
最近よくテラリウムの話を耳にするけど、簡単に作れるのかな?



初めは道具を揃えたりすることが少し大変ですが、慣れたら簡単に作れますよ
自宅で簡単に”小さな自然”を作ることができると話題のテラリウムですが、「難しそう」と作ることを敬遠していませんか。
インテリア性も高く、お部屋のアクセントにもなるテラリウム。
実は道具や材料を揃えれば誰でも簡単に作ることができます。
この記事を読むと、テラリウムを作るための手順や必要な道具・材料などが分かります。
- テラリウムの歴史と作り方
- テラリウムをつくるために必要な道具・材料と100均で買えるオススメ商品
- テラリウムに適したオススメの植物3選
この記事を読んで、自宅で自分だけの”小さな自然”を作ってみましょう。
テラリウムとは


テラリウムとは、ガラス容器などの中で動植物を飼育・栽培する技術で、現代では園芸の一スタイルとされています。
最近では身近にある物や100均アイテムを使った手のひらサイズのテラリウムを作る人が増えているようです。
お好みの容器の中に自分だけの自然を手軽に作ることができるのは、テラリウムの最大の魅力です。
インテリア性も高いため、お部屋のアクセントとして作ってみてはいかがですか。
テラリウムの歴史
テラリウムは19世紀に現在のイギリス本国である大英帝国の首都ロンドンで発明されました。
19世紀のイギリスでは、産業革命の発展に伴い工場から多くの有毒な化学物質が排出され、農作物の生育に深刻な影響を及ぼしていました。
そんな汚染された土地でも、動植物を育てることができるテラリウムという手法はとても画期的な発明でした。
この技術は、主に本国から遠く離れた植民地の資源を本国に輸送する手法として活用されました。
輸送されたものは様々ですが、今では日常に欠かせないゴムやコショウが代表的です。



テラリウムの発明により、動植物の生息範囲が格段に増えたんですね
テラリウムの作り方と必要な道具・材料


一般的なテラリウムの作り方は以下のとおりです。
- 用意した容器の底に土を入れ、形を整える
- レイアウト用の流木や石などを設置し、植物を植えていく
- 飾り石などがあれば設置する
- 霧吹きして全体を軽く湿らせる



誰でも簡単に作れそうですね!
テラリウム作成に必要な道具や材料
テラリウム作成にあたり、最低限必要な道具や材料は以下の6つです。
- 容器
- 土づくり用の容器
- 土(赤玉土とピートモス)
- 水苔
- 植物
- 霧吹き
また、あると便利な道具や材料は以下の3つです。
- レイアウト用材料
- シャベル(土づくり用)
- ピンセット



レイアウト用の材料があると、自然感が増してより良くなるんですね!



手が入らない容器や深い容器でつくるときはピンセットがあると作業が楽になりますよ
テラリウムの作成に使えるオススメ100均アイテム
①容器
初めはガラス容器で大きすぎない商品がオススメです。
【ダイソー】かろやか上質ラウンドグラス約300ml


②土づくり用容器
土を作るときに使う容器です。自宅にある容器でも問題ありませんが、購入する場合はプラスチック容器をオススメします。
【ダイソー】エコ鉢皿(8号)


③土
土は保水性があることや雑菌が少ないことが大切です。
また、苔は弱酸性の土を好む種類が多いそうです。
初めての方は、ダイソーで買える「赤玉土」と「ピートモス」の2種類をそれぞれ7対3の割合で混ぜた土で問題ありません。
慣れてきたら育てる植物に合わせた土を作りましょう。
【ダイソー】赤玉土1.5L


【ダイソー】ピートモス1.8L


赤玉土は最初は小さい塊になっていますが、細かく潰してから混ぜましょう。



シャベルを使うと赤玉土を細かく潰すのも簡単ですよ!
④水苔
土の下に敷くことで、保水性を高めることができます。
【ダイソー】水苔 50g


⑤植物
自生している植物を採取する方法がありますが、自身の敷地外の植物を採取することは法律違反となります。
最近はインターネット通販でテラリウム用の植物を簡単に購入できるのでオススメです。
⑥霧吹き
霧吹きは水分量の調整に使います。基本的になんでも大丈夫です。
【ダイソー】霧吹きボトル 380ml カラー


