読者さま家でもコーヒーにこだわってみたいけれど、そもそも味の違いがよく分からない…
そんな方にはまず、モカから始めるのがおすすめです。
酸味や香りの個性がはっきりしているので、コーヒーの違いが分かりやすく、初心者でも楽しめますよ。
この記事では、モカの特徴から初心者でも失敗しないモカの楽しみ方を解説します。
「モカとカフェモカの違いが分からない…」
「どんな味か想像できない…」
そんな悩みを抱えている方も、この記事でコーヒー初心者からステップアップ。
お家でも美味しいモカコーヒーを淹れられるようになります。
- モカの味わいの特徴
- モカブレンドや他の豆、カフェモカとの違い
- モカがおすすめな人やシーン
- 簡単で美味しいモカの淹れ方
最後まで読んで、ぜひ参考にしてみてください。
モカってどんな味?どうしてモカはまずいと言われるの?


まずはモカの基本の特徴を、4つのポイントに分けて紹介します。
- 酸味とフルーティさ
- 産地ごとに絶妙に味が変わる
- カフェモカとは別物
- 「モカはまずい?」と言われる理由
酸味とフルーティさがモカの特徴
モカとは、イエメンとエチオピアを主な産地とするアラビア種のコーヒー豆のこと。
400年以上もの歴史があり、最古のコーヒーとも言われてきました。
その最大の特徴は、爽やかな酸味と甘み。
- 香り:花のように華やかで、フルーツを思わせる芳醇な香り
- 味わい:ワインのように明るい酸味と、軽やかな甘み
- 後味:すっきりしていて、くどさを感じにくい
この独特な香り高さから、コーヒーの貴婦人と呼ばれることも。



ストレートでも個性がはっきり分かり、コーヒー好きから高い人気を集めています。
産地ごとに絶妙に変わる味
モカ豆は現在、主にイエメン産とエチオピア産の2種類です。
しかし同じモカ種でも、産地の違いで風味が驚くほど変わります。
- 「モカ港」からの輸出が名前の由来
- 代表ブランド:モカマタリ
- 独特の酸味と香りが強め
- 苦味は控えめで、すっきり飲みやすい
- 「コーヒーの原点」とも言われる地域
- 代表ブランド:モカシダモ
- 甘い香りとなめらかな酸味
- フルーティでふくよかな味わい



あれ?じゃあカフェで飲める「甘いカフェモカ」って、モカじゃないの?
モカとカフェモカは別物
カフェのメニューでよく見るカフェモカ。
こちらはアメリカ生まれの飲み物で、エスプレッソ+牛乳+チョコレートソースを組み合わせたコーヒーアレンジです。
つまり、モカ豆とは関係のないコーヒー飲料の一つ。
- モカコーヒー:豆の個性を味わう、シンプルなストレートコーヒー
- カフェモカ:スイーツのように楽しむ、コーヒーアレンジ



なるほど!カフェモカとは違うのね。
でも「モカはまずい」って聞いたことあるけど…?
「モカはまずい」と言われることも?
モカは酸味やフルーティな香りが強めのコーヒー。
その個性が魅力ですが、好みに合わない人には苦手と感じられることがあります。
- 酸味が強いため、苦味を求める人には合わない
- 甘いコーヒーに慣れている人には物足りない
- 香りが華やかすぎて、「重めのコーヒー」を期待しているとギャップが出る
モカブレンドとは? 初心者でも楽しめるブレンドの味わい





お店で「モカブレンド」ってよく見るけど、モカとは違うの?
ここでは、モカをベースにしたブレンドコーヒーの特徴を紹介します。
モカブレンドとは何が混ざっている?
モカブレンドは、モカに他のコーヒー豆を合わせたもの。
酸味・甘み・コクのバランスを整えるため、以下のような豆が加えられます。
- コクを補う「深煎り豆」
- ブラジル系など「甘みを強める豆」
- エチオピア系など「香りが強い豆」
ブレンドで変わる味
モカ豆はブレンドされることで、以下のような変化が生まれます。
- 酸味がまろやかになる
- コクが加わって飲みやすい
- 後味が柔らかく、日常使いしやすい



モカの良さを楽しみたいけど、酸味が強すぎるのは苦手という方にもぴったりですよ。
モカと他の豆の違い|キリマンジャロやグアテマラと比較


ここでは、モカ豆と他の有名な豆を比較してみましょう。
- キリマンジャロ
- グアテマラ
こちら2つの豆とモカを比較し、飲み分ける際のポイントを紹介します。
酸味が苦手ならキリマンジャロ
コーヒーと言えば、キリマンジャロを思い浮かべる人も多い有名な豆です。
モカに比べて酸味がまろやかで、すっきりした飲み心地が特徴。
ミルクと合わせるならグアテマラ
グアテマラといえば、ほどよい甘みとコクのバランスが魅力のコーヒー。
ミルクとの相性が抜群なことでも知られています。



