【エシカル消費】簡単にできること5選!今すぐ始めないと危険な理由と企業の取り組みも紹介

最近、私たちの生活はSDGsの取り組みを通して環境への配慮がより考えられるようになってきました。

自分でも何かできることを始めたいけど何をしたらいいのかが分からないと考える人もいると思います。

そこで、この記事ではエシカル消費を推奨いたします。

読者さま

エシカルって、何?
難しいことはちょっと、、

安心してください!

この記事ではエシカル消費の説明簡単に始められること身近な企業の取り組みをご紹介しています。

どうぞ最後までお読みください。

この記事でわかること
  • エシカル消費の大切さ
  • 簡単に始められるエシカル消費
  • 企業の取り組み
目次

エシカル消費の意味と必要な理由

エシカル消費とはどんなものなのか、なぜ今すぐ行動する必要があるのかについて解説します。

エシカル消費とは

筆者

エシカル(ethical)とは、倫理的・道徳的という意味で
エシカル消費とは人・社会・地球環境に配慮した消費活動のことです。

2015年9月に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の17の目標のうち、12番目が「つくる責任 つかう責任」です。

これは「生産者も消費者も、地球の環境と人々の健康を守れるよう責任のある行動をとろう」という理念のもと、エシカル消費ともつながっています。

今すぐエシカル消費を始めるべき理由

エシカル消費の必要性は、労働者の人権問題、貧困、環境問題などさまざまな背景からきています。

人、社会への問題

低価格で生産される商品・サービスの裏では発展途上国における労働搾取児童労働、また障がい者への不当な低賃金労働が行われています。

このような人権問題や貧困の原因は生産者から消費者にたどり着くまでの過程が見えにくくなっていることが原因です。

環境への問題

大量生産・大量消費・大量廃棄などの過剰な経済活動は地球の資源をどんどん枯渇させていき、生物・自然環境に大きな被害を与えています。

「大規模な伐採による、森林資源の枯渇」や「海洋プラスチック問題における海洋生物への悪影響」など、地球全体において生物多様性が失われつつあります。

エシカル消費の第一歩はこのような社会問題に気付き、日々の行動を通して自分になにができるのかを考えることからです。

読者さま

では、具体的に何をすればいいの?

1つずつご紹介していきます。

エシカル消費|私たちがすぐに取り組めること

家庭で始められるエシカル消費は以下の通りです。

食べ物を無駄にしない・買いすぎない

読者さま

あ、これ安い!今のうちに大量に買いだめしておこう。

ちょっと待ってください。

それ、本当に全部使い切れますか?

安いからといって食べきれないものを買わないようにしましょう。

食品ロスの現状として、世界ではまだ食べられる食品が13億トン捨てられています。

日本は612万トン、そしてこのうちの200~400トンが家庭から食べられずにゴミとして捨てられています。

食品ロスの半分は家庭から発生しているんです。

また、すぐに食べる商品は手前に陳列されているものからの購入を心掛け、外食でも食べられる分のみ注文しましょう。

地産地消の商品を買う

できるだけ地元で生産されたものを買ったり、地域の特産品などを優先して購入するようにしましょう。

現代ではネット通販や大型商業施設での購入が一般的となっています。

とても便利な一方で商品の輸送費や施設の維持に多くのエネルギーを消費させています。

また、地域の食品などを購入することは地域経済の発展にもつながります。

地域にお金が入るような仕組みづくりが大切です。

筆者

この他にも、障害者支援になる商品を選ぶ地域で作られた伝統工芸品の物を購入するなど人と地域に貢献する消費行動を行いましょう。

プラスチック製品を使わない

プラスチックの海への流出は、非常に深刻な問題です。世界の海ではマイクロプラスチック(プラスチックが粉砕されることによりできる微小なプラスチック)が非常に多く浮遊しており、自然や海洋生物に悪影響を及ぼしています。

また、私たちは1週間にクレジットカード1枚分もの プラスチックを食べているというのを聞いたことはありますか?

海にマイクロプラスチックが流れ出ることで、鳥や魚がプランクトンや餌と勘違いし食べてしまい、それを大きな魚や動物、そして私たち人間がそれらを食すことにより私たちの体内にも摂取している可能性があります。

一般的にプラスチックは分解されるまでに400年はかかるといわれています。

筆者

なるべく使い捨てのプラスチック製品を使わないことが大切です。

これ以上プラスチックごみを出さないための例をご紹介します。

マイボトルを持ち歩く

 日本における年間のペットボトル生産量は、244億本にも上ります。

 そのうち9割が回収されていますが、ペットボトルのリサイクルは1割程度に留まっているのが現状です。

ペットボトルの生産には多くの石油が使用されているため、 マイボトルを使用しペットボトルの使用を減らすことが天然資源の保護につながります。 

ペットボトル飲料を飲むだけでプラスチックが体内に入るというデータも出ています。

https://forbesjapan.com/articles/detail/68517
買い物にはマイバッグを持っていく

日本国内で年間に流通するレジ袋の枚数は約400億枚と推定されており、これは1人当たり1日1枚のビニール袋を消費している計算に当たります。

コンビニエンスストアやスーパーでレジ袋をもらっている人は、本当に必要なのか考えてみてください。

すぐに食べるお弁当などの購入ではもらわない、買い物へ行く際は必ずマイバッグを持っていく

このような小さな取り組みでぐっとビニール袋の使用料が減ります。

プラスチックフリーの日用品を調べてみる

最近ではプラスチックを使用していないプラスチックフリー商品が増えてきました。

竹でできた歯ブラシ、天然繊維のスポンジ、シリコンやみつろうでできた繰り返し使えるラップなど数々の商品があります。

包装紙もプラスチックではなくリサイクル紙などで包装してある商品が出てきています。

このように、使い捨てをなくすことが大切です。

また、マイボトルなどを持ち歩くことで無駄な出費も減らすことができます。

オーガニック・フェアトレード商品を買ってみる

地球に優しい商品の代表として、オーガニック食品・フェアトレード商品を購入してみましょう。

オーガニック商品

化学薬品などの使用を控えて、周辺環境にできるだけ害を与えないように育てられた商品のことです。

購入することにより人々の健康・持続可能な農業・環境汚染防止の応援につながります。

(執筆中)

フェアトレード商品

労働者に公平・公正な支払いを経て作られた商品のことです。

生産から出荷まですべての工程が追跡可能。

一例として、コーヒー・紅茶・カカオなどが挙げられます。

購入することにより途上国の生産者の支援・労働環境の改善の応援に繋がります

フェアトレード認証マーク

国際的なフェアトレードスキームのシンボルであり、世界的に最も認知されているラベルの1つです。

エシカル消費を志す上で、オーガニック、フェアトレード商品は欠かせません。

そんな素晴らしい商品たちなのですが、1つ問題点をあげるとするなら値段が高いことです。

例えば、オーガニックやフェアトレードのチョコレートを毎日のおやつとして購入することは難しいでしょう。

ですが、たまに自分へのごほうびやちょっとしたプレゼントなどにこれらのチョコレートを購入することはいかがでしょうか。

また、ブラックペッパーやシナモンなどのスパイスの購入もおすすめします。

料理で少ししか使わない分、そんなにお値段はしませんし栄養価も高いです。

筆者

なんだか少しリッチな雰囲気も味わえますね

エシカル消費認証マークつきの商品を買う

マークの付いた商品は、上記のオーガニック、フェアトレード商品の他にもたくさんあります。

ここでは代表的なものをご紹介いたします。

FSC®︎認証

適切に管理された森林からの木材・適格だと認められたリサイクル資源から作られた商品につけられます。

紙パックジュース、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、お菓子の紙パッケージなどでよく見かけられます。