⑦レイアウト用材料
少し大きな石や木などがあるとアクセントになってテラリウムが映えます。
余裕があれば公園や河川敷などにある石などを活用してみましょう。
⑧シャベル
小さい容器でも使えるように細いシャベルがオススメです。
【ダイソー】プランタースコップ細


⑨ピンセット
植物をつまむため、先が細いピンセットがオススメです。
【ダイソー】長細型ピンセット


テラリウムに適したオススメの植物


テラリウム内の環境には特徴があるため、その環境に適した植物があります。
テラリウム内のスペースは容器の大きさであらかじめ決まっており、そのうえ空気の循環が少なく多湿となりやすいです。
そのため、あまり大きく成長しない小ぶりで多湿に強い植物がテラリウムに適した植物となります。
テラリウムに適したオススメの植物は以下の3つです。
- ホソバオキナゴケやタマゴケなどの苔類
- ホウライシダやコシケシダなどのシダ植物
- セントポーリア
ホソバオキナゴケやタマゴケなどの苔類
苔類は落ち着いた雰囲気と湿度や光の加減による微妙な色合いや質感を楽しめる植物で、テラリウムではメジャーな植物です。
苔は種類が非常に多く、世界には約2万種類、日本に約1700種類が確認されています。
種類によって好む環境が違うため、湿気を好む種類を選びましょう。
また、ゆっくりと成長する種類を選ぶことで、手間要らずで楽ちんです。



苔類をメインとした「苔テラリウム」は材料が少なく簡単に作れるため、初めての方にオススメのテラリウムです
ホウライシダやコシケシダなどのシダ植物
シダ植物は、コケと生息している場所が近く、テラリウムでコケと一緒に植えるのに適した植物です。
葉振りが小さくあまり主張しないため、サブとしても取り入れやすい植物です。
最近は、テラリウム用のミニタイプのシダ植物が出回っています。
成長により大きくなる種類もあるため、小型の種類を選びましょう。
セントポーリア
セントポーリアはイワタバコ科の多年草で、和名は「アフリカスミレ」といいます。
和名のとおり、スミレに似た可愛らしい花を咲かせる植物で、アクセントとしてオススメの植物です。
光が弱く湿った環境で開花するため、テラリウムに適しておりコケとの相性も抜群です。



アクセントでお花があると、華やかなイメージになりますよ!
お家でテラリウムを100均アイテムを活用して作ろう
この記事では、テラリウムの作り方と100均のオススメ商品を紹介しました。
テラリウムの作成手順は以下のとおりです。
- 用意した容器の底に土を入れ、形を整える
- レイアウト用の流木や石などを設置し、植物を植えていく
- 飾り石などがあれば設置する
- 霧吹きして全体を軽く湿らせる
また、テラリウムをつくるために最低限必要な道具等、あると便利な道具等は以下のとおりです。
★最低限必要な道具・材料
- 容器
- 土づくり用の容器
- 土(赤玉土とピートモス)
- 水苔
- 植物
- 霧吹き
★あると便利な道具・材料
- レイアウト用材料
- シャベル(土づくり用)
- ピンセット
上記道具・材料のほとんどは100均で購入することができます。
ただし、植物については自生しているものを採取するかインターネットなどで購入する必要があります。
インターネット上にはテラリウム用の植物が多く販売されているため、インターネット通販で購入することをオススメします。
なお、テラリウムに適したオススメの植物は以下の3種類です。
- ホソバオキナゴケやタマゴケなどの苔類
- ホウライシダやコシケシダなどのシダ植物
- セントポーリア
慣れてきたら植物の種類を増やし、自分だけの小さな自然を作ってみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント