排水溝は重曹だけできれいになる?自然の力でやさしいキッチン掃除の5つのメリットとコツ

キッチンの排水溝、嫌な臭いやぬめりがあるとげんなりしますよね。

効果的な洗剤はありますが、ツンとしたにおいが苦手な方もいらっしゃいます。

小さなお子様やペットがいると、刺激の強い洗剤は避けて、やさしいものを使いたいですよね。

コツをつかめば、排水溝は重曹だけでも、きれいになります！

重曹は嫌な臭いや油汚れに強いものでありながら、人や環境にやさしい素材です。

もちろん子どもやペットだけでなく、使う人も安心・安全に掃除ができるとうれしいですね。

排水溝のお掃除に重曹を活用して気持ちのよいキッチンで過ごしましょう。

どうぞ最後までおつきあいくださいね。

キッチンの排水溝を重曹だけで掃除する5つのメリット

重曹で掃除すると、汚れが落ちるだけではありません。

5つのメリットを紹介します。

排水溝は油汚れに強い重曹が効果的

排水溝は主に油汚れ・食べかすの汚れなど、酸性の汚れが主です。

重曹は弱アルカリ性です。

酸性の汚れをアルカリで中和して除去するため、きれいになります。

重曹の消臭作用で嫌な臭いを撃退

重曹は酸性の持つ悪臭を吸収して中和します。

臭いをごまかすのではなく、臭いを元から消してくれます。

重曹の研磨作用は穏やか

重曹は水に溶けにくい性質を活かして、研磨剤として使うことができます。

クレンザーに比べると粒子が細かいので傷つきにくく、穏やかに汚れを落とします。

重曹は自然の素材で人や環境にもやさしい

重曹は自然界に存在する天然のミネラル成分です。

弱アルカリ性で皮膚への刺激も少なく、食品としても使える成分なので小さなお子様やペットがいる家庭でも安心して使用できます。

掃除用の重曹は食用として使用しないようにしましょう。

自然界に存在する物質なので、河川や下水への負荷も低く、環境にもやさしい素材です。

重曹一つで幅広いお掃除に使える

重曹一つあれば、キッチンの他の場所・キッチン以外の場所の掃除にも使えます。

たくさんの洗剤を用意しなくてもいいのですっきりしますね。

排水溝を重曹だけで掃除する具体的な方法を解説

掃除の方法を解説していきます。

重曹だけの排水溝いつもの掃除の手順

日常的な掃除の手順です。

2～3日に1回行いましょう。

重曹だけで排水溝のつまりと臭いを除去する手順

つまりと臭いが気になるときの手順です。

軽度のつまりであれば解消できます。

排水溝をきれいに保つコツ

排水溝の嫌な臭いやぬめりは、日々積み重なっていきます。

定期的な掃除

掃除の頻度を上げると大変なようですが、1回にかかる手間や時間は減るので、ラクに掃除できますよ。

ごみ捨て

排水溝のごみ受けにたまったごみを放置しないようにしましょう。

おすすめは1日1回です。

少なくとも2～3日に1回は捨てましょう。

ごみをそのまま流さない

ごみをそのまま流すとつまりや悪臭の原因になります。

お皿に残ったものは、先にごみだけ取り除いて洗い流すと細かい汚れの蓄積が減りますよ。

油を流さない

油をそのまま流すことは絶対にやめましょう。

調理道具や食器についた油はウエスやキッチンペーパーでふき取るのがおすすめです。

ウエスは使わなくなった衣類や布製品を裁断したもので、ふき取り用の布です。

夕食の片づけが終わった後にお湯を流す

こまめに毎日お掃除するのは難しいという方は、夕食の片づけが終わった後に、40～50℃のお湯を流すだけでも効果があります。

その日の汚れが固まるのを防いでくれます。

重曹をもっと効果的に使うプラスα

重曹はそのままでも汚れを落とす効果はあります。

もっと効果的に使うために、汚れ度合いに合わせてパワーアップさせましょう。

重曹ペーストで研磨作用アップ

重曹ペーストは頑固な部分汚れに効果的です。

排水溝のふたやごみ受けなどのパーツの頑固な汚れに使うとよいでしょう。

重曹2：水1を混ぜて作ります。

時間が経つと固まるので、その都度必要な量を作りましょう。

重曹にクエン酸をプラスして汚れ浮きアップ

弱アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸は混ぜると中和されて二酸化炭素の泡が発生します。

発生した泡の発砲作用で汚れが浮き上がります。

月に1回、リセット掃除として取り入れると効果的です。

重曹をお湯に溶かして汚れ落ちパワーアップ

重曹はお湯に溶かすとアルカリ度が上がり、洗浄力がパワーアップします。

油汚れが頑固な時におすすめです。

お湯の温度は40～50℃が最適です。

重曹だけでつまりと臭いを除去する手順でお湯を使用しましたね。

排水溝のパーツのつけ置きにも有効です。

キッチンで重曹での掃除をするときの注意点

正しく使うために注意点をお伝えします。

大理石など使えない素材に注意する

重曹が使えない素材を紹介します。

シンクが人工大理石の場合、銅製のごみ受けの場合は重曹の使用は控えましょう。

大量に流さない

重曹は水に溶けにくい性質をもっています。

一度に大量に排水溝に流すと、奥でつまる可能性があります。

カップ1杯以上を一気に入れないようにしましょう。

長時間放置しない

重曹はつけ置きすると効果的ですが、長時間放置すると汚れが固まってしまいます。

つけ置きは長くても1時間程度にとどめましょう。

白浮きしやすいのでよく洗い流す

重曹は水に溶けにくいので、白い粉が残って白浮きしてしまいます。

しっかり流すことが白浮きを防ぎます。

アルカリ成分を中和するクエン酸水で仕上げをするのも効果的です。

重曹だけでは解決できないケースは他の手段も視野に入れる

重曹は幅広く使えて効果も抜群ですが、万能ではありません。

状況によっては、他の手段も使いましょう。

重曹だけでは効果が期待できないケースと対策

髪の毛や油が固まってしまっている

髪の毛や油の固まりは重曹では溶けません。

取れる範囲の髪の毛はピンセットで取り除き、パイプクリーナーを使用しましょう。

石鹸カスやミネラルによるもの

アルカリ性の石鹸カスやミネラルは、同じアルカリ性の重曹では除去が困難です。

酸性のクエン酸を併用しましょう。

困難なケースは専門業者に依頼しよう

つまりがひどい場合、原因が不明な場合は自分だけで対処しようとせずに、専門業者に依頼しましょう。

無理すると破損する可能性もあり、修理費用が高くなってしまいます。

まとめ|キッチン排水溝は重曹を活用してやさしくきれいに保つ

キッチンの排水溝を重曹で掃除する方法をお伝えしました。

重曹だけで、日常の排水溝掃除・軽度のつまりや臭いの除去ができます。

正しく使用するために、以下の注意点に気をつけましょう。

重曹は万能ではありません。

状況に合わせて他の手段に切り替えることも大切です。

重曹を賢く使って、ご自身やご家族・地球にやさしく、安心・安全なキッチンで快適に過ごしましょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました。