
ローストビーフが大好きなんだけど、自宅で作れるのかな?



自宅の炊飯器で誰でも簡単に作れますよ
ローストビーフを自宅で作りたいけれど、作り方が分からず困っていませんか。
豪華な見た目でハレの日やおもてなしにピッタリのローストビーフですが、注意をしないと食中毒になってしまうことも。
この記事を読むとローストビーフを炊飯器で美味しく安全に作る方法が分かります。
- ローストビーフを炊飯器で作る方法
- ローストビーフを湯煎で作るときの注意点
- 自宅の炊飯器で簡単に作れるローストビーフのレシピ
ローストビーフを湯煎で作るときの注意点を確認し、自宅で安全に美味しいローストビーフを作りましょう。
ローストビーフを炊飯器で作る方法と注意点
ローストビーフは伝統的なイギリス料理のひとつで、見た目の鮮やかさや華やかさからハレの日やおもてなしにピッタリの料理です。
豪華な見た目から作るのが難しいと思われがちなローストビーフですが、実は自宅の炊飯器で湯煎して簡単に作ることができます。
湯煎の方法やコツを知って、自宅で美味しいローストビーフを作りましょう。
炊飯器でローストビーフを作る方法
ローストビーフを炊飯器で作るときは、炊飯器の低温調理機能または保温機能を使います。
炊飯器に低温調理機能がある場合は低温調理機能を使い、低温調理機能がない場合は保温機能を使いましょう。
ローストビーフの基本的な調理手順は以下のとおりになります。
- お肉をキッチンペーパーで包み常温に戻す
- 常温に戻したお肉に塩や黒胡椒などをすり込む
- 熱したフライパンでお肉の全面にしっかりと焼き色をつける
- お肉を耐熱のフリーザーバッグなどにいれ、炊飯器に入れる
- 低温調理器脳や保温機能で湯煎する
- お肉を常温や冷蔵庫で休ませる
なお、手順3でお肉の全面に焼き色をつけていますが、この工程はお肉の湯煎が終わってから行っても問題ありません。



工程次第でお肉の柔らかさや香ばしさなどが変わるので、自分の好きなレシピを見つけましょう
お肉の湯煎時間について
ローストビーフを炊飯器で作る際は、湯煎時間が大切です。
湯煎時間が短いとお肉を十分に加熱できず食中毒を引き起こす可能性があり、反対に湯煎の時間が長いとお肉が硬くなってしまいます。



ネット上のレシピを参考にするときは、お肉の重さや厚さ、湯煎時間をしっかり確認してから調理するようにしましょう。
ちなみにローストビーフは食品衛生法で「特定加熱食肉製品」というものに分類されており、決められた温度と時間で加熱またはそれと同等の効力を有する方法での殺菌が必要とされています。
適切な湯煎時間を把握し、美味しいローストビーフを作りましょう。
炊飯器で作るローストビーフのレシピ
ローストビーフを炊飯器で作る場合、低温調理機能の有無で調理方法が異なります。
- 低温調理機能で作る方法
- 保温機能で作る方法
自宅の炊飯器の機能に合わせてローストビーフを作りましょう。
炊飯器の低温調理機能で作るレシピ
はじめに紹介するレシピは、炊飯器の低温調理機能を使ったレシピです。
たまねぎソースやわさびソース、粒マスタードが添えてあり、見た目も華やかな仕上がりです。
特にたまねぎソースは、お肉を低温調理する過程で出た肉汁を使うので、旨味たっぷりの美味しいソースになります。
- 牛肉(塊) 250g(肉の厚さ3.5cm以内)
- 塩 小さじ1/3
- たまねぎ 1/2個
- にんにく 1片
- オリーブオイル 大さじ1(牛脂でも可)
- A 酒、みりん 各大さじ2
- A しょうゆ 大さじ2
- A 肉汁 大さじ1
- A はちみつ 小さじ1~2
- 粒マスタード 適宜
- B 本みりん、酒 各大さじ1
- B しょうゆ 大さじ1
- B わさび 小さじ1/2~1(お好みで調整)
- ベビーリーフ 適宜
- ミニトマト 2個
【下準備】牛肉(塊)は全体に塩をふってよくすり込む。
- ジッパー付き食品保存袋に牛肉を入れて袋の空気を抜いて口をしっかり閉じる。
- 内釜に1を入れ「低温調理」の水位線に水加減する。
低温調理モードを選択し、【65℃】【110分】で加熱する。 - 2を氷水につけ粗熱を取る (表面に焼き目を付けるのにフライパンで焼くため、肉の温度が上がって内部に熱が通り過ぎてしまわないように一気に肉の温度を下げる)
粗熱が取れたら肉を袋から取り出す。(肉汁は玉ねぎソース用に取っておく。) - にんにくの根元を切り落とし、皮をむいて半分に切る。中心の芽を取り、包丁でつぶす。
フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ弱火で熱し、にんにくの香りが出るまで炒める。
香りが出たら中火にし3を入れ、肉の表面全面に焼き色をつける(1面あたり1分程加熱)。 - ペーパータオルで余分な脂を拭き取り、粗熱が取れたらラップで包んで冷蔵庫で30分〜1時間休ませる。
- 【たまねぎソース】
① たまねぎはすりおろす。
② 工程4のフライパンに1を入れてサッと炒める。
③ 材料Aを加えて煮詰める。
【わさびソース】
材料Bを混ぜ合わせる。 - 食べやすい厚さに切り、器に盛る。
粒マスタード、たまねぎソース、わさびソース、ベビーリーフ、ミニトマトを添える。
炊飯器の保温機能で作るレシピ
次に紹介するレシピは、炊飯器の保温機能で作るレシピです。
湯煎後にしっかりお肉を休ませることで、肉汁の流出を抑えることができます。
また、冷蔵庫で休ませることで味も馴染むため、時間がある方は是非作ってみてください。



