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掃除をさぼったから黒ずみができてる。
なかなか落ちない。
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どの洗剤を使えばいいの?
後回しにしがちな水回りの掃除の1つである浴槽。
狭く、手が行き届きにくいからこそ汚れが溜まりやすい場所です。
放置すると黒ずみになり、洗剤で擦っても落ちない、または落とすのに時間がかかることもあります。
しかし、黒ずみの性質を知れば誰でも簡単に浴槽を綺麗にできます。
この記事では、汚れの原因と黒ずみができた時の対処法や予防法を紹介していきます。
汚れの性質に合った適切な掃除方法を知り、浴槽を清潔に保ちましょう。
擦るだけでは落ちない?!浴槽の黒ずみ
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浴室は毎日使うことに加え、水気や湿気が多い場所です。
放置するとすぐに黒ずみ汚れが酷くなり、カビが生えてしまうことがあると思います。
毎日使用し、体を綺麗にする場所だからこそ早めに除去して清潔に保ちたいですよね。
浴槽の黒ずみ掃除に激落ちくんはNG⁈
水だけで掃除ができるメラニンスポンジの「激落ちくん」
汚れも残らずさっと掃除ができてしまうので使いたくなりますよね。
最近では100均でも手に入るようになり、知っている方も多いはずです。
しかし、浴槽の素材次第では使用をしない方がよいです。
メラニンスポンジにはヤスリのような研磨する作用があるため、浴槽の表面が傷ついてしまうことがあります。
使用する際は、メーカーに確認するか説明書を読んでからにしましょう。
汚れに合った洗剤選びが重要
黒ずみができたからといって、適当に洗剤をつけて擦っている人が多いのではないでしょうか?
洗剤をつけて擦るだけでは、黒ずみは落ちません。
汚れの性質が分かれば、誰でも簡単に黒ずみを落とすことができます。
黒ずみの原因
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黒ずみの原因となるのは主に水垢、石鹸カス、皮脂、カビの4つです。
1つずつ解説していきます。
水垢
1つ目の水垢は、水道水に含まれるミネラル成分が固まったものでアルカリ性です。
水は蒸発し無くなるのですが、ミネラル成分は残るため、蓄積されたものが白い塊になります。
水垢は擦っても取れません。
皮脂や石鹸カスが付着し、色が茶色くなったり黒くなったりします。
放置すればするほど、汚れが落ちにくくなります。
通常の洗剤で擦っても、汚れは落ちたように見えますが、ザラついたり汚れが残ったりしています。
石鹸カス
2つ目の石鹸カスは油分を多く含み、水に溶けませんがプラスチックとはよく馴染みます。
これもアルカリ性です。
お風呂場は石鹸やボディソープ、シャンプー類を多く使う場所であるため、浴槽にも飛び散ります。
飛び散ったものに他の汚れが付着し、蓄積することで黒ずみとなります。
乾くと粉っぽいのが特徴です。
皮脂
3つ目の皮脂汚れは体から出た、皮脂による汚れで油分を多く含んでいる酸性のものです。
皮脂から溶け出した汚れは、お湯に浮き溶け出します。
浴槽のお湯を張ったラインや底に汚れが溜まりやすく、粘つきがあるのが特徴です。
カビ
4つ目のカビは水垢、石鹸カス、皮脂を放置し、掃除を怠っているとできます。
カビも酸性です。
カビは他の汚れがエサとなるため、こまめに掃除をすることが大切です。
水気の多い場所に繁殖しやすいため、手が行き届かない浴槽の溝や隅にできやすいです。
「中和」が黒ずみを落とす
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汚れを落とすには、反対の性質を持ったものを合わせ中和反応を起こし、塩(えん)を発生させる必要があります。
塩は水に溶けやすい性質を持っており、水に溶け出すことで汚れも一緒に落ちます。
