『月の満ち欠け』映画を彩るキャストと主題歌|文庫本にも注目!原作とのストーリーの違いは?

2022年12月から劇場公開された映画「月の満ち欠け」、読者の皆様はご覧になりましたか?

大泉洋や目黒蓮(Snow Man)が主演としてキャスティングされていることで注目された方も多いのでは?

また原作は直木賞受賞作品ということで、映画の内容とどのような違いがあるのかも気になるところですね。

この記事の中では映画・文庫本それぞれのみどころ、ストーリーの違いをご紹介していきます。

この記事でわかることは
  • 映画(あらすじ、キャスト、劇中歌、みどころ)の注目ポイント
  • 文庫本(原作者、文庫本)の注目ポイント
  • 映画と文庫本のストーリーの違い

最後までお読みいただき、「月の満ち欠け」映画、文庫本の両方の魅力を比べてみてください。

3 「月の満ち欠け」映画と原作のストーリーの違いはでは内容に触れているので、知りたくない方は読み飛ばしてください

目次

月の満ち欠け|映画の魅力

映画「月の満ち欠け」の魅力をご紹介していきます。

ストーリーやキャスト、劇中歌が話題になり、公開前から宣伝されていましたので、ご存知の方も多いのでは?

ここでは、さらに詳しくそれぞれの魅力をお伝えしていきます。

月の満ち欠け|映画のストーリーの魅力

映画「月の満ち欠け」のストーリーは、このようになっています。

仕事も家庭も順調だった小山内堅(大泉洋)だったが、愛する妻・梢(柴咲コウ)と娘・瑠璃を不慮の事故で失ったことで日常生活が一変する。悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男(目黒蓮)が訪ねてくる。三角昭彦は、小山内の娘が事故に遭った日、面識のない自分に逢いに来ようとしていたこと、そして彼女は、かつて三角が愛した女性”瑠璃”(有村架純)の生まれ変わりではないのか、と告げた。「生まれ変わっても、あなたに逢いたい」という強い願いが起こした、奇跡の物語。 映画『月の満ち欠け』公式サイトより

「月が満ちて欠けるように、生と死を繰り返す」

劇中で有村架純演じる「正木瑠璃」の言葉です。

自分の思いを遂げられるように死に、その後どのようにつながっていくのか?

ぜひ、本編をご覧になって確かめてみてください。

月の満ち欠け|映画のキャストの魅力

大泉洋と目黒蓮(Snow Man)、有村架純といった幅広い年代から支持されるキャスティングになっています。

小山内 堅大泉 洋不慮の事故で妻と娘を失う。
数奇な運命に巻き込まれていく。
正木 瑠璃有村架純小山内の娘と同じ名前を持つ。
1980年に大学生の三角哲彦と運命的な出会いをする。
小山内 梢柴咲コウ小山内の妻。
数年前に事故で他界。
三角 哲彦目黒 蓮大学生の時に正木瑠璃と許されざる恋に落ちる。
正木 竜之介田中 圭正木瑠璃の夫。
緑坂 ゆい伊藤沙莉小山内の娘・瑠璃の親友。

他にも、寛一郎、波岡一喜、丘みつ子が出演。

生まれ変わりの「るり」役を演じる3人の子役たちの大人びた演技にもご注目!

月の満ち欠け|主題歌(劇中歌)の魅力

映画『月の満ち欠け』では主題歌としては発表になっていません。

代わりに劇中歌としてジョン・レノンとオノヨーコが作った2曲が使われています。

また映画内の音楽をゲスの極み乙女のキーボード・ちゃんMARIがFUKUSHIGE MARIの名義で担当しています。

Woman(ジョン・レノン作詞作曲)

1980年という時代を象徴する曲として使用されています。

オノヨーコや世の中の女性に対する思いがつづられた曲。

RememberLove(オノヨーコ作詞作曲)

劇中で正木瑠璃が口ずさむ曲。

1980年12月8日 ジョン・レノンがニューヨークのダコタハウス入り口で銃撃され、殺害される。映画「月の満ち欠け」では、この日に小山内堅と梢が結婚し、正木瑠璃と三角哲彦が出会った日としている。

月の満ち欠け|映画のみどころ

注目してほしいのが、物語の舞台である高田馬場駅。

1980年の高田馬場駅周辺が映画の中で幾度も登場しており、看板など当時の様子が再現されています。

80年代の風景が散りばめられているので、高田馬場駅を知らない方でもそのころの雰囲気を感じ、ノスタルジックに浸る方も多いのでは?

