読者さま取引先へメールを送るときの件名はこれで大丈夫かな?
ビジネスメールを送る時とき、どのような件名にすればよいのか迷ったことはありませんか?
「ご確認ください」だけでいいの?「○○について」では内容が伝わりにくい?など、件名の書き方に悩む人も少なくありません。
ビジネスメールの件名は、相手がメールを開く前に用件を判断するための大切な情報です。
1日に何十件もメールを受け取ることのある相手にとって、「何のメールなのか」「何をすればよいのか」が伝わるようにすることが大切です。
この記事では、ビジネスメールの件名に入れる基本情報や、わかりやすくするためのコツを紹介します。
さらに、依頼・お礼・謝罪・日程調整など、目的別にすぐ使える例文も紹介しますので、件名に迷ったときの参考にしてみてください。
ビジネスメールの件名が重要な理由


忙しいとき、メールを1通ずつ開いて確認するのは大変です。
まず件名を見て「今確認するもの」「あとから対応するもの」を判断する人も多いでしょう。
件名を見ただけで用件がわかれば、必要なメールをすぐに確認できます。
後からメールを探すときにも、内容が具体的な件名がついていると見つけやすくなります。
ビジネスメールの件名にはどのような役割があるのか、件名が重要な理由2つを紹介していきます。
一目で用件を伝えられる
ビジネスメールの件名は、相手がメールを開く前に用件を把握するための手がかりになります。
例えば、「ご確認のお願い」だけでは何を確認すればよいのか件名からはわかりません。
一方で、「○○商品の見積書をご確認ください」のように具体的に書けば、メールを開かなくても内容をイメージできます。
特に、取引先や社内の担当者などたくさんのメールを受け取る相手には、用件が一目でわかる件名をつけることが大切です。



「何についてのメールなのか」「相手に何をしてほしいのか」を意識して、具体的な言葉を入れましょう。
相手がメールを見つけやすくなる
具体的な件名をつけることは、メールを受け取った直後だけではなく、後から必要なメールを探すときにも役立ちます。
例えば、取引先と「○○商品の見積書」について何度もやり取りしている場合、「○○商品の見積書送付」の方が、あとから検索するときにも内容を思い出しやすくなります。
「ご連絡」「お世話になっております」「確認のお願い」など、内容がわかりにくい件名では、どのメールに必要な情報が書かれいるのか判断しにくくなります。
相手の手間を減らすためにも、メールの内容が後から見てもわかるような件名を意識しましょう。
件名に入れる基本情報



件名が重要だということはわかったけど、具体的には何を書けばいいの?
基本的には、「何についてのメールなのか」「何をしてほしいのか」がわかるようにすると、内容が伝わりやすくなります。
件名を考えるときは、次のような情報を必要に応じて入れてみましょう。
- 用件:何についてのメールなのか
- 依頼・対応内容:相手に何をしてほしいのか
- 案件名・商品名:どの案件や商品についてなのか
- 日時・期限:日程や締め切りなど
すべての情報を必ず入れる必要はありません。
メールの内容に合わせて必要な情報を選び、短くても用件が伝わる件名を意識することがポイントです。
例えば、打ち合わせに関する相談がある場合は、
NG:「ご相談」
OK:「打ち合わせの日程に関するご相談」
具体的な内容を加えると、相手がメールを開く前に用件を判断しやすくなります。
ビジネスメールの件名の書き方5つのコツ


ビジネスメールの件名は、「短ければOK」というわけではありません。
忙しい相手ほど受信トレイに並んだ件名を見て、どのメールから対応するかを判断しています。
「何についてのメールなのか」「相手に何をしてほしいのか」「いつまでに対応が必要なのか」がある程度わかるようにしておくと親切です。
ここでは、わかりやすい件名を作るために意識したい5つのコツを紹介します。
用件を具体的に書く
まず意識したいのが、「何についてのメールなのか」を具体的にすることです。
「ご確認のお願い」「○○について」だけでは、メールを開くまで内容がわかりません。
見積書の確認をお願いするメールなら、
NG:「ご確認のお願い」
OK:「○○商品の見積書をご確認ください」
「何を確認してほしいのか」まで入れると、件名だけでも用件が伝わります。
「確認」「回答」「送付」に加え、「なぜ連絡をしたのか」メールを送った目的がわかる言葉を入れてみましょう。
案件名や商品など、具体的な情報を入れる
「用件を具体的にする」に加えて、案件名・商品名・資料名を入れるとより具体的になります。
NG:「資料について」
OK:「○○プロジェクトの資料について」
NG:「見積書の送付」
OK:「○○商品の見積書の送付」
ただし、情報を入れすぎると件名が長くなるため、相手が必要とする情報に絞りましょう。



