天気が悪くなるときに痛みや不調が出て、お悩みではありませんか?
天気に体調が左右されるとつらいですよね。
突然の体調不良は困りますし、「また痛くなるかも……」といつも不安になりがち。
天気の影響で現れる体調不良は天気痛と呼ばれていて、発症する人が増えているんです。
どうして天気痛が起こってしまうのかが分かれば、予防しやすくなりますよ。
そこで今回は、以下の内容をお伝えしていきます。
- 天気痛の症状や起こる原因
- 天気痛の予防法
- 天気痛対策ができるおすすめのアプリ
痛くなるのは仕方ないと思っているあなたも、この記事を読めば天気痛が怖くなくなります!
天気痛対策に使えるアプリも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
天気痛とは?どうして起こるの?
「天気痛」は天気や気候の変化で起こる痛み・不調で、「気象病」とも呼ばれます。
天気が崩れるときは必ず頭痛になり、困っている人も少なくありません。
天気痛の症状や原因を詳しく解説していきます。
天気痛の症状はさまざま
天気痛の代表的な症状は以下の通りです。
- 頭痛
- 吐き気
- めまい
- 耳鳴り
- だるさ
- 腰痛
- 首こり、肩こり
- 関節痛
- 気分の落ち込み
天気痛の症状や起こるタイミングは、人によってさまざま。
痛みの強さも我慢できる程度から、仕事を休むくらいひどくなる人もいます。
2020年にロート製薬とウェザーニュースが共同で行った調査によると、天気痛を持つ人が発症する頻度は平均で週2日だそうです。
また、約3割の人は週3日以上も天気痛を発症しているという結果になっています。
体調不良の日が多くなると、生活にも支障が出てしまいますね。
天気痛は気圧の変化によって起こる
天気痛は低気圧になると起こるイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、天気痛は低気圧になるから起こるのではなく、気圧が変わることで起こります。
中には気圧が上がるときに発症するケースもあるんです。
季節の変わり目、特に春は体調を崩すことも多いですよね。
なぜなら春は寒暖差があるだけでなく、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる時期だから。
雨の日や台風に限らず、気圧が変わりやすい時期も天気痛に気をつけなければならないんです。
内耳が敏感だと天気痛が起こりやすい
天気痛が起こりやすいのは、耳の奥にある内耳という器官が敏感な人です。
内耳には気圧の変化を感じ取るセンサーがあるんですよ。
天気痛は気圧が変化したときに内耳の気圧センサーが過剰反応し、自律神経が乱れてしまい起こるのです。
自律神経とは、健康を保つために自分の意思とは関係なく働き続ける神経のこと。
心身を活発にする交感神経と心身をリラックスさせる副交感神経からなっており、これらがバランス良く働いてわたしたちの体を支えてくれています。
しかし、バランスが乱れてしまうとさまざまな不調が出ます。
内耳が敏感だとちょっと気圧が変化しただけでもセンサーが反応して、自律神経が乱れてしまうのです。
以下の人は内耳が敏感になっているので、天気痛に要注意。
- 乗り物酔いをしやすい
- 耳抜きが苦手で、新幹線や飛行機での移動で耳が痛くなる
- 慢性的な首こりや肩こりがある
また、夜更かしや栄養バランスの偏った食事など、自律神経が不安定になる生活習慣も天気痛に影響を与えます。
不規則な生活を送っていないか確認してみてくださいね。
天気痛を予防するための3つの方法
天気痛になる原因を見てきましたが、悩まないためにはどうすればいいのでしょうか。
この章では、天気痛の予防や改善のための方法を3つご紹介します。
- 内耳の血流を良くする
- 自律神経を整える
- 天気痛対策ができるアプリを使う
一つずつ見ていきましょう。
内耳の血流を良くする
耳を温めたりマッサージをしたりして、内耳の血流を良くするのが天気痛の予防に効果的。
耳まわりの血流が悪くなると内耳が敏感になるからです。
寒い日はしっかりと防寒対策をして、耳を冷やさないようにしましょう。
耳に温かいペットボトルやタオルなどを当てるのもおすすめです。
