「保育園から渡された短冊に何を書こう…」
短冊にどんな願い事を書けばいいのか、悩んでしまいますよね。
特に2歳児のお子さんの場合は、保護者が代わりに書くことが多いでしょう。
保育園の笹に飾るため、ほかの保護者や先生の目にも触れることから、余計に気を遣ってしまうかもしれません。
この記事では、七夕の由来や2歳児の短冊にどんな願い事を書けばよいかについて解説します。
親子で楽しめる簡単な製作もご紹介します。
- 七夕ってどんな行事?
- 2歳児の短冊の願い事はどう書く?
- 家庭でもできる!簡単短冊&飾り作り
お子さんと一緒に七夕行事を楽しんで、素敵な思い出をつくりましょう。
どうぞ最後までお読みください。
七夕ってどんな行事?

七夕は中国と日本の伝説と行事が合わさったものといわれています。
2歳児には難しいと思われるかもしれませんが、2歳児だからこそ関われる七夕もあるんです。
まず、七夕の基礎知識をご紹介します。
- 七夕の由来
- 2歳児が楽しめる関わり方とは?
七夕の由来
七夕は、中国の七夕伝説と乞巧奠(きこうでん)という行事、日本の棚機女(たなばたつめ)という行事が結びついたものといわれています。
七夕伝説は、織姫(織女星)と彦星(牽牛星)が年に一度だけ会えるお話です。
結婚して働かなくなった織姫と彦星を天帝が引き離しましたが、まじめに働くことを約束して、七月七日にだけ会うことを許されたのです。
中国では七夕に、裁縫や文字などがうまくなるよう、牽牛星(けんぎゅうせい)と織女星(しょくじょせい)の二つの星にお祈りする乞巧奠(きこうでん)という行事も行われていました。
棚機女(たなばたつめ)は、水辺で女性が神さまに供える布を織りながら、神さまを迎えたという昔の日本の行事です。
これら3つの伝説や行事が結びつき、江戸時代には現在とよく似た七夕の形になりました。
七夕を「たなばた」と読むのは、棚機女(たなばたつめ)からきています。
2歳児には、以下のように簡単に説明してあげるといいですね。
「七夕は織姫と彦星が1年に1度だけ会える日だよ。短冊にお願いごとを書いて、お星さまに願いがかないますようにってお願いしようね。」
2歳児が楽しめる関わり方とは?
七夕行事を体験することは、子どもが七夕に興味や関心を持つきっかけになります。
- 短冊をつくる
- 飾りをつくる
- 絵本を読む
短冊や飾りは、折り紙やシールでお子さんが自分でつくるのがおすすめです。
実際に製作することで、七夕という行事をより身近に感じることができます。
また、絵本を読むと、七夕という行事の意味が理解しやすくなります。
七夕にうさぎのうーちゃんがみんなにお願いごとを聞いて、みんなで笹の葉に短冊をつるすというシンプルなお話です。
2歳児の短冊の願い事はどう書く?

短冊に書く内容は自由だとわかっていても悩んでしまいますよね。
ここからは、短冊の願い事の例文とポイントを解説します。
- 2歳児の願い事の例文
- 親が代筆するときのポイント
- 親の願い事は何を書く?
2歳児の願い事の例文
2歳になると、好きなものやしたいことがはっきりしてきます。
願い事は、お子さんの興味のあることをもとに考えるのがおすすめです。
- アンパンマンに会えますように
- おもちゃがたくさんもらえますように
- お友達とたくさん遊べますように
- ディズニーランドに行けますように
- 飛行機に乗れますように
- おいしいごはんがたくさん食べられますように
親が代筆するときのポイント
お子さんがまだ話せない場合は、お子さんが好きそうな願い事をいくつか用意して、その中から選んでもらうという方法がおすすめです。
また、まだ字が書けないお子さんでも、短冊に絵を描いたり、シールを貼ったりして自由に表現することはできます。
短冊の願い事は、親が書いてもお子さんが書いてもかまいません。
お子さんが出来る範囲で楽しめるよう工夫してみましょう。
親の願い事は何を書く?
保育園によっては子どもだけでなく、保護者にも短冊を渡されることがあります。
- トイレトレーニングがうまくいきますように
- 家族みんなが元気に過ごせますように
- 旅行に行けますように
子どもに関する願いや家族の願いが多いようですが、親の願いをそのまま書くのもいいですね。
家庭でもできる!簡単短冊&飾り作り

家庭でも七夕の製作を楽しむことができます。
簡単に作れる製作を紹介しますので、ぜひお子さんと一緒に作ってみてください。
- 折り紙で簡単にできる!短冊作り
- 2歳児と一緒に楽しめる飾り作り
- 飾る場所のアイデア
折り紙で簡単にできる!短冊作り
短冊は折り紙でも簡単に作ることができます!