案件名や商品名など、内容を特定できる情報を入れましょう。
急ぎのメールは期限を入れる
早めに確認してほしいと思って送ったメールでも、件名から急ぎだとわからなければ、他のメールに埋もれてしまうことがあります。
対応期限がある場合は、
NG:「ご確認のお願い」
OK:「【9月10日まで】○○資料のご確認のお願い」
アンケートへの回答をお願いするなら、
NG:「アンケート回答のお願い」
OK:「【本日中】○○アンケート回答のお願い」
期限が具体的だと、相手も対応の優先順位をつけやすくなります。
「至急」「緊急」といった言葉を使う方法もありますが、本当に急ぎのときだけ使い、期限を示せる場合は「9月10日まで」のように具体的な数字を入れて伝えるとわかりやすいでしょう。
伝えたいことを詰め込みすぎない
「相手にきちんと伝えたい」と考えると、件名に情報をたくさん入れたくなるかもしれません。
しかし、件名が長くなりすぎると、受信トレイに表示されたときに内容を把握しにくくなります。
文字数に明確な決まりはありませんが、20~30文字程度を一つの目安にすると、内容を簡潔にまとめやすくなります。
見積書の確認をお願いする場合、
NG:「先日打ち合わせをさせていただいた○○商品の見積書について内容をご確認いただき問題がなければ9月10日までにご返信をお願いいたします」
OK:「【9月10日まで】○○商品の見積書をご確認ください」
短くすることだけを意識するのではなく、「相手が受信トレイを見たときに内容をすぐ判断できるか」という視点で件名を整えてみましょう。
【】などの記号を必要に応じて活用する
件名の先頭に、【】を使って【資料送付】【日程調整】などをいれると、メールの目的が一目でわかります。
例えば、
- 【資料送付】○○プロジェクトの進捗について
- 【日程調整】○○プロジェクトの打ち合わせについて
- 【9月10日締切】アンケート回答のお願い
- 【重要】○○サービスの仕様変更について
メールをたくさん受け取る相手には、こうした目印があると内容を把握しやすくなります。



記号を多用するとかえって見づらくなるため、必要な場合に限定して使用しましょう。
すべてを毎回入れる必要はありません。
メールの内容に合わせて必要な情報を選び、「相手が件名を見ただけで用件を判断できるか」を意識してみましょう。
急ぎではないメールに【至急】や【緊急】を使うと、相手を急かしているように受け取られる場合があります。
緊急性の高いメールにだけ使い、対応期限が決まっている場合は「【9月10日まで】」のように具体的な期限を示すとよいでしょう。
「急いでください」と伝えるのではなく、「いつまでに対応してほしいのか」を明確にすることを意識しましょう。
用件別|ビジネスメールの件名例