現在の風景とくらべてみるのもいいでしょう。

現在の高田馬場駅付近

『月の満ち欠け』文庫本(原作)の魅力

原作「月の満ち欠け」は佐藤正午氏の作品で2017年に直木賞を受賞しています。

2019年には文庫本として刊行されていますが、本の装丁にも注目が集まりました。

文庫本と原作者には、それぞれどのような魅力があるのかをご紹介していきます。

「月の満ち欠け」原作者 佐藤正午とは

1983年「永遠の1/2」で作家デビューし、代表作には「リボルバー」「Y」「ジャンプ」「鳩の撃退法」などがあります。

2017年「月の満ち欠け」が直木賞の受賞作品に選ばれました。

直木賞とは 正式には「直木三十五賞」といい、単行本や各新聞、雑誌として出版された大衆小説の中で最も優秀な作品に贈る賞で1955年に芥川賞とともに創設された。創設したのは、文藝春秋の創業者・菊池寛氏。

文庫本「月の満ち欠け」岩波文庫的とは?

2019年10月、「月の満ち欠け」は岩波文庫をイメージした「岩波文庫的」として刊行されました。

佐藤正午氏が「(直木賞)を受賞したから岩波文庫に入れてほしい」という希望を冗談半分で伝えた、という説があります。

岩波文庫とは、株式会社岩波書店が1927年にドイツのレクラム文庫を参考に、書物を安価に流通させ、より多くの人が学術的な著作を手軽に読めるようにすることを目的に創刊された文庫です。

岩波文庫は古典作品を収録しているため、刊行から2年半の同作品を岩波文庫に入れることはできないので「岩波文庫的 月の満ち欠け」として刊行されました。

装丁は、岩波文庫に似ていますが、カバーの色やマークが異なっています。

通常の装丁も発売されていますが、一度ぜひ実際に手に取ってみてはいかがですか?

「月の満ち欠け」映画と原作のストーリーの違いは

映画と文庫本、それぞれの魅力についてお伝えしてきましたが、ストーリーにはどんな違いがあるのかご紹介していきます。

以下、ストーリーについて触れていますので、ご注意ください。(折りたたまれている部分を開いてお読みください)

正木瑠璃
正木瑠璃とは
映画
文庫本
小山内瑠璃
小山内瑠璃とは
映画
文庫本
小沼希美
小沼希美とは
映画
文庫本
緑坂るり
緑坂るりとは
映画
文庫本

他にも文庫本では、正木竜之介や三角昭彦のその後のことが描かれています。

映画よりもさらに詳しく知りたい方は、文庫本を手にしてみるといいでしょう。

「月の満ち欠け」映画と文庫本、両方の楽しみ方

「月の満ち欠け」、映画と原作本のどちらにも興味を持っていただけたでしょうか?

正木瑠璃が恋をした三角昭彦に再び出会うための長い年月の物語です。

映画と原作、それぞれの楽しみ方
  • 映画では、瑠璃のちょろりと下を出すしぐさや口ずさむ歌などから正木瑠璃の生まれ変わりを感じられる
  • 原作では、映画では描かれなかった三角昭彦のその後や正木竜之介の心情にも触れている
  • 映画では3人の瑠璃、原作では4人の瑠璃として思いを成し遂げている

映画と原作の両方ともまだの方も片方だけの方も、両方の違いを知ることでそれぞれの魅力を感じながら楽しんでみてください。

また新たな発見があるかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

あくあつこ です。

ライター経験は2001年から2年間、地域の情報誌で執筆していました。
内容は、地域で活躍する女性の取材(撮影、インタビュー)記事、イベント情報のリライトでした。

大手通信添削会社の添削業務(2年間)、覆面調査員のリサーチャー(ゴールドランク)の経験もあります。

2022年10月から書人の学校でWEBライターの勉強をスタートし、
2023年6月に卒業試験に合格しました。
今後は、WEBライターと個人ブログで
記事を執筆していきます。
これからよろしくお願いします。

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