マイナンバーカードの電子証明書の更新は必要?電子証明書のメリットや更新の手続きを解説!

読者様

マイナンバーカードの電子証明書の更新通知が来たけど…どうしよう。

「マイナンバーカード・電子証明書の有効期限通知書」が届いた方も多いのではないでしょうか?

「マイナポイント事業」が行われたのは2020年。

電子証明書の有効期限は5年。

そのときカードを所得した人は、2025年度が有効期限となります。

実は筆者ももうすぐ有効期限を迎えるひとり。

「面倒そうだけど、更新の手続きしたほうがいいのかな?」と悩んでいる人も多いはず。

この記事では、電子証明書でできることや更新の手続きについて解説します。

更新しないとどうなるかや手続きの手順を調査したので、ぜひお読みください。

目次

マイナンバーカードの電子証明書とは?

マイナンバーカード総合サイトでは次のように説明されています。

「信頼できる第三者(認証局)が間違いなく本人であることを電子的に証明するもので、書面取引における印鑑証明書に代わるものといえます。」

マイナンバーカード総合サイト

つまり、「自分であることをデジタルデータで証明してくれるもの」です。

電子証明書には以下の2つがあります。

  • 署名用電子証明書
  • 利用者証明用電子証明書

1つずつ説明しますね。

署名用電子証明書

マイナポータルサイトでの説明を記載します。

署名用電子証明書(暗証番号が英数字6~16文字のもの)・・・インターネット等で電子文書を作成・送信する際に利用します(例 e-Tax等の電子申請)。「作成・送信した電子文書が、利用者が作成した真正なものであり、利用者が送信したものであること」を証明することができます。

マイナポータル

つまり「自分が作って、送った文書であること」を証明してくれるものです。

次のような場面で使用します。

  • e-taxなどの行政への電子申請
  • インターネットバンキングなどの民間オンライン取引の登録など

筆者も確定申告にe-taxを使用しています。

以前は直接持参したり、郵送で提出していました。

持参するときはその手間と時間の確保に苦労しました。

郵送では少し楽になりましたが、印刷や封筒の準備など面倒だなと感じたことを覚えています。

初めてe-taxで申請したときは便利さに感動しました!

年金などの手続きもe-taxで可能です。

筆者も先日e-taxを使用して電子申請したばかり。

スマホひとつで申請が完結できるので、とても便利でしたよ。

利用者証明用電子証明書

マイナポータルでは次のように記載されています。

利用者証明用電子証明書(暗証番号が数字4桁のもの)・・・インターネットのウェブサイト等にログインする際に利用します(例 マイナポータルへのログイン、コンビニでの住民票の写し等の交付)。「ログインした者が、利用者本人であること」を証明することができます。

マイナポータル

「わたしがログインしましたよ」と証明してくれるということですね。

利用できる場面を説明します。

  • マイナポータルへのログイン
  • 住民票の写しや印鑑証明書などをコンビニで交付する
  • 民間のオンラインサービスへのログイン
  • マイナンバーカードを健康保険証として使用する(利用登録をする必要あり)

筆者もよく住民票の写しをコンビニ交付します。

以前は役場まで出向く必要があって、平日に時間をとるのに苦労しました。

突然必要になってあわてることもしばしば。

コンビニ交付なら、窓口に行かずにすぐ交付できて、とても便利です!

住民票の写しのコンビニ交付について詳しく知りたい方は以下の記事をお読みください。

マイナンバーカードの電子証明書|更新しないとどうなる?

面倒だし更新しなくてもいいか、と思っている人はいませんか?

更新しなかった場合のポイントを3つにまとめました。

更新しないとどうなる?
  • マイナンバーカードの電子証明書が失効する
  • 本人確認書類としては有効
  • 更新しないことによる罰則はない

順番に説明しますね。

電子証明書が失効

更新しないと、当然ながら電子証明書が失効します。

電子証明書で可能だった、上記の便利なサービスが受けられなくなってしまいます

筆者

e-taxの電子申請や住民票の写しのコンビニ交付ができなくなってしまうのです。

また、特に注意したいのは、マイナンバーカードを保険証(マイナ保険証)として利用している場合です。

2024年12月以降、従来の健康保険証は新たに発行されなくなりました。

2025年12月以降は、従来の健康保険証が使用できなくなります。

このようにマイナ保険証が後押しされる中、利用を開始した人も多いのではないでしょうか?

筆者もマイナ保険証を利用しています。

調剤薬局に処方箋を持って行った際に、気づけば利用登録をしていました。

電子証明書の更新をしなかった場合のマイナ保険証のポイントをまとめました。

  • 有効期限切れから3ヶ月は、利用可能
  • 3ヶ月を過ぎると利用不可

保険証が利用できないと、医療機関の受診に支障を来す可能性があります。

筆者

有効期限が切れてしまっても、3ヶ月以内には更新手続きをするようにしましょう!