用意するもの
- 折り紙
- はさみ
- ひも
- 穴あけパンチ(なければテープ)
- 折り紙を三等分に折る
- 折れ線をはさみで切る
- 穴あけパンチで穴をあける
- ひもを通して玉結びをする
- できあがり!
穴あけパンチがない場合は、短冊にひもをテープで貼りつけましょう。
2歳児と一緒に楽しめる飾り作り
三角つなぎ
三角つなぎには、織姫のように裁縫がうまくなりますようにという意味があります。
折り紙は何色か用意して、お子さんに好きな色を選んでもらうといいでしょう。

用意するもの
- 折り紙
- はさみ
- のり
- 折り紙の下の角と上の角を合わせて三角に折ってからもどす
- もう一方も三角に折ってからもどす
- 折れ線をはさみで切る(三角が4枚できる)
- 三角の頂点の裏側にのりをつけてつなげていく
- できあがり
お子さんがまだはさみをうまく使えない場合は、保護者の方が三角を切ってあげてください。
輪つなぎ
輪つなぎには、願いが星に届きますようにという意味があります。
願いが届くように、長くつなげてみましょう!

用意するもの
- 折り紙
- はさみ
- のり
- 折り紙の右下と右上の角、左下と左上の角を合わせて四角に折る
- もう一度折る
- 折れ線をはさみで切る(細長い折り紙が4枚できる)
- 細長い折り紙の白い面が上になるように置いて、のりを端につける
- のり付けした部分に折り紙が重なるようにして輪をつくる
- 輪に細長い折り紙を通してつなげていく
- できあがり!
細長い折り紙を輪に通す作業がむずかしい場合は、輪を作っておき、輪にのりをつけてつなげていく方法もおすすめです。
飾る場所のアイデア
家庭で笹の葉を買って飾るのは大変ですよね。
そこでおすすめなのが、マスキングテープで作る笹の葉です。
場所も取らずに可愛く飾ることができます。

用意するもの
- 緑色のマスキングテープ
- はさみ
- 緑色のマスキングテープを笹の葉に見立てて壁に貼っていく
- 短冊や飾りもマスキングテープで貼る
笹の節の部分は、マスキングテープを5ミリくらい間隔を空けて貼ることで、より笹らしく見せることができます。
まとめ|七夕短冊で2歳児との思い出をつくろう
この記事では、七夕の由来と短冊の願い事はどう書くかについて解説し、家庭でできる簡単な七夕製作もご紹介しました。
お子さんには以下のように簡単に七夕を説明しましょう。
「七夕は織姫と彦星が1年に1度だけ会える日だよ。短冊にお願いごとを書いて、お星さまに願いがかないますようにってお願いしようね。」
- 七夕は、中国の七夕伝説と乞巧奠(きこうでん)という行事、日本の棚機女(たなばたつめ)という行事が結びついたもの
- 2歳児は短冊や飾りをつくることで七夕を楽しむことができる
願い事は、お子さんの興味のあることをもとに考えるのがおすすめです。
- 2歳児の願い事の例文
- お子さんがまだ話せない場合は、お子さんが好きそうな願い事をいくつか用意して、その中から選んでもらう
- 字が書けなくてお子さんでも、短冊に絵を描いたり、シールを貼ったりして自由に表現することができる
- 親の願い事は子どもに関する願いや家族の願い、親の願いをそのまま書く
家庭で簡単にできる七夕の製作も紹介しました。
- 折り紙で簡単にできる!短冊作り
- 三角つなぎと輪つなぎの作り方
- マスキングテープで作る笹の葉
お子さんと一緒に七夕行事を楽しんで、素敵な思い出をつくりましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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