夏祭りに新しく買った浴衣を着ていきたいけどどんな準備が必要なの?
浴衣を着たい!と思っても必要なものがわからない、着た後のお手入れは?
そんなお悩みはありませんか?
この記事では浴衣を着る前の準備から着た後のお手入れ方法について解説します。
どうぞ最後までお読みください。
浴衣の新品を着る前にすること
新しく買った浴衣だけど、パリパリしていて着づらい……
そんなときは一度洗濯をするといいですよ!
新しい浴衣にはシルエットをきれいに保つために糊が塗られています。
- 必ず洗濯表示を確認する
- 柔軟剤は使わない
- 形を整えてしわを伸ばし、日陰で干す
糊を落とすために洗濯をするときは洗濯表示を見て洗濯方法を変えましょう。
水を張った桶などにおしゃれ着用の洗剤を溶かし、畳んだ浴衣を30分程度つけ置きます。
その後、軽く押し洗いをして水を替えながらすすぎましょう。
畳んだままの浴衣を洗濯ネットに入れて洗濯機で1分脱水したら、浴衣用のハンガーに掛けてしわを伸ばして日陰で干します。
浴衣の基礎知識
浴衣は、平安時代に入浴の際に着られていた湯帷子(ゆかたびら)というものが、江戸時代の町人文化の発展によってできた外出着です。
素材も麻から、汗を吸い、風通しの良い綿素材に変わり、湯上がり着、寝間着として用いられていました。
着物と違い、素肌に直接着ます。
着物より安価で、簡単に着られることから最も広く受け入れられています。
浴衣を着るときに必要なもの
女性ものの浴衣は帯の下のおはしょりで調整ができるため、自身の身長から±10㎝程度はカバーできます。
既製品で注意したいことは、お袖の裄丈です。
調整が効かないので購入前に一度測っておくことをおすすめします。
ちょうど良い長さは手のくるぶしにかかるくらいです。
帯は半幅帯、兵児帯を締めるのが一般的ですが、簡単に着付けるために、最初から形が作られている作り帯もありますよ。
肌着は下着の透けやラインが出ることを防いでくれます。また、汗も吸収してくれるので外出の際は着ておくことをおすすめします。
腰紐と呼ばれる紐も3~4本用意をしましょう。
下にまとめたものを使うと、一気におしゃれになりますよ!
- 飾り紐…帯の上から結ぶと着崩れ防止に。コーディネイトのアクセントに。
- 下駄・バック…セットのもの、浴衣や帯と色を合わせるのも◎。
浴衣を着たときの所作
浴衣を着たとき、洋服の時のように歩いていませんか?
それではせっかく着付けた浴衣が着崩れてしまいます。
歩くときは内股に、左右のつま先で直線を挟むように歩くと裾がめくれずに歩けます。歩幅も下駄一足分で歩くと品が増しますよ。
段差は体を斜めに向けて背筋を伸ばし、両膝を離さないようにつま先で一段ずつ上がるとふくらはぎが見えずに上がれます。
腕を伸ばすときは袂と呼ばれる袖の部分を手で押さえると、引っかかったり邪魔になったりしませんよ。
浴衣を着たときはぜひやってみてください
浴衣を着た後のお手入れ
浴衣を着たあとは、シミや汚れがないか確認しましょう。
手洗いができる浴衣は着る前と同じように洗濯をしましょう。
浴衣の洗い方
基本的には、着る前と同じように洗濯をしてください。
家で洗うのは面倒……
そんなときは迷わずクリーニングに出しましょう。
衿や袂にシミや汚れがある場合は家庭で洗おうとせず、クリーニングに出しましょう。
シミや汚れが目立つ場合も、クリーニングに出すことをおすすめします。その際、何がついたのかわかれば伝えましょう。専門家が適切に処置してくれます。
浴衣のしまい方
お気に入りの浴衣を長持ちさせるために、畳むときはしっかりしわを伸ばして畳みましょう。
畳んだ後は、たとう紙と呼ばれる和紙に包むと湿気から守ってくれます。
保管するときは近くに防虫剤、吸湿剤を置くことも忘れずに!
浴衣を着る前、後の準備とお手入れ まとめ
この記事では浴衣についてお伝えしてきました。
- 新しい浴衣の準備、必要なもの
- 着たときの所作
- 着た後のお手入れ
上記3点をお伝えしてきました。
ぜひ下記の2点を注意して、お気に入りの浴衣を長持ちさせましょう!
- 洗濯の注意点
- 長持ちさせる収納方法
ぜひ参考にしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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