まだ早い?50歳代から始める終活のすすめ。50歳代から終活を始める4つのメリット

終活
「50歳代で終活なんて、仕事が忙しいのに、そんなの考えてる暇なんてないよ。」と思われる人もいるのではないでしょうか。終活を意識することで、「残りの人生が有意義に過ごせる可能性があります。」と聞けばちょっと気になりませんか?

人生100年時代です。また、2022年度の高齢者白書にによると、健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳となっています。
50歳代で終活を始めることで、第2の人生が漠然としたものから判然としたものになり、限りある時間をどのように過ごそうかと考えることができます。

50歳代は終活の導入段階ととらえ、終活をしようと思った時に考えるポイントと終活を始めるメリットについてご紹介します。
目次

50歳代から始める終活とは

そもそも終活ってなに?

終活”とは、人生の終わりのための活動のことです。人生の最後を迎えるにあたって準備を行うことを意味する言葉です。老後の不安を解消し残りの人生を有意義に過ごすために必要な活動という意味もあります。就職活動が「就活」と略されるのと同種の造語です。

終活は50歳代から始めるのがおすすめな理由

終活はいつから始めるのがよいかと聞かれれば、それは早いに越したことはありません。ですが、実際には終活を始めるタイミングは人それぞれです。いつから始めてもいいんです。

私が50歳代から始めることをおすすめする理由は、10年後、15年後の自分を想像しやすいからです。50歳代くらいの年齢になると、親の介護が始まる時期や子供の独立する時期など、人生のイベントごとと重なることが多く、自分自身のリアルな老後や死に対して考えるきっかけが増加する年齢層ともいえるからです。

また、病気や認知症を発症すると意思表示も難しくなるため、体力、気力、判断力があるうちから終活を始めるのが理想だといえます。いざ、家の片づけや書類の整理をしようと思っても年齢を重ねるごとに体力、気力は落ちてきます。また、断捨離も時間がかかることですから、まだ体力のある50歳代から始めることをおすすめします。

50歳代からの終活を始める時に考える4つのポイント

有意義な老後について考える

今から5年後、10年後のことを考えてみてください。60歳になり退職を迎えた時に何かしたいことがありますか?50歳代から何をしようかと考えておくことで、目標をもって残りの人生を有意義に過ごすことができます。

今は仕事と家庭の両立に追われ、時間のない生活を送っていていたとしても、定年を迎えた時には、今までなかった時間を手に入れることができます。時間ができた時に「何をしようか?」と悩まなくてもよいように、今のうちからToDoリストを作っておくことをおすすめします。日々の生活が充実したものになるのは間違いありません。

ToDoリストといっても難しく考える必要はありません。 自分がしたいことを書き出してみてください。 今すぐできる簡単なこと、時間がかかること、ちょっと自分には無理かなと思うようなこと、なんでもいいので書き出してください。 ToDoリストをクリアすることで、達成感を感じることができます。

時間が必要なToDoリストは今から達成にむけて準備することで、老後の趣味または、生き甲斐として続けていくことができるでしょう。

ToDoリストと一緒に活用していただきたいのが、エンディングノートです。エンディングノートには以下のような点について記載しておくと役に立つでしょう。

医療や介護、保険のこと、通帳や印鑑の保管場所や財産に関すること、葬儀やお墓のこと、本人にしかわからない各種契約しているパスワードなどは、万が一に備えてエンディングノートを活用してまとめておくことをおすすめします。

将来必要なお金について考える

50歳代はまだ現役で働いている年齢です。今、将来のお金について考えることで老後に不足すると考えられる金額について修正する時間があります。収入や支出の金額を整理してみましょう。また、現在の貯蓄額や資産額を把握して、書き出してみるのもよいでしょう。

無駄な出費の見直しをする絶好の年齢です。収支を把握することで、家計の現状を把握でき、将来の漠然としたお金に対する不安が軽減できます。支出を見直すことで無駄な出費をなくし、貯蓄に回すこともできます。現役で働いている間に、働いたお金を目標をきめて貯金することもできます。

50歳代から考えて行動すれば、あと10年、または15年かけて老後の資金を投資などで増やすことも可能です。ですが、退職前になって始めると、短期の投資になるため多くのリスクを背負うことになります。年齢的に再就職も難しくなる年齢です。早くから考えることで、老後のお金に対する対策を行うことができます。

健康について考える

50歳代になると、今まで感じなかった体力の低下や、記憶力の低下、疲労感などを健康に不安を感じ始めた人も多いのではないでしょうか。「駅の階段をあがるのがつらくなった。」「長い距離を歩くのが億劫になった。」「膝や腰が痛い。」…健康維持に向けて考えてみましょう。

年に1回の健康診断や定期的な歯科検診をおすすめします。定期検診を家の近くの同じ病院で行うことで、健康管理にもつながりますし、いざ病気になった時には頼れるホームドクターとなります。歯科検診を行うことの目的は、年をとってから入れ歯ではなく、自分の歯で美味しいご飯を食べることが目標です。

体力の保持・増進については、時間を作って散歩を始めるもよし、スポーツジムにいって運動を始めてみるなど、仕事以外で体を動かすことを意識して過ごしましょう。もちろん、YouTubeなどをみながら、家でのストレッチやヨガなどでも良いと思います。

断捨離をおこなう

「断捨離」とは、不要なものを「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、「もったない」という固定観念に凝り固まった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想です。

まずは、身の回りの不要な物の整理から行いましょう。断捨離することで得られる効果については、いろいろいわれていますが、その中でも片付けによって、「部屋の空間と心に余裕ができる。」これが断捨離の一番の効果だと思います。

例えば、着れなくなった服や何年も着ていない服、不要な紙の書類などから始めるとよいでしょう。まずは、自分の物の断捨離から始めていきましょう。片付けによって空間ができれば、物の場所が明確になります。断捨離することで、物を探す手間や時間を省くことができるので、ストレスのない環境で生活することができます。

50歳代から終活を始める4つのメリット

  • 目標をもって有意義に生活を送ることができる
  • 将来必要なお金について考えることで準備ができる
  • 体力増進、疾病予防がおこなえる
  • 断捨離することで整理整頓ができる

50歳代から始める終活のすすめ

50歳代から始める終活は、老後の不安を解消し残りの人生を有意義に過ごすために必要な活動です。

50歳代からの終活は目標を設定し、修正しながら進めていくことで、第2の人生が漠然としたものから判然としたものになり、限りある時間をどのように過ごそうかと考える余裕ができます。

終活を始めるタイミングは人それぞれですが、気力、体力、判断力が必要ですから、早めに始めることが理想です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

初めまして、まゆみといいます。
好奇心旺盛な50歳代 看護師です。
趣味は寺社巡りと日帰り旅行です。
好きな言葉は、「願いは努力すれば叶う!」です。
第二の人生の出発の準備中です。

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