メタバースとオンラインゲームの違いとは?仮想空間の楽しみ方と注意点

メタバースという言葉は聞いたことがあるでしょうか?

ニュースやSNSで目にしたことがあるけれど、詳しくは知らないという人が多いかもしれません。

「オンラインゲームと何が違うの?」と疑問を持っている方もいるでしょう。

この記事では、ネットやゲームが苦手な方にもわかるように、メタバースを中心に解説します。

オンラインゲームとの違いにも触れていきますので、ぜひ最後までお読みください!

目次

メタバースとオンラインゲームの違いとは?

メタバースとオンラインゲームはどちらもインターネットを利用し、オンライン上の仮想空間にてコミュニケーションをとる仕組みです。

オンライン上に自分の分身となるアバターを作成し、仮想空間の中で活動するという点では共通しています。

特にネットやゲームに詳しくない方にとっては両方とも漠然としたイメージしかないかもしれません。

筆者

メタバースとオンラインゲームは似ている部分もありますが、目的や使い方に大きな違いがあります。

では、それぞれについて解説していきましょう。

メタバースとは?

メタバースとはインターネット上の仮想空間のこと


自分の分身(アバター)を作って仮想の世界で歩いたり、他の人とおしゃべりしたり、イベントに参加したりできるサービスです。

最近はパソコンやスマートフォンから簡単にアクセスできるものも増えてきました。

代表的なメタバースサービスには「Cluster(クラスター)」「バーチャル渋谷」「VRChat」などがあります。

インターネット上にあるもうひとつの世界

この仮想空間には自分の分身となる「アバター」を作って入ることができます。

そして実際にそこを歩いたり、他の人と会話したり、一緒にイベントや活動に参加したりできるのです。

例えば「Cluster(クラスター)」というサービスでは、スマホやパソコンから誰でもバーチャルイベントに参加できます。

現実では遠く離れている人とも、同じ場所にいるかのように会話できるのが特徴です。

SNSやビデオ通話との違いは?

インターネットを通したコミュニケーションというと、SNSやビデオ通話などもあります。

それらとの違いは以下のような点があります。

  • SNSは手紙のようなイメージ。テキストや写真でやりとりする。
  • ビデオ通話は顔を出してそのままの自分で話す。
  • メタバースは「アバター」を使うので、現実の姿を見せなくてもOK。
  • メタバースは仮想空間の中を歩いて移動したりイベントや展示を見て回れる。
  • 自分の分身を使って体験できる世界がメタバースの大きな特徴。

メタバースはどんなことに使われている?

メタバース空間は言わばネットの中にあるもう一つの日常のようなもの。

メタバースでは、次のような体験ができます。

メタバース空間の利用方法の例
  • イベントや音楽ライブに参加
  • バーチャルの教室で勉強や会議
  • 仮想店舗でショッピング
  • 趣味や好きなテーマで人と交流

たとえば、三越伊勢丹の仮想店舗では、アバターで店内を歩き回りネットショッピングも楽しめます。

他にも、友達や初対面の人と気軽におしゃべりできる空間もあります。

最近では自治体がメタバース上でイベントを開いたり、バーチャル住民票を発行する事例も出てきました。

ネットが苦手でもまずは見学から始めることもできますよ。

筆者

学校に行けない人のために、オンラインのフリースクールとして開かれていたり放課後の学童として利用されることも。

様々な事情で家から出られない人や、人前に出ることが苦手な人でも楽しむことができる新しい世界です。

メタバースを利用する際の注意点

メタバースはインターネットさえ使えれば、誰でもどこからでもアクセスできる魅力的な空間です。

その分現実でのコミュニケーション不足が起こるといった危険性をはらんでいます。

人によってはネットワーク上に引きこもってしまう危険性もある点には要注意です。

他にも、匿名性があるため素性のわからない相手から心ない嫌がらせを受けることもあります。

未成年や子供の利用は保護者の目が届くことが望ましいでしょう。

メタバースで使われる新しい仕組み

最近は「NFT」や「仮想通貨」といった言葉を聞くことも増えました。

NFTは「世界で一つだけのデジタルアイテム」を持てる仕組みです

自分だけのアイテムやアートをコレクションしたり、やり取りしたりできます。

身近なところではメルカリNFTというものがあり、アートやトレーディングカードが販売されているのを見たことはあるでしょうか。

ただ、こうした仕組みは慣れていないとわかりにくいかもしれません。

安全な仕組みではありますが、知識が無いまま手を出すのはまだ控えた方がいいでしょう。

筆者

お金儲けや投資をうたう怪しい勧誘には注意しましょう。

オンラインゲームとは?