本人確認書類としては有効

電子証明書の有効期限が過ぎても、顔写真付き本人確認書類としての使用は可能です。

ただし、マイナンバーカード本体の有効期限内である必要があります。

読者様

電子証明書の有効期限と、マイナンバーカード自体の有効期限は別なのね。

マイナンバーカードの有効期限は10年(20歳以上の場合)、電子証明書は5年です。

更新しないことによる罰則はない

読者様

更新しないときや更新が遅れて期限が切れた場合に追加費用がかかるとかペナルティはあるの?

電子証明書を更新しないことによる罰則はありません

また、有効期限が切れた後に手続きをしたために追加される費用や手続きもありません

市役所などの窓口で手続きを行えば、無料で電子証明書の再発行が可能です。

ただし、次のようなことに注意しましょう。

  • 電子証明書の登録が反映されるまでの時間は、更新時よりも長くなる場合があります
  • マイナンバーカード自体を紛失している場合は、再発行手数料として通常1000円が必要です

とはいえ、失効してしまっては前述のようにe-taxなどの便利なサービスが利用できません。

筆者

継続して利用するために、有効期限内に更新するようにしましょう

【マイナンバーカードの電子証明書】更新の手順

読者様

更新したほうがよさそうだけど、どうやってするの?

更新の手順をまとめました。

更新の手順
  1. 更新通知書が届く
  2. 必要なものを準備する(マイナンバーカード本体、通知書、暗証番号など)
  3. 市区町村の窓口に行く
  4. 窓口で手続きをする

1つずつ説明しますね。

更新通知書が届く

引用:マイナンバーカード総合サイト

有効期限の2-3ヶ月前に上の図のような「電子証明書の有効期限通知書」が届きます。

筆者にも、通常の郵便と一緒に郵送されてきました。

差出人は「地方公共団体情報システム機構(J-LIS)」です。

通知書には、マイナンバーカード本体の有効期限、電子証明書の有効期限、更新手続きの方法などが記載されています。

よく内容を確認しましょう。

必要なものを準備する

更新に必要なものを準備しましょう。

必要なものは以下の3つです。

マイナンバーカード有効期限内のもの
有効期限通知書忘れても手続きは可能
暗証番号カード交付時に設定したもの
利用者証明用電子証明書の暗証番号(4桁)
署名用電子証明書の暗証番号(6〜16桁)
住民基本台帳用(4桁)

忘れた場合は窓口で再設定が可能
更新する暗証番号は同じでも変更しても可
(セキュリティ対策としては変更が望ましい)

代理人に手続きを依頼する場合は追加で必要なものがあります。

代理人は誰でも可能です。

代理人の本人確認書類顔写真付きの物
照会書兼回答書を封入封かんした封筒以下の必要事項を記入
申請者(更新対象者)の氏名・住所
現在のマイナンバーカードに設定されている暗証番号
代理人の氏名・住所・申請者(更新対象者)との関係

筆者も家族の電子証明書を更新する予定です。

仕事などの都合で本人が手続きに行くのが難しい場合も多いのではないでしょうか。

筆者

準備すれば代理人でも手続きが可能なのはありがたいですね!

市区町村の窓口に行く

電子証明書の更新は対面での本人確認が必要であり、オンラインでの手続きができません。

市区町村の窓口に行って手続きする必要があります。

自治体によっては予約の必要な場合があります。

ホームページなどで確認してから出向きましょう。

有効期限通知書に申請書IDの記載がある場合(マイナンバーカード本体の有効期限も迎える場合)はQRコードを利用した申請が可能です。

窓口で手続きする

窓口でマイナンバーカードや暗証番号などを提示して手続きをします。

手続きの所要時間は10-15分程度のようです。

待ち時間などによってさらに時間が必要なこともあります。

時間に余裕をもって行きましょう。

更新手続き後、署名用電子証明書は24時間、利用者証明用電子証明書は1時間、反映に時間がかかります

マイナポータルの利用登録をしていない状態で、失効後に再発行した場合は、利用者証明用電子証明書の反映は翌々日になります。

まとめ|マイナンバーカードの電子証明書で便利に生活しよう

この記事ではマイナンバーカードの電子証明書でできることや更新の手続きについて解説しました。

電子証明書は2種類ありました。

マイナンバーカードの電子証明書の種類

署名用電子証明書

  • e-taxなどの行政への電子申請
  • インターネットバンキングなどの民間オンライン取引の登録など

利用者証明用電子証明書

  • e-taxなどの行政への電子申請
  • インターネットバンキングなどの民間オンライン取引の登録など

更新しない場合のポイントは以下の3つでした。

マイナンバーカードの電子証明書、更新しないとどうなる?
  • マイナンバーカードの電子証明書が失効する
  • 本人確認書類としては有効
  • 更新しないことによる罰則はない

更新は次のような手順で行います。

更新の手順
  1. 更新通知書が届く
  2. 必要な物を準備する(マイナンバーカード本体、通知書、暗証番号など)
  3. 市区町村の窓口に行く(手続きは窓口のみで可、オンライン申請は不可)
  4. 窓口で手続きをする

マイナンバーカードの電子証明書でできることはたくさんあります。

電子証明書を利用して、便利に生活を送りましょう!

マイナンバーカードの暗証番号について詳しく知りたい方は以下の記事をお読みください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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