
子どもが手を離れ始めたから、働きに出たいなぁ。
でも、夫が転勤族だから難しいかな。
子どもが大きくなって働ける時間ができても、夫が転勤族だと就職先を見つけるのが難しいですよね。
前職を辞めてから期間があいてる場合、「ブランクがありすぐに再就職できるのか」「子どもや家庭を優先して働くことが可能なのか」など、不安が尽きません。
さらに夫が転勤族の場合、2~3年ほどで引っ越しをしなければならない方も多いため、長期勤務を求められる正社員は選択しにくくなります。



派遣に興味はあるけど…転勤族でも大丈夫かな?



派遣に興味があるのですね!
派遣には働ける期間が決まっているため、転勤があって長期的に働けない方にはおすすめです。
過去に正社員で働いてきた人にとって、派遣がどんな仕事なのかわからないことが多いですよね。
正社員では転勤が決まるたびに、報告しなければいけないストレスも感じると思います。
夫の転勤に合わせて仕事を変えるストレスも、派遣なら軽減されるかもしれません。
転勤族の妻でも、働くことを諦めなくてもいいように、この記事では下記の内容を紹介してきます。
- 転勤族の妻が働きにくい理由とは?
- 派遣という働き方が転勤族の妻に向いている理由
- 派遣で働くには?登録から就業の流れ
- 転勤族の妻におすすめの派遣の仕事3選
- 派遣以外の選択肢はあるの?
この記事を読むことで、派遣という選択がしやすくなると思います。



詳しく説明していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
転勤族の妻が働きにくい理由とは?





いつ夫が転勤になるかわからない…
子どももいるし、転勤のたびに仕事を探すの大変だなぁ…
転勤族の妻は、転勤のたびに仕事を変えなければなりません。
転勤があらかじめわかっている場合、就職先から「短期間でやめてしまうのではないか」と思われてしまい、採用まで進まない可能性があります。
そのため、働ける場所に制限が出てきてしまったり仕事の選択肢が狭まったりと、悩みは尽きません。
そして子どもがいる場合、両立が難しいと考えてしまい、結果的に働きにくい環境が出来上がってしまいます。



働きにくい理由を詳しく見ていきます。
転勤による勤務地の制限
夫の転勤が決まり同行することになると、引っ越さなければならなくなります。
妻が働いている場合、キャリアが断ち切られることになり、新しい土地での仕事探しが困難になることがあります。
転勤のタイミングの把握も難しいため、安定した就職も難しくなってしまいます。
地域によって仕事の選択肢が異なる
首都圏のように仕事の選択肢が多い場所から、地方への転勤になると求人がぐっと減ってしまう傾向にあります。
経験のある職種だけで探すと条件が絞られすぎてしまいます。
そのため条件に合った就職先が見つけにくくなり、就職自体を諦めてしまう方も少なくありません。



地域によっては、パートなどの選択肢も減ってしまうことがあるため、働きにくいと感じる方も多いようですね。
家庭との両立に対する不安
慣れない土地での仕事探しはもちろん、子育ても大変になります。
新しい環境に馴染むまでに時間がかかるなかで、仕事をしなければならない場合、両立を難しく感じる方も多いのではないでしょうか。
環境の変化は家族全体に影響することが多いため、両立への不安は高まるように感じます。
派遣という働き方が転勤族の妻に向いている理由


派遣の仕事では、必ず担当者がついてくれます。
希望条件に合わせて担当者が仕事を探してくれるため、新しい土地での仕事探しの負担が減ります。
そしてなにより、ライフスタイルに合わせて働くことができるので、転勤族の妻には特におすすめです。
期間限定で働ける柔軟さ
派遣は、定期的な契約更新が必要になるものが多いことが特徴です。
派遣先によって契約更新期間は異なりますが、継続して働くかは契約更新時に自分で決断することができます。
そして契約更新のない期間限定の募集もあるため、いつ転勤があるかわからない転勤族の妻には、挑戦しやすい環境ではないかと思います。