オンラインゲームとはインターネットを通じて他の人と一緒に遊ぶゲームのことです。

ゲーム内でキャラクターを作り、対戦や協力プレイを楽しみます。

MMORPGと呼ばれる大規模なゲームでは、多くの人が同じ空間で冒険できます。

オンライン環境さえあれば、友人同士や知らない人などどこにいても一緒にプレイできるのが特徴です。

バーチャル空間で日常を過ごせるメタバースとは違い、勝ち負けやクリア目標がはっきりしています。

筆者

決められたルールの中で、みんなで盛り上がることが主な目的です。

代表的なものは

  • 「スプラトゥーン」や「フォートナイト」(チームで戦う・バトルする)
  • 「ファイナルファンタジー14」や「ドラゴンクエスト10」(大人数で同時に冒険するMMORPG)

などがあります。

少人数の通信が行われるオンラインゲーム

オンラインゲームといっても、必ずしも大勢で遊ぶものばかりではありません。

最近では2人から数人で手軽に遊べる「少人数のオンラインゲーム」も人気です。

1対1で対戦するカードゲームや、4人ほどで協力してミッションをクリアするゲームなどがあります。

こうしたゲームは友達や家族と気軽に遊べるのが特徴です。

  • 対戦型:格闘ゲームやボードゲームなど
  • 協力型:みんなで協力して敵を倒すアクションゲーム

遊ぶ相手もマッチング機能で自動的に相手が選ばれるので難しい操作は必要ありません。

「大人数のゲームはちょっとハードルが高い」と感じる方でも、少人数のゲームなら気軽に始めやすいでしょう。

大人数が同時接続をするオンラインゲーム

一方で「大人数のオンラインゲーム」もあります。

同時に何十人、何百人、場合によっては何千人ものプレイヤーが一つの世界に集まるタイプです。

こうしたゲームでは仮想の世界の中でたくさんの人と出会い、協力したり競い合ったりします。

  • クエストや冒険にみんなで挑戦
  • ゲーム内のギルドやチームに参加して仲間と協力
  • 仮想世界で自由にチャットや交流

現実では会えない人ともゲームの中でつながれるのが魅力です。

自分のペースで一人で楽しむこともできますし、イベントやお祭りのような大規模イベントに参加することもできます。

メタバースとオンラインゲームの共通点・違いまとめ

どちらもアバターを使って仮想空間を楽しみますが、目的や過ごし方に違いがあります。

メタバースは交流や生活空間としても使えるのに対し、オンラインゲームは対戦やシナリオクリアなどゲームプレイを主としているところが大きな違いと言えるでしょう。

例えるならメタバースはバーチャルな「町」や「カフェ」、オンラインゲームは「遊園地」や「スポーツ大会」といったイメージです。

またメタバースの中でゲームをする、オンラインゲームの中で生活するなどそれぞれのサービスの中で遊び方が重なっているものもあります。

メタバースオンラインゲーム
主な目的交流・体験・イベント参加など多様ゲームプレイ・競争・協力
アバターあり(自分の分身)あり(ゲーム用のキャラ)
サービス例Cluster、VRChat、バーチャル渋谷スプラトゥーン、FF14、フォートナイト
体験内容会議・学習・買い物・ライブ主にゲーム内容

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、今はスマホから気軽に参加できるイベントもたくさんあります。

メタバースは今後経済規模が1600兆円にもなると予測される分野。

興味がわいたら、まずは見学から始めてみてはいかがでしょうか。

筆者

新しい出会いや体験がきっと待っていますよ!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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