ビジネスメールの件名は、メールの目的によって適した書き方が異なります。
ここでは、ビジネスシーンでよく使うメールを4つの目的に分け、具体的な件名例を紹介します。
実際にメールを作成するときの参考にしてみてください。
依頼・確認メール
依頼や確認をお願いするメールでは、「何について」「何をしてほしいのか」が件名からわかるようにしましょう。
「ご確認のお願い」は丁寧な表現ですが、これだけでは何を確認すればよいのか相手に伝わりません。
NG:「ご確認のお願い」
OK:「○○商品の見積書をご確認ください」
対応期限がある場合は、件名に期限を入れると相手が優先順位を判断しやすくなります。
例えば、
- 【9月10日まで】○○資料のご確認のお願い
- ○○商品の見積書をご確認ください
- 【ご対応のお願い】○○アンケートへの回答について
- ○○プロジェクトの資料をご確認ください
「確認」「回答」」「返信」など、相手にしてほしいことを具体的に書くのがポイントです。
お礼・挨拶メール
お礼や挨拶のメールでは、何に対するお礼・挨拶なのかがわかる件名にすると、相手が内容を判断しやすくなります。
単に「ありがとうございました」とするよりも、何に対するお礼なのかを具体的にすると、よりわかりやすくなります。
例えば、
- ○○プロジェクトご協力のお礼
- 本日はお忙しい中ありがとうございました
- ○○展示会ご来場のお礼
- 新商品のご提案についてのお礼
お礼の気持ちを伝えるメールでも、件名だけで「何のお礼なのか」がわかるようにすると親切です。
謝罪・お詫びメール
謝罪やお詫びのメールも他のメール同様、件名から何についてのお詫びなのかがわかるようにします。
「申し訳ございません」だけでは、何についてのメールなのか判断できません。
具体的な内容を入れることで、相手はメールを開く前に用件を把握できます。
- ○○商品の納期遅延についてのお詫び
- ○○資料の誤送付についてのお詫び
- ○○会議の欠席についてのお詫び
- ○○サービスの不具合についてのお詫び
謝罪メールでは、件名を必要以上に長くせず、「何についてのお詫びなのか」が伝わる表現を意識しましょう。
日程調整・資料送付メール
日程調整のメールでは、何の日程調整について連絡しているのかがわかるようにします。
資料を送付する場合は、何の資料を送ったのかを件名に入れると、相手が後からメールを探すときにも役立ちます。
日程調整の例
- ○○会議の日程調整のお願い
- ○○様との打ち合わせ日程について
- 【日程調整】○○プロジェクトの打ち合わせについて
- ○○打ち合わせ|候補日のご確認
資料送付の例
- ○○会議資料の送付
- 【資料送付】○○プロジェクトの資料について
- ○○商品の資料をお送りします
- 【○○プロジェクト】打ち合わせ資料の送付
件名に「日程調整」「資料送付」などの目的をいれることで、メールの内容が一目でわかります。
ビジネスメールの返信時、件名はどうする?





メールのやり取りが続いたとき、件名はそのままで大丈夫?
ビジネスメールを返信するとき、「件名はそのままでいいの?」「Re:が増えても大丈夫?」と迷うことはありませんか?
返信メールの件名は、基本的には元の件名を残したまま「Re:」をつけて返信します。
ただし、やり取りの途中で話題が変わった場合や、「Re:」が何度も続いて見づらくなったっ場合は、件名を変更した方がよいこともあります。
ここでは、ビジネスメールを返信するときの件名の基本ルールと、件名を変更するタイミングについて紹介します。
基本は「Re:」を残す
ビジネスメールに返信するときは、基本的に元の件名を変更せず、「Re:」を残したまま返信します。
「Re:」は、元のメールに対す返信であることを示すものです。
件名を残しておくことで、相手はどのメールへの返信なのかをすぐに確認できます。
例えば、相手から「○○商品の見積書について」という件名でメールが届いた場合は、以下のようになります。
受信したメール
「○○商品の見積書について」
返信メール
「Re:○○商品の見積書について」
特別な理由がなければ、返信のたびに件名を変更する必要はありません。
「Re:」を削除して件名を変えてしまうと、相手が過去のやり取りと関連付けにくくなる場合があります。
メールの内容が同じ話題で続いているなら、元の件名を残して返信しましょう。
話題が変わったら件名を変更する
メールのやり取りを続ける中で、話題が大きく変わった場合は、件名を変更しましょう。
たとえば、最初は「○○商品の見積書について」という件名でやり取りしていたものの、途中から「納品日の調整」について相談することになった場合。
内容に合わせて件名を変更します
変更前
「Re:○○商品の見積書について」
変更後
「○○商品の納品日について」
件名と本文が一致していないと、相手がメールを開く前に用件を判断しにくくなります。
別の話題について新たに依頼や確認をするときは、元の件名をそのまま使わず、内容がわかる件名に変更すると親切です。
「Re:」が増えすぎた場合
メールのやり取りが続くと、「Re:Re:Re:」のように「Re:」が増えていくことがあります。
「Re:」が増えた際、すぐに削除したり件名を変更したりする必要はありません。
同じ話題についてやり取りしているのであれば、基本的にはそのまま返信して問題ありません。
ただし、「Re:」が何度も続いて件名が長くなり、メールの内容がわかりにくくなってきた場合は、件名を整理してもよいでしょう。
変更前
「Re:Re:Re:Re:○○商品の納期について」
変更後
「○○商品の納期について」
「Re:」の数よりも、件名を見ただけで現在の用件がわかるかを意識しましょう。
ビジネスメールの件名でよくある失敗と対策