初めに長期勤務が難しいと相談しておけば、働き方に合わせた求人を紹介してくれますよ。
登録すれば全国で紹介可能
全国展開している大手派遣会社が数多くあります。
全国にある派遣会社では、登録情報が共有されているため、引っ越し先でもスムーズに仕事探ししやすくなるのも魅力の一つです。
過去の経験や評価、希望条件を含めて把握してくれているので、一から登録をしなくても紹介してもらえるのもおすすめポイントです。
未経験やブランクにも強い
正社員の募集は、少人数の場合が多い印象があると思います。
それに比べ、派遣の募集は大人数の場合もあり、未経験でも可能な求人が多数あります。
初心者の方の多い環境なら飛び込みやすく感じ、応募へのハードルが下がるのではないでしょうか。
未経験の職種に挑戦しながら、自分に合う職業や業界を見つけながら働くことも可能です。
派遣で働くには?登録から就業までの流れ


派遣会社の選び方
元々転勤の可能性があるとわかっている場合は、全国展開のある大手派遣会社がおすすめです。
派遣会社によっては、特定の業種に特化した会社もあります。
もし希望する業種がある場合、選んだ派遣会社が自分の希望と合っているか確認することが大切です。
登録会やオンライン登録の流れ
派遣には、登録会というものがあります。
登録会とは、派遣会社が仕事紹介するうえで登録者の必要な情報を確認し、登録者が派遣会社から仕事の説明を受ける場のことをいいます。
その場で双方に問題がなければ、派遣会社への登録が完了になります。
新型コロナウイルスの影響もあり、今はオンラインでの登録が多くなってきているようです。
オンラインの場合は、電話やテレビ通話での面談を行い登録完了になるため、来社する必要がありません。
紹介されるまでの期間と仕事の種類
仕事探しの条件次第になりますが、最短で3~5日になるようです。
希望の条件で見つからない場合は、長期になることもあるため、早めに登録することをおすすめします。
そして派遣の働き方には、3つの種類があります。
- 登録型派遣(有期雇用派遣)
- 紹介予定派遣
- 常用型派遣(無期雇用派遣)
登録型派遣 | 紹介予定派遣 | 常用型派遣(無期雇用派遣) |
・派遣会社と派遣労働者の雇用契約が有期 ・派遣契約終了と同時に雇用契約終了になる(契約期間満了) ・同じ組織で働けるのは3年まで(例外あり) ※雇用安定措置がある | ・派遣先への紹介を予定している派遣(最長6ヶ月後) ・労働者と派遣先の合意があれば派遣先に直接雇用(派遣労働後) | ・派遣会社と派遣労働者の雇用契約が無期 ・派遣先が変わることがある(派遣契約は無期でないため) ・派遣契約終了後、失業手当の支給あり(次の派遣先決定まで) |



雇用契約が有期である登録型派遣が、転勤族の妻にはおすすめです。
そして、主な仕事の種類はこちらになります。
- オフィス・事務系
- 金融系
- 営業・販売・サービス系
- コールセンター系
- 製造・物流・軽作業系
- IT系
- Web・映像・クリエイティブ系
- 医療・介護・福祉系
- その他
たくさんの職種があるため、希望の仕事を探しやすいと思います。
自分の経験あるもの、興味があり挑戦したいと思っていたものなど、幅広い視野で見てみるといいかもしれません。
転勤族の妻におすすめの派遣の仕事3選


