【徹底解説】コンポストに入れてはいけないものは何?マンション暮らしでも失敗しない使い方

環境意識の高まりで注目を集めているコンポスト。

コンポストは、家庭から出る生ごみや落ち葉などを微生物の働きで発酵・分解させて堆肥にします。

生ごみの量を減らせて、家で堆肥ができるなんて、魅力的ですよね。

読者さま

できるだけたくさんの生ごみを入れて
ごみを減らしたいわ!

このように考えてコンポストを始めたい方も多いのではないでしょうか。

しかし、「生ごみなら何でも入れていいのでは?」と思っているなら危険です!

生ごみの中でもコンポストに適さないものがあるからです。

コンポストに入れた生ごみの分解が進まないと、悪臭の原因になることも……

においが発生すると虫が寄ってきます。

読者さま

マンション暮らしなので、においと虫には
とくに注意したいです……

そこで、この記事では、マンション暮らしのあなたに役立つコンポストの情報を3つお伝えします。

この記事を読んでわかること
  • コンポストに入れてはいけないもの
  • においの発生を抑えてコンポストを成功させるポイント
  • マンション暮らしにおすすめのコンポスト

コンポストは、発酵がうまく進めば不快なにおいは発生しません。

マンション暮らしの方でも、においを心配することなくコンポスト作りが始められますよ。

コンポストに入れてはいけないものをしっかりと把握して、快適なコンポスト生活を始めましょう。

コンポストの語源は、英語の「compost」。
日本では「compost=堆肥」「composter=堆肥を作る容器」を合わせて、「コンポスト」とよぶのが一般的です。
本記事でも「コンポスト=堆肥、堆肥を作る容器」両方の意味で使用します。

目次

コンポストに入れてはいけないもの

生ごみの中にもコンポストに入れてはいけないものがあることをしっかりと知っておきましょう。

悪臭を発生させない何よりの対策です。

コンポストに入れてはいけない生ごみ
  • 分解されにくいもの
  • においの原因になるもの
  • 堆肥として適さないもの

それぞれ詳しく解説します。

分解されにくいもの

  • 貝殻
  • 肉や魚の骨
  • 梅干しやアボカドの種
  • トウモロコシの皮と芯
  • タケノコの皮
  • 玉ねぎの皮

硬いもの、繊維質の多い野菜の皮はほとんど分解されず、コンポスト内にいつまでも残ってしまいます。

家庭で作るコンポストは容積が小さいので、分解されにくいものは入れないでおきましょう。

においの原因になるもの

  • 腐った生ごみ
  • 肉や魚
  • 多量の廃油

腐った生ごみはうまく分解されないことが多いです。

においがきついと虫が寄ってくるので避けることをおすすめします。

また、肉や魚の動物性たんぱく質は微生物が活性化されて分解されやすいのですが、においが発生する原因にもなります。

マンション暮らしでは入れない方がよいでしょう。

同様に、廃油も少量なら構いませんが、量が多いと発酵臭がきつくなります。

堆肥として適さないもの

  • 塩分の強い漬物など
  • 味付けの濃い残飯

塩分を多く含んだ堆肥を使うと、植物の生育に影響をおよぼします。

広い畑などで作る場合は、多少塩分が強いものを入れても熟成している間に塩分が拡散されるでしょう。

しかし、家庭で作るコンポストは少ない土で作るので、堆肥の中に濃い塩分のまま残ってしまいます。

コンポスト成功のポイント|マンション暮らしはにおい対策がカギ

読者さま

コンポストで失敗したくないです……
気をつけるポイントはありますか?

コンポスト成功のポイントは、「発酵が進みやすい環境をつくること」です。

発酵がうまく進めば悪臭が発生せず、良質な堆肥ができますよ。

具体的な方法を見ていきましょう。

生ごみは細かく刻む

コンポストに入れる生ごみは小さいほど分解されやすくなります。

みじん切りにする必要はありませんが、100円玉くらいのサイズに刻んでから入れましょう。

十分な土をかぶせる

土は生ごみの水分を吸ってくれるので、生ごみが腐敗することなくうまく発酵されます。

生ごみの上にしっかりと土をかぶせると、虫が卵を産みつけることがありませんし、においも発生しません。

よくかき混ぜる

コンポストの中をよくかき混ぜる作業は、微生物に酸素を供給する役割があります。

混ぜる回数を増やすことで発酵が進みやすくなりますよ。

新しい生ごみを追加する前には、必ずコンポストの中身全体をよくかき混ぜましょう。

発酵促進剤を使う

生ごみがうまく分解発酵されていないと感じるときは、発酵促進剤を使いましょう。

ホームセンターでも売られているので簡単に手に入ります。

また、米ぬかにもコンポストの発酵を進めるはたらきがあります。

ひとつかみ程度の米ぬかを入れてみてください。

マンション暮らしにおすすめのコンポスト

読者さま

マンション暮らしでも使いやすいコンポストはないかしら?

マンションではスペースが限られています。

以下のポイントを踏まえて、3つご紹介します。

コンポスト選びのポイント
  • 置き場所に困らないサイズ、デザイン
  • においが出にくいもの

生ごみ処理機助成金制度について
ごみ削減に貢献できるコンポストは、購入費用の一部を助成してくれる自治体が多くあります。
あなたの住んでいる自治体は助成制度があるかどうか、ある場合は購入前に助成の条件や手続き方法などを確認しておきましょう。

LFCコンポスト|おしゃれなトートバッグ型

LFCコンポストは、室内でもベランダでもおしゃれに見えるトートバッグ型です。

生ごみコンポストには見えませんよね。

バッグには水や虫の侵入を防ぐ特注のファスナーつき!

セットに入っている基材は、生ごみの分解を早め悪臭を抑える効果があります。

LINEチャットサポートもついていて気軽に相談できるので、初心者の方でも安心です。

*基材とは、コンポストの発酵を促すために生ごみと一緒に投入する資材や材料のことを指します。

引用:Twitter

自然にカエルS|かき混ぜはハンドル操作

自然にカエルSは、コンポストのかき混ぜ作業がハンドル式になっています。

手を汚さずにかき混ぜられるとうれしいですね。

使用する基材のエコパワーチップは低温でも微生物が充分なはたらきをするため、生ごみのイヤなにおいを抑えることができます。

チップ材は4~5ヶ月ごとに半量だけ交換が必要ですが、取り出したチップ材は通常の肥料よりも栄養価の高い有機肥料として再利用できますよ。

引用:YouTube

Food Cycler|コンパクトサイズの乾燥式生ごみ処理機

Food Cycler(フードサイクラー)は、熱と風で生ごみを乾燥させてくれる生ごみ処理機です。

乾燥した生ごみは肥料として使えます。

全自動な上、数時間で乾燥まで完了するのでにおいや虫が発生する心配がありません。

家電としてのデザイン性が高いことも人気の理由です。

本体が高価で電気代もかかりますが、手間をかけたくない方にはおすすめです。

引用:YouTube

余った堆肥は自治体の回収ボックスへ!
広い庭や畑がないと堆肥を使い切るのに困りますよね……
コンポストの堆肥を回収してくれる自治体が増えているので、チェックしてみてください。
集められた堆肥は、自治体所有の農園や花壇で使われたり地元農家に配られたりしています。

まとめ|コンポストに入れてはいけないものを知ってマンションでもチャレンジ

コンポストは、昔から日本でも利用されていた生ごみを資源に返す生活の知恵です。

現代の私たちがコンポスト作りを快適に続けるためには、におい対策が欠かせません。

その第一歩がコンポストに入れてはいけないものを知っておくことです。

コンポストに入れてはいけない生もの
  • 分解されにくい硬いもの、繊維質の多い野菜の皮
    (貝殻、肉や魚の骨、トウモロコシの皮と芯など)
  • 悪臭の原因になるもの
    (腐った生ごみ、肉や魚、多量の廃油など)
  • 堆肥として適さないもの
    (塩分の強い漬物、味付けの濃い残飯など)

ごみを減らせて環境にやさしいコンポスト。

さまざまな種類のコンポストが発売されるようになり、コンポスト生活が身近な存在になりました。

あなたもお気に入りのコンポストで、サステナブルなライフスタイルを楽しく始めてみませんか?

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

家族と過ごすおうち時間が何よりも大好き。
ふたりの女の子のママです。

「自分の知らなかった世界をのぞけること」にWebライターの魅力を感じています。

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