こちらの動画では、天気痛を軽減するためのマッサージが紹介されています。
また、むくみやすい体質だと内耳が敏感になりがちです。
塩辛いものや甘いものの食べ過ぎにも、十分に注意してくださいね。
自律神経を整える
自律神経が乱れやすい生活で天気痛になる人が増えています。
気圧の変化に負けないために、自律神経を整えるよう心がけましょう。
整えるといっても、何か特別なことをするわけではありません。
食事や睡眠などをきちんととり、規則正しい生活を送るようにすればいいんです。
自律神経を整える生活習慣の例を以下にあげてみたので、参考にしてください。
- 朝食は抜かず、3食きちんととる
- 起床時間と就寝時間は一定にする
- シャワーで済ませず、お風呂につかる(39℃~41℃のややぬるめのお湯がおすすめ)
- ウォーキングやランニングなど、1日30分程度の軽い運動を取り入れる
- 寝る前にスマホやタブレットを見るのは控える
天気痛対策ができるアプリを使う
簡単に予防するためには、天気痛対策ができるアプリを使うといいですよ。
天気痛を予報する機能を活用すれば、事前に備えられるからです。
痛みを抑えたくて鎮痛剤を飲むこともありますよね。
鎮痛剤は痛くなってから飲むのではなく、痛みが出そうだなと思うタイミングで飲むのがポイントです。
しかし、タイミングが分からないからと、とりあえず予防的に飲んでおくのはNG。
そこで、天気痛になりそうな気圧の変化を知らせてくれるアプリが活躍するというわけです。
アプリを使うメリットは以下の通り。
- 薬を飲む、体を休めるなど、対策がしやすくなる
- 気圧と自分の体調との関係が分かる
- 気圧の変化が見えるので、天気痛への不安が減る
アプリで気圧の変化をチェックしておけば、突然の天気痛に悩むこともなくなります。
次の章からは、おすすめのアプリをご紹介しますね。
天気痛対策におすすめ!便利なアプリ2選
天気痛対策のアプリは気圧の変化を知らせてくれるだけでなく、自分の体調を記録できる機能があると便利です。
今回は以下の2つのアプリを選んでみました。
- ウェザーニュース
- 頭痛ーる
それぞれご紹介します。
ウェザーニュース
天気予報アプリの『ウェザーニュース』は、「天気痛予報」にアクセスすると現在地付近の3時間毎予報、週間予報を閲覧できます。
使い方はシンプルで記録も簡単にできるので、体調管理に役立ちますよ。
- 天気痛だけでなく、生活に役立つ予報が豊富
- 天気痛になりそうな予報がある場合、前日に知らせてくれる
- 痛みの程度や薬の使用について、1時間単位で記録できる
- つけた記録をカレンダーで閲覧できる
iOSアプリのダウンロードはこちらから。
Androidアプリのダウンロードはこちらから。
頭痛ーる
キャラクターがかわいい『頭痛ーる』は、現在地の気圧の変化を「気圧グラフ」で細かく教えてくれます。
10回記録すれば気圧とあなたの痛みとの関係を分析する機能もあり、特に頭痛に悩む人におすすめのアプリです。
- 「気圧グラフ」で気圧の変化が分かりやすい
- 翌日に気圧が下がると予想されれば、前日に通知が届く機能がある
- 痛みの程度や薬の使用などを10回記録すると、分析をしてくれる
- ウィジェット設定することで、アプリを開かなくても予報が見られる
iOSアプリのダウンロードはこちらから。
Androidアプリのダウンロードはこちらから。
しっかり天気痛対策をしておけばもう怖くない!
今回は天気痛対策についてお伝えしてきました。
天気痛は気圧の変化により自律神経が乱れてしまう症状で、内耳が敏感になると起こりやすくなります。
なので、予防するためには以下の3つの方法が効果的です。
- 内耳の血流を良くする
- 自律神経を整える
- 天気痛対策ができるアプリを使う
天気痛対策ができる便利なアプリもあるので、ぜひ使ってみてください。
- ウェザーニュース
- 頭痛ーる
気圧の変化に注意しながら、普段から天気痛対策をしておくのが大切です。
天気痛が起こりそうなときは、無理をしないようにしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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