転勤のたびに仕事を辞めなければいけない妻にとって、自宅でできる仕事や全国で募集しているものは魅力的ではないでしょうか。
転勤先でも困らない仕事があると安心できる方も多いと思います。
- 事務職・データ入力
- コールセンター・在宅オペレーター
- 単発・イベントスタッフ
以下で説明していきます。
事務職・データ入力
事務職やデータ入力の求人は、他の業種に比べて多くあるようです。
パソコンの基本的な操作ができれば応募可能な場合があります。
しかし以下のスキルが必須な場合もあります。
- タイピング
- Excel
- Word
経験がある場合は、キャリアアップの可能性もあるのでおすすめです。
コールセンター・在宅オペレーター
事務職の求人よりも募集している会社が多いようです。
仕事内容は主に、注文の受付などのカスタマーサポートやクレーム対応などの電話対応になります。
電話対応に抵抗のない方は、事務職よりも気軽に応募できるのではないでしょうか。
在宅オペレーターは、PCがあれば自宅での作業が可能なため、子育てをしながらでも挑戦しやすいです。
単発・イベントスタッフ
派遣では、労働者派遣法によって「1日だけ」「30日以内の短い期間」の雇用は原則禁止されています。
そのため単発での派遣雇用はありません。
しかし、条件によっては例外もあります。
- ソフトウェア開発
- 機械設計
- 事務用機械操作
- 通訳、翻訳、速記
- 秘書
- ファイリング
- 調査
- 財務処理
- 取引文書作成
- デモンストレーション
- 添乗
- 受付・案内
- 研究開発
- 事業の実施体制の企画、立案
- 書類等の制作・編集
- OAインストラクション
- セールスエンジニアの営業、金融商品の営業
- 社会福祉施設等における看護師業務
- 60歳以上の者
- 雇用保険の適用を受けない学生
- 生業収入が500万円以上のもの(副業)
- 生計を一にする配偶者等の収入により生計を維持する者であり、世帯収入の額が500万円以上(主たる生計者以外の者)



例外の業務でできそうなものがあれば、視野にいれてみてください。
派遣イベントスタッフは、コンサートやフェスなどの運営をサポートするものになります。
全国で募集があるため、未経験でも募集しやすいのがおすすめポイントです。
派遣以外の選択肢も検討しよう


派遣以外にも、転勤族の妻におすすめの仕事はあります。
いろんな面で仕事探しをしてみると、新しい発見があるかもしれません。
- 在宅ワークや副業
- パート・アルバイトとの違い
- 長期的なキャリア形成も視野に
在宅ワークや副業
パソコンやスマホがあれば、家で作業が可能な仕事になるため、通勤の必要がありません。
そのため時間に追われることがなく、子どもや家庭の時間が確保できるので、家庭との両立も可能になります。



転勤族の妻にとって、通勤がなく自宅で作業ができるのは魅力的ですよね。
パート・アルバイトとの違い
派遣とパート・アルバイトの違いは、雇用主が変わることです。
パートやアルバイトは、会社との直接雇用になるため、全てのやりとりは直接会社と行います。
労働派遣法に縛られず日雇いがあるため、短期間での仕事も多く挑戦しやすいです。
どこでも使える資格を取得する
転勤が決まっている場合、同じ職場で長期的に働けないのが悩みだと思います。
希望と少し違う職種でも、新しい分野に挑戦してみることが大事になってきます。
全国的に需要のある資格を持っていると、転勤後も働き先をスムーズに見つけやすくなります。
- 簿記
- 医療事務
- 栄養士
- TOEIC
- 介護福祉士
- 看護師
- 行政書士



派遣で働きつつ、スキルを磨いて、幅広いジャンルに挑戦することもおすすめです。
派遣は転勤族の妻にとって現実的な選択肢
夫の転勤が決まるたびに引っ越しをして、仕事を探さないといけない状況はとてもストレスになります。
転勤族の妻が働きにくい理由は以下のようなものがありました。
- 転勤による勤務地の制限
- 地域によって仕事の選択肢が異なる
- 家庭との両立に対する不安
新しい土地によっては、選択の幅が狭まってしまい、転職先が見つけにくいといった状況になります。
しかし、派遣を選択することでそんな悩みが解決する場合が多くあります。
- 期間限定で働ける柔軟さ
- 登録すれば全国で紹介可能
- 未経験やブランクに強い
慣れない土地で仕事を探すストレスが減り、家庭との両立もしやすいためとてもおすすめです。
派遣でのおすすめの仕事例は以下になります。
- 事務職・データ入力
- コールセンター・在宅オペレーター
- 単発・イベントスタッフ
在宅で出来るものや、特別な資格がなくても可能なため挑戦しやすいと思います。
しかし単発の仕事に関しては、原則禁止となっているため注意してください。
全国で紹介可能な派遣会社を選択することで、転勤が決まっても安心して仕事を紹介してもらえるようになります。
ライフスタイルに合ったものを紹介してもらえるので、家庭と両立しながら無理なく働くことが可能です。
ぜひ派遣で働くことを検討してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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