読者様夏休みに子どもと朝顔を育てたいんですが、ベランダでも育つのでしょうか?
夏になると、青や紫のきれいな花を咲かせる朝顔。
子どもと一緒に育ててみたいけれど、「ベランダでも育てられる?」「お世話が大変そう」と不安な方も多いのではないのでしょうか。



お子さんと朝顔の栽培体験、とても素敵でいい思い出になりますね!
朝顔は、実はとても丈夫な植物で、初心者の方でも育てやすい花です。
- 朝顔を育てる前に知っておきたいこと
- 朝顔の種まきから育て方の手順
- ベランダの朝顔を元気に育てる水やり・肥料のコツ
- 朝顔の花をたくさん咲かせるためのポイント
- ベランダで朝顔を育てるときの失敗・トラブル対策
日当たりや置き場所など、ベランダならではの工夫も紹介していますよ。
花をたくさん咲かせるコツや、よくある失敗の対処法も合わせてご覧ください。
今日からさっそく準備を始めて、お子さんと一緒に毎朝きれいな花を咲かせる楽しさを体験しましょう!
ベランダで朝顔を育てる前に知っておきたいこと





うちには庭がありません……



朝顔は庭がなくても、ベランダで十分に育てることができる植物です。
ベランダで育てることができる朝顔は、どのような環境が適しているのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
朝顔はどんな環境でよく育つ?
朝顔は、日当たりと風通しの良い場所が大好きです。
1日のうち、4~5時間くらい日光が当たる場所に置くと、元気に育つでしょう。
しかし、真夏の強い日差しが一日中当たり続けると、土が渇き、葉が弱ってしまうことがあります。
特に、コンクリートのベランダは熱がこもりやすいので、十分な注意が必要です。
日差しが強すぎるときは、すだれなどで少し日陰を作ってあげましょう。
ベランダ栽培に適した鉢とプランター
朝顔を育てるのに、必要な容器は、どんな物が良いのでしょうか。
根が十分に張れるサイズを選ぶ



朝顔は根を張る植物です。
小さすぎる鉢は向いていません。
ベランダで朝顔を元気に育てるためには、根がしっかりと張れる深さと大きさがある鉢やプランターを選ぶことが大切です。



どのくらいの大きさを選べばいいのでしょうか?
朝顔を元気に育てるために必要な、おススメの鉢の大きさは次の通りです。
- 8号~10号サイズ (直径24〜30cm・深型)
- 鉢で育てる場合: 8号〜10号の大きめの深型鉢を用意すれば、2~3株まで栽培可能です。
朝顔を元気に育てるために必要な、おススメのプランターの大きさは次の通りです。
- 60cmタイプ (深さ25〜30cm以上 / 土15L以上)
- プランターで育てる場合: 3株以上(あるいはグリーンカーテンなど)にしたい場合は、土がたっぷり入る深型プランターを使うのが安心です。
「1つの種(または苗)から育った1本」=「1株」になります。
鉢・プランターを選ぶときはどちらも底に穴が開いていて、余分な水がしっかり流れる容器を選びましょう。
これは、水はけが悪いと根が傷んでしまうことがあるからです。
深さと大きさに余裕のある容器を選ぶことで、根が伸び伸びと育ち、夏の間、元気な朝顔を楽しめます。
朝顔を育てるために必要な物
鉢やプランターの他に、土などはどう選べばよいのでしょうか。
朝顔を育てるために、最初に揃えておきたい物は次の通りです。
- 鉢・プランター
- 草花用の培養土
- 支柱やネット(つるを這わせるため)
- じょうろ



どれもホームセンターや園芸店で購入できる物ばかりです。
避難経路をふさがないことや、水やりのときに下の階に水が垂れないように注意することも合わせて確認しておきましょう。
最初に必要な道具をまとめて揃えておくことで、スムーズに朝顔の栽培をスタートできます。



道具はどれも身近な場所で手軽に買えます。



子どもと準備から楽しく取りかかれそうです!
朝顔の育て方を種まきから順番に解説


道具の準備が整ったら、いよいよ種まきです!
朝顔は正しく種をまき、時期に合わせたお手入れをすることで、美しい花が咲きます。
お子さんと一緒に確認しながら進めていきましょう。
朝顔の種まきに適した時期と方法



