える便利アイテム


時短調理に欠かせないのが、電子レンジです。
火を使わずに食材を加熱できる便利アイテムですね!
夏の定番食材、そうめんやうどんを茹でるのにも電子レンジが使えますよ。
またおかずなどをまとめて作って保存しておく、作り置きも調理時間の短縮には欠かせません。



夏の作り置きって食中毒がちょっと心配……
今やっている保存の仕方で合ってるのかな?
作り置きはしているけど、保存期間や食中毒を防ぐ保存の仕方などがイマイチわからない、ということはありませんか?
作り置きの保存のコツについてもお伝えしますね。
電子レンジ調理器を活用
暑い夏は調理をためらいがちな蒸し料理、煮物を電子レンジで簡単に作れます。
①電子レンジで蒸し料理
耐熱容器に食材を並べ、酒や水を少量加えて電子レンジでチンするだけ。
ここでは蒸し野菜の作り方をご紹介します。


- 調理時間 約15分
- ポイント 火が通りにくいジャガイモ、にんじんなどの根菜類は加熱時間を長めに取りましょう。
- ブロッコリー 1/2株
- じゃがいも 2個
- にんじん 1/2個
- パプリカ 1/2個
- ブロッコリーを切り分ける。じゃがいも、にんじん、パプリカはそれぞれ一口大に切る。
- 耐熱容器にじゃがいも、にんじん、水大さじ1を入れてラップをし、電子レンジで5分加熱する。
- ブロッコリー、パプリカを加え、ふたたび電子レンジで2分から2分30秒温める。
- お好みでポン酢やドレッシングをかけて出来上がり。
電子レンジで蒸し野菜を作ると、水で茹でるよりもビタミンCが壊れにくいという栄養面でのメリットもあります。
余った野菜を活用して、簡単に野菜の栄養がとれますね!
②電子レンジで煮物
肉や野菜を耐熱容器に入れ、調味料を加えて電子レンジで温めるだけで出来上がり。
火を使って作るよりも味がしみ込みやすいのもメリットです。
ただし、ほうれん草などアクの強い野菜は電子レンジ調理に向かないので注意してくださいね。
ここではカボチャの煮物の作り方をご紹介します。


- 調理時間 約10分
- ポイント 出来上がったらラップをかけ、そのまま少しおいて味をなじませましょう。
- かぼちゃ 1/4個
- (A)しょうゆ 大さじ1
- (A)砂糖 大さじ1
- (A)みりん 大さじ1
- (A)だしの素(和風) ひとつまみ
- かぼちゃを一口大に切る。
- 耐熱容器に(A)を入れ、よくかき混ぜてからかぼちゃを入れる。
- 耐熱容器にラップをし、電子レンジで5分加熱。
- かぼちゃの上下を返すようにかき混ぜ、さらに2分加熱したら出来上がり。
かぼちゃは冬の野菜のイメージがありますが、収穫が盛んな夏の時期もかぼちゃの旬なのです!
ビタミンやカリウム、食物繊維が豊富なので、夏に栄養を取るにはもってこいの野菜ですね。
冷蔵庫で冷やすとさらに味がしみ込んでおいしいので、作り置きに最適です。
冷凍保存する場合は、煮汁を切ってから1食分ずつ小分けにし、ジップロックなどの密閉袋に入れて保存しましょう。
そうめん·うどんを活用
夏の時短レシピの定番、そうめんとうどん。
食欲がないから麺類でサッと食事を済ませたいけれど、茹でるのに火を使うのが嫌だな……と思っている方も多いでしょう。
そうめんとうどんも、電子レンジで茹でられます。
①電子レンジでうどんを茹でる
電子レンジで加熱可のゆでうどんを使えばOKです!
商品のパッケージに書いてある方法で加熱しましょう。
②電子レンジでそうめんを茹でる
耐熱ボウルにお湯を入れ、電子レンジでチンするだけで茹であがります。
- 耐熱ボウルに熱湯を入れ、そうめんを菜箸で30秒くらいほぐす。
- ラップをせずに電子レンジで加熱する。
- ざるに上げて、流水でもみ洗いし水気を切ったら出来上がり。
熱湯はそうめん2束で500ccが目安です。
電子レンジでの加熱時間は、商品パッケージの表記より1分少なく設定しましょう。
コツは耐熱ボウルに熱湯を入れ、そうめんをほぐしてから電子レンジで加熱することです。