エコマーク

手で地球を包み込んでいるこのマーク。

見たことがある人も多いのでは。

数々の日用品に付けられていますが、主に文房具で見つけることが多いでしょう。

ライフサイクル全体で環境負荷が少ないと認められた商品、サービスの目印です。

RSPO認証

美味しくて安全なパーム油の認証

世界中のおよそ85%が食用とされているパーム油の持続可能な生産・製造・流通・消費のマーク。

こちらのマークの洗剤も販売されていて、環境にやさしくておすすめです。

海のエコラベル

MSC「海のエコラベル」は、水産資源や環境を守ることに配慮し、持続可能な漁業で獲られた天然の水産物であることを表す認証ラベルです。

お魚やちくわ、めんたいこ、缶詰、フィッシュバーガーなどに付けられています。

レインフォレスト・アライアンス認証

すぐに覚えやすいかえるのマーク

森林・気候・人権・貧困から救うことに重きを置いた商品につけられています。

レインフォレスト・アライアンスの使命は人と自然が調和の中で繁栄する世界の創造です。

認証マークはこれだけにとどまりません。

ぜひみなさんもマークを見つけたらこれは何のマークなのか?を調べてみてください。

面白いですよ。

エシカル消費|企業の取り組み

ここまで家庭でできるエシカル消費についてお話してきました。

今度は企業の取り組みをご紹介いたします。

セブンイレブン

セブンイレブンでは、食品ロス削減のためのエシカルプロジェクトを2020年から展開。

 販売期限が近いおにぎりやお弁当などの商品に緑色のシールが貼られ、

その商品を購入すると消費者にはポイントがたまるといううれしい仕組みで、 食品ロス問題の認知度を高める効果もあります。

食品廃棄物を2013年度に比べて2030年までに50%削減2050年までに75%削減という目標を掲げています。

ユニクロ

ユニクロを展開する(株)ファーストリテイリングは、服のチカラで世界を良い方向へ変えていくという理念のもとで環境負荷の低減を進めています。

また、ユニクロは全商品をリサイクル、リユースする取り組みを進めています。

その第一歩が、ダウンのリサイクル

世界中でクローゼットに眠るユニクロのダウン商品を回収、最新のアイテムへ作り変えていく活動です。

資源を有効に使い、環境への負荷を減らすことができますね。

今後はほかの製品でも、服から服へのリサイクルを広げていくようです。

この他にも、水の使用量を従来に比べ最大99%削減したジーンズづくりなど、未来を見つめた服作りを進めています。

マクドナルド

お客様向け容器包装類にはFSCⓇ認証の紙、フィレオフィッシュにはMSC認証のスケソウダラ、コーヒーにはレインフォレスト・アライアンス認証を取得した農園が栽培するコーヒー豆、フライオイルにはRSPO認証のパーム油を使用しています。

上記でご紹介したほぼ全ての認証を取り入れられてますね!

認証ラベルについて多くの方に知っていただくための啓発活動にも注力しています。

遊ばなくなったハッピーセットのおもちゃを回収して店舗で使用するトレイにリサイクルする「マックでおもちゃリサイクル」など、お客様にも楽しく参加いただけるような取り組みを実施。

プラスチック使用量削減に向けた開発を進め、店舗で再生可能エネルギー由来の電力を使用するなど、気候変動対策に取り組んでいます。

読者さま

家にもらったおもちゃがたくさんあるから、今度持って行ってみようかな

今回は誰もが知っている3つの大手企業の取り組みをご紹介いたしました。

ここに挙げた企業の他にもエシカル消費に勢力的な企業は多数ありますので、

ぜひそこから商品を購入されてみてください。

【エシカル消費】簡単にできること5選|まとめ

この記事では簡単に始められるエシカル消費の必要性、簡単にできること企業の取り組みをご紹介いたしました。

エシカル消費の必要性は以下の通りです。

人、社会への問題

低価格で生産される商品・サービスの裏では発展途上国における労働搾取児童労働、また障がい者への不当な低賃金労働が行われています。

このような人権問題や貧困の原因は生産者から消費者にたどり着くまでの過程が見えにくくなっていることが原因です。

環境への問題

大量生産・大量消費・大量廃棄などの過剰な経済活動は地球の資源をどんどん枯渇させていき、生物・自然環境に大きな被害を与えています。

「大規模な伐採による、森林資源の枯渇」や「海洋プラスチック問題における海洋生物への悪影響」など、地球全体において生物多様性が失われつつあります。

個人・家庭でできる取り組みとして下記の5点を意識してみましょう。

エシカル消費|私たちがすぐに取り組めること
  • 食べ物を無駄にしない・買いすぎない
  • 地産地消の商品を買う
  • プラスチック製品を使わない
  • オーガニック・フェアトレード商品を買ってみる
  • エシカル消費認証マークつきの商品を買う

企業で行われているエシカル消費についてもお話しました。

エシカル消費|企業の取り組み
  • セブンイレブン
  • ユニクロ
  • マクドナルド

ぜひ、できることから少しずつ始めてみてください。

昨今では過剰に安い商品・ブランドが多数ありますが、その裏では発展途上国での労働搾取児童労働の犠牲の上で成り立っているビジネスもあります。

安いとつい飛びついてしまいますが、なぜこんなにも安いのか?にも疑問を持ってみてください。

エシカル消費はこれだけにとどまりません。

私たちの小さな取り組みが地域、企業、そして社会全体へと広がっていくことでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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