夏の花だけあって、種まきの時期も暖かくなってからでしょうか。



種まきの時期にはポイントがあります。
朝顔の種は、気温が十分に上がった5月中旬~6月ごろまでにまくのがおススメです。
寒いうちにまくと発芽しにくいので、暖かくなってから始めましょう。
たねのまき方は次の通りです。
- 1指で1~2㎝ほどの深さの穴をあけ、1つの穴に種を1~2粒入れて軽く土をかぶせる
- 穴を作る目安(鉢=3~5個、プランター=5~6個)
- たっぷりと水を与える
朝顔の種は皮が硬いので、一晩水につけておくと発芽しやすくなりますよ。
発芽後の水やりと日当たり
種をまいてから1週間前後で芽が出てきます。
発芽したばかりのころは、土を乾かしすぎないように気をつけましょう。



土の表面を指で触ってみてください。



乾いていたら水やりをすればいいのですね!
鉢やプランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えましょう。
芽が出たあとは日当たりの良い場所に置き、風で倒れないように様子を見てあげてください。
つるが伸びたら支柱を立てる



支柱を立てるタイミングがよく分かりません。



見極めのポイントはつるです。
本葉が数枚出てきて、つるが伸び始めたら、支柱やネットを立てましょう。
つるが伸びてから支柱を立てると、絡まってうまく誘引できないことがあります。



早めに準備をしておきましょう。
ベランダは場所が限られているので、上に向かってまっすぐ伸ばせるあんどん仕立て(輪っか状の支柱)や、ネットを使って縦に誘引しましょう。
ベランダの朝顔を元気に育てる水やりと肥料のコツ


朝顔をきれいに咲かせるために大事なのが、水やりと肥料です。
ここでは、ベランダ栽培ならではの注意点や、正しい水やりのタイミングと肥料の与え方をご紹介します。
朝顔の水やりは土の状態を確認する



1日に何回くらい水やりをすればいいでしょうか。
水やりは「1日に何回」と決めるより、土の状態を見て判断するのがポイントです。
土の表面が乾いていたら、底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。



お子さんと土の観察も兼ねて、楽しい水やりをしてくださいね。
真夏は土が乾きやすいため、朝と夕方の2回、様子を見て水やりが必要になることもあります。
特に晴れた日が続くときは、水切れに注意しましょう。
肥料はいつ、どのくらい必要?
朝顔がぐんぐん育つ時期には、栄養を補うために肥料が必要です。



肥料はいつから、どのくらいのペースであげればいいのでしょうか。
芽が出てからしばらくは、2週間に1回ほど液体肥料を与えるとよいでしょう。



液体肥料は水やりと一緒にできるのでとても簡単ですよ。
ただし、肥料を与えすぎると、葉ばかり茂って花が咲きにくくなることがあります。
パッケージに書かれている量や頻度を守りましょう。
ベランダ特有の暑さや照り返し対策
ベランダはコンクリートからの照り返しで、地面よりも高温になりやすいです。
鉢やプランターは直接床に置かず、すのこや鉢台の上に乗せるとで熱がこもりにくくなります。



自宅がマンションなので、照り返しで熱くなりそうです。



壁際から少し離して、風通しを確保しましょう。
風通しを良くすることで、鉢の中に熱がこもるのを防げます。
ちょっとしたひと工夫で根の傷みを防ぎ、真夏でも元気に朝顔を育てることができますよ。
朝顔の花をたくさん咲かせるための育て方


いざ、朝顔を育ててみるも「葉は元気そうなのに花があまり咲かない」という悩みもよく聞かれます。
ここでは花を楽しむためのポイントを紹介します。
朝顔の花が咲かない主な原因
朝顔の花が咲かない原因には次のようなことが考えられます。
- 日当たりが足りない
- 肥料の与えすぎで葉ばかり茂っている
- 水切れや水の与えすぎ
まずは、日当たりと水やり、肥料の量を見直してみましょう。



大切に育てているのに花が咲かないと不安になりますね。



日当たり・肥料・水やりの3つを確認しましょう。
とくに、真夏の暑さが続くと、鉢の中は高温になります。
水切れにも注意しましょう。
つるはどう誘引・剪定すればいい?



朝顔のつるがどんどん伸びていきそうで心配です。



伸びすぎてベランダの邪魔にならないように工夫してあげましょう。
つるが伸びてきたら、先端を軽く切ってあげましょう。
そこから枝分かれして、より多くの花をつけやすくなります。
支柱やネットに沿って優しく誘引して、ベランダの広さに合わせてコンパクトにまとめていきましょう。
咲き終わった花はどうする?
朝顔の花は、その日のうちにしぼんでしまいます。



しぼんだ花は、そのままでいいのでしょうか。
しぼんだ花をそのままにしておくと、種を作るために栄養が使われ、新しい花が咲きにくくなることがあります。



摘み取ることで、新しいつぼみに栄養が行き渡ります。
種を採る予定がない場合は、しぼんだ花を摘み取る「花がら摘み」をしましょう。
このひと手間をしてあげると、次々と元気な花を咲かせてくれますよ。
秋に種を採りたい場合は、いくつか花を残しておきましょう。
ベランダで朝顔を育てるときの失敗とトラブル対策


初心者でも育てやすい朝顔ですが、つまずきやすいポイントもいくつかあります。
ここではその対処法を紹介します。
葉が黄色くなってきたとき
葉が黄色くなる主な原因は、次の通りです。
水のやりすぎ・水切れ
土が湿っている場合は水を減らし、逆に乾いている場合は水やりの回数を増やしてみてください。
水を与えすぎると根腐れを起こし、不足すると水切れで葉が枯れてしまいます。
土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
季節や天候に合わせて調整してみてください。
日当たり不足
朝顔は日光が大好きです。
日照時間が足りないと光合成がうまくできず、下の方から葉が黄色くなってしまいます。
半日以上は直射日光が当たる場所に移動させてあげましょう。
根が鉢の中でいっぱいになっている「根詰まり」
根詰まりがおこると、根が鉢の中で渦をまくように張り巡らされて、水や栄養をうまく吸い上げられなくなってしまいます。
このような場合には、鉢のサイズを確認し、一回り大きな鉢へ植え替えてみましょう。



底の穴から根が飛び出していたら要注意です。



葉が黄色くなるのは、朝顔からのSOSサインですね!
つるばかり伸びて花が少ないとき
元気につるが伸びているのに花が少ないこともあります。
花が少ない主な原因は次の通りです。
肥料の与えすぎ
液体肥料には、主に「窒素」「リン酸」「カリウム」の3つの栄養が含まれています。
窒素は葉やつるを伸ばす、リン酸は花や実をつける、カリウムは根を丈夫にするという役割があります。
しかし、窒素が多すぎると「つるぼけ」という、葉やつるばかりがどんどん育ってしまい、花に栄養が行き届かない状態になってしまうのです。
肥料の量や回数は、パッケージに書かれた規定量を守るようにしましょう。



つるが元気だと気付きにくいかもしれません……



実は花が咲きにくくなっているサインです。
日当たり不足
朝顔は、しっかり日光を浴びることで花を咲かせるスイッチが入る植物です。
日当たりが不足すると、光を求めて葉やつるばかり伸びていき、花芽はつきにくくなります。
できるだけ日当たりの良い場所に鉢を移動させてみてください。
早めに対策をすることが、真夏でも元気に花を咲かせる近道になります。
夏の留守中に水切れさせない方法



旅行や外出で長時間家を空ける場合はどうすればいいのでしょうか。



水の蒸発を抑えるちょっとした工夫が必要です。
土が乾いてしまわないように、鉢を日陰に移動させておきましょう。
出かける前にたっぷり水を与えておくのも効果的です。
身近な物を利用した対策方法をいくつかご紹介します。
- ペットボトルを使用した給水方法
水を入れたペットボトルに専用のキャップを取り付けて土に直接差し込むグッズです。
キャップの先端から少しずつ水が染み出ていきます。
- 長期不在の場合は自動給水器がおススメ
1週間以上の長期不在の場合は、水やりを自動化する道具を使うのもよいでしょう。
乾電池式のタイマー機能付きの物など、時間の設定が可能です。
バケツに入れておいた水を、専用のモーターが吸い上げて、チューブを通して鉢まで届けてくれます。



旅行先での心配が減りますね!