ビジネスメールの件名は、ポイントをおさえて書いても気づかないうちにわかりにくくなっていることがあります。
「件名をみただけでは用件がわからない」「本文と件名の内容が違う」といった状態では、相手がメールの内容を把握しにくくなります。
ここでは、ビジネスメールの件名でよくある失敗と、その対策を紹介します。
メールを送信する前に、自分の件名に当てはまるものがないか確認しましょう。
返信時に件名を変えず、別の要件を伝えてしまう
メールのやり取りを続けていると、最初とは別の用件を伝えることがあります。
同じ相手とのやり取りだからと、そのまま「Re:」つきの件名で返信すると件名と本文の内容が合わなくなることがあります。
NGな例
件名:Re:○○商品の見積書について
本文:来週の打ち合わせについて、下記の候補日からご都合をお知らせください。
OKな例
件名:○○商品の打ち合わせ日程について
本文:来週の打ち合わせについて、下記の候補日からご都合をお知らせください。
同じ話題について返信している場合は、基本的に「Re:」を残します。
一方で、別の用件に変わった場合は内容に合わせて件名を変更しましょう。
重要なメールなのに緊急性が伝わらない
相手に早めの対応をお願いしたいメールでは、件名から期限や緊急性が伝わるようにすることが大切です。
NG:「ご確認のお願い」
OK:「【9月10日まで】○○資料のご確認のお願い」
「至急」「緊急」などの言葉を使うだけでなく、具体的な期限を入れると相手がいつまでに対応すればよいのか判断しやすくなります。
件名だけでは相手の対応内容がわからない
件名を見ても、相手が何をすればよいのかわからないメールにも注意が必要です。
「○○プロジェクトについて」という件名だけでは、確認が必要なのか、返信が必要なのか、資料を見てほしいのか判断できません。
NG:「○○プロジェクトについて」
OK:「【○○プロジェクト】アンケート回答のお願い」
相手にしてほしいことがある場合は、「確認」「回答」「返信」など、具体的な対応内容を件名に入れましょう。
件名がない
ビジネスメールを送る時は、件名を入れることを基本としましょう。
件名がないと、相手はメールを開くまで用件を判断できません。
また、受信メールの一覧から内容を確認するときにも何のメールなのかわかりにくくなります。
例えば、見積書を送る時は「○○商品の見積書送付について」のように、メールの内容がわかる件名をつけます。
送信前には、件名が入力されているか、件名だけで用件がわかるかを確認しましょう。
まとめ|「誰が見ても用件がわかる件名」を意識しよう
ビジネスメールの件名は、相手がメールを開く前に用件を把握するための大切な情報です。
件名をつけるときは、以下のポイントを意識しましょう。
用件をつけるときのポイント
①用件を具体的にする
「ご確認のお願い」などの曖昧な表現だけではなく、「○○商品の見積書をご確認ください」のように何のメールなのかを明確にしましょう。
②対応内容や期限を必要に応じて入れる
相手に「確認」「返信」「回答」などをお願いするときは、何をしてほしいのかを件名に入れます。
期限がある場合は「【9月10日まで】」などと具体的に示すと、対応の優先度も判断しやすくなります。
③短く簡潔にまとめる
件名に詳しい説明や挨拶まで入れる必要はありません。
「何のメールなのか」「何をしてほしいのか」が伝わる程度に要点をまとめましょう。
件名に迷ったときは、「この件名を見ただけで、相手はメールの内容を判断できるかな?」と考えてみてください。



「誰が見ても用件がわかる件名」を意識すれば、相手にとって確認しやすく、対応しやすいビジネスメールにつながります!
ビジネスメールをスムーズに作成するには、メールの書き方だけではなく、文字入力のスピードを上げることも役立ちます。
ぜひこちらの記事も参考にしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。









コメント