冷蔵庫に豆腐が残っているけれどまだ食べられるかな…
おししく食べたいけど同じレシピになっちゃうな…
豆腐をおいしく食べ切りたいのに、うっかりして開封した後に傷んでしまった!ということはありませんか?
「畑のお肉」大豆でできた豆腐は、女性に嬉しい栄養素が豊富な食材です。
爪や髪の毛などからだの組織を作る栄養素「タンパク質」や女性ホルモン「エストロゲン」の働きを助ける「大豆イソフラボン」が含まれています。
それでいて、家計に優しい価格ですね。冷蔵庫に常備されているご家庭も多いのではないでしょうか。
この記事では3つの保存方法とレシピで「開封した後の豆腐」を無駄なくおいしく食べ切る方法を解説しています。
開封後の豆腐の賞味期限
実際にパックが開封された後の豆腐はいつまで食べられるのでしょうか?
判断するポイントを解説します。
開封後は「早め」にお召し上がりください
パッケージに記載してある使用上の注意には「開封後は賞味期限にかかわらず早めにお召し上がりください」と書かれています。
ちなみに、筆者の住まい近くの手づくり豆腐店で調査したところ「販売されている豆腐は3日以内に食べきってほしいです」とお話してくださいました。
「早めに」は豆腐に傷みの兆候がでる前に食べ切ることです。
では、どこを見て判断をするのか?ポイントを解説していきましょう。
傷んだ豆腐の判断ポイント
豆腐の傷みは「見た目」「匂い」「触覚」にあらわれます。
判断のポイントはこちらです。開封した時の様子から変化していないか、お手元の豆腐を観察してみましょう。
- 見た目: 黄色くなる カビがはえる 糸をひく
- 匂い : 酸っぱい匂い
- 触覚 : ねばつきが出る ぬるぬるする
参考までに味は「酸っぱい味」「苦い味」に変化します。
傷んだ豆腐を食べると食中毒を発症し、嘔吐・下痢・発熱の症状があらわれます。
豆腐から検出される食中毒の原因菌は以下のものです。
- 黄色ブドウ球菌
- セレウス菌
- ウェルシュ菌
黄色ブドウ球菌・セレウス菌・ウェルシュ菌は耐熱性があり、加熱しても死滅しません。
残っている豆腐に傷みの兆候が少しでもあるようなら、加熱調理をせずに破棄しましょう。
豆腐の開封後もおいしく食べ切る3つの保存方法
豆腐の保存を上手にすると、料理の下ごしらえも同時にできるんですよ
豆腐を開封した後もおいしく食べるために、正しく保存をしたいですね。
3つの保存方法を保存期間別にご紹介します。
保存方法を選ぶ前に把握したい2つのポイント
豆腐をおいしく食べ切るため、保存する前に把握しておきたいポイントが2つあります。
1つ目は「次の日以降の予定」です。 開封した豆腐をいつ食べられるか確認することで、適した保存方法を選べます。 たとえば、翌日は外食の予定がある、その次の日も家で料理をする時間がないなど、豆腐を食べられない日が 3日以上になるなら、長期間保存できる方法が適しています。
2つ目は「冷蔵庫にある食材」です。豆腐と一緒に調理できそうな食材があるなら、メニューを決めておけるからです。例えば冷蔵庫にひき肉があったら、翌日のメニューは豆腐ハンバーグにして、水切りしながら保存ができます。
保存方法1 : 翌日に食べるなら「水切り保存」
1つ目に紹介したい方法は「水切り保存」です。翌日に食べる場合におすすめします。
豆腐の水切りにはある程度の時間がかかります。
調理をするとき、水切りが面倒でメニューを変えたことがある方もいるのではないでしょうか。
せっかくなら時間を有効活用し水切り豆腐を作ってしまいましょう。
ザルに豆腐をのせ水を受ける容器を下に敷いて冷蔵庫で保存、一晩たてば「水切り豆腐」の出来上がりです。
保存方法2 : 3日以内に食べるなら「水を入れた容器保存」
2つ目に紹介したい方法は「水を入れた容器保存」です。
清潔な容器に水を入れ使いやすい大きさに切った豆腐を保存します。
8割が水分でできている豆腐の鮮度を保つのに最適です。加熱調理が望ましいですが、開封してから3日程度は食べられます。(見た目・匂い・感触におかしなところがないかを確認しましょう)
菌の繁殖を防ぐためにも保存容器の水は毎日交換しましょう。
保存方法3 : 長期保存したいなら 「冷凍保存」
3つ目に紹介したい方法は「冷凍保存」です。
豆腐を使いやすい大きさに切り、冷凍用保存袋に入れて空気を抜いて冷凍保存しましょう。
水分が抜けて、弾力のある食感に変化します。
例えるなら、木綿豆腐は高野豆腐や肉のような食感になり、絹豆腐はゆばのような食感になります。
煮物や揚げ物、炒め物に活用できます。冷蔵庫での解凍をおすすめします。保存期間の目安は2週間です。
保存した豆腐をおいしく食べ切る|お手軽レシピ
開封後保存した豆腐をおいしく食べ切りたい!できるだけ簡単に料理ができるといいな。
しっかり保存した豆腐は、おいしく食べ切りたいですね。
豆腐料理で作りがちな「冷奴」「湯豆腐や鍋料理」「味噌汁の具」だけじゃもったいない!冷蔵庫にありそうな材料で手軽に作れるレシピを紹介します。
「水切り保存」にした豆腐の食べ方
水切り保存にした豆腐は水分が抜けたので型崩れしにくくなり、豆腐ステーキなどそのままの形をいかした調理方法にピッタリです。
また旨みが凝縮されチーズのような食感と味わいになります。
「チーズ」といえばお酒のおつまみにピッタリですね♩水切り豆腐で作るおつまみのレシピを紹介します。
1品目は「水切り豆腐のキムチあえ」です。
豆腐もキムチも発酵食品同士、クリームチーズのような豆腐まろやかさとキムチの辛みがほどよくなじみ、旨みが溶け合います。
2品目は「豆腐とトマトのめんつゆ鰹節サラダ」です。
トマトやアボカドなど、冷蔵庫にある野菜を和えるだけです。
紹介しているレシピではめんつゆと鰹節で和えていますが、洋風や中華風の味付けでもおいしく食べられます。
お好みのドレッシングをかけてアレンジレシピを作りましょう。
「水を入れた容器」で保存した豆腐の食べ方
水を入れた容器で保存した豆腐は、様々な調理方法で美味しくいただけます。
あと1品副菜が欲しい時に冷蔵庫の中にある材料でサッと作れるレシピを2品ご紹介します。
1品目は「あんかけ豆腐茶碗蒸し」です。
プルンとした食感の「茶碗蒸し」を豆腐でアレンジしたレシピで、レンジで簡単に調理ができます。
豆腐半丁分でお腹が満たされるので、ダイエット中にもおすすめしたい1品です。
2品目は「お豆腐と大根のふんわり卵とじ」です。
消化酵素アミラーゼが豊富な、大根と豆腐を使った卵とじです。
消化の良いものを食べたい時や、食欲のない日でもおいしくいただけます。
最初に大根を軽く炒めるのがおいしさを引き出すコツです。
「冷凍保存」にした豆腐の食べ方
「冷凍保存」した豆腐は高野豆腐のような食感に変化します。
解凍して煮物に使うと味がしみておいしくいただけます。
それだけではなく弾力があるので、その特徴を活かした「肉」のように使うレシピと、「お好み焼きの生地」に使うレシピをご紹介します。
1品目は「冷凍豆腐のそぼろふりかけ」です。
冷凍豆腐はボソボソしやすいので、細かく砕いてそぼろのようにすると使いやすいです。
ひき肉に混ぜるとかさ増しができ、節約にもなりますね。
そぼろ丼、炒め物、おにぎりの具にしてもおいしいですよ。
2品目は「冷凍豆腐と卵の生地でヘルシーお好み焼き風」です。
豆腐を小麦粉の代わりに生地に使ったお好み焼きです。
粉の計量の煩わしさもなく手軽に調理ができます。
解凍したら豆腐をよくしぼって使うと、生地がゆるくなるのを防げます。
3つの保存方法を活かし豆腐を美味しく食べ切りましょう。
この記事では、タンパク質が豊富でヘルシーな豆腐を、開封後においしく食べ切るための保存方法を3つと保存方法を活かすレシピをご紹介しました。
豆腐は開封したら、賞味期限にかかわらず早めに食べ切りましょう。
食べられるかどうかは、傷みの兆候の有無で判断します。
- 見た目: 黄色くなる カビがはえる 糸をひく
- 匂い : 酸っぱい匂い
- 触覚 : ねばつきが出る ぬるぬるする
傷んだ豆腐から検出され食中毒の原因になる黄色ブドウ球菌・セレウス菌・ウェルシュ菌は耐熱性があり、加熱しても死滅しません。
残っている豆腐に傷みの兆候が少しでもあるようなら、加熱調理をせずに破棄しましょう。
- 「水切り保存」翌日食べたい時におすすめ
- 「水を入れた容器保存」は3日以内に食べたい時におすすめ
- 「冷凍保存」は2週間程度の長期保存したい時におすすめ
保存するときは「次の日以降の予定」と「冷蔵庫にある食材」を確認して方法を決めましょう。
- 「水切り保存」した豆腐は、チーズのような食感を活かしおつまみにする
- 「水を入れた容器で保存」した豆腐は冷蔵庫の食材と一緒に簡単な副菜にする
- 「冷凍保存」をした豆腐は、弾力がある食感を活かして調理する
様々な料理に使える豆腐は開封したら正しく保存しましょう。「コツ」を覚えたら、無駄なくおいしく食べきれますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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