最近は、ソーラー式の給水器もありますよ。
簡易的な物から自動の物まで、数百円から数万円など、値段もさまざまです。
これらのグッズはホームセンターや園芸店で購入できます。
ご家庭の予定に合わせて活用してみてください。
まとめ|朝顔の育て方をマスターしてベランダを夏の花で彩ろう
この記事では、少しの工夫で、朝顔は初心者でもベランダできれいな花を咲かせることができるとご紹介しました。
朝顔を育てるために事前に知っておくべきことは次の通りです。
- 朝顔は日当たりと風通しの良い場所が大好き
- 真夏の日差しが強いときは、少し日陰を作ってあげる
- 鉢は8号~10号の大きめの深型を選ぶ
- プランターは60cmタイプの深型を選ぶ
- 花草用の培養土、支柱やネット、じょうろを用意する
マンションでは避難経路をふさがず、下の階(水が垂れないか)への配慮も忘れずに確認しましょう。
朝顔の種のまき方は次の通りです。
- 種まきは気温が十分に上がった5月中旬~6月ごろ
- 指で1~2㎝ほどの深さの穴をあけ、種を1~2粒入れて軽く土をかぶせる
- 種の皮は硬いので、一晩水につけておくと発芽しやすくなる
- 1週間前後で芽が出てくる
発芽したばかりのころは土を乾かしすぎないように気をつけましょう。
本葉が数枚出て、つるが伸び始めたら支柱やネットを立てるタイミングです。



ベランダでは、あんどん仕立てや縦に誘引するとコンパクトになります。
ベランダで朝顔を元気に育てる水やりと肥料のコツは次の通りです。
- 水やりは「1日に何回」よりは、土の状態を見て判断する
- 土の表面が乾いていたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり与える
- 芽が出てからしばらくは、2週間に1回ほど液体肥料を与える
- 肥料を与えすぎると、葉ばかりが茂り花が咲きにくくなる
- コンクリートからの照り返しに注意する



風通しを良くしておくと、鉢の中の温度が下がりますね!
朝顔の花をたくさん咲かせるための育て方は次の通りです。
- 花が咲かないときは、日当たり不足、肥料の与えすぎ、水切れや水の与えすぎが主な原因
- つるが伸びすぎたら先端を軽く切ると、枝分かれし花をつけやすくなる
- 支柱やネットに沿って誘引する
- しぼんだ花をそのままにしておかない
- 種を採る予定がなければ、「花がら摘み」をする
少し工夫してあげると、次々と新しい花を楽しめますよ。
ベランダで朝顔を育てるときの失敗・トラブル対策は次の通りです。
- 葉が黄色くなるのは、水のやりすぎ・水切れ、日当たり不足など
- 土が常に湿っていれば水を減らし、乾いていたら水やりの回数を増やす
- 「根詰まり」が原因の場合は、鉢のサイズを確認する
- つるばかり伸びているときは、肥料の与えすぎによる「つるぼけ」か日当たり不足が原因
- 長時間の外出のときは、日陰に移して水の蒸発を抑える



旅行などで数日家を空けるときの便利グッズもありましたね!



上手に活用して朝顔の元気を守ってあげましょう!
毎日少しずつ様子を見てあげることで、葉の色や土の渇き具合など、朝顔からのサインに気付きやすくなります。
花が咲く楽しみだけでなく、つるが伸びていく様子や、秋には種を収穫する楽しみもあります。



涼しくなってからも楽しませてくれるのが朝顔なのです。



子どもと毎朝水やりをしながら、咲いた花を数えたいです。
朝顔を育てる学習と楽しい思い出にもなります。
お子さんと朝顔を育ててみたいと思った方は、ベランダの日当たりや風通しの良い場所を探してみましょう。
ぜひ、今年の夏はベランダで朝顔を咲かせてください。
夏のベランダ栽培が終わったら、秋の涼しい季節に新たな植物を育ててみませんか?
お子さんと、秋のベランダガーデニングはいかがでしょうか。
秋の素敵な植物でベランダを彩りましょう。


最後までご覧いただきありがとうございました。









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