料理用のスティック温度計があれば、綺麗なロゼ色の仕上がりにできますよ!
- 牛もも肉ブロック 500g
- 自然塩 小さじ1
- 黒胡椒 少々
- サラダ油 小さじ1
- 玉ねぎ中 1/2個
- ブロッコリースプラウト 1パック
- A 玉ねぎのすりおろし 中1/2個分
- A 赤ワイン 50㎖
- A 醤油 大さじ2
- A はちみつ 大さじ2
【下準備】牛もも肉ブロックをキッチンペーパーで包み常温に戻す(夏30分、冬1時間程度)
- 牛もも肉の全面へ自然塩・黒胡椒をよく擦り込む。
- フライパンを中火に熱しサラダ油を加えたら、牛もも肉を各面約1分ずつ焼いて、全面にしっかり焼き色をつける。
- 1ℓ程度の水を沸騰させて、保温状態にした炊飯器へ入れる。2の牛もも肉をジップロックなどのフリーザーバッグに入れ、口を開けたまま湯に沈ませて真空状態にしたら口を閉じ、炊飯器の蓋は開けたまま1時間程度保温する。
※この時、牛もも肉はしっかり湯に浸かった状態にする。お皿などで重石をするとよい。 - 2のフライパンに余分な油が残っていたらキッチンペーパーで軽く拭き取り材料Aを加え中火で煮立たせる。アルコールが飛んだらグレービーソースの完成。
- 付け合わせの玉ねぎは薄切りにして冷水にさらし、辛味が抜けたらざるにあげて水気を切る。
ブロッコリースプラウトは根元で切る。 - 3が1時間経ったら料理用のスティック温度計を牛もも肉の中心部へ刺して温度を測る。
54~56℃になったら炊飯器から取り出し、フリーザーバッグに入れたまま常温で1時間休ませる。 ※温度計がない場合は1時間15分保温したのち、フリーザーバッグに入れたまま常温で1時間休ませる。 - 常温で1時間休ませた牛もも肉を、さらに冷蔵庫で2時間以上休ませる。
- 牛もも肉を薄くスライスし、グレービーソースや付け合わせと共に盛り付けて完成。
自宅で美味しいローストビーフを炊飯器で作ろう
この記事では、ローストビーフを自宅の炊飯器で作る方法と注意点を紹介しました。
炊飯器で湯煎して作る方法は、以下の方法があります。
- 低温調理機能で作る方法
- 保温機能で作る方法
注意点は、お肉の重さや厚さによって、湯煎時間が変わるという点です。
湯煎時間を誤ると、食中毒を引き起こしたり、お肉が固くなってしまいます。
ネット上のレシピを参考にする場合は、お肉の情報と湯煎時間をしっかり確認しましょう。
また、炊飯器で作るときのレシピを調理方法別に紹介しました。
- 【低温調理機能で作るレシピ】炊飯器の低温調理で作る【ローストビーフ】
- 【保温機能で作るレシピ】失敗なし!炊飯器で作るローストビーフ
自宅の炊飯器の機能に合わせて、美味しいローストビーフを作りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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