ラテやカフェオレ派の方には、モカよりグアテマラのほうがしっくりくることも多いです。
モカはどんな人におすすめ? 味の好みと飲むシーン別に紹介





モカに興味が出てきたけど、自分に合ってるのかな?
こちらではモカの特徴を踏まえて、向いている人とおすすめのシーンをご紹介します。
酸味好き・フルーティ好きにぴったり
コーヒーの酸味や香りを重視する人におすすめなのがモカです。
果実のような香りや軽い酸味が好きな人にとって、モカは相性抜群。



ワインや紅茶が好きなタイプの方にも好まれやすいです。
朝の一杯や仕事中の気分転換に
モカの爽やかな酸味は、気持ちを切り替えたいタイミングにぴったり。
特に朝や仕事中の軽い休憩に飲むとスッと頭が冴えます。
モカの特徴を知ったら、あとは美味しく淹れるだけ。
次の章では、そのコツをご紹介します。
初心者でも失敗しない!モカの楽しみ方





ここまで知れば、あなたはもうすぐ「コーヒー初心者」から卒業です!
ここからは、お家で美味しいモカを淹れるためのコツをご紹介します。
- モカ豆の選び方
- モカの魅力を引き出す淹れ方
- 浅煎り・深煎りでの変化
この3つのポイントを押さえれば、自宅でも美味しいモカが楽しめますよ。
順番に解説していきます。
最初に選ぶならこれ!初心者向けモカ豆の選び方
お店でモカ豆を選ぶ時は、まずは下記をチェックしてみましょう。
- 煎り具合:浅煎り〜中煎り
- 産地表記:「エチオピア」ならクセが少なく飲みやすい
- 香りタイプ:「フルーティ系」を選ぶとハズれにくい



銘柄より「香りのタイプ」で選ぶと、淹れた後をイメージしやすいです。
香りや酸味を引き出す淹れ方のコツ
モカの酸味を楽しむためには、抽出温度と挽き目が重要なポイントです。
モカ豆を買ってきたら、道具をそろえて下記のステップで淹れてみましょう。
90℃前後のお湯を準備
お湯は沸騰してから1~2分ほど置いて冷ましましょう。
モカにピッタリな温度になりますよ。
中挽き〜やや細挽きで豆を挽く
お湯を沸かしているうちに豆の準備。
少しだけ細かめにモカ豆を挽くと、香りを引き出しやすくなります。
最初の蒸らしをしっかり
コーヒーフィルターに挽いたモカ豆を入れて、2回に分けてお湯を注ぎます。
特に最初にお湯を注いだら、30秒ほど時間を置いてじっくり蒸らしましょう。
この蒸らしが香りを引き立たせるポイントです。



難しいテクニックは不要。
「丁寧に淹れる」だけで仕上がりが変わりますよ。
この手順でモカ豆を淹れられたら、これであなたもお家モカマスター。
慣れてきたら、別のモカ豆でもコーヒーを淹れてみましょう。
浅煎り・深煎りでどう変わる?
モカ豆は煎り具合でも風味が変わるコーヒーです。
飲み比べると、より自分に合ったモカ豆を見つけられます。
- 浅煎り:酸味が明るく、フルーティさが強め
- 中煎り:香りと酸味のバランスが良い
- 深煎り:酸味が抑えられ、コクが増す



モカ豆を買う度に違う煎り具合を選ぶのも、新しい発見があって楽しいですよ。
まとめ:モカで楽しむお家コーヒー
この記事では、モカの特徴と初心者でも失敗しない楽しみ方を解説しました。
モカは酸味とフルーティさが人気で、下記の特徴を持つコーヒーです。
- 香り:花のように華やかで、フルーツを思わせる芳醇な香り
- 味わい:ワインのように明るい酸味と、軽やかな甘み
- 後味:すっきりしていて、くどさを感じにくい
モカ豆は産地の違いやブレンド、煎り具合で変わる風味を楽しめるコーヒーでもあります。
また、「まずい」という感想はモカ自体の品質や味わいの問題ではなく、あくまで好みの違いによるもの。
ぜひ自分にピッタリなモカを見つけてみてくださいね。
お家でモカを楽しむには、下記の選び方と淹れ方がポイントになります。
- 煎り具合:浅煎り〜中煎り
- 産地表記:「エチオピア」ならクセが少なく飲みやすい
- 香りタイプ:「フルーティ系」を選ぶとハズれにくい
- 90℃前後のお湯を準備
- 中挽き〜やや細挽きで豆を挽く
- 最初の蒸らしをしっかり30秒



自分に合うモカを見つけて、お家コーヒーをさらに楽しんでくださいね。
美味しいモカを、「朝活」のお供にしませんか?
コーヒーと相性の良い朝活の習慣づくりには、こちらの記事がおすすめです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。










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