用意する熱湯も、電気ケトルなどで沸かせばさらに時短になりますね!
作り置き&冷凍保存のコツ
気温が上がりやすいキッチンで何品も作るのは辛いけれど、家族の栄養バランスはしっかり考えたいものです。
夏休み中の子どもの昼ごはんにしたり、夕飯にあともう一品ほしい、という時には作り置きが強い味方になります!
とはいえ、夏場の作り置きは食中毒が気になるところですよね。
なるべく味を落とさず、安全に保存できるポイントは以下の5つです。
- 保存期間は冷蔵と冷凍で異なる
- 保存容器は電子レンジ可のものが便利
- 粗熱を取ってから冷蔵or冷凍する
- 汁気を十分に取ってから冷凍する
- 1食分ずつ小分けにし、空気抜きをしてから冷凍する
ひとつずつ説明していきます。
①保存期間は冷蔵と冷凍で異なる
冷蔵庫で保存する場合は2~3日は持ちます。
ただし、サラダのように加熱していないものは1~2日で食べきるようにしましょう。
4日以上持たせたいのなら、冷凍保存がマストです。
1ヶ月以内に食べきります。
冷蔵保存は2~3日、冷凍保存は1ヶ月が安全に食べられる目安と覚えておきましょう。
②保存容器は電子レンジ可のものが便利
保存容器には様々な素材がありますが、プラスチック製が便利です。
冷蔵庫からお皿に移し変えることなくそのまま電子レンジで加熱できます。
ただし安価なぶん傷みやすくにおい移りしやすいので、長持ちはしません。
そのため短期間で買い替える必要があります。
プラスチック製よりは値段が張るけれど、耐熱ガラス製の容器を選ぶのも良いでしょう。
食材の色やにおいが移りにくく、長く使えます。
冷蔵庫での保存は電子レンジでそのまま加熱できる、プラスチック容器や耐熱ガラス容器が便利です。それぞれのメリット·デメリットを比較しつつ選びましょう。
③粗熱を取ってから冷蔵or冷凍する
加熱してすぐ容器に入れフタをすると容器に水滴がつき、雑菌が繁殖しやすくなります。
保冷剤などを使用し、10~15分粗熱をとって冷ましてから冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
④汁気を十分に取ってから冷凍する
④と⑤は冷凍保存のときに気を付けたいことです。
かぼちゃの煮物など汁のあるものは水気を切って保存しましょう。
菌が増えにくくなりますし、解凍したときに味が落ちるのも防げます。
⑤1食分ずつ小分けにし、空気抜きをしてから冷凍する
まずはラップなどで1食分ずつ小分けにします。
小分けにしたらジップロックなどの保存袋に入れ、ストローなどで袋の中の空気を抜きましょう。
食材が酸素にふれると酸化が進み、雑菌の繁殖や食材の傷みにつながります。
冷凍前にしっかりと酸素をシャットアウトすることが大切です。
のちの時短調理のために、ここはひと手間かけましょう!
水気と酸素は、冷凍保存には大敵です! 豆腐やこんにゃく、レタスなど水気の多い食材は、そもそも冷凍保存には向かないことも知っておきましょう。



冷凍保存の際はタッパー型の保存容器ではなく、ジッパー付き保存袋が良いです。空気抜きが簡単にできますし、冷凍庫に収納しやすいですよ。
まとめ : 暑い日も簡単&おいしい時短レシピで快適に!
ここまで夏の時短調理についてお話してきましたが、結論は「夏は電子レンジ調理が最強!」ということです。
上手に電子レンジを使いながら、作り置きや食欲のない時でもサッパリと食べられるそうめんなどを活用しましょう。
まずは火を使わない時短レシピを5つご紹介しました。
電子レンジや炊飯器、火を通さなくても食べられる食材の使用がポイントです。
- 電子レンジでできる!蒸し鶏のさっぱりサラダ
- そうめんアレンジ!ツナとトマトの冷製パスタ風
- さっぱり美味しい!豆腐とアボカドの冷やし丼
- 作り置きOK!なすの煮浸し
- 炊飯器で簡単!冷やし茶漬け風ご飯
次に時短の最強アイテム、電子レンジ調理器の活用法についてお伝えしました。
- 蒸し料理も煮物も電子レンジでOK!
- そうめん、うどんも電子レンジで茹でましょう!
最後は食中毒や味の変化を防ぎながら、作り置きを保存するコツについてご紹介しました。
冷凍保存のコツ
- 冷蔵保存は2~3日、冷凍保存は1ヶ月が消費期限
- 冷蔵庫で保存するときはプラスチック容器、耐熱ガラスの容器が便利
- 冷ましてから保存する
- 冷凍保存する時は汁気を取り、小分けにして空気抜きをしてから保存袋に入れる
調理時の暑さを避けつつ、さっぱりとして食が進むレシピを活用し元気に夏を乗り切りましょう!
毎日の食事の用意がもっと楽になるよう、祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント