ポインセチア|ウィンターローズの育て方!季節ごとにお手入れの仕方を詳しく解説

読者さま

クリスマスのためにポインセチアを購入!でもクリスマスが過ぎるころには元気がなくなっている気がする…

秋ごろからよく見かけるクリスマス定番の植物といえばポインセチアですよね。

ポインセチアの中でも特にウィンターローズの育て方を知りたくはないですか?

すぐに枯れてしまったり葉が落ちてしまったり、育てるのは難しいと感じるかもしれません。

しかし正しい手入れをしたら寿命は5年ほどあるんですよ!

この記事ではポインセチア ウィンターローズの季節ごとの育て方とお手入れのポイントを詳しく解説します

次のシーズンを目指して愛情いっぱい育ててみましょう。

どうぞ最後までお読みください。

目次

ウィンターローズの基礎知識

カールした苞(ほう)がバラのように見えることからウィンターローズと名付けられました。

苞(ほう)…赤く色づいた葉の部分のこと。花を守るためガクが変化したもの。

深い赤色とふわっとした苞で一味違った雰囲気を楽しめます。

フリルが可愛く華やかさもあり、お部屋にも飾りやすい種類です。

ウィンターローズの花言葉は【聖夜・祝福】でクリスマスにぴったりなんですよ。

そんな特別感のあるウィンターローズを美しく育てるポイントを紹介します。

秋から冬にかけての育て方

寒い時期によく目にするポインセチアですが、実は寒さにはそれほど強くありません。

お手入れは難しいと思われがちですが季節ごとのコツさえ掴めば元気に育ってくれますよ。

まずは秋から冬にかけてのポイントを説明しますね。

  • 室内の日当たりのいい場所に置く
  • 土の表面が乾いたら株元にたっぷり水をやる
  • 短日処理をする

ひとつずつ見ていきましょう。

室内の日当たりのいい場所に置く

寒い時期は室内で育てます。日当たりのいい窓際に置くようにしましょう。

夜の窓際は温度が下がるため部屋の中央に置くことが重要です。

暖房の風が直接当たらないようにしてくださいね。

室温が5℃を下ると葉が黄色くなってしまいます。

筆者

霜に当たると一発アウトです!最低10℃以上で育てるのがオススメです。

枯れた葉は摘みとるようにしましょう。

葉が落ちていても茎がしっかり硬ければ元気になる見込みはありますよ。

土の表面が乾いたら株元にたっぷり水をやる

ポインセチアはメキシコ原産で乾燥に強い植物です。

毎日水をやる必要はありません。

土の表面を触り、乾いていたら水が葉にかからないようにし、受け皿に溢れるほどたっぷりの水をやります

寒い時期の水やりはあたたかい午前中にするようにしましょう

受け皿の水は冷えてしまう原因になるのですぐ捨ててくださいね。

肥料は与えたときから効果があり、一定の期間効果が持続する緩効性の固形肥料を2ヶ月に1回与えるようにしましょう。

やるときはやる、やらないときはやらないというくらいメリハリをつけることが重要です。
水をやるときは株元にそっとあげましょう。

短日処理をする

ポインセチアは、日照時間が短くなると花芽をつける短日植物です。

9月中旬ごろから鉢を室内に入れますが照明のついた明るい部屋では花芽が出来ず苞も赤く色づきません。

そのためクリスマス時期に色づかせるためには短日処理が重要です。

短日処理とは…朝と夕に覆うなどして光を受ける時間を短くする処理のこと

日中は日にあて、夕方5時から翌朝7時ごろまで段ボール箱などで覆います。

完全に光を遮断するようにしてください。

約2ヶ月ほど毎日行うと花芽がつき苞が色づいてきますよ。

毎日行うことは大変なように感じますが、色づいてきた時の喜びは大きいです。

夜が長く昼が長い…冬が来たと思わせるのが狙いです。
短日処理をしないと色づくのが1月後半になってしまうので要注意!

春から夏にかけての育て方

管理が良ければ4月ごろまで色づいた苞を楽しめますが、ほとんどは冬の間に葉が落ちてしまいます。

葉がなくなってしまうと不安になってしまいますが、茎が硬くしっかりしていたら初夏に芽吹きます。

あたたかくなり始めてからのポイントを解説しますね。

  • 日光にあて、植え替えをする
  • 水やり・肥料と害虫対策
  • 剪定する

次の冬も楽しめるよう手間をかける必要があります。

日光にあて、植え替えをする

春になり霜の心配がなくなったら戸外に出します

急に環境が変わると温度の変化についていけないため、葉が落ちる心配があります。

気温の下がる夜は室内にいれ、徐々に外の時間を増やすようにします。

暑くなる夏場は日差しの強く当たるところは避け、半日陰を選ぶようにしましょう。

熱をもったコンクリートには置かないよう注意が必要です。

5月中旬ごろ、鉢の中で根がいっぱいになったらひと回り大きな鉢に植え替えましょう

枯れた葉はカビてしまうこともあります。早めに切り取ってください。

読者さま

外に出したら虫が寄ってこないのかな?
ポインセチアにはどんな虫が寄ってくるんだろう…

外に出すことにより心配なのが害虫ですよね。

次に害虫の対策について説明しましょう。

水やり・肥料と害虫対策

春先のカイガラムシ、夏のハダニはポインセチアにとって天敵です。

カイガラムシ…7月ごろまで発生する。風に乗ってくることもあり放置すると枯れてしまう。
ハダニ…10月ごろまで発生する。口を刺して汁を吸うため白くなったり脱色してしまう。

色がきれいなポインセチアにはどちらも避けたいですよね。

スプレー式の殺虫剤を定期的にかけることをオススメします。

肥料は1ヶ月に1度、緩効性の固形肥料を与えてください

水やりは冬と同じように土が乾いたらたっぷり水やりをします。

冬とは違い、水をよく吸い上げるようになるのでこまめな確認が必要です。

日中に水やりをすると水があたたまってしまい、お湯のようになってしまいます。

朝方か夕方やるようにしましょう

昼間に葉が垂れてしまうかもしれませんが、慌てず夕方まで待ってくださいね。

梅雨の時期は蒸れを防ぐため、やや乾燥気味にし土が湿っているときは水やりを避けましょう。

剪定する

5月ごろになったら剪定を行いましょう。

太くしっかりした枝を3本ほど残して全体の3分の1の高さになるようにカットします
→思い切って切らないと剪定後に伸びる枝が細長くなってしまい、重さに耐えきれず折れてしまいます。

剪定時、白い樹液が出ます。

かぶれてしまう可能性があるので素手では触らないようにしましょう。

使用したハサミも拭くようにしてくださいね。

剪定後に伸びてきた枝の形を整えます。伸びすぎた枝や重なりあった枝を切りましょう。
ボリュームのあるポインセチアになりますよ。

ポインセチア|ウィンターローズの育て方とポイント!まとめ

この記事ではポインセチア ウィンターローズの季節ごとの育て方をご紹介しました。

枯らさずに長持ちさせるにはポイントを押さえたお手入れが大切です。

もう一度、元気に育てる7つのポイントを確認しましょう。

元気に育てる7つのポイント
  • 寒さと霜を避け日光によく当てる
  • 水やりは土が乾いてからたっぷりやる
  • 色をつけるために短日処理をする
  • 春になったら一回り大きい鉢植えに植え替える
  • スプレー式の殺虫剤を定期的にかけ害虫対策をする
  • 肥料は冬は2ヶ月に1回、冬以外は1ヶ月に1回緩効性の固形肥料を使用する
  • ばっさり剪定し次のシーズンに備える

ポインセチアは日が短くなってきたころに色づく短日植物です。

冬は室内に置きますが部屋が明るいと色づくのが遅くなってしまいます。

そのためクリスマス時期に赤く色づかせるためには9月中旬ごろから短日処理をしましょう。

短日処理

日中は日にあて、夕方5時から翌朝7時までダンボールなどで覆い、光を完全に遮断する

万が一枯れたように見えても茎がしっかりしていたらまだ大丈夫です。

根気強くお世話したポインセチアはあなたの愛情にきっと応えてくれますよ。

愛着のあるポインセチア ウィンターローズとステキなクリスマスをお迎えください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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