だから『汚れ』を落とすには、汚れとは反対の性質を持った洗剤を使用することが重要なのです。
【水垢・石鹸カス】浴槽の黒ずみを落とすには
先述した通り、汚れとは反対の性質を持った洗剤を使用するのが効果的です。
水垢と石鹸カスは、アルカリ性の汚れなので酸性の洗剤で落とします。
クエン酸を使った掃除方法を紹介します。
- 200mlの水にクエン酸小さじ1杯を加え、クエン酸スプレーを作ります
- クエン酸スプレーを吹きかけ、5~10分放置します
- 洗い流し、水気を拭き取ります
【皮脂・カビ】浴槽の黒ずみを落とすには
皮脂とカビは、酸性の汚れなので今度はアルカリ性の洗剤で落とします。
カビキラーも方法の1つですが、ここでは重曹やクレンザー、オキシクリーンを使った掃除方法を紹介します。
- お風呂用洗剤で大まかな汚れを落とします
- 重曹またはクレンザーで優しく擦ります
- シャワーで良く洗い流し、水気を拭き取ります
オキシクリーンで漬けておくのもおすすめです。
椅子や桶など他に汚れたものがあれば、一緒に入れましょう。
- ぬるま湯を黒ずみの高さまで張ります
- 規定量のオキシクリーンを入れて、数時間放置します(汚れの度合いを見ながら、時間を決めましょう)
傷や積年劣化の場合も
お風呂の寿命は、一般的に10~15年程度と言われています。
使い続けると、小さな傷も増え汚れが隙間に入り込み、黄ばみや錆び黒ずみを引き起こしやすくなります。
汚れが落ちにくいと感じたときは替え時ということを覚えておきましょう。
浴槽の黒ずみを予防するには
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浴槽には黒ずみができる原因が多く潜んでいます。
以下、3つのポイントを踏まえることで、黒ずみ予防ができ、綺麗に保つことができます。
- こまめな換気
- 浴槽の水を放置しない
- 高温のお湯をかけた後、拭き取る
こまめな換気
浴室は湿気が多いため、菌が繁殖しやすいです。
入浴後は最低3時間換気を行うことが望ましいです。
換気が難しい場合は、換気扇を朝まで回すなどして工夫してください。
浴槽の水を放置しない
お湯を放置すると、体から出た皮脂や石鹸カスが浮かび、お湯のラインに沿って、黒ずみが付着しやすくなります。
入浴後はすぐ掃除をし、洗い流すようにしましょう。
高温のお湯をかけた後拭き取る
高温のお湯を浴槽全体にかけることでカビの発生や繁殖を防ぎます。
掃除後は50℃以上のお湯をかけて黒ずみとなる原因を減らしましょう。
タオルや水切りワイパーなどで、水分の拭き取りを忘れずに行います。
浴槽に水分が残ると、逆にカビの繁殖を促すことになります。
汚れの性質に合った掃除で黒ずみを撃退するには
汚れの性質と有効な掃除方法や予防は、以下の通りです。
汚れの性質 | 汚れの種類 | 有効な洗剤 | |
---|---|---|---|
アルカリ性 | 水垢・石鹸カス | クエン酸(酸性洗剤) | |
酸性 | 皮脂・カビ | カビキラー・重曹・クレンザー・オキシクリーン(アルカリ性洗剤) |
- 激落ちくん(メラニンスポンジ類)を使用する際は気をつける
- 汚れの性質とは反対の洗剤で中和させ落とす
- 水垢、石鹸カスには酸性の洗剤を使用する
- 皮脂汚れ、カビにはアルカリ性の洗剤を使用する
- 黒ずみや汚れが落ちないのは浴槽の寿命がきている可能性がある
- 黒ずみの予防には換気、掃除、50℃以上のお湯をかけた後、水分を必ず拭き取る
こまめな換気や掃除によって黒ずみは予防できます。
汚れの性質を知っていれば、万が一黒ずみが発生しても、誰でも簡単に対処することができます。
浴槽の掃除に苦手意識を持たず、普段からのこまめな掃除や換気を行い、浴槽の清